スマホで確定申告は難しい?簡単なやり方や控除の一括取得の方法も

スマホで確定申告をするのは難しいのかな?
スマホで確定申告をしようと思ったんだけど手順が難しい……。簡単な方法はないの?

このようにスマホでの確定申告が難しいと感じる方や簡単に申告する方法が知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

「手順や準備するものが分からない」「スマホの操作に自信がない」といった理由から、行動に移せないこともあるかもしれません。

スマホでの確定申告はポイントを押さえれば、誰でも簡単に行うことができます

またスマホで確定申告をする場合、いくつか事前に準備しておく必要があるので注意しましょう。

そこで本記事では確定申告をスマホで簡単に行うために押さえておきたい六つの準備をご紹介します。

さらにスマホで確定申告をする際の注意点や手順、おすすめのアプリ3選などもお伝えしますよ。

税理士
スマホでの確定申告が初めてでも簡単に手続きできるコツをお伝えするので、要チェックです。

【スマホでの確定申告におすすめの会計ソフト・確定申告アプリ3選】

※横にスクロールできます
会計ソフト 確定申告アプリ 特長

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この記事の監修税理士
監修税理士の税理士法人チェスター代表 福留正明
税理士法人チェスター代表
福留 正明
税理士・公認会計士・行政書士・登録政治資金監査人・ファイナンシャルプランナー。富裕層の資産税コンサルティングに強みを持つ税理士法人チェスターの代表社員。 相続税申告実績は税理士業界でもトップクラスの年間1,700件以上(累計9,000件以上)を取り扱う。相続税申告サービスやオーダーメイドの生前対策、相続税還付業務等を行う。 資産税関連書籍の執筆や各種メディアから取材実績多数有り。
税理士法人チェスターは、グループ総勢200名以上の税理士事務所です
「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。
目次

1.確定申告をスマホで行うメリット

確定申告をスマホで行うと、どんなメリットがあるの?
スマホで確定申告をすると便利って本当なのかな……。

スマホでの確定申告が手軽なことは分かっていても、その他のメリットを知らない方も多くいらっしゃるでしょう。

2020年に「スマート申告」の範囲が広がり、スマホでの確定申告がより簡単にできるようになりました

スマート申告とは
スマホで確定申告ができるサービスのことです。サービスがスタートした2019年1月には給与所得や年金所得がある人のみ対象とされていましたが、2020年1月から利用対象が拡大し、事業所得をはじめとするさまざまな申告が可能です。

徐々に利用が広まるスマホでの確定申告には、以下のメリットがあるといえます。

【確定申告をスマホで行うメリット】

確定申告をスマホで行うメリット
税理士
確定申告の準備や手順をご説明する前に、メリットについて簡単に解説しますね。

メリット1 時間や場所を問わず手続きできる

スマホを使った確定申告は時間や場所に関係なく手続きできます

時間・場所を問わずに手続きできる理由は、スマホで確定申告する際に「e-Tax」という電子申告のシステムを介して行うためです。

e-Tax(国税電子申告・納税システム)とは
所得税や法人税、消費税、贈与税など国税に関する手続きをインターネットで電子的に行えるシステムです。確定申告の書類も電子データで提出し、申告することが可能です。「イータックス」と読みます。

e-Taxでは以下のように税務署が閉まっている夜間や土日・祝日でも申告が可能です。

【e-Taxの受付時間】

時期・曜日 受付時間
火曜・水曜・木曜・金曜(祝日および12月29日〜1月3日以外) 24時間(祝日の翌日は8:30〜)
月曜・土曜・日曜・祝日(メンテナンス日以外) 8:30〜24:00
確定申告時期(全日) 24時間

またスマホは持ち歩きやすく作業する際に場所を取らないため、自宅や外出先でも確定申告の手続きがしやすいのは大きなメリットといえます。

メリット2 控除の情報を一括取得できる

スマホで確定申告をする場合、「マイナポータル連携」で控除や収入に関する情報を一括で取得できます。

マイナポータル連携とは
年末調整や所得税の確定申告をする際に、政府運営のオンラインサービス「マイナポータル」を介して控除証明書や源泉徴収票などのデータを一括で読み込み、各申告書の該当項目に自動で入力する機能です。

マイナポータル連携を行うにはマイナポータルアプリをダウンロードする必要があります。

マイナポータル連携をすると、確定申告書類に以下の情報が自動で入力されます

【マイナポータル連携で確定申告書類に自動入力できる情報】

控除に関する情報 ・医療費
・ふるさと納税(寄附金控除)
・生命保険料
・地震保険料
・住宅ローン(残高証明など)
・社会保険(国民年金保険料・国民年金基金掛金)
・iDeCo
・小規模企業共済掛金
収入に関する情報 ・給与所得の源泉徴収票
・公的年金の源泉徴収票
・株式の特定口座 など
税理士
控除に関する情報を一つ一つ入力する手間がないので、ぜひ活用すべきですよ。

