初めてファクタリングサービスを利用する方でマネーフォワード アーリーペイメントの利用を検討している方であれば、このような疑問や不安を抱くでしょう。
マネーフォワード アーリーペイメントは法人向けのファクタリングサービスです。
運営元が東証プライム上場企業の子会社であるため、提供するファクタリングサービスも信頼性が高いといえます。
最短2日で売掛債権を現金化できる他、請求書だけではなく発注書も売却できるので早期の資金調達が可能です。
また50万~数億円までの売掛債権を取り扱っているため大規模な資金の調達もできます。
この記事ではマネーフォワード アーリーペイメントの特徴やメリット、注意点などを分かりやすく解説します。
1.マネーフォワード アーリーペイメントとは
マネーフォワード アーリーペイメントとは、株式会社マネーフォワードの子会社であるマネーフォワードケッサイ株式会社が運営するファクタリングサービスです。
法人専門のサービスであり、調達可能額は50万~数億円と幅広い金額のファクタリングに対応しています。
売掛債権の売却代金は最短2日で入金されるため、早急な資金調達に適しているといえるでしょう。
また二者間ファクタリングを採用しており、取引先にファクタリングサービスの利用を知られることがありません。
なお一般的なファクタリングサービスより手数料が低めに設定されている点も魅力といえるでしょう。
2.マネーフォワード アーリーペイメントのメリット
マネーフォワード アーリーペイメントを初めて利用する方であれば、他社と比べてどのような良さがあるのか気になりますよね。
マネーフォワード アーリーペイメントには以下の七つのメリットがあります。
メリット1 運営会社の信頼性が高い
マネーフォワード アーリーペイメントを運営しているマネーフォワードケッサイ株式会社は、東証プライムに上場している株式会社マネーフォワードの子会社です。
東証プライムに上場している企業が親会社なので、経営の基盤も安定しており信頼性が高いサービスであると考えられます。
メリット2 最短2日で入金される
マネーフォワード アーリーペイメントは、必要書類の提出から入金まで最短2営業日と資金調達までのスピードが早いのが特徴です。
スムーズに資金調達できる理由として、二者間ファクタリングを採用していることが挙げられます。
以下は二者間ファクタリングの仕組みをまとめた図です。
二者間ファクタリングなら、売掛先を通さず利用者とファクタリングサービス会社の二者間のみで契約が完了するため、スピーディーな資金調達が可能です。
メリット3 手数料が1~10%と低め
マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は、1~10%と一般的な水準よりも低めに設定されています。
マネーフォワード アーリーペイメントは二者間ファクタリングを採用しながらも手数料が最大10%に抑えられているため、お得なサービスだといえるでしょう。
メリット4 50万~数億円まで資金調達が可能
マネーフォワード アーリーペイメントでは、50万~数億円までの幅広い金額の資金調達が可能です。
50万円未満の少額の資金調達には向きませんが、上限額が高く設定されているため、高額の資金調達におすすめです。
マネーフォワード アーリーペイメントは多くの中小企業にとって利用しやすいサービスといえるでしょう。
メリット5 取引先に知られる心配がない
マネーフォワード アーリーペイメントでは二者間ファクタリングのみを扱っているため、取引先にファクタリングをした事実を知られる心配がありません。
三者間ファクタリングでは、必ず売掛先に売掛債権が譲渡されたことを知らせる通知がいくため、資金繰りに困っていることが知られてしまいます。
場合によっては信頼関係が悪化する可能性もあるため注意が必要です。
しかしマネーフォワード アーリーペイメントは二者間ファクタリングのみなので、取引先に知られることなく安心して利用できます。
メリット6 オンラインで契約が完了する
マネーフォワード アーリーペイメントなら、必要書類の提出から入金までオンラインで完結します。
必要書類の提出や記入は公式サイトのフォームから、基本的なやり取りは電話やメールなどで行います。
またファクタリングサービスに関する疑問などについての打ち合わせもオンラインでできます。
原則として対面で取引する必要はないため、資金調達までにかかる手間や時間が少なく利用しやすいといえるでしょう。
