債務整理にかかる期間は?手続きの流れやブラックリストへの掲載期間

債務整理しようと思っているんだけど、手続きにどのくらいの期間がかかるんだろう?
債務整理をするとブラックリストに載るって聞いたけど、いつまで掲載されるの?

借金の返済により生活が困窮しており、できるだけ早く問題を解決したいと思う方が多くいらっしゃるでしょう。

借金問題にお悩みの方は、法律に基づき借金を減額・免除できる「債務整理」をするのがおすすめです。

債務整理には四つの種類があり、それぞれ手続きの流れや内容が違うため、手続きにかかる期間も異なります

また債務整理をした事実は信用情報機関に登録され、いわゆる「ブラックリストに載る」という状態になります。

ブラックリストへ掲載される期間も債務整理の方法によって異なるため注意が必要です。

各債務整理の手続きにかかる期間やブラックリストへの掲載期間などを把握しておけば、ご自身に適した方法を選ぶことができますよ。

この記事では債務整理にかかる期間や手続きの流れ、ブラックリストへの掲載期間などを四つの方法別に詳しく紹介します。

【借金問題の相談におすすめの弁護士・司法書士事務所3選】
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弁護士・司法書士事務所名 相談料 特徴
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「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。
目次

1.債務整理の四つの種類

借金のの元金や利息を減額・免除できる債務整理には「任意整理」「民事再生(個人再生)」「自己破産」「特定調停」の4種類があります。

債務整理の方法によって手続きの目的や内容、かかる費用、利用条件などが以下のように異なります。

【四つの債務整理の特徴】
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債務整理の種類 主な目的 手続きの内容 費用 利用条件
任意整理 ・将来利息や遅延損害金の減額・免除
・返済期間の調整
一般的に弁護士や司法書士に依頼して借入先に直接、和解交渉をする 借入先1社につき5万円程度~ ・減額後の借金を返済できるほどの安定した収入がある
・減額後の借金を3~5年で完済できる見込みがある
・減額後の借金を返済する意思がある
民事再生(個人再生) ・元金を含む借金の大幅な減額
・返済期間の調整
一般的に弁護士や司法書士に依頼して裁判所に申し立て、「再生計画」の認可を得る 30万〜80万円程度 小規模個人再生の場合
・借金の総額(住宅ローンを除く)が5,000万円以下である
・将来、継続的かつ反復した収入を得る見込みがある

給与所得者等再生の場合
・給与変動の幅が年間約20%以下である

自己破産 ・借金の全額免除 一般的に弁護士や司法書士に依頼して裁判所に申し立てる 30万〜130万円程度 ・支払い不能である
・破産法30条の破産障害事由に該当しない
・破産法252条の免責不許可事由に該当しない
特定調停 ・利息などの減額
・返済期間の調整
債務者(お金を借りている人)本人が簡易裁判所に申し立てる 借入先1社につき1,000円程度 ・期日どおりに借金を返せる見込みがない「特定債務者」である
お金のプロ
ご自身の借金や生活の状況に合わせて、どの手続きを行うのか選択しましょう。

なお任意整理、民事再生(個人再生)、自己破産の場合には弁護士や司法書士に依頼するのが一般的ですが、特定調停の場合にはご自身で手続きを行う必要があります。

メモ
各債務整理の方法についての詳細はこちらの記事をご参照ください。

2.債務整理にかかる期間

債務整理の手続きにはそれぞれどのくらい期間がかかるんだろう?
債務整理をしたら、いつまでに完済すれば良いの?

借金問題が解決するまでに実際どれくらいの期間がかかるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの章では債務整理の各手続きにかかる期間や債務整理をしてから完済までの期間について解説します。

2-1.任意整理の期間

任意整理の手続きにかかる期間の目安は3カ月~半年ほどとされています。

他の債務整理の方法とは異なり、任意整理は裁判所を介さずに行うため、手続きが早く終わる傾向にあります。

お金のプロ
借入先の対応が早かったり、和解交渉がスムーズに進んだりすれば、より迅速に手続きを終わらせることができるでしょう。

また任意整理後、借金を返済していく期間は3~5年とされており、36~60回に分割して支払うのが一般的です。

2-2.民事再生(個人再生)の期間

民事再生(個人再生)の手続きにかかる期間は4カ月~1年程度が目安とされていますが、さまざまな要因によって変わります。

特に裁判所への申し立て後に個人再生委員が選ばれるか選ばれないかによって、手続き完了までの期間が大きく異なります。

個人再生委員とは
民事再生(個人再生)の手続きが適切に行われるように、監督・補助をするために裁判所によって選任される委員のことです。なお東京地方裁判所においては全ての事件に個人再生委員がつきますが、その他の裁判所では債務者が弁護士をつけて申し立てた場合、選任されません。
お金のプロ
個人再生委員が選ばれると、債務者に返済能力があるかどうかを確認するための履行テストが4〜6カ月ほどかけて行われるので、手続きが完了するまで時間を要するのです。