メリット3 65万円の控除を受けるための電子申告ができる

スマホではe-Taxによる電子申告ができるため、条件を満たせば65万円の「青色申告特別控除」を受けることができます

青色申告特別控除とは
確定申告の申告方法の一つである「青色申告」で申告を行った場合に適用できる控除です。適用することで、課税所得額を10万~65万円差し引くことが可能です。

65万円の特別控除を受けるには、条件の一つとして「e-Taxで青色申告をする」ことが決められています。

青色申告をしてもe-Taxで電子申告を行わなかった場合は、控除額が10万~55万円に下がってしまう恐れがあります。

スマホならマイナンバーカードで簡単にe-Taxの手続きが行えるので、65万円の控除を気軽に申請できるといえますよ。

税理士
青色申告や青色申告特別控除について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

メリット4 還付金を早めに受け取れる

確定申告をスマホで行うと、「還付金」を早めに受け取れる可能性があります

還付金とは
源泉徴収や予定納税などで税金を必要以上に納付していた場合に、戻ってくるお金のことです。確定申告で税額を確定させることで還付されます。

書面で確定申告書を提出した場合には還付金の処理に1カ月〜1カ月半程度かかりますが、スマホでe-Taxによる電子申告をした場合には、3週間程度で還付処理が完了しますよ。

なお還付金の有無は確定申告書類の作成が完了した時点で分かります。

還付金がある場合は、確定申告書データに入力した銀行口座もしくは事前に登録する「公金受取口座」に振り込まれますよ。

公金受取口座とは
給付金や児童手当、年金などの受取先として、任意で国に登録する本人名義の預貯金口座です。登録できるのは1人につき1口座で、後に変更することもできます。

なお公金受取口座の登録方法が知りたいという方は、デジタル庁サイトをご参照ください。

2.確定申告をスマホで行う際の注意点

スマホで確定申告する場合の注意点はないの?

スマホでの確定申告は手軽で多くのメリットがありますが、注意点も知っておきたいところですよね。

スマホで確定申告をする際には、以下の2点に気を付けて手続きすると良いでしょう。

【確定申告をスマホで行う際の注意点】

確定申告をスマホで行う際の注意点
税理士
あらかじめ注意点を確認し、対応しておけばスマホでの確定申告をスムーズに行えますよ。

注意点1 事前準備に時間がかかる可能性がある

スマホで確定申告をする方法は複数ありますが、最も簡単な方法で行うためには一定の条件を満たしている必要があります。

以下の条件を満たしていれば特別な準備が不要ですが、該当していない場合には別途準備が必要です。

【スマホで確定申告を簡単に行える条件】
  • ・マイナンバーカードを持っている
  • ・マイナンバーカードの受け取り時に設定した3種類のパスワードが分かる
  • ・マイナンバーカードの読み取り機能を備えたスマホを持っている

以上の条件に該当しない場合、マイナンバーカードの申請やパスワードの再設定などを行う必要があります。

税理士
ご自身の場合、スマホで確定申告を行う前にどのような準備が必要か、以下のチャートで確認してみましょう。

【確定申告をスマホで行う前の準備が分かるチャート】

確定申告をスマホで行う前の準備が分かるチャート

以上の図にあるとおり、スマホで確定申告を行う方法には「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2通りがあります

マイナンバーカード方式とID・パスワード方式の申告方法の違いは4章STEP1 事前準備を行うで解説します。

注意点2 帳簿と書類を一定期間保存する必要がある

確定申告を行う際には、申告時に使用した帳簿や書類を一定期間保存する必要があるので注意しましょう。

確定申告時に保存が義務付けられている帳簿・書類とその保存期間は以下のとおりです。

【保存義務のある帳簿・書類とその保存期間】

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申告方法 帳簿・書類 帳簿・書類の名前 保存期間
青色申告 帳簿 仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、固定資産台帳、経費帳など 7年
書類 決算書類(青色申告決算書、貸借対照表、損益計算書、棚卸表など) 7年
現金預金取引等関係書類(領収書、預金通帳、小切手控、借用証など) 7年(前々年分の事業所得および不動産所得の金額が300万円以下の場合は5年)
取引に関して作成・受領した上記以外の書類(請求書、見積書、納品書、契約書、送り状など) 5年
白色申告 帳簿 法定帳簿(収入金額や必要経費を記載した帳簿) 7年
任意帳簿(業務に関して作成した法定帳簿以外の帳簿) 5年
書類 決算に関して作成した棚卸表その他の書類 5年
業務に関して作成・受領した請求書、納品証、領収書、送り状などの書類 5年
白色申告とは
所得税の確定申告の申告方式の一つです。もう一つの申告方式である青色申告とは異なり、節税効果はありませんが、帳簿の作成方法が簡単、提出書類が少ないといった特徴があります。

