M&A仲介サイトで小規模な事業の売買も可能。六つのサイトを紹介

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M&Aの仲介サイトでは、どのようなサービスを提供しているのでしょうか?基本的な仕組みや仲介会社との違い、信頼できるM&A仲介サイトの選び方についても見ていきましょう。またおすすめのM&A仲介サイトも紹介します。

1.M&Aプラットフォーム、マッチングサイトとは

M&Aプラットフォーム、マッチングサイトとは

M&A仲介サイトやM&Aプラットフォーム、マッチングサイトなどと呼ばれるサービスには、どのような特徴があるのでしょうか?利用にあたり知っておくべき特徴と、仲介会社との違いを確認しましょう。

1-1.オンラインで会社を売買できる

インターネット上で売り手と買い手をつなげるのがM&A仲介サイトです。売り手は業種・ビジネスモデル・事業概要・売上高・希望譲渡金額などの情報を登録するだけで買い手を探せます。

事業に興味を持つ買い手をインターネット上で広く募集できるため、これまでは出会えなかった買い手と出会える可能性があるのが特徴です。面倒な手続きがなく、すぐに利用できる手軽さも魅力といえます

仲介会社や専門家へ依頼するのと比較して、費用が安く済むのもポイントです。

1-2.スモールM&Aに対応

小規模事業のM&Aである『スモールM&A』を実施できるのも、M&A仲介サイトの特徴です。年間売上高が1億円に満たない小規模の会社でも、M&Aが成立する可能性があります

その理由は近年増加している起業のための買収です。事業を始めるときの選択肢として、数百万~数千万円で既にある会社を買い取り、ノウハウや顧客ごと引き継ぐケースが増えています。

新たに事業を始めたい経営者と、今ある事業を引き継いでほしいオーナーを結び付けるスモールM&Aの場として、M&A仲介サイトのニーズが高まっているのです。

1-3.買い手が手数料を支払うシステムが主流

会社を売却したいと考えていても、手数料を始めとする費用の多さで諦めているオーナーもいるかもしれません。M&A仲介サイトでは、手数料を払うのは基本的に買い手側です

売り手の負担は最小限に抑えられているため、費用を気にせず利用できます。ただし買い手が負担するコストについては事前に調べておきましょう。成功報酬が安いほど、買い手はアプローチしやすい傾向があります。

トータルコストが示されていない場合には問い合わせし、買い手が利用しやすい仲介サイトを選ぶとよいでしょう。

1-4.仲介会社との違い

似たサービスを提供している仲介会社との違いは、M&A支援の充実度です。M&A仲介サイトは比較的リーズナブルに利用できるサービスですが、その分M&Aについての専門的な支援は実施していません

売り手と買い手のマッチングに特化したサービスといえます。一方、仲介会社ではマッチングだけでなく、法的な手続き・交渉・デューデリジェンスという詳細な調査・成約まで手厚いサポートがあります。

スムーズな成約までサポートする仲介会社は、その分費用が高額です。

2.サイトを選ぶポイント

サイトを選ぶポイント

スモールM&Aにも対応している仲介サイトは、低コストで買い手を探せるサービスということが分かりました。さまざまなサイトから自社に適したサービスを選ぶには、どのような点に注意すればよいか解説します。

2-1.案件数、実績を確認

チェックポイントとしてまず挙げられるのは『案件数』や『実績』です。案件数は、多くの会社が登録しているということを示します。認知度の高さはもちろん、信頼できるサイトであることにもつながる点です。

利用には重要な会社の情報を登録しなければいけません。そのため多くの案件が登録されているほど、信頼度の高いサイトといえます。

また案件数の多さは売り手の多さを意味するため、買い手も集まりやすいでしょう。希望に合う買い手とのマッチングが期待できます。加えて実績が多ければ、成約につながりやすいサービスということも分かるのです。

