このようにフリーランスや個人事業主で、資金を調達する手段としてファクタリングを利用したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ファクタリングは未入金の売掛債権を業者に売却することで、支払期日よりも早く資金を調達できる方法です。
ファクタリング業者には「法人向け」というように対象を絞ってサービスを提供するところもありますが、フリーランスや個人事業主も利用できる業者は多数あります。
銀行融資やローンなどよりも審査に通りやすく、手続きが簡単なので、ファクタリングは個人でも利用しやすいサービスといえるでしょう。
本記事ではフリーランスや個人事業主の方がファクタリングを利用する際のメリットや注意点、業者の選び方、手続きの流れなどを詳しく解説します。
併せてフリーランスや個人事業主におすすめのファクタリングサービス11社もご紹介します。
サービス名 | 入金スピード | 二者間ファクタリングの手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|
最短10分 | 10% | 業界トップレベルのスピード対応が魅力!完全オンライン&必要書類が少なく手続きが簡単 >>公式サイトはこちら |
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最短2時間 | 1%〜 | 業界最安水準!完全オンライン対応&取引金額の上限・下限なし >>公式サイトはこちら |
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最短即日 | 2%〜 | 最短5分で買い取り金額の提示が可能!東京近郊、大阪近郊にお住まいの方におすすめ >>公式サイトはこちら |
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最短2時間 | 2%〜 | 最短30分でスピード審査!オンライン・対面どちらでも取引可能 >>公式サイトはこちら |
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最短3時間 | 1.5%〜 | 一般社団法人が非営利で運営!低コスト&完全オンラインで対応 >>公式サイトはこちら |
1.ファクタリングとは
このようにファクタリングに興味はあっても、どのようなサービスかが分からないため利用に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ファクタリングとは、取引先から入金される前の請求書などの「売掛債権」を売却して現金化できるサービスです。
ファクタリングには主に「二者間ファクタリング」と「三者間ファクタリング」という二つの取引方法があります。
二者間ファクタリングはファクタリング業者とサービスの利用者の二者で行う取引方法です。
以下は二者間ファクタリングの仕組みを表した図です。
売掛先の承諾を得ずに取引を行うため、素早く資金を調達できるのが特徴です。
一方、三者間ファクタリングはファクタリング業者と利用者、売掛先の三者で行う取引方法です。
以下の図は、三者間ファクタリングの仕組みを表したものです。
売掛先の承諾を得てから手続きをするため時間がかかりますが、手数料を抑えて利用できますよ。
2.フリーランス・個人事業主がファクタリングを利用するメリット
このようにファクタリングを利用することで、どういったメリットがあるのかを知りたいというフリーランスや個人事業主の方もいらっしゃいますよね。
フリーランスや個人事業主がファクタリングを利用する主なメリットは、以下の五つです。
メリット1 最短即日で資金調達が可能
ファクタリングはスピーディーに資金を調達したい場合に有効な手段です。
特に二者間ファクタリングでは最短即日で入金してもらえるケースが一般的です。
ペイトナーファクタリングやQuQuMoのように最短数十分で入金を行っているファクタリング業者もあり、すぐに資金を手にできますよ。
ファクタリングの他にも資金を調達する方法はありますが、資金調達までに時間がかかるのが一般的です。
例えば銀行融資の場合、申し込みから入金までに1カ月以上かかるケースもあります。
メリット2 融資やローンよりも審査に通りやすい
ファクタリングは融資やローンと比較して審査に通りやすく、資金を調達できる可能性が高い方法といえます。
特にフリーランスや個人事業主の方は法人と比べ信用度が低いと見なされる傾向にあり、融資やローンなどを申し込んでも審査に通らないケースが考えられます。
融資やローンは借り入れなので、申込者の信用情報や借り入れ状況などが詳しく調査されます。
また税金の滞納や赤字などがある場合にも、審査に通らない可能性があります。