保存が義務付けられている帳簿・書類は保存期間内に税務調査などにより帳簿・書類の提示を求められる可能性もあるので、必ず保管するようにしましょう。

なお「電子帳簿保存法」により、書面ではなく電子データでの保存が義務付けられているケースもあるので注意が必要です。

電子帳簿保存法とは
税法上保存などが必要な帳簿や領収書、請求書、決算書などを電子データで保存することに関する制度のことです。詳しくはこちらで解説しています。

3.スマホで確定申告は難しい?簡単に行うための6つの準備

スマホで確定申告をしようと思ったけど、難しい……。簡単に行うにはどうしたら良いの?

スマホの操作に慣れていても、確定申告は年に一度行う手続きなので難しく感じる方もいらっしゃるでしょう。

この章ではスマホでの確定申告をスムーズに行うための六つの準備を解説します。

【スマホを使った確定申告を簡単に行うための準備】

スマホを使った確定申告を簡単に行うための準備

準備1 確定申告アプリを用意する

スマホで確定申告を簡単に行いたい方は、申告データを作成できる確定申告アプリを用意しましょう

確定申告を行うには確定申告書をはじめとする申告データを作成する必要があります

申告データの作成は国税庁サイトの確定申告書等作成コーナーでも可能ですが、帳簿の作成機能がなかったり初心者には入力内容が分かりにくかったりします。

そのためスマホで簡単に確定申告を行いたい方には、確定申告アプリの利用をおすすめしますよ。

おすすめの確定申告アプリは以下の三つです。

【おすすめの確定申告アプリ3選】
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アプリ名 利用料金 特徴
freee 会計アプリ 無料
※アプリ内課金あり
〇×形式の質問に答えるだけで確定申告書類が作れる
弥生 申告アプリ(iOSAndroid 無料 簿記の知識がなくても日々の帳簿付けがいつでも簡単にできる
マネーフォワード クラウド確定申告アプリ(iOSAndroid 無料
一部機能は有料(1,500円/月・税込)
確定申告書の作成・提出ができる

以上三つのアプリではスマホのカメラでレシートを撮影すると自動的にデータを取得したり、確定申告書類を自動で作成したりといった便利な機能があり、簡単に申告手続きができます

税理士
確定申告におすすめの確定申告アプリ3選と連携して使用する会計ソフトの詳細は5章でご紹介しているので参考にしてくださいね。

準備2 マイナンバーカードを用意する

スマホでの確定申告を簡単に行うためには、マイナンバーカードを準備しましょう。

マイナンバーカードはe-Taxで電子申告を行う際に使用します。

メモ
e-Taxの利用方法にはマイナンバーカード方式以外にも、マイナンバーカードなしで手続きをするID・パスワード方式があります。ただしID・パスワードは、税務署で申請して取得する必要があります。またマイナンバーカードの利用が広まるまでの一時的な対応とされています。

マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナンバーカードの受け取り時に設定した以下の三つのパスワードを確認しておきましょう。

【マイナンバーカードの証明書などのパスワード】

証明書の種類 パスワード
署名用電子証明書 6文字以上16文字以下で数字とアルファベット大文字が混在したもの
利用者証明用電子証明書 4桁の数字
券面事項入力補助用 4桁の数字

三つのパスワードが分からない場合や、5回以上間違えてロックされた場合は、お住まいの市区町村役所で再設定の手続きを行う必要があります。

注意
マイナンバーカードの電子証明書は発行から5回目の誕生日まで有効です。有効期間を過ぎるとマイナンバーカードを使った確定申告ができなくなります。有効期間満了日の3カ月前から更新できるので、期間を過ぎる前に手続きしましょう。氏名・住所が変更された際にも電子証明書の更新が必要です。
税理士
マイナンバーカードの申請方法が知りたい方は疑問3 マイナンバーが分からない場合はどうすれば良い?をお読みください。

準備3 マイナンバーカードの読み取り機能があるスマホを用意する

確定申告を行う前にお持ちのスマホにマイナンバーカードの読み取り機能がついているかを確認しましょう

マイナンバーカードの読み取り機能があれば、e-Taxで簡単に確定申告書類を提出できます。

マイナンバーカードの読み取り機能があるのは以下のスマホです。

【マイナンバーカードの読み取り機能があるスマホ】
  • ・iOS14以上をインストールしたiPhone7以降の機種
  • ・Android10以上をインストールしたNFCスマホやおサイフケータイ