メリット7 請求書だけではなく発注書の買い取りも可能
マネーフォワード アーリーペイメントは、売掛債権の請求書だけではなく発注書の買い取りにも対応しています。
ファクタリングサービスのなかには、請求書のみを取り引きの対象としているものも多くあります。
請求書は納品後に発行されるため、請求書のみを対象とするサービスの場合、納品前の段階ではファクタリングを利用できません。
しかしマネーフォワード アーリーペイメントでは、発注書の買い取りにも対応しています。
3.マネーフォワード アーリーペイメントの注意点
マネーフォワード アーリーペイメントは多くのメリットがあるサービスですが、利用する際に以下の三つの注意点を知っておく必要があります。
注意点1 合同会社や個人事業主は利用できない
マネーフォワード アーリーペイメントは「法人専門」とうたっているものの、株式会社と有限会社が対象で合同会社には対応していません。
マネーフォワード アーリーペイメントで対応しているのは、売掛債権を有する株式会社や有限会社といった法人企業です。
注意点2 売掛債権の合計が50万円未満は利用不可
マネーフォワード アーリーペイメントの買取可能な売掛債権の下限額は50万円とされています。
そのため50万円未満の少額の売掛債権は買い取ってもらえません。
マネーフォワード アーリーペイメントで売掛債権を売却する場合は、1回の買い取りにつき合計額が50万円以上になるように申請してください。
注意点3 初回の手数料は割高
マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は1~10%ですが、初回のみ2%~と少し高めに設定されています。
ただし一般的なファクタリングサービスの手数料は10~20%程度といわれているため、初回の手数料がやや高めであってもお得なサービスであることに変わりはありません。
4.マネーフォワード アーリーペイメントを契約する流れ
マネーフォワード アーリーペイメントのファクタリングサービスは、必要書類の提出から入金まで4ステップで完結します。
STEP1 必要書類の提出
まずはマネーフォワード アーリーペイメントの公式サイトのフォームで必要事項を入力し、以下の書類を提出します。
必要書類 | 詳細 |
---|---|
決算書 | 一式(2期分の賃借対照表、損益計算書、勘定科目内訳書、税務申告書) |
買取希望債権の証憑(しょうひょう) | 取引先名、取引内容、債権金額、支払日などが分かる書面 |
入出金明細 | 直近6カ月分、事業で使用している全金融機関のもの |
残高試算表 | 直近の試算表(Excel形式が望ましいがpdf形式でも可) |
STEP2 審査
公式サイトのフォームから申し込みをした後は、ファクタリング契約が可能かどうかの審査が行われます。
審査は1営業日以内に完了し、メールや電話で調達可能額などの契約条件を提示してくれます。
STEP3 契約
マネーフォワード アーリーペイメントから契約条件を提示されたら、自社の希望どおりに資金調達できるかなど詳細な条件を確認しましょう。
提示された契約条件に問題がなければ契約に進みます。
STEP4 入金
マネーフォワード アーリーペイメントの契約を結んだ後は最短2営業日で入金されます。
売掛金が入金されたら、5日以内にマネーフォワード アーリーペイメントへ支払いをしましょう。
5.まとめ
マネーフォワード アーリーペイメントは、マネーフォワードケッサイ株式会社が運営している法人専門のファクタリングサービスです。
運営元が東証プライム上場企業の子会社なので、提供しているファクタリングサービスの信頼性も高いといえます。
マネーフォワード アーリーペイメントでは二者間ファクタリングを扱っており、取引先に知られずに最短2営業日で資金調達が可能です。
また一般的なファクタリングサービスの手数料が10~20%程度といわれているのに対して、マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は業界最安水準の1~10%に設定されています。
なおマネーフォワード アーリーペイメントの可能調達額は50万~数億円と幅広く、請求書はもちろん発注書の買い取りも依頼できますよ。
ただし合同会社・個人事業主の利用や、50万円未満の売掛債権の買い取りはできない点に注意しましょう。