マネーフォワード アーリーペイメントを利用する7つのメリットを解説

マネーフォワード アーリーペイメントにはどんな特徴やメリットがあるんだろう?
ファクタリングサービスの利用は初めてだけど安心して使えるのかな?

初めてファクタリングサービスを利用する方でマネーフォワード アーリーペイメントの利用を検討している方であれば、このような疑問や不安を抱くでしょう。

マネーフォワード アーリーペイメントは法人向けのファクタリングサービスです。

運営元が東証プライム上場企業の子会社であるため、提供するファクタリングサービスも信頼性が高いといえます。

最短2日で売掛債権を現金化できる他、請求書だけではなく発注書も売却できるので早期の資金調達が可能です。

また50万~数億円までの売掛債権を取り扱っているため大規模な資金の調達もできます。

この記事ではマネーフォワード アーリーペイメントの特徴やメリット、注意点などを分かりやすく解説します。

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1.マネーフォワード アーリーペイメントとは

マネーフォワード アーリーペイメント

マネーフォワード アーリーペイメントとは、株式会社マネーフォワードの子会社であるマネーフォワードケッサイ株式会社が運営するファクタリングサービスです。

ファクタリングサービスとは
持っている売掛債権をファクタリング会社に売却して現金化できるサービスです。一般的な企業の売掛金の入金サイクルは1カ月以上先ですが、ファクタリングサービスを利用することで数日以内に資金調達できます。

法人専門のサービスであり、調達可能額は50万~数億円と幅広い金額のファクタリングに対応しています。

売掛債権の売却代金は最短2日で入金されるため、早急な資金調達に適しているといえるでしょう。

また二者間ファクタリングを採用しており、取引先にファクタリングサービスの利用を知られることがありません。

メモ
二者間ファクタリングについては、こちらで解説しています。

なお一般的なファクタリングサービスより手数料が低めに設定されている点も魅力といえるでしょう。

お金のプロ
次の章ではマネーフォワード アーリーペイメントのメリットについて深掘りしますね。

2.マネーフォワード アーリーペイメントのメリット

マネーフォワード アーリーペイメントには他社と比べてどんなメリットがあるんだろう?

マネーフォワード アーリーペイメントを初めて利用する方であれば、他社と比べてどのような良さがあるのか気になりますよね。

マネーフォワード アーリーペイメントには以下の七つのメリットがあります。

【マネーフォワード アーリーペイメントのメリット】
マネーフォワード アーリーペイメントのメリット
お金のプロ
ここからはマネーフォワード アーリーペイメントのそれぞれのメリットを詳しく解説しますよ。

メリット1 運営会社の信頼性が高い

マネーフォワード アーリーペイメントを運営しているマネーフォワードケッサイ株式会社は、東証プライムに上場している株式会社マネーフォワードの子会社です。

東証プライムに上場している企業が親会社なので、経営の基盤も安定しており信頼性が高いサービスであると考えられます。

運営元の信頼性が高いなら、安心してサービスを利用できますね。

メリット2 最短2日で入金される

マネーフォワード アーリーペイメントは、必要書類の提出から入金まで最短2営業日と資金調達までのスピードが早いのが特徴です。

スムーズに資金調達できる理由として、二者間ファクタリングを採用していることが挙げられます。

以下は二者間ファクタリングの仕組みをまとめた図です。

【二者間ファクタリングの仕組み】
二者間ファクタリング

二者間ファクタリングなら、売掛先を通さず利用者とファクタリングサービス会社の二者間のみで契約が完了するため、スピーディーな資金調達が可能です。

メモ
資金調達をする際、銀行の融資では1カ月以上、売掛先の許可を得て行う三者間ファクタリングでは1~2週間程度かかるケースが一般的です。
お金のプロ
すぐに資金調達をしたい方にとって、最短2日で入金されるのは嬉しいポイントですよね。

メリット3 手数料が1~10%と低め

マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は、1~10%と一般的な水準よりも低めに設定されています。

メモ
一般的なファクタリングの手数料は10~20%程度といわれています。また二者間ファクタリングの場合、未回収リスクの高さから20%以上の手数料が設けられているケースもあります。