なお申告時にはマイナンバーカードの読み取りを何回か行うため、すぐに取り出せる場所にマイナンバーカードを置き、パスワードを素早く確認できるように準備をしておくと良いですよ。

メモ
マイナンバーカードの読み取り機能がないスマホをお持ちの方は、税務署でID・パスワードを発行してもらい、ID・パスワード方式で確定申告の手続きをしましょう。ただしID・パスワード方式は確定申告書等作成コーナーでのみ利用できる方法なので、確定申告アプリでは申告できません。

準備4 マイナポータルアプリをインストールする

スマホで確定申告を行う際にマイナンバーカード方式を利用する場合は、マイナポータルアプリをお手持ちのスマホにインストールしましょう

マイナポータルアプリはマイナンバーカードをスマホで読み取るために必要なアプリで、e-Taxへのログイン時や確定申告データに電子署名を付与する際に使います。

マイナポータルアプリを利用する際には以下のものが必要です。

【マイナポータルアプリの利用時に必要なもの】
  • ・マイナンバーカード
  • ・マイナンバーカード発行時に設定した利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)

アプリをインストールしたら、アプリの画面の案内に沿ってマイナポータルの利用者登録を行いましょう

準備5 e-Taxの利用者識別番号を取得し暗証番号を設定する

e-Taxを利用するためにe-Taxの利用者識別番号を取得し、暗証番号を設定しておきましょう

スマホを使って利用者識別番号を取得するには、以下の方法で行います。

【スマホを使った利用者識別番号の取得方法】

※横にスクロールできます
Webから (1)e-Taxソフト(SP版)のログイン画面にアクセスする
(2)スマホでマイナンバーカードを読み取り「利用者情報の登録」画面が表示されるのを確認する
(3)画面の案内に沿って入力する
マイナポータルの「もっとつながる」機能から (1)マイナポータルアプリを開いてマイナンバーカードを読み取り、ログインする
(2)画面左上のボタンをタップし「外部サイトとの連携」をタップする
(3)「e-Tax」の「連携」、「同意」をタップする
(4)「e-Taxを初めて利用する方」を選択する
(5)画面の案内に沿って入力を進める
(6)「アカウント連携の完了」画面が表示されるのを確認する

なお暗証番号は利用者識別番号を取得後、画面の案内に沿って設定します。

準備6 マイナポータル連携を行う

控除や収入に関する情報を確定申告データに自動入力するために、マイナポータル連携を行いましょう

マイナポータル連携を行うと、以下のように保険会社や金融機関、企業などから発行された証明書などのデータがマイナポータルに送信され、申告データに自動で入力されます。

【マイナポータル連携の全体図】

マイナポータル連携の全体図

給与所得者の場合には勤め先が以下の条件を満たしていれば、源泉徴収票の情報もマイナポータル連携で取得できます。

【マイナポータル連携で源泉徴収票のデータを取得できる勤務先の条件】
  • ・e-Taxで税務署に給与所得の源泉徴収票を提出している「給与等の支払者」である
  • ・年間の給与などの支払金額が500万円を超えている

なお一部の控除証明書などのデータはマイナポータル連携をしても一括で取得できません

マイナポータル連携で取得できないデータは、利用している企業やサービスに問い合わせたり、Webサイトからダウンロードしたりしてご自身で準備する必要があります。

4.確定申告をスマホで行う手順

確定申告をスマホでしたいんだけど、やり方がわからない……。
スマホで確定申告をする場合の手順を知りたいな。スマホで確定申告をする場合の手順を知りたいな。

スマホの操作に慣れていても確定申告のように重要な手続きを行う場合、手順が分からないまま始めるのは不安という方もいらっしゃるでしょう。

確定申告をスマホで行う際には、以下の手順で行います。

【確定申告をスマホで行う手順】

確定申告をスマホで行う手順
税理士
お手持ちのツールや申告する内容によって細かな準備は異なりますが、おおまかな流れは同じです。STEP1から順に確認しましょう。

STEP1 事前準備を行う

まずは確定申告書のデータを作成する前に必要な準備を行いましょう。

e-Taxのログインをマイナンバーカード方式とID・パスワード方式のどちらで行うかによって準備が異なります。

二つの方式それぞれに必要な準備を以下にまとめました。

【e-Taxのログイン方式別の準備するもの】

※横にスクロールできます
準備するもの
マイナンバーカード方式 ・マイナンバーカード
・マイナンバーカード読み取り機能があるスマホ
・マイナンバーカード受け取り時に設定したパスワード
ID・パスワード方式 ・スマホ
・税務署発行のID・パスワード方式の届出完了通知