2-1-1.「事業引継ぎ支援センター」との連携要件を満たすサイト

国が実施する事業承継サポートである『事業引継ぎ支援センター』との連携要件を満たしているかも、確認しておくべきポイントです。連携しているサイトであれば下記要件を満たしているため、安心して利用できます。

  • 買い手がおよそ5,000社以上登録されている
  • M&A成約件数が累計100件以上
  • サイト上での開示範囲の限定が可能
  • 掲載者がじかに交渉できる
  • 事業承継に関する支援機関との連携実績がある
  • 中小M&Aガイドラインに沿った運営をしている

またサイトに登録している買い手に加え、事業引継ぎ支援センターへ登録している買い手とのマッチングも期待できるでしょう。

2-2.どんなサポートが受けられるのか

どのようなサポートが用意されているかも確認しておくと安心です。サイトによっては専門的なアドバイスといったサポートを実施していないケースもあります。

またサポートがあったとしても、成功報酬とは別に費用がかかる場合もあるでしょう。どのようなサービスをいくらくらいで利用できるのか、複数サイトの比較が大切です。

自社がM&Aを実施するにはどのようなサポートが必要かを洗い出し、それに見合ったサポート体制があるサイトを選びます。

2-2-1.専門家との連携があると安心

M&Aには多岐にわたる専門的な知識が必要です。特に債務超過で返済しきれない状態に陥っているといった複雑なケースでは、高度な専門知識が欠かせません。

そのため弁護士・税理士・行政書士など、各種専門家の紹介サービスを実施しているサイトなら安心です。自力では難しい法務・税務・契約などに関連する内容も、アドバイスを受けながら進められます。

紹介にかかる費用はサイトごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。

2-3.情報の公開範囲

情報漏えいはM&Aを実施する上で回避すべきポイントです。不適切な時期に情報漏えいすると、社内外に誤った認識を与え会社の評価に影響を及ぼすことがあります。結果的にM&Aが思うように進まないかもしれません。

そのような事態に陥らないよう『情報の公開範囲』を確認しておくことが大切です。サイトで公開されるのはノンネーム情報といい、会社名非公開で事業内容・事業規模・地域などが公開されます。

公開範囲が広ければ買い手の目に留まりやすくなりますが、情報漏えいのリスクは高まります。会員限定公開ではリスクは下がりますが、買い手の範囲は狭まるでしょう。

情報漏えいに備える保険でリスクを軽減しつつ、チャンスを増やす方法もあります。

3.M&A Cloud

M&A Cloud

ここからはおすすめのM&A仲介サイトを紹介しています。

『M&A Cloud』の特徴は、売り手から買い手へコンタクトを取れる仕組みです。希望を満たす買い手とマッチングしやすいサイトといえます。

3-1.ミスマッチが生まれにくいサービス

売り手が最適な買い手を探せるM&A Cloudでは、買い手の詳細な情報が掲載されています。これまでのM&Aの実績やどのような理由でM&Aをしたいのか、投資実績などはもちろん、独占インタビューも閲覧可能です。

そのため買い手についてよく知った上でアプローチできます。このとき買い手の担当者と直接面談できるため、スムーズなやりとりができます。お互いの意思をじかに確認でき、ミスマッチが生まれにくい仕組みです

『かんたんM&A診断』を利用すれば、登録されている多くの買い手から、自社に合った企業をピックアップ可能です。七つの質問に回答するだけの手軽さのため、まずは診断を利用するのもよいでしょう。

3-2.貸付投資サービス「Funds」と提携

個人投資家が企業へ貸付できる投資サービス『Funds』と提携しているのもM&A Cloudの強みです。M&Aを希望する買い手の中には、資金不足でチャレンジできないという企業もあります。

