残置物は売主が処分することが一般的? 不動産売却時の残置物の処分について

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残置物とは、その不動産に住んでいた方がそのままの状態にしていった生活用品(家具や家電など)のことを言います。また、生活用品以外のゴミ等も残置物に含まれます。
不要となった家具や家電などの生活用品は、処分するにもお金がかかるため、不動産の売却時にそのままの状態で売却できないかとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、相続等によって遠方の不動産を取得することになり、残置物の処分が難しいという方もいらっしゃると思います。そこで、今回は残置物をそのままの状態で売却することは出来るのか、処分するとしたらどのような方法があるのかなどをご紹介します。

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この記事の監修税理士
監修税理士の税理士法人チェスター代表 福留正明
税理士法人チェスター代表
福留 正明
公認会計士・税理士・行政書士。相続税対策に強みを持つ税理士法人チェスターの代表社員。株式会社チェスターでは、年間100億円以上の売却案件を豊富に取り扱っている。 TV/雑誌など各種メディアからの取材歴多数。また、土地や相続についての書籍も多数出版している。
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1.売却する際には残置物を撤去すべき?

不動産の売却方法が仲介等の一般的な取引方法なのか、買取なのかによって残置物を撤去すべきかどうかの判断が異なります。

1-1.仲介等一般的な取引方法で売却する場合

一般的な取引方法で売却する場合の残置物処理

物件の引き渡し時には残置物等が無い状態、つまり「空っぽ」の状態で引き渡すことが原則となります。
また、一般的な取引方法で売却を行う場合、購入希望者の方が実際の物件を見に来ることがあります。この際に、残置物があることで、狭く感じるなどマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
居住していない不動産を売却に出す場合には、事前に残置物を処分しておいた方がスムーズに売却が出来る可能性が高くなります。

1-2.不動産会社が買取を行う場合

不動産会社が買取を行う場合の残置物処理

不動産会社に買取をしてもらう場合には、残置物を撤去していない状態でも買取をしてもらうことが出来ます。
不動産会社の場合には、買取後の残置物の処分の概算を把握しているため、残置物の撤去にかかる費用をあらかじめ買取価格から差し引いて提示するなどしてくれます。

2.残置物を撤去する方法

残置物の撤去はご自身で行う方法と撤去を業者に依頼する方法があります。

2-1.ご自身で残置物を撤去する方法

ご自身で残置物の撤去を行う場合には、残置物の種類を把握してそれぞれを適切な方法で処分する必要があります。

残置物を自分で撤去するメリットとデメリット

残置物の種類別の処分方法

残置物は一般ごみ・粗大ごみ・家電(家電リサイクル法対象)・パソコン関係に分類することが出来ます。

残置物の分類

【家電リサイクル法対象家電の処分方法】

家電リサイクル法の対象となる家電の処分は以下のいずれかの方法で行います。

家電リサイクル法対象家電の処分方法

指定取引先への持ち込み方法に関しては、下記をご確認ください。
一般財団法人家電製品協会「使わなくなった製品をご自分で指定取引場所へ持っていく場合

【PCリサイクル法対象となるパソコン関係の処分方法】

処分したいパソコンに「PCリサイクルマーク」が表示されている場合には、パソコンメーカーが無償で回収を行ってくれます。また、平成25年4月より、一部家電量販店や市区町村による回収も行われています。
PCリサイクル法に基づく、パソコン関係の処分に関する詳細は下記をご確認ください。
一般社団法人パソコン3R推進協会「家庭系PCリサイクル

2-2.業者に依頼して撤去する方法

残置物の撤去は業者に依頼して請け負ってもらうことも可能です。業者に依頼する場合には、複数社から見積もりを取得してきちんと比較して行うようにして下さい。また、仲介を依頼する不動産会社に残置物の撤去を請け負ってくれる業者を紹介してもらうという方法もありますが、価格交渉などを考えるとご自身で数社から見積もりを取得する方が費用が抑えられる可能性が高いです。

残置物を業者に撤去してもらう場合のメリットとデメリット

残置物の撤去の依頼先を選ぶポイント

残置物の撤去を行ってくれる業者さんは意外とたくさんあります。中には、悪徳な業者も存在するため、安心してお願いできる業者さんを選ぶためのポイントをご紹介しておきます。

残置物撤去の依頼先を選ぶポイント

業者と自分の作業分担をすることでコストを抑えられえる

残置物の撤去を業者に依頼すると、一般ゴミ(可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみ)も産業廃棄物として処分されるため、費用が発生します。
業者に依頼する作業と自分で行う作業を分担しておくことで、コストを抑えることが出来ます。

3.残置物以外にも、スムーズに売却するために出来ること

一般的な取引方法で不動産を売却する場合には、残置物の撤去・処分以外にも、少しでもスムーズに売却できるように売主側に出来ることがあります。

3-1.ハウスクリーニングやルームクリーニング

購入希望者の方の購買意欲を高めるためには、室内を綺麗にしておくことも大切です。
少し費用はかかりますが、購入希望額を下げずになるべく早くスムーズに売却するためには、購入したい! と思ってもらえるように準備しておくことも大切です。

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内覧にはクリーニングが必要です。
不動産を売却するなら内覧前に清掃しておきましょう

3-2.ホームステージング

ホームステージングというと聞きなれない言葉だと思われる方もいらっしゃると思いますが、売却予定の不動産に、モデルルームのように家具や小物などを配置することです。
近年、日本でもホームステージングは中古物件の売却に利用されることが多くなっています。
おしゃれな家具や小物を配置することで、買い手に購入後の良いイメージを持たせることが出来るためスムーズな売却に繋がります。

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ホームステージングについてはこちらの記事が参考になります。
自宅売却時のホームステージングとは?|早期成約&成約価格上昇のための2つのポイント

まとめ

一般的な取引で不動産の売却をされる場合には、残置物は売主側がきちんと撤去しておくことが望ましいです。残置物の撤去はご自身で行うことも可能ですが、相続によって取得した遠方の不動産や、ご自身で処分することが難しい場合には、専門の業者さんに依頼して片づけてもらうようにしましょう。
相続によって取得した不動産の場合には、残置物の処分の前に遺品整理をしっかりと行うようにしてください。

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