一方、ファクタリングの審査で重視されるのは売掛先の信用度です。
つまりファクタリングではサービス利用者の信用度が低くても、審査結果にさほど影響がないと考えられます。
メリット3 信用情報に影響がない
融資などの借り入れとは違って、ファクタリングは売掛債権の売買契約なので信用情報に影響がありません。
融資やローンなどの借り入れを行う際には、申し込みや返済の遅延などに関する取引情報が信用情報機関に登録されることが一般的です。
万一、負債を返済できなかった場合は信用情報に傷がつき、一定期間は融資やクレジットカードの発行、金融サービスなどの利用ができなくなる可能性があります。
メリット4 担保・保証人が不要
ファクタリングでは、資産を担保にしたり保証人を立てたりする必要がありません。
融資など借り入れの場合には、担保や保証人が必要なケースがほとんどです。
担保・保証人を準備する場合、手続きに時間がかかります。
また返済が滞って担保が売却・換金されたり、保証人に弁済責任が発生したりする恐れもあります。
メリット5 提出書類が少なく手続きが簡単
ファクタリングでは申し込みに必要な書類の数が少ないため、スムーズに手続きすることができます。
ファクタリング業者から求められた書類を申し込み時に提出する必要がありますが、ほとんどはすぐに用意できる書類です。
以下にファクタリングで提出が求められる書類の例を挙げました。
- ・請求書や納品書、契約書、注文書など売掛債権を確認できるもの
- ・取引の履歴を確認できる銀行口座の通帳のコピー(直近3カ月程度)
- ・取引先との基本契約書
- ・直近の確定申告書(2〜3期分)
- ・本人確認書類(運転免許証など顔写真付きのもの)
銀行の融資の場合は、事業計画書などの準備に時間のかかる書類や納税証明書などの用意に手間のかかる書類を提出することが一般的です。
なお「取引がオンラインで完結」「面談が不要」「AI(人工知能)による審査」などの特徴を持つファクタリングサービスであれば、より簡単に手続きが完了しますよ。
3.フリーランス・個人事業主がファクタリングを利用する際の注意点
ファクタリングで問題が起きるかもしれないと不安に思っており、なかなか利用に踏み切れないフリーランスや個人事業主の方もいらっしゃるでしょう。
フリーランスや個人事業主の方がファクタリングを利用する際に注意すべきポイントは、主に以下の三つです。
注意点1 必ず売掛債権を買い取ってもらえるわけではない
ファクタリングは他の資金の調達方法よりも審査に通りやすいといわれていますが、必ず売掛債権を買い取ってもらえるわけではないので注意が必要です。
- ・売掛債権の「支払いサイト」が長い
- ・売掛債権の信用度が低い
- ・売掛先の信用度が低い
- ・利用できる事業形態に当てはまらない
- ・個人間の取引による売掛債権
支払いサイトが長い売掛債権は、売掛金を回収できる可能性が低いと判断されて買い取りを断られる恐れがあります。
買い取り可能な売掛債権の支払サイトはファクタリング業者によって異なるため、不安な方は申し込む前に問い合わせてみると良いでしょう。
また売掛債権や売掛先の信用度が低い場合にも、資金が未回収になるリスクが高く、売掛債権を買い取ってもらえない可能性が高いといえます。
ファクタリングの審査基準について詳しく理解しておきたいという方は、ファクタリングの4つの審査基準とは?審査に通るためのコツも解説の記事をご覧ください。
なおファクタリング業者によっては、法人以外の利用を受け付けていなかったり、個人間の取引に対応していなかったりする場合があるので注意しましょう。
注意点2 手数料がかかる
ファクタリングでは手数料が発生します。
そのため手元に入るのは、売却した売掛債権の額面から手数料を引いた金額です。
手数料率は業者によってまちまちで、相場が二者間ファクタリングの場合は10〜20%程度、三者間ファクタリングの場合は1〜9%程度といわれています。
実際に適用される手数料を調べるには、各サービスの公式サイトを確認するか、見積もりを申し込みましょう。
注意点3 売掛先に知られる可能性がある
三者間ファクタリングで契約する場合は売掛先への通知が必要であり、ファクタリングの利用が知られてしまうので注意しましょう。
三者間ファクタリングの場合、売掛先の承諾を得なければ契約ができません。
承諾を得る際に、「ファクタリングを利用するほど資金繰りが厳しいのだろう」といったマイナスのイメージを取引先に持たれる恐れがあります。
ただし三者間ファクタリングは売掛債権が未回収になるリスクが低いので、「手数料が割安」というメリットがあります。
4.フリーランス・個人事業主向けファクタリングサービスおすすめ11選