そのような企業がFundsで資金調達し、M&Aできるようにサポートしているのです。そのためより幅広い買い手の中から、最適な売り手を探せる可能性が高まります。

M&Aクラウド | 買い手や投資家に会えるプラットフォーム

4.ビズマ

ビズマ

身近な地域でM&Aを実施したいと考えているなら『ビズマ』を選ぶとよいでしょう。掲載情報の定期更新により最新の情報を届けられるサービスです。

4-1.地域密着型、質の高い情報を掲載

地方自治体や地方金融機関とも連携しているビズマは、地域密着型M&Aの体制を整えています。加えて承継に向けた丁寧なヒアリングの実施により、事業の状況に加え個別の事情も把握した上で情報を掲載してもらえるのです。

また掲載するのは最新で質の高いものに絞られています。日々変わる事業の状況を定期的にヒアリングし、毎月掲載内容を最新のものに更新しています。常に正確な情報が掲載されている信頼感により、買い手も安心して利用できるはずです。

4-2.自社に合う専門家も見つけやすい

買い手とのマッチング成立後は、交渉や契約といった手続きへ進みます。その際に法務や税務の専門知識が必要になると、無料で自社に合う専門家を紹介してもらえるのです

単に弁護士や税理士を紹介してもらうだけでなく、地域の経済事情を熟知した専門家とのマッチングができる点も魅力といえます。地域ならではの事情を知っている専門家であれば、スムーズにM&Aを進められるでしょう。

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5.BATONZ

BATONZ

アドバイザーのサポートを受けながらM&Aを実施するなら『BATONZ』が向いています。サービスはもちろん十分な規模があり信頼できるサイトです。

5-1.日本M&Aセンターと関わりが深い

BATONZは東証一部上場の『日本M&Aセンター』と関わりの深いサイトです。同社が運営していた「@net(アットネット)」という事業引継ぎサポートシステムが始まりで、2018年に分社化しサービス名を『BATONZ(バトンズ)』に変更しています。

日本M&Aセンターは1991年の設立以降6,500件を超えるM&Aを成立させ、豊富な実績を持っています。成約実績の多い同社は、コンサルタントが成長しやすい環境が整っているのが特徴です。成功事例やその要因の共有も活発に行われているため、実力派のコンサルタントがそろっています。

もちろんBATONZも、サポーターの無料支援を受けられ安心です。累計マッチング数7万件以上のサイトだからこそ、ぴったりの買い手と出会える可能性が高いでしょう。

5-2.買い手はバトンズDDとM&A保険で安心

最適な買い手とのマッチングや成約に結び付きやすいのは、買い手への手厚いサポートも要因です。例えば『バトンズDD』では、200万円前後の費用がかかるケースもあるデューデリジェンスを39万8,000円で実施できます

日本M&Aセンターグループの豊富なノウハウにより作成された調査キットを使用し、経験豊富な専門家が行うデューデリジェンスにより、買い手は安心してM&Aを進められるでしょう。

加えて、万が一買収後にリスクが見つかっても『中小M&A保険』により最大300万円が補償されます。調査コストのみで自動付帯されるため、余計な費用をかけることなくリスクの低減が可能です。

事業承継・M&AならBATONZ(バトンズ)| 国内最大級の成約支援実績|事業承継・M&AならBATONZ(バトンズ)

6.TRANBI

TRANBI

『TRANBI』では経営改善に役立つさまざまなサービスを利用できます。その中で代表的なのが、常時2,000件以上の案件数を誇るM&Aマッチングサイトです。

6-1.案件を登録してすぐに売却活動を始められる

M&AをTRANBIで始めるには、まず案件の登録をします。株式価値の算定ツールも用意されているため、それを元に必要な情報を入力するだけです。

登録内容は事務局による審査に通過すると、インターネット上で閲覧できるようになります。公開されるとすぐに買い手からのメッセージを受信可能です。

そのためオーナーやその代理人が登録することで、最初から意思決定権を持つ人同士によるやりとりができます。通常は月額利用料のかかるサービスですが、売り手であれば成約手数料も月額利用料もかかりません