また医療費控除やふるさと納税の控除など各種控除を受ける方は、証明書などの書類の準備が必要です。

以下の表に代表的な控除の必要書類・データを簡単にまとめました。

【代表的な控除の必要書類・データ】

控除の種類 必要な書類・データ
医療費控除 ・医療費通知情報
・医療費の明細
寄附金控除(ふるさと納税の控除) ・寄附金受領証明書
・寄附金控除に関する証明書
住宅ローン控除 ・年末残高等証明書
・住宅借入金等特別控除証明書
・登記事項証明書
・請負(売買)契約書の写し
・補助金等の額を証する書類
各種保険料控除 保険料控除証明書
税理士
マイナポータル連携を行えば、控除などの情報を自動で確定申告書に入力できるので活用するのがおすすめです。

STEP2 確定申告に必要な書類を作成する

続いて確定申告書類を作成しましょう。

確定申告書類のデータの作成は、確定申告アプリもしくは確定申告書等作成コーナーで行えます

どちらを利用する場合も、画面の案内に沿って操作していけば申告データを作成することが可能ですよ。

確定申告で提出が必要な書類は以下のとおりです。

【確定申告の提出書類】

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申告内容 書類・データ
白色申告 ・確定申告書
・収支内訳書
・確定申告書に添付する控除に関する書類(適用する控除がある場合)
青色申告 ・確定申告書
・青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)
・確定申告書に添付する控除に関する書類(適用する控除がある場合)

なお確定申告での提出は必要ありませんが、日頃から帳簿の作成を行っておく必要があります

白色申告または青色申告で10万円の控除を受ける場合には「単式簿記(簡易簿記)」、青色申告で55万円・65万円の控除を受ける場合には「複式簿記」による帳簿付けが求められています。

単式簿記/複式簿記とは
単式簿記とは、収支について記録する際に一つの項目について増減を集計して帳簿付けを行う方法です。一方複式簿記とは、取引を原因と結果の二つの面で捉え、仕訳(しわけ)をして記帳する方法です。
税理士
青色申告と白色申告の違いや帳簿・提出書類の詳細は、こちらで解説しています。

STEP3 申告データを送信する

確定申告アプリや確定申告書等作成コーナーで申告データを作成したら、e-Taxで送信します。

確定申告アプリの場合、アプリや提供元の会計ソフトから確定申告データの送信メニューを開き、画面の案内に沿って操作しましょう。

一方確定申告書等作成コーナーの場合は、申告データを作成した後に表示される画面の案内に沿って操作すれば送信できます。

税理士
申告データを送信する際はマイナンバーカードやe-TaxのID・パスワードを手元に用意しておきましょう。

STEP4 送信結果を確認する

申告データの送信が完了したら、送信結果を確認しましょう。

何らかの理由で送信が完了しなかった場合はエラーメッセージが表示されます。

正常に送信が完了すれば、受付番号や受付日時などが画面に表示されますよ。

なお確定申告アプリ、確定申告書等作成コーナーのいずれも送信した申告データの控えと送信票の保存・印刷が可能です。

収入の証明として確定申告書の控えの提出を求められた場合は、申告データの控えと送信票を提出しましょう。

STEP5 税金を納付する/還付金を受け取る

確定申告データの作成が終わると、納付する所得税額や還付金額が画面に表示されます。

所得税の納付は原則として毎年3月15日までに行う必要があるため、期限内に納付しましょう。

確定申告をした後に納付書や納税通知は送られてこないので、忘れないように注意が必要です。

所得税は以下の方法のなかから選んで納付します。

【所得税の納付方法】

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納付方法 詳細
振替納税 納税者名義の預貯金口座から国税庁が定める振替日に引き落とされる
ダイレクト納付 納税者名義の預貯金口座から即時または指定した期日に引き落とされる
インターネットバンキング(登録方式) インターネットバンキングまたはATMから納税する(e-Taxに納付情報を登録すると発行される納付区分番号を使用して納税する)
インターネットバンキング(入力方式) インターネットバンキングまたはATMから納税する(納付区分番号に相当する「納付目的コード」を入力して納税する)
クレジットカード納付 インターネットで「国税クレジットカードお支払いサイト」にアクセスをして納税する
コンビニ納付(QRコード) 国税庁サイトのシステムから必要情報をQRコードとして作成し、コンビニエンスストアにて納税する
スマホアプリ納付 インターネットで「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスをし、スマホアプリ決済で納税する
税理士
振替納税とインターネットバンキング(入力方式)以外の方法は、e-Taxのメールボックスに届く納付区分番号通知にあるリンクから納付の手続きができますよ。