このようにフリーランスや個人事業主の方も利用可能で、信頼性の高いファクタリング業者を知りたい方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、フリーランスや個人事業主の方におすすめのファクタリング業者として以下の11社をご紹介します。
サービス名 | 入金スピード | 対応可能な金額 | オンライン完結 | 二者間ファクタリングの手数料 |
---|---|---|---|---|
ペイトナーファクタリング (旧yup先払い) |
最短10分 | 1万〜100万円(初回は25万円まで) | ⚪︎ | 10% |
QuQuMo(ククモ) | 最短2時間 | 下限記載なし・上限なし | ⚪︎ | 1%〜 |
ベストファクター | 最短24時間 | 30万〜1億円 | × | 5%〜 |
ビートレーディング | 最短2時間 | 無制限(買い取り実績3万〜7億円) | ⚪︎ | 目安:4〜12% |
日本中小企業 金融サポート機構 |
最短3時間 | 記載なし | ⚪︎ | 1.5%〜 |
トップ・マネジメント | 最短即日 | 下限記載なし〜3億円 (売掛先1社に対しての上限は1億円まで) |
⚪︎ | 3.5〜12.5% |
PAYTODAY (ペイトゥデイ) |
最短30分 | 10万円〜上限なし | ⚪︎ | 1〜9.5% |
TRY(トライ) | 最短30分 | 10万〜5,000万円 | ⚪︎ | 3%〜 |
アクセルファクター | 原則即日 | 30万円〜上限なし | ⚪︎ | 100万円以下:10%〜 101万〜500万円:5%〜 501万〜1,000万円:2%〜 1,001万円以上:別途相談 |
FREENANCE (フリーナンス) |
最短即日 | 1万〜1,000万円 | ⚪︎ | 3〜10% |
ジャパンマネジメント | 最短即日 | 30万〜5,000万円 | ⚪︎ | 10〜20% |
おすすめ1 ペイトナーファクタリング
入金スピード | 最短10分 |
---|---|
対応可能な金額 | 1万〜100万円(初回利用時は25万円まで) |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 10% |
運営会社 | ペイトナー株式会社(旧yup株式会社) |
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)は累計申請件数が5万件超えという実績のあるファクタリングサービスです。
手数料率が10%に固定されていて分かりやすい料金設定である上、提出書類が少なく、最短10分で入金してくれますよ。
ペイトナーファクタリングのLINE公式アカウントを友だち追加すると、手数料が最大5,000円安くなるキャンペーンを実施(2023年8月時点)しています。
また他のファクタリングサービスでは買い取ってもらえないことも多い、売掛先がフリーランスや個人事業主の売掛債権を売却できるのは魅力的なポイントです。
なお必要書類は以下の3点のみです。
2回目以降は請求書だけを提出すれば申し込めますよ。
- ・請求書(申込日当日から支払期日まで70日以内のもの)
- ・本人確認書類
- ・実態確認資料(SNSやHP、実績の分かるポートフォリオなどのURL)もしくは事業活動で利用している口座の3カ月程度の入出金履歴
おすすめ2 QuQuMo
入金スピード | 最短2時間 |
---|---|
対応可能な金額 | 下限記載なし・上限なし |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 1%〜 |
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
QuQuMo(ククモ)は入金スピードが最短2時間と早く、手続きをオンラインで完結できるファクタリングサービスです。
急に資金が必要となった場合でも調達できる可能性が高いのはうれしい特徴です。
なお手数料は1%〜と低く抑えられているため、より多くの資金を調達できる可能性がありますよ。
少額から高額まで幅の広い額面の売掛債権の買い取りにも対応しているので、フリーランスや個人事業主の方の利用に適したサービスといえますね。
なお必要書類は以下の2点のみです。
- ・請求書
- ・通帳
おすすめ3 ベストファクター
入金スピード | 最短24時間 |
---|---|
対応可能な金額 | 30万〜1億円(売掛先の規模・継続的な取引年数などを考慮して1億円以上の債券を買い取ることも可能) |
オンライン完結 | × |
二者間ファクタリングの手数料 | 5%〜 |
運営会社 | 株式会社アレシア |
ベストファクターは売掛債権の買い取り率が92.2%で、柔軟な審査が特徴のファクタリングサービスです。