マネーフォワード アーリーペイメント二者間ファクタリングを採用しながらも手数料が最大10%に抑えられているため、お得なサービスだといえるでしょう。

お金のプロ
資金繰りに悩んでいる方にとって、手数料の低さは大きなメリットですよね。

メリット4 50万~数億円まで資金調達が可能

マネーフォワード アーリーペイメントでは、50万~数億円までの幅広い金額の資金調達が可能です。

50万円未満の少額の資金調達には向きませんが、上限額が高く設定されているため、高額の資金調達におすすめです。

マネーフォワード アーリーペイメントは多くの中小企業にとって利用しやすいサービスといえるでしょう。

お金のプロ
取り扱える売掛債権の上限額が数億円というサービスは多くないので、いざというときにも安心ですね。

メリット5 取引先に知られる心配がない

マネーフォワード アーリーペイメントでは二者間ファクタリングのみを扱っているため、取引先にファクタリングをした事実を知られる心配がありません

お金のプロ
ファクタリングには二者間ファクタリングのほかに、売掛先の承諾を受けて行う三者間ファクタリングがあります。

【三者間ファクタリングの仕組み】
三者間ファクタリング

三者間ファクタリングでは、必ず売掛先に売掛債権が譲渡されたことを知らせる通知がいくため、資金繰りに困っていることが知られてしまいます。

場合によっては信頼関係が悪化する可能性もあるため注意が必要です。

しかしマネーフォワード アーリーペイメントは二者間ファクタリングのみなので、取引先に知られることなく安心して利用できます

お金のプロ
取引先との良好な関係性を保ちたい場合は、二者間ファクタリングの利用がおすすめです。

メリット6 オンラインで契約が完了する

マネーフォワード アーリーペイメントなら、必要書類の提出から入金までオンラインで完結します。

必要書類の提出や記入は公式サイトのフォームから、基本的なやり取りは電話やメールなどで行います。

またファクタリングサービスに関する疑問などについての打ち合わせもオンラインでできます。

原則として対面で取引する必要はないため、資金調達までにかかる手間や時間が少なく利用しやすいといえるでしょう。

お金のプロ
オンラインでスピーディーかつ手軽にファクタリングサービスを利用できるのは、うれしいメリットですね。

メリット7 請求書だけではなく発注書の買い取りも可能

マネーフォワード アーリーペイメントは、売掛債権の請求書だけではなく発注書の買い取りにも対応しています。

ファクタリングサービスのなかには、請求書のみを取り引きの対象としているものも多くあります。

請求書は納品後に発行されるため、請求書のみを対象とするサービスの場合、納品前の段階ではファクタリングを利用できません。

しかしマネーフォワード アーリーペイメントでは、発注書の買い取りにも対応しています

発注を受けた段階で資金調達できるのは心強いなあ。

3.マネーフォワード アーリーペイメントの注意点

マネーフォワード アーリーペイメントのメリットは分かったけど、利用する時はどんなことに注意すれば良いのかな?

マネーフォワード アーリーペイメントは多くのメリットがあるサービスですが、利用する際に以下の三つの注意点を知っておく必要があります。

【マネーフォワード アーリーペイメントの注意点】
マネーフォワード アーリーペイメントの注意点
お金のプロ
サービスを利用できないケースも考えられるため、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。

注意点1 合同会社や個人事業主は利用できない

マネーフォワード アーリーペイメントは「法人専門」とうたっているものの、株式会社と有限会社が対象で合同会社には対応していません

お金のプロ
また法人専門なので個人事業主の利用もできません。

メモ
決算報告の義務がなく事業が小規模であるなどの理由から、合同会社や個人事業主は一般的な企業よりも信頼性が低いとみなされる傾向にあります。

マネーフォワード アーリーペイメントで対応しているのは、売掛債権を有する株式会社や有限会社といった法人企業です。

お金のプロ
合同会社や個人事業主の方は、対応するファクタリングサービスを利用しましょう。

メモ
個人事業主向けのファクタリングサービスはこちらで解説しています。

注意点2 売掛債権の合計が50万円未満は利用不可

マネーフォワード アーリーペイメントの買取可能な売掛債権の下限額は50万円とされています。

そのため50万円未満の少額の売掛債権は買い取ってもらえません

マネーフォワード アーリーペイメントで売掛債権を売却する場合は、1回の買い取りにつき合計額が50万円以上になるように申請してください。

お金のプロ
1件あたりが50万円に満たなくても、合計で50万円以上になるよう複数の売掛債権を同時に申請すれば取引対象になりますよ。

注意点3 初回の手数料は割高

マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は1~10%ですが、初回のみ2%~と少し高めに設定されています。