民事再生法第229条2項2号により、民事再生(個人再生)後の借金の返済期間は原則3年間と定められていますが、特別な事情がある場合には5年まで延長できるとされています。

2-3.自己破産の期間

自己破産には「同時廃止事件」と「少額管財事件」があります。

手続き完了までの期間は同時廃止事件で3カ月~半年ほど、少額管財事件で半年~1年ほどが目安とされています。

同時廃止事件と少額管財事件には、以下のような違いがあります。

【同時廃止事件と少額管財事件の違い】
自己破産の種類 概要
同時廃止事件 債権者に配当できるだけの財産が債務者にない場合に、破産手続きの開始決定と同時に廃止される
少額管財事件 債権者に配当できるだけの財産を債務者が持っている場合や財産に関する調査が必要と判断される場合に、破産管財人によって財産の調査や清算が進められる
お金のプロ
どちらの事件として手続きを進めるかは裁判所が判断しますが、一般的に20万円を超える資産がない場合には同時廃止事件として扱われます。

なお自己破産後は債務全額の返済義務が免除されるので、借金を返していく必要はありません

2-4.特定調停の期間

特定調停の手続きにかかる期間の目安は3~5カ月ほどとされています。

特定調停は債務者本人が簡易裁判所に申し立てて行う手続きですが、調停委員に間に入ってもらい債権者と話し合いをするため、比較的早く終えることができます。

なお特定調停後の借金の返済期間は任意整理と同様、3~5年とされることが一般的です。

注意
債権者と交渉をしても合意が得られない場合には、和解できないまま終わる可能性もあります。

3.債務整理の手続きの流れ

四つの債務整理にかかる期間は分かったけれど、具体的な手続きの流れも知りたいな……。

このように債務整理の流れが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

方法によって手続きの内容は大きく異なるので、債務者が行わなければならないことや準備する書類などを事前に確認しておきましょう

お金のプロ
本章では債務整理の手続きの流れや内容を詳しく解説します。

3-1.任意整理の流れ

任意整理の手続きの流れは以下のとおりです。

【任意整理の手続きの流れ】
任意整理の手続きの流れ

まず債務整理を行っている弁護士・司法書士事務所に相談して、依頼先が見つかったら「委任契約」を交わします。

委任契約とは
法律行為(業務)の遂行を目的として委託する契約のことです。

委任契約が結ばれるとすぐに、弁護士・司法書士が任意整理の代理人となったことを伝える「受任通知」を手続きの対象の借入先に発送します。

受任通知を受け取った借入先は貸金業法第21条第1項第9号の規定により、任意整理の手続きが終わるまで債務者に対して支払い督促の連絡をしたり、取り立てを行ったりすることができません。

つまり任意整理をしている間は、借入先への返済を一時的にストップできるのです。

また受任通知の発送と同時に取引履歴の開示請求も行われます。

お金のプロ
取引履歴が提出される期間は借入先によって異なり、2週間ほどで届く場合もあれば、1カ月以上かかるケースもあります。

取引履歴が開示されたら、弁護士・司法書士が「引き直し計算」を行います。

引き直し計算とは
利息制限法で定められた制限利率に基づき、これまでの返済額と利息を再計算することです。

引き直し計算によって判明した本来支払うべき残債務(借金の残額)を参考に和解案を提示し、借入先に交渉します。

無事に交渉が成立したら、和解内容に従って借金を返済します

3-2.民事再生(個人再生)の流れ

民事再生(個人再生)の手続きは以下の流れで行います。

【民事再生(個人再生)の手続きの流れ】
民事再生(個人再生)の手続きの流れ

まず弁護士・司法書士事務所に相談して、委任契約を結びます

委任契約が取り交わされると、弁護士・司法書士は借入先へ受任通知の発送、債権の調査を行います。

調査結果が出たら民事再生の申立書を作成し、手数料分の収入印紙を同封して裁判所に送付します。

注意
司法書士は申立書の作成には対応できますが、弁護士のように裁判所への申し立てはできません。そのため司法書士に手続きを依頼する場合、債務者本人が裁判所への申し立てをする必要があります。