契約時に対面での面談を実施しているので、オフィスのある東京・大阪近郊の方であれば即日で入金される可能性が高いといえます。
公式サイトには七つの項目に答えるだけで売掛金の手数料を診断できる「簡易診断シミュレーター」も設置されているので、手軽に手数料の目安を知ることができますよ。
なおベストファクターの審査時の必要書類は以下のとおりです。
- ・本人確認書類(免許証・パスポートなど)
- ・入出金の通帳(Web通帳含む)
- ・請求書、見積書、基本契約書など取引先との契約関連書類
おすすめ4 ビートレーディング
入金スピード | 最短2時間 |
---|---|
対応可能な金額 | 無制限(買い取り実績3万〜7億円) |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 目安:4〜12%程度 |
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
ビートレーディングは2024年3月時点の取引件が5万8,000件以上、累計買い取り額が1,300億円超えという豊富な実績を持つファクタリングサービスです。
なお必要書類は以下の2点のみで、最短30分以内に審査結果を知ることができます。
- ・請求書や注文書など債券に関する資料
- ・通帳のコピー(2カ月分)
ビートレーディングはオンラインの手続きに対応しており、取引可能な売掛債権の金額に制限がないので、金額がいくらであっても積極的に買い取ってくれますよ。
おすすめ5 日本中小企業金融サポート機構
入金スピード | 最短3時間 |
---|---|
対応可能な金額 | 明記なし |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 1.5%〜 |
運営会社 | 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構 |
日本中小企業金融サポート機構は「経営革新等支援機関」に認定されているファクタリングサービスの提供会社です。
申し込みから最短3時間で資金を調達することが可能で、手数料率が1.5%からと低めに設定されています。
15時までに契約を締結すれば即日入金が可能なので、資金の調達を急いでいる方は午前中に申し込むのがおすすめですよ。
なお必要書類は以下の3点です。
- ・売掛先の入金が分かる通帳のコピー(3カ月分)
- ・売掛金の発生が分かる請求書や契約書
- ・代表者の身分証明書
おすすめ6 トップ・マネジメント
入金スピード | 最短即日 |
---|---|
対応可能な金額 | 〜3億円(売掛先1社に対しての上限は1億円まで) |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 3.5〜12.5% |
運営会社 | 株式会社トップ・マネジメント |
トップ・マネジメントは一般的なファクタリングの他に、広告・IT業界向けのファクタリング、各種助成金の申請と併用可能なファクタリングなど多様なサービスを提供しています。
サービスを利用するには面談が必須ですが、「Zoomミーティング」によるオンライン面談に対応しているので、オンラインで手続きを完結することもできます。
銀行の取引時間外の入金にも対応しているので、手続きする時間を日中に作れないという方でも利用できますよ。
なお必要な書類は以下の4点です。
- ・事業主の本人確認書類
- ・売掛金の請求書
- ・昨年度の決算書
- ・直近7カ月の入出金明細
おすすめ7 PAYTODAY
入金スピード | 最短30分 |
---|---|
対応可能な金額 | 10万円〜上限なし |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 1〜9.5% |
運営会社 | Dual Life Partners 株式会社 |
PAYTODAY(ペイトゥデイ)はAI(人工知能)による審査などで低めの手数料を実現しており、最短30分で売掛債権の現金化が可能なファクタリングサービスです。
オンラインでの手続きに対応しており、面談が不要ですが、利用前にアカウントの登録が必要です。
なおフリーランス・個人事業主の方がPAYTODAYを利用する場合の必要書類は以下の4点です。
- ・直近の確定申告書B一式(収支内訳書を含む)
- ・全ての事業用個人名義講座の直近6カ月分以上の入出金明細表
- ・売却する請求書
- ・申込人の本人確認書類(顔写真付きのもの)
おすすめ8 TRY
入金スピード | 最短30分 |
---|---|