ただし一般的なファクタリングサービスの手数料は10~20%程度といわれているため、初回の手数料がやや高めであってもお得なサービスであることに変わりはありません。

お金のプロ
三つの注意を理解した上で、マネーフォワード アーリーペイメントのファクタリングサービスを賢く利用しましょう。

4.マネーフォワード アーリーペイメントを契約する流れ

マネーフォワード アーリーペイメントのファクタリングサービスを利用するには、どうすれば良いんだろう?

マネーフォワード アーリーペイメントのファクタリングサービスは、必要書類の提出から入金まで4ステップで完結します。

【マネーフォワード アーリーペイメントを契約する流れ】
マネーフォワード アーリーペイメントを契約する流れ
お金のプロ
オンラインで契約が完結するため必要最低限の手間とコストで資金調達できますよ。

STEP1 必要書類の提出

まずはマネーフォワード アーリーペイメントの公式サイトのフォームで必要事項を入力し、以下の書類を提出します。

【マネーフォワード アーリーペイメントの申し込みに必要な書類】
必要書類 詳細
決算書 一式(2期分の賃借対照表、損益計算書、勘定科目内訳書、税務申告書)
買取希望債権の証憑(しょうひょう) 取引先名、取引内容、債権金額、支払日などが分かる書面
入出金明細 直近6カ月分、事業で使用している全金融機関のもの
残高試算表 直近の試算表(Excel形式が望ましいがpdf形式でも可)
注意
決算書一式は事業年度が1期目の場合は不要で、2期目以降は直近の1期分、3期目以降は直近の2期分が必要です。
お金のプロ
自社の状況次第で提出する書類が異なるケースもあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

STEP2 審査

公式サイトのフォームから申し込みをした後は、ファクタリング契約が可能かどうかの審査が行われます。

審査は1営業日以内に完了し、メールや電話で調達可能額などの契約条件を提示してくれます。

メモ
サービスや契約条件など不明な点がある場合は、オンラインで打ち合わせが可能です。公式サイトのフォームから問い合わせてみましょう。
お金のプロ
すぐに審査結果が出るなら安心ですね。

STEP3 契約

マネーフォワード アーリーペイメントから契約条件を提示されたら、自社の希望どおりに資金調達できるかなど詳細な条件を確認しましょう。

提示された契約条件に問題がなければ契約に進みます。

お金のプロ
契約条件に納得できない場合は、この時点で申し込みをキャンセルできるため気軽に利用できますね。

STEP4 入金

マネーフォワード アーリーペイメントの契約を結んだ後は最短2営業日で入金されます

売掛金が入金されたら、5日以内にマネーフォワード アーリーペイメントへ支払いをしましょう。

お金のプロ
マネーフォワード アーリーペイメントなら申し込みから入金までスピーディーにできますよ。すぐに資金調達したい方におすすめです。

5.まとめ

マネーフォワード アーリーペイメントは、マネーフォワードケッサイ株式会社が運営している法人専門のファクタリングサービスです。

運営元が東証プライム上場企業の子会社なので、提供しているファクタリングサービスの信頼性も高いといえます。

マネーフォワード アーリーペイメントでは二者間ファクタリングを扱っており、取引先に知られずに最短2営業日で資金調達が可能です。

また一般的なファクタリングサービスの手数料が10~20%程度といわれているのに対して、マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は業界最安水準の1~10%に設定されています

なおマネーフォワード アーリーペイメントの可能調達額は50万~数億円と幅広く、請求書はもちろん発注書の買い取りも依頼できますよ。

ただし合同会社・個人事業主の利用や、50万円未満の売掛債権の買い取りはできない点に注意しましょう。

お金のプロ
マネーフォワード アーリーペイメントは信頼性の高いサービスであり、中小企業の資金調達におすすめです。