なお還付金がある場合は、申告データを送信してから約3週間で公金受取口座もしくは確定申告データに入力した口座に振り込まれます

メモ
還付金は最寄りのゆうちょ銀行または郵便局に出向いて受け取ることも可能です。ゆうちょ銀行または郵便局で受け取る場合は、確定申告データの作成時に還付金の受け取り方法として指定する必要があります。

5.スマホで簡単に確定申告!おすすめアプリ・会計ソフト3選

スマホで簡単に確定申告ができるおすすめのアプリが知りたいな。
帳簿や確定申告書類が簡単に作れるアプリやソフトはどれだろう?

このようにお困りの方もいらっしゃるでしょう。

この章ではスマホで確定申告を簡単に行いたい方におすすめの確定申告アプリと提供元の会計ソフト3選をご紹介します。

ご紹介するアプリやソフトは、帳簿付けから確定申告書の作成・提出までを簡単に行えるだけではなく、取引入力や仕訳が自動化されるといった特徴があります。

【スマホで簡単に確定申告ができるおすすめのアプリ・会計ソフト3選】

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アプリ名 提供元の会計ソフト名 利用料金 特徴
freee 会計アプリ freee 確定申告 無料
※アプリ内課金あり
〇×形式の質問に答えるだけで確定申告書類が作れる
弥生 申告アプリ(iOSAndroid やよいの白色申告オンラインやよいの青色申告オンライン 無料 簿記の知識がなくても日々の帳簿付けがいつでも簡単にできる
マネーフォワード クラウド確定申告アプリ(iOSAndroid マネーフォワード クラウド確定申告 無料
一部機能は有料(1,500円/月・税込)
確定申告書の作成・提出ができる
税理士
ここからは三つのアプリ・会計ソフトについてより詳しくご紹介します。

おすすめ1 freee 確定申告

freee
メリット
スマホから確定申告書の作成・提出ができる
初心者でも使いやすい
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応している
デメリット
価格がやや高い
こんな人におすすめ!
スマホで確定申告を完結させたい方
スマホで空き時間に経費登録を済ませたい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
freee 確定申告 スターター 11,760円
(月額払い:1,480円)
30日
スタンダード 23,760円
(月額払い:2,680円)
30日
プレミアム 39,800円 30日

freee 確定申告はスマホの操作性に優れており、クラウド会計ソフトのシェアナンバーワンを獲得*1した確定申告ソフトです。

アプリだけで取引の入力から確定申告書の作成・提出まで、確定申告にまつわる手続きを完結できます。

スマホのカメラでレシートを撮影するだけで経費を入力できる上、情報が登録されていれば、以下のように〇×形式の質問に答えるだけで確定申告書類が自動的に作成されます。

【freee 確定申告の操作画面】

freee 確定申告の操作画面

なおfreee 確定申告のアプリのインストールは無料ですが、確定申告を行うにはアプリ内での課金が必要です。

プランによって利用できる機能が異なり、一番お手頃なスタータープランにも取引明細の自動取得や確定申告書の作成・提出、見積書・請求書の作成、チャット・メールによるサポートといった豊富な機能がありますよ。

また電子帳簿保存法や「インボイス制度」に対応しており、法改正があっても自動でアップデートが行われるので安心です。

インボイス制度とは
一定の項目が記載された適格請求書(インボイス)にもとづき消費税の仕入税額控除額を計算し、証拠書類を保存することで仕入税額控除が適用される制度です。2023年10月1日から導入された制度で、正式名称は「適格請求書等保存方式」です。
*1 freee 確定申告公式サイト「選ばれている会計ソフトです」より

おすすめ2 やよいの白色申告 オンライン/やよいの青色申告 オンライン

メリット
白色申告 オンラインと申告アプリはずっと無料
アプリで入力したデータが会計ソフトに自動で入力される
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応している
デメリット
有料プランの料金が初年度と2年目以降で大きく異なる
こんな人におすすめ!
簿記の知識があまりない方
安心できる老舗サービスを利用したい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(年額・税抜) 無料期間
やよいの白色申告オンライン フリープラン 0円 ずっと無料
ベーシックプラン 初年度:0円
2年目以降:9,200円
初年度無料
トータルプラン 初年度:8,400円
2年目以降:16,800円
やよいの青色申告オンライン セルフプラン 初年度:0円
2年目以降:8,800円
初年度無料
ベーシックプラン 初年度:0円
2年目以降:13,800円
初年度無料
トータルプラン 初年度:12,000円
2年目以降:24,000円