対応可能な金額 | 10万〜5,000万円 |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 3%〜 |
運営会社 | 株式会社SKO |
TRY(トライ)は最短即日で売掛債券の現金化が可能なファクタリングサービスです。
手数料が3%〜と低めに設定されている点や、売却可能な売掛債権の金額が10万〜5,000万円と幅が広い点が魅力です。
対面での契約の場合、事務所のある東京近郊にお住まいの方であれば迅速に契約できますよ。
オンラインでの契約にも対応しているので、遠方の方でも即日に入金してもらえる可能性があります。
なおTRYの審査に必要な書類は以下の3点です。
- ・請求書もしくは発注が確認できる発注書か契約書
- ・売掛先の住所と連絡先
- ・3カ月分の銀行通帳
おすすめ9 アクセルファクター
入金スピード | 原則即日 |
---|---|
対応可能な金額 | 30万〜上限なし |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 100万円以下:10%〜 101〜500万円:5%〜 501〜1,000万円:2%〜 1,001万円以上:別途相談 |
運営会社 | 株式会社アクセルファクター |
アクセルファクターは原則即日の入金をモットーとしており、これまで申込者の半数以上に即日での入金を行った実績があるファクタリングサービスです。
審査通過率が93%と高い点や、資金を迅速に調達できる点が魅力です。
ただし買い取り可能な売掛債権の下限額が30万円とやや高めなので、フリーランスの方には利用しにくい点もあるといえます。
なおアクセルファクターの利用の際には、以下の書類が必要です。
- ・売掛金が確認できる書類(請求書など)
- ・入金が確認できる預金通帳
- ・直近の確定申告書
- ・代表者の身分証明書
おすすめ10 FREENANCE
入金スピード | 最短即日 |
---|---|
対応可能な金額 | 1万〜1,000万円 |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 3〜10% |
運営会社 | GMOクリエイターズネットワーク株式会社 |
FREENANCE(フリーナンス)はフリーランスや個人事業主に特化しているファクタリングを含んだ複合サービスです。
FREENANCEのファクタリングサービス「即日払い」はオンラインで手続きが完結し、1万円からの売掛債権を最短即日で売却できます。
即日払いのサービスを利用するには会員登録と「フリーナンス口座」と呼ばれる専用の銀行口座の開設が必須です。
会員になるとフリーランスの業務で起こり得る事故に対する補償を、自己負担なしで最大5,000万円まで受けられますよ。
また普段の取引の振込先にフリーナンス口座を指定すると与信スコアがアップし、ファクタリングサービスの利用手数料が下がったり、取引可能な売掛債権の額面の上限が上がったりするメリットがあります。
なおFREENANCEの即日払いの利用時に必要な書類は以下の2点です。
- ・写真付きの公的身分証明証(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- ・請求書(クライアントへ提出済みのもの)
おすすめ11 ジャパンマネジメント
入金スピード | 最短即日 |
---|---|
対応可能な金額 | 30万〜5,000万円 個人事業主の場合は20万円〜 |
オンライン完結 | ⚪︎ |
二者間ファクタリングの手数料 | 10〜20% |
運営会社 | 株式会社ラインオフィスサービス |
ジャパンマネジメントは最短即日で売掛債権を現金化できる全国対応のファクタリングサービスです。
売掛債権の買い取り可能金額が30万円から5,000万円までと幅広く、他のサービスから乗り換えを検討している方であれば手数料の相談に応じてくれる点が特徴です。
なお個人事業主の方が利用する場合は20万円から売掛債権を買い取ってくれますが、売掛先が法人の売掛債権に限られます。
また契約時は面談が必須で、福岡、東京にあるオフィスを訪問するかスタッフに出張してもらって取引を行います。
なおZoomでのオンライン面談や電子契約などに対応しているので、遠方の方や非対面での取引を希望する方は、オンラインで手続きを完結することも可能ですよ。
ジャパンマネジメントの必要な書類については明記されていないので、相談時に直接確認してみましょう。
5.フリーランス・個人事業主がファクタリング業者を選ぶ際のポイント
このように業者の選び方が分からないというフリーランスや個人事業主の方もいらっしゃるでしょう。
フリーランスや個人事業主の方がファクタリングサービスを選ぶ際には、以下のようなポイントに気を付けましょう。
ポイント1 手数料率