裁判所によっては選任されないところもありますが、申立書が受理されてから1週間程度で手続きの監督・補助を行う個人再生委員が選任されます

個人再生委員が選任された場合には面談を行い、債務者に借金を支払える能力があるのかを確かめる履行テストが行われます。

メモ
履行テストでは再生計画案で提示した月々の弁済額と同額の代金を指定した口座に4~6カ月の間、毎月積み立てます。履行テストの終了後、個人再生委員の報酬として一定金額が差し引かれ、残りが返還されます。

履行テストの1回目の支払いが無事に完了したら、個人再生委員が手続きを始めるべきかを判断し、意見書を作成して裁判所に提出します。

意見書が認められれば個人再生手続きが開始され、裁判所から債権者に手続きの開始決定書と債権届出書が送られます。

債権者は手続きの開始決定から約6週間後に設けられる期限までに、債権届出書を裁判所に提出します。

債権者から送られた債権届出書は裁判所によって債務者に送付され、債務者は再生債権の金額に異議があるかどうかを確認します。

再生債権額が明確になったら、債務者が再生計画案を作成して裁判所に提出し、認可されれば手続きが完了します。

なお手続きの終了後は再生計画に沿って原則3年(5年まで延長可)で減額後の債務を返済します

3-3.自己破産の流れ

自己破産の手続きは以下の流れで行います。

【自己破産の手続きの流れ】
自己破産の手続きの流れ

任意整理や民事再生(個人再生)と同様、ますは弁護士・司法書士事務所に相談し、委任契約を結びます

委任契約の締結後、弁護士・司法書士は借入先に受任通知を送り、破産の申し立てに必要な書類を準備します。

必要書類がそろったら裁判所に申し立てをして、裁判官と面接を行います

メモ
面接では資産や債務額、自己破産をするに至った経緯などを説明しますが、弁護士に依頼している場合には債務者に代わって弁護士が審尋を受けます。

面接で問題がなければ破産手続きの開始が決定され、換価できる財産がない場合には同時廃止事件、換価できる財産がある場合には少額管財事件として処理されます。

お金のプロ
それぞれの流れを見てみましょう。

3-3-1.同時廃止事件の流れ

同時廃止事件と判断される場合、以下のような流れで手続きが進みます。

【同時廃止事件の手続きの流れ】
同時廃止事件の手続きの流れ

同時廃止事件では破産手続が開始(破産宣告)されると同時に破産手続きの廃止も決定(同時廃止決定)され、免責許可すべきか判断するための「免責審尋」が行われます

免責審尋では破産者本人が裁判官と面接をし、簡単な質問や免責許可された場合の注意などを受けます。

弁護士に手続きを依頼している場合には、弁護士が免責尋問に同席します。

免責審尋から1週間ほどで免責許可決定の通知が届き、税金などを除いた全ての借金が免除されます

3-3-2.少額管財事件の流れ

少額管財事件と判断された場合には、以下のように手続きを行います。

【少額管財事件の手続きの流れ】
少額管財事件の手続きの流れ

破産手続きの開始が決定されると「破産管財人」が選任され、破産管財人によって面接や債権者集会などが行われます

破産管財人とは
破産手続きにおいて破産者の財産の管理・処分する権利を持つ人のことで、裁判所の管轄にある弁護士事務所から選任されます。

破産管財人との面接では主に破産者の財産の調査が行われ、債権者集会では破産管財人が各債権者に事件の概要や配当の予定などを説明します。

面接や債権者集会が行われた後、破産者の財産は換価され各債権者に配当されます

その後裁判所が免責許可決定をすると、税金などの非免責債権を除いた全ての債務の支払い義務が免責されます

3-4.特定調停の流れ

特定調停の手続きの流れは以下のとおりです。

【特定調停の手続きの流れ】
特定調停の手続きの流れ

まずは簡易裁判所で特定調停申立書一式を受け取り、申立書の作成と必要書類の準備をします。

書類が全て用意できたら、借入先の所在地の地区を管轄している簡易裁判所に申し立てます

メモ
債権者が複数いる場合には、債権者の数が最も多い地区の簡易裁判所に申し立てます。

申し立てが受理されると、裁判所から事件受付票が交付されます。

