キャンプ場の経営を跡継ぎに任せたい!跡継ぎを探す三つの方法を解説

タグ: ,

キャンプ場を経営する跡継ぎを探すには、M&Aマッチングサイトや事業承継・引継ぎ支援センターなどの利用がおすすめです。ブームでキャンプに興味を持っている人が多いこのタイミングなら、後継者がスムーズに見つかるかもしれません。

1.キャンプ場の跡継ぎは見つかる?

1.キャンプ場の跡継ぎは見つかる?

コロナ禍をきっかけにキャンプブームが起こっています。ブームをきっかけにキャンプに興味を持ち始めた人もいるでしょう。客として訪れるうちに、自分でもキャンプ場を経営してみたいと感じている人もいるかもしれません。

多くの人が興味を持っている現状のため、現時点で跡継ぎがいなくても見つかる可能性があります。

1-1.跡継ぎを探しているキャンプ場の特徴

キャンプブームは1990年代にもありました。現在ある各地のキャンプ場は、以前のブームのタイミングで開業したところが多いため、現経営者が引退を考え始める年齢というケースが少なくありません

ただし引退するにしても、跡継ぎがいなければキャンプ場を廃業するほかに選択肢がないでしょう。廃業を避けるため、跡継ぎを探しているキャンプ場も少なからず存在します。

1-2.キャンプブームで客足が増えている

屋外で三密を避けながらレジャーを楽しめるのは、キャンプの良い点です。コロナ禍で屋内のレジャーや買い物・飲食などが難しいとしても、屋外のキャンプであれば安心して過ごしやすいため、客足が増えキャンプブームが到来しています。

大勢の人がキャンプに興味を持っているため、中にはキャンプ場を経営してみたいと考える人もいるかもしれません。比較的跡継ぎを見つけやすいタイミングといえます

2.跡継ぎの探し方

2.跡継ぎの探し方

小規模な事業の跡継ぎを探すには、M&Aマッチングサイトや事業承継・引継ぎ支援センターが役立ちます。またキャンプ場に特化したマッチングサービスを展開している、日本オートキャンプ協会を利用してもよいでしょう。

2-1.M&Aマッチングサイト

『M&Aマッチングサイト』は、小規模なM&A案件を数多く扱うサービスです。買い手は起業を目指している個人の場合や、既に複数のキャンプ場を運営し事業の拡大を目指している企業の場合などがあります。

売り手と買い手が直接やり取りを行う仕組みのため、スムーズに話が進めば、あっという間に契約が成立するかもしれません

参考:M&A仲介サイトで小規模な事業の売買も可能。六つのサイトを紹介

2-2.事業承継・引継ぎ支援センター

国が設置するM&Aについての窓口である、『事業承継・引継ぎ支援センター』を利用してもよいでしょう。事業承継についての内容であれば、どのような相談でも無料でできます。各都道府県にあるため、まずは相談するとよいでしょう

跡継ぎがいない会社や事業の第三者承継をサポートしたり、後継者人材バンクへ登録している起業家を紹介したりという活動も行います。

参考:事業承継・引継ぎ支援センター

2-3.日本オートキャンプ協会

キャンプ場を跡継ぎに引き継ぐには、『日本オートキャンプ協会』を利用するのも有効でしょう。キャンプ場の売却や引き継ぎを希望する経営者と、キャンプ場を経営したい跡継ぎ候補のマッチングを行っています。

キャンプ場に特化してマッチングサービスを提供しているため、キャンプ場に興味を持っている候補者が集まりやすいでしょう

参考:一般社団法人 日本オートキャンプ協会

3.事業承継は跡継ぎにもメリットがある

3.事業承継は跡継ぎにもメリットがある

既にあるキャンプ場を引き継ぐと、固定客がいるため経営を安定させやすいことに加え、設備をそのまま引き継げます。跡継ぎにもメリットのある方法です。

3-1.経営を安定させやすい

新たにキャンプ場を作る場合、そこにキャンプ場があると認知されて固定客がつくまでに時間がかかります。場合によっては、経営が安定するまでに、運営資金が底をつく事態もあるでしょう。