ファクタリングサービスを利用する際には必ず手数料を確認しましょう。
フリーランスや個人事業主の方は法人よりも社会的な信用度が低いと見なされることが多く、手数料率が高めに設定される傾向にあります。
また初めての利用などファクタリング業者との信頼関係を築けていない場合や、売掛先の信用度が低い場合も手数料は高くなります。
手数料が高いと十分な資金を調達できない可能性もあるため、できるだけ手数料率が低いファクタリングサービスを選ぶことをおすすめします。
ポイント2 取り扱い可能な売掛債権の金額
ファクタリング業者によって、取り扱い可能な売掛債権の金額は異なります。
フリーランスや個人事業主の方の場合、数万〜数10万円前後といった少額の売掛債権の売却を検討している方もいらっしゃるでしょう。
ファクタリング業者によっては少額の売掛債権の買い取りを行っていない場合もあります。
対応する売掛債権の金額を確認してから、サービスを選ぶことをおすすめします。
ポイント3 入金までのスピード
売掛債権が現金化されるまでのスピードは、ファクタリングサービスごとに異なります。
資金が必要な期日に間に合うように、できるだけ早く対応してくれる業者を選びましょう。
なお即日入金に対応しているファクタリング業者でも、銀行の営業時間を過ぎてしまうと入金が翌営業日以降になるケースが一般的です。
即日入金を成功させるには、平日の午前中など時間に余裕を持って申し込むことも重要ですよ。
ポイント4 必要書類の数・そろえやすさ
ファクタリング業者によって必要な書類は異なります。
すぐにそろえられる書類もあれば、役所で発行してもらわなければならない書類などさまざまです。
迅速に売掛債権を売却したい場合は、必要書類の数が少ない、もしくは書類をそろえやすいファクタリングサービスを選びましょう。
ポイント5 償還請求権の有無
ファクタリングには償還請求権のない「ノンリコース契約」と償還請求権のある「リコース契約」があります。
二つの契約の違いはファクタリング業者が売掛先から売掛金を回収できない場合、ファクタリングの利用者に支払いの義務があるかどうかです。
一般的なファクタリングサービスでは償還請求権のないノンリコース契約を行っているため、ファクタリング業者が売掛金を回収できない場合でも利用者に支払いの義務はありません。
一方、リコース契約では売掛金の回収ができない場合に利用者が支払いを要求されます。
なおリコース契約は「金銭消費貸借契約」を結ぶ融資と見なされるため、貸金業登録をしている業者もしくは金融機関しか取り扱えません。
リコース契約を提示する業者は、貸金業に当たるので利用を避けましょう。
一般的なファクタリングサービスは貸金業登録をしていないケースがほとんどです。
6.フリーランス・個人事業主がファクタリングを利用する手順
このようにファクタリングを利用する際の流れが分からないというフリーランスや個人事業主の方もいらっしゃるでしょう。
ファクタリングサービスを利用する手順は以下のとおりです。
STEP1 ファクタリングサービスを選んで申し込む
まずはご自身の希望する条件に合ったファクタリングサービスを選びましょう。
利用するファクタリングサービスを決めたら、公式サイトにある申し込みフォームなどから申し込みます。
ファクタリングサービスによって電話やメール、LINEなど申し込み・問い合わせの受け付け方法はまちまちです。
ご自身が利用しやすい方法で申し込んでみましょう。
STEP2 必要書類をそろえる
申し込んだファクタリングサービスの申し込みに必要な書類をそろえましょう。
必要な書類はサービスによって異なりますが、請求書など売掛債権を確認できる書類は必須です。
STEP3 査定・審査を受ける
提出した資料をもとに売掛債権や売掛先の信用度などを中心に審査が行われ、買い取りの可否や手数料が決定されます。
STEP4 契約する
ファクタリングサービスから提示された手数料に問題がなければ対面・オンラインなどで契約を結びます。
契約を結ぶ前には、償還請求権の有無など契約書の内容を確認しましょう。
STEP5 入金を確認する
契約を結んだら、指定した口座に売掛債権の売却代金が入金されます。
なおファクタリングは売掛債権の売買取引に当たるので、利用した後は「仕訳」を行う必要がありますよ。
ファクタリングの仕訳方法はこちらでご確認いただけます。
7.フリーランス・個人事業主がファクタリングを利用する際によくある疑問
ファクタリングの利用にあたり、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、フリーランスや個人事業主がファクタリングを利用する際によくある以下の疑問にお答えします。
疑問1 起業して間もない場合や信用度が低い場合でも利用可能?