やよいの白色申告オンラインやよいの青色申告オンライン25年連続で売り上げ実績がナンバーワン*2「弥生シリーズ」の確定申告ソフトです。

会計ソフトは白色申告向けにやよいの白色申告オンライン、青色申告向けにやよいの青色申告オンラインと申告方法別に用意されていますが、アプリは弥生 申告アプリ(iOSAndroid)を共通して使用します。

やよいの白色申告オンラインやよいの青色申告オンラインはソフトとアプリを併せて使用することで、確定申告が効率的に行えるといえるでしょう。

弥生 申告アプリ(iOSAndroid)の他に「弥生 レシート取込アプリ(iOSAndroid)」があります。

弥生 レシート取込アプリ(iOSAndroid)をダウンロードすることで、スマホのカメラによるレシートのデータの自動取り込み・仕訳ができるようになります。

確定申告書類や帳簿の作成に必要な取引データを、クレジットカード・銀行口座との連携で自動的に取り込んでくれたり、レシートや領収書をスマホのカメラで撮影すると自動で読み込み、仕訳してくれたりするので大変便利です。

情報が登録されれば、簡単なステップで確定申告に必要な書類を作成できますよ。

確定申告書類の作成だけでなく、e-Taxによる電子申告も難なく行えるので簿記の知識がなくても安心です。

メモ
専用アプリの利用には弥生IDの登録と会計ソフトの会員登録が必要です。アプリ単体では確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書などの作成ができないので注意しましょう。

やよいの白色申告 オンラインのフリープランであれば、ずっと無料で利用できるので、確定申告をする方は取り入れておくべきだといえるでしょう。

おすすめ3 マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワードクラウド確定申告
メリット
スマホアプリから確定申告データの作成・提出ができる
バックオフィス業務の効率化も可能
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
トライアル期間があるのはパーソナルプランのみ
こんな人におすすめ!
スマホで確定申告を完結させたい方
バックオフィス業務も効率化したい方
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ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ 10,800円
(月額払い:1,280円)
パーソナル 15,360円
(月額払い:1,680円)
1カ月
パーソナルプラス 35,760円

マネーフォワード クラウド確定申告マネーフォワード クラウド請求書マネーフォワード クラウド人事管理などのクラウドサービスでも知られる株式会社マネーフォワードによる提供の確定申告ソフトです。

明細データの取得・仕訳、レポートの作成といった機能が自動化され、確定申告にかかる手間を軽減してくれます。

銀行口座やクレジットカード、通販サイト、POSレジなど多様な明細データを自動で取得できますよ。

またAI(人工知能)が勘定科目を自動で提案してくれる上、登録した仕訳を学習するため、仕訳の作業時間を大幅に削減できるのもうれしいポイントです。

さらにマネーフォワード クラウド確定申告のアプリでは、スマホ一つで確定申告書や青色申告決算書の作成と申告が可能です。

アプリで利用可能な機能と利用料金は以下のとおりです。

【マネーフォワード クラウド確定申告のアプリの機能と料金】

※横にスクロールできます
利用料金(税込) 利用できる機能
無料プラン(iOSAndroid 0円 ・給与所得者の医療費控除・ふるさと納税の申告
・副業分の申告
パーソナルミニ(iOSAndroid 1,500円/月 ・決算書の作成・出力
・確定申告書の作成・提出
メモ
パーソナルプランやパーソナルプラスプランに登録すると、消費税申告の機能を利用できます。会計ソフトで消費税の申告書を作成すると、スマホアプリから申告することが可能です。

なおマネーフォワード クラウド確定申告の有料プランでは請求書の作成や経費・給与計算、勤怠管理などバックオフィスの効率化をサポートするサービスも利用することができます。

パーソナルプランであれば1カ月無料で試すことができるので、気軽に利用してみましょう。

6.確定申告をスマホで行う際によくある疑問

マイナポータル連携で控除データを自動で入力したいんだけど、家族のものも取得できるのかな?
マイナンバーが分からない場合はどうすれば良いの?

このように確定申告をスマホで行うことに関して、疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

本章では確定申告をスマホで行う際によくある疑問、以下三つについてご説明します。

疑問1 確定申告アプリと確定申告書等作成コーナーの違いは?

確定申告アプリと確定申告書等作成コーナーの違いは何だろう?