また申し立ての受理後3〜4日程度で、裁判所から債権者に申し立ての事実を伝える通知や契約書、取引履歴の開示を求める書類が送られます。

次に裁判所は2人の「調停委員」を選任します。

調停委員とは
調停に一般市民の良識や専門的な知識・経験に基づく意見を反映させるために設けられた委員であり、社会生活上の知識・経験が豊富な人や専門的な知識を持つ人のなかから選任されます。具体的には40歳以上70歳未満の弁護士や医師、大学教授、公認会計士などの専門家や地域社会に密着して幅広く活動してきた人などが選ばれています。

申し立てから約1カ月後に調停員と債務者の面談(調査期日)が設けられ、債務の調査や生活状況の確認をしてから返済計画案が作成されます。

調査期日の約1カ月後には調停期日(第1回調停期日)が設けられ、調停委員と各債権者によって作成した返済計画案の調整が行われます。

調停期日で債権者の同意を得ることができれば最終的な調停調書が作成されますが、同意が得られない場合には調停委員会によって「17条決定」が出されます

17条決定とは
民事調停法第17条によって定められている「調停に代わる決定」のことであり、調停が成立する見込みがない場合に、裁判所が当事者に解決案を示すことをいいます。調停調書と同等の法的効力を有しています。

和解内容または17条決定の内容が記されている調停調書が本人および債権者に送付され、両者から異議がなければ2週間ほどで特定調停の内容が確定されます

なお万が一、債権者から異議があった場合、調停調書の内容には一切効力がないため、別の方法を検討する必要があります。

4.債務整理をした際のブラックリストへの掲載期間

債務整理をすると、ブラックリストに載ってしまうの?
どれくらいの期間、ブラックリストに情報が残るの?

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論からいってしまえば、四つの債務整理のうちどの方法を選んでも、債務整理をしたという事実は一定期間ブラックリストに載ってしまいます

信用情報機関に事故情報が登録されることを一般的に「ブラックリストに載る」といい、新たな借り入れやクレジットカードの発行・利用などができなくなります。

ただし永久的に情報が残るわけではなく、一定期間を過ぎればブラックリストから抹消されます

なお信用情報機関には「JICC(日本信用情報機関)」「CIC(シー・アイ・シー)」「KSC(全国銀行個人信用情報センター)」の三つがあります。

この章では債務整理をした際にブラックリストに掲載される期間について、手続き別に紹介します。

お金のプロ
ブラックリストに載る期間は信用情報機関によって、また債務整理の種類によって違うため、事前に確認しておきましょう。

4-1.任意整理の場合

任意整理を行った際にブラックリストに掲載される期間は以下のとおりです。

【任意整理した際のブラックリストへの掲載期間】
信用情報機関 掲載期間
JICC 2019年9月30日以前の契約の場合…手続き開始から5年を超えない期間
2019年10月1日以降の契約の場合…契約中および完済から5年以内
CIC 登録されない
KSC 登録されない
※保証会社からの代位弁済が行われた場合、「代位弁済」が事故情報として登録される(代行弁済が行われた時点から5年間)

任意整理の場合、基本的にJICC以外の信用情報機関に事故情報は登録されません

ただし銀行からの借り入れを任意整理する場合、保険会社によって「代位弁済」されるため注意が必要です。

代位弁済とは
債務者や債権者以外の第三者が代わりに借金を返済することです。銀行でローンを借りた場合には保証会社や保証協会の保証が付いていることが一般的で、任意整理すると代位弁済されます。

代位弁済が行われたときにはKSCにも事故情報が登録されます

4-2.民事再生(個人再生)の場合

民事再生(個人再生)をした際のブラックリストへの掲載期間は以下のとおりです。

【民事再生(個人再生)した際のブラックリストへの掲載期間】
信用情報機関 掲載期間
JICC 2019年9月30日以前の契約の場合…手続き開始から5年を超えない期間
2019年10月1日以降の契約の場合…契約中および完済から5年以内
CIC 登録されない
KSC 手続きの開始決定日から10年以内