フリーランスや個人事業主は法人と比べると信用度が低いと見なされることも多いので不安ですよね。
ご自身の信用度が低い場合でもファクタリングを利用できるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
しかしファクタリングの審査では売掛先の信用度が重視されるため、利用者の信用度が低くても審査に通る可能性があります。
融資などの借り入れとは異なり、起業して間もない場合などでも売掛先の信用度が高く、売掛金を回収できると判断されればファクタリングを利用できますよ。
疑問2 取引先が個人の請求書でも売却できる?
フリーランスや個人事業主の場合、取引先が個人事業主というケースもありますよね。
ファクタリング業者のなかには、法人以外から請け負った仕事の請求書は買い取りしないサービスも多くあります。
しかしペイトナーファクタリングのように個人間の取引による売掛債権の買い取りに対応しているサービスもありますよ。
疑問3 クライアントとの関係に影響はない?
ファクタリングを利用することを売掛先である取引先に知られることにより、今後の取引に対する影響が不安な方もいらっしゃるでしょう。
ファクタリングには主に二者間ファクタリングと三者間ファクタリングという二つの契約方法があり、二者間ファクタリングであれば売掛先に知られずに利用できますよ。
一方、三者間ファクタリングは売掛先の承諾を得ないと利用できないため、取引先にファクタリングを利用することを知られてしまいます。
クライアントにファクタリングを利用するほど資金繰りに困っていると思われる可能性があるため、今後の取引に影響が出ないとはいい切れません。
疑問4 売掛金が未回収になったら、取引先の代わりに支払う必要がある?
ファクタリングを利用した後、本来の支払期日に売掛先から支払われる売掛金は二者間ファクタリングでは利用者が回収し、三者間ファクタリングはファクタリング業者が直接回収します。
売掛金を回収できない場合、利用者に支払いを要求されるかどうかは償還請求権の有無で決まります。
一般的なファクタリングは償還請求権がないノンリコース契約のため、サービス利用者が代わりに支払う必要はありません。
ただし償還請求権のあるリコース契約を結んだ場合は、回収できなかった売掛金をファクタリングサービスの利用者が代わりに支払う必要があります。
8.まとめ
ファクタリングとは請求書などの売掛債権を本来の支払期日より前に売却して現金化する手段であり、フリーランスや個人事業主の方でも利用可能です。
最短数時間〜即日で現金が手に入るため、急に資金が必要になったときに役立つサービスといえます。
融資など借り入れとは異なり、ファクタリングの審査で重視されるのは売掛先の信用度なので、サービス利用者の信用度が低くても審査に通る可能性があります。
ただしファクタリングサービスによってはフリーランスや個人事業主の利用に対応していないところもあるため、申し込み前に利用者の条件を確認すると良いでしょう。
本記事で紹介した11の優良サービスであれば、フリーランスや個人事業主の方でも安心して利用できますよ。
サービス名 | 入金スピード | 二者間ファクタリングの手数料 | 特徴 |
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