今あるキャンプ場を引き継げば、跡継ぎは固定客がついている状態から経営を始められます。契約や関係性次第で、経営者のノウハウを教えてもらうことも可能でしょう

安定経営に必要なリソースがそろっており、初月から利益を得られる可能性も十分にあります。

3-2.設備を引き継げる

必要な設備がそろっているのも、跡継ぎにとっては魅力です。老朽化によって傷んでいる部分もあるかもしれないものの、DIYで手入れすれば使い続けられるものも多いでしょう。

すべての設備を購入するとなると、まとまった資金が必要です。使える設備があれば、初期投資に必要な費用を抑えられます

あわせて、こまめなごみひろいなどで環境をきれいにキープすれば、低コストでキャンプ場の環境整備が可能です。

参考:事業承継対策としてM&Aを利用する際のメリット・デメリット

4.キャンプ場の事業承継は早めに準備を

4.キャンプ場の事業承継は早めに準備を

M&Aは成約までに時間がかかるものです。M&Aマッチングサービスや事業承継・引継ぎ支援センターなどを利用したからといって、すぐに跡継ぎ候補が見つかるとは限りません。

ブームでキャンプ場経営に興味を持つ人が現れやすい今なら、M&Aが早めに成立する可能性は十分にあります。タイミングを逃さないよう、早めに準備を始めましょう

M&Aを行うときには、税務の現状把握やスキームの選択などを行う必要があり、専門知識が欠かせません。税理士法人チェスターでは、相続事業承継コンサルティング部の実務経験豊富な専任税理士が、お客様にとって最適な方法をご提案いたします。

事業承継コンサルティングなら税理士法人チェスター

その他の業界別×M&Aについては下記記事もご覧ください。

▼ホテル業界におけるM&Aのメリットは?近…

▼介護業界のM&Aの動向と特徴。売却の方法…

▼居酒屋・飲食業界の動向とM&Aのメリット…

▼保育園のM&Aは可能?用いるスキームや手…

▼M&Aで調剤薬局の事業承継は可能?今後の…

▼飲食店がM&Aで事業承継する方法。閉店コ…

▼医療法人のM&Aの特徴。手法の選び方、税…

▼金融業界でM&Aが行われる目的とは?最新…

▼出版社はM&Aで活路を見出せる?可能性と…

▼クリニックの後継者不足は事業承継で解決。使用できる…

▼建設業がM&Aを行うメリットは?成功のポ…

▼製造業のM&Aを成功させるポイントは?事…


事業承継・M&Aを検討の企業オーナー様は

事業承継やM&Aを検討されている場合は事業承継専門のプロの税理士にご相談されることをお勧め致します。

【お勧めな理由①】
公平中立な立場でオーナー様にとって最良な方法をご提案致します。
特定の商品へ誘導するようなことが無いため、安心してご相談頂けます。

【お勧めな理由②】
相続・事業承継専門のコンサルタントがオーナー様専用のフルオーダーメイドで事業対策プランをご提供します。税理士法人チェスターは創業より資産税専門の税理士事務所として活動をしており、資産税の知識や経験値、ノウハウは日本トップクラスと自負しております。

その実力が確かなのかご判断頂くためにも無料の初回面談でぜひ実感してください。
全国対応可能です。どのエリアの企業オーナー様も全力で最良なご提案をさせていただきます。

詳しくは事業承継対策のサービスページをご覧頂き、お気軽にお問い合わせください。

※この記事は専門家監修のもと慎重に執筆を行っておりますが、万が一記事内容に誤りがあり読者に損害が生じた場合でも当法人は一切責任を負いません。なお、ご指摘がある場合にはお手数おかけ致しますが、「お問合せフォーム→掲載記事に関するご指摘等」よりお問合せ下さい。但し、記事内容に関するご質問にはお答えできませんので予めご了承下さい。

【面談予約受付時間】
9時~20時(土日祝も対応可)