このように疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで確定申告アプリと確定申告書等作成コーナーの違いを以下の表に簡単にまとめました

【確定申告アプリと確定申告書等作成コーナーの違い】

確定申告アプリ 確定申告書等作成コーナー
利用料金 無料プラン、有料プランがある 無料
会員登録 必要 不要
青色申告への対応
帳簿の作成 ×
帳簿データの取り込み
マイナポータル連携 △(アプリによって異なる)
提供元 各メーカー 国税庁

確定申告書等作成コーナーは国税庁が提供しているシステムであり、会員登録をせず無料で利用できるといったメリットがあります。

ただし帳簿の作成ができない点に注意しましょう。

確定申告書等作成コーナーで確定申告書類を作成する場合は、手作業や会計ソフトなどで別途帳簿を作る必要があります。

一方確定申告アプリでは確定申告書類の作成・提出だけでなく、帳簿付けも簡単に行うことができます

一度情報を登録すれば、帳簿・確定申告書類の作成時に自動で入力されるソフトもあるので便利ですよ。

その半面、会員登録が必要であったり、コストが発生することがあったりといったデメリットがあることも押さえておきましょう。

税理士
帳簿の作成や確定申告書類の作成を簡単に済ませたいという方には、確定申告アプリの活用がおすすめです。

疑問2 マイナポータル連携は家族の控除データも取得できる?

マイナポータル連携で家族の控除情報も確定申告書に自動で入力できるの?

このようにマイナポータル連携で家族のデータを一緒に取得できるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

結論をいうと、マイナポータル連携で家族のデータを一括で取得することは可能です。

マイナポータル連携で家族の控除証明書などの情報を取得するには、以下の手順で手続きを行いましょう

【家族の控除証明書などのデータを取得する手順】
  • (1)マイナポータルにログインをして確定申告する人を「代理人」、家族を「委任者」として代理人登録を行う
  • (2)委任者が「お知らせサービス」「外部サイトへのお知らせ情報提供サービス」について「委任する」を選択する
  • (3)委任者がマイナポータルにある「確定申告の事前準備ページ」で事前設定を行う
  • (4)代理人がマイナポータルにログインし、確定申告の事前準備ページで事前設定を行う

詳細はマイナポータルサイトの「Q 家族名義の控除証明書を確定申告書等作成コーナーに連携したいのですが、手順がわかりません。」にてご確認いただけます。

疑問3 マイナンバーが分からない場合はどうすれば良い?

マイナンバーカードがなくてマイナンバーが分からないんだけど、どう対処すれば良いの?

マイナンバーの通知カードや交付申請書を紛失してしまった場合など、ご自身のマイナンバーが分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

ご自身のマイナンバーが分からない方でも以下の方法でマイナンバーカードを作成できますよ。

【通知カード・交付申請書を紛失した場合のマイナンバーカードの申請方法】
  • ・「申請書ID」が分かる場合は、オンラインで申請する
  • ・市区町村役所の窓口で交付申請書を発行してもらい、オンラインもしくは郵送で申請する
申請書IDとは
マイナンバーカードの申請を行う際に必要な23桁の数字のことです。「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」に記載されています。

通知カードや交付申請書がお手元になくマイナンバーも分からない場合は、マイナンバー記載の住民票を取得するのも一つの手です。

注意
マイナンバーが記載された住民票は市区町村役所でしか取得できません。同一世帯の家族のマイナンバーカードでコンビニ交付を利用して住民票を取得した場合にはマイナンバーが記載されないので注意しましょう。
税理士
マイナンバーカードを申請すると交付通知書が発送されるまで1カ月程度かかるため、時間に余裕を持って申し込むことをおすすめします。

7.まとめ

確定申告をスマホで行う方法は複数あり、いくつかの準備を行うことで簡単に申告することができます

マイナンバーカードの読み取りに対応しているスマホをお持ちの方は、確定申告を簡単に行うために確定申告アプリとマイナンバーカードを用意しましょう。

マイナンバーカードやマイナンバーカードの読み取り機能のあるスマホをお持ちでない方には、税務署でID・パスワード方式を発行してもらい、確定申告アプリを活用して申告するのがおすすめです。

なお確定申告は、確定申告書類の作成のみを行えば良いのではなく、日頃から帳簿付けを行っておく必要あるので注意しましょう。

確定申告アプリの提供元である会計ソフトと連携して利用することで日々の帳簿付けを自動化し、確定申告までを簡単に行えますよ。

簡便さを重要視する方には、特にfreee弥生会計マネーフォワード クラウドのブランドの会計ソフトとアプリが向いているといえるでしょう。

税理士
以下の会計ソフトとアプリは簿記の知識がなくても操作しやすく、確定申告にまつわる作業が自動化されるのでおすすめです。

【スマホでの確定申告におすすめの会計ソフト・確定申告アプリ3選】

※横にスクロールできます
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