6-2.要望があれば専門家の紹介を受けられる

オプションサービスとして専門家紹介サービスも用意されています。M&Aでは専門知識が必要な問題に直面することも多いものです。そのようなときに質問し疑問を解消できるサポートがあれば安心できます。

提携先は弁護士事務所や会計事務所などさまざまです。都内はもちろん地方の提携先もあるため、事業を展開している地域に根差した相談先が見つかる可能性があるでしょう。

紹介自体は無料サービスですが、紹介された専門家に依頼する場合には別途料金の支払いが必要です。

事業承継・M&Aプラットフォーム TRANBI【トランビ】

7.MAfolova

MAfolova

情報漏えいのリスクをできるだけ低く保ちつつM&Aを実施したいと考えているなら『MAfolova』を利用するとよいでしょう。

7-1.登録しておけば買い手の情報が届く

MAfolovaでM&Aを始めるために売り手が行うのは、情報を登録することのみです。その後は待っているだけで、およそ6,000社の買い手候補からぴったりの会社を推薦してもらえます

待っているだけでよいため、M&Aのために特別な時間を割く必要はありません。事業に専念しているだけで買い手の情報を取得できるのがメリットです。

7-2.NDA締結後のやりとりで匿名性が守られる

M&Aについての情報が予期せぬタイミングで社内外へ漏えいすると、会社への不信感につながることがあります。その結果、会社自体の評価が著しく低下するケースもあるでしょう。

ノンネーム情報であっても、会社の事情によく精通した人であれば、勘付かれてしまうかもしれません。MAfolovaでは、登録した情報は完全に非公開です

マッチングに適した買い手が現れ情報を公開するときにも、必ず秘密保持契約(NDA)締結後にやりとりします。そのため情報漏えいのリスクを避けながらM&Aを進められるのです。

他のサイトに掲載されていない非公開案件を求めて利用する買い手と出会える可能性があるでしょう。

M&Aマッチングプラットフォーム MAfolova【マフォロバ】| MAfolova

8.ビズリーチ・サクシード

ビズリーチ・サクシード

『ビズリーチ・サクシード』は、即戦力となる人材をスカウトするハイクラス転職サイト『ビズリーチ』の運営企業グループが展開するサイトです。そのため、これまで出会うことがなかった優良な買い手とのマッチングが期待できます。

8-1.優良企業の買い手とマッチングしやすい

転職サイトの優良企業ネットワークと連携するビズリーチ・サクシードでは、売り手企業は優良企業へ直接アプローチできます。自社の事業や魅力について知ってもらえるため、大きなチャンスを創出できるのです。

もちろん従来型のM&A仲介サイトのように、買い手企業からのオファーを待つこともできます。

優良企業とのマッチングの可能性があるサイトを、完全無料で利用できるのもメリットといえます。譲渡対価にかかわらず無料のため、安心して利用できる仕組みです。

8-2.公募により本気の買い手を見つけやすい

より買収に意欲的な買い手を探したいなら『公募特集』を利用するとよいでしょう。買い手の社名はもちろん買収の希望を知った上で応募できるため、スムーズに成約まで進む可能性があります。

スピード感のあるM&Aを希望しているなら、自社の事業に合う公募が出ていないかチェックすると役立つでしょう。

事業承継 M&Aプラットフォーム【ビズリーチ・サクシード】

9.自社の状況、要望に合うサイトに相談しよう

自社の状況、要望に合うサイトに相談しよう

小規模な会社がM&Aをしたい場合には、仲介サイトを利用するのがおすすめです。自社の希望するM&Aに合うサイトであれば、スムーズな成約の可能性が高まります。

仲介会社と比較し低コストで利用できるのも特徴です。紹介した代表的なサイトを参考に、自社に合うサービスを見つけましょう。

ただしサイトでM&Aを実施する際には、法務や税務について専門的な相談ができない可能性もあります。そのようなときには『税理士法人チェスター』への問い合わせがおすすめです。

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