民事再生(自己破産)の場合には、JICCおよびKSCに事故情報が登録されます。

JICCへの登録期間は任意整理と同様に5年以内ですが、KSCには手続きが開始決定してから10年ほど登録されます。

4-3.自己破産の場合

自己破産した事実がブラックリストに登録される期間は以下のとおりです。

【自己破産した際のブラックリストへの掲載期間】
信用情報機関 掲載期間
JICC 2019年9月30日以前の契約の場合…手続き開始から5年を超えない期間
2019年10月1日以降の契約の場合…契約中および完済から5年以内
CIC 契約中および免責許可決定の日から5年以内
KSC 手続きの開始決定日から10年以内

自己破産をすると全ての信用情報機関に事故情報が登録されます

JICCとCICの登録期間は5年を超えない範囲ですが、KSCの場合には手続きの開始決定がされてから10年以内とされています。

4-4.特定調停の場合

特定調停をした際のブラックリストへの掲載期間は以下のとおりです。

【特定調停した際のブラックリストへの掲載期間】
信用情報機関 掲載期間
JICC 2019年9月30日以前の契約の場合…手続き開始から5年を超えない期間
2019年10月1日以降の契約分…契約中および完済から5年以内
CIC 契約中および取引終了から5年間
KSC 契約中および取引終了から5年間

特定調停をした場合にも、三つの信用情報機関全てに事故情報が登録されます

JICCへの掲載期間は特定調停の申し立てをした日から5年を超えない期間、CICとKSCの場合は契約期間中および取引終了から5年間とされています。

5.債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所11選

債務整理をしたいんだけど、依頼できる弁護士・司法書士の探し方が分からない……。
債務整理の手続きをスムーズに行ってくれる弁護士・司法書士事務所ってどこだろう?

このように債務整理を検討していて、どのように弁護士・司法書士事務所を選べば良いか分からない方もいらっしゃるでしょう。

弁護士・司法書士事務所によって扱っている案件や得意としている案件のジャンルが異なるため、慎重に依頼先を選ぶことが重要です。

お金のプロ
そこでこの章では債務整理を依頼する際におすすめの弁護士・司法書士事務所を11社厳選してお伝えします。

債務整理の依頼におすすめの弁護士・司法書士事務所11選】
※横にスクロールできます
弁護士・司法書士事務所名 対応可能エリア 相談料 分割払い(着手金など)
弁護士法人ライズ綜合法律事務所 全国 無料
グリーン司法書士法人 全国 初回無料
司法書士法人赤瀬事務所 全国 初回無料(出張費が発生する可能性がある) 非公開
弁護士法人サンク総合法律事務所 全国 無料
司法書士法人みつ葉グループ 全国 無料
弁護士法人ユア・エース 全国 無料
弁護士法人つちぐり法律事務所 非公開 債務整理専用の電話窓口であれば無料 非公開
弁護士法人イージス法律事務所 全国 初回無料 着手金の場合相談可能
弁護士法人・響 全国 無料
ベリーベスト法律事務所 全国 無料
司法書士法人みどり法務事務所 全国 無料 非公開

おすすめ1 弁護士法人ライズ綜合法律事務所

メリット
債務整理の実績が豊富
相談は何度でも無料
デメリット
着手金が少し高め
こんな人におすすめ!
親身に対応してくれる事務所に依頼したい方

 

相談料 無料
問い合わせ先 【相談専用フリーダイヤル】
0120-657-001(受付時間は9:00~21:00)

費用 【任意整理】 
着手金:借入先1カ所につき5万5,000円~
解決報酬:借入先1カ所につき2万2,000円
減額報酬:減額分の11%
送金管理費:借入先1カ所につき月1,000円/回
通信費:借入先1カ所につき2,200円
【民事再生(個人再生)】
着手金:41万8,000円
(住宅ローン特例を適用させる場合は52万8,000円)
申立費用などの実費:5万円
再生委員費用:15万円~
【自己破産(同時廃止事件)】
通信費および申し立てなどの諸費用:3万円
着手金:36万3,000円(10カ所以下または借金総額500万円未満)、41万8,000円(11カ所以上または借金総額500万円以上)
【自己破産(少額管財事件)】
通信費および申し立てなどの諸費用:3万円
着手金:41万8,000円(10カ所以下または借金総額500万円未満)、47万3,000円(11カ所以上または借金総額500万円以上)

※出張する場合、出張旅費・交通費が別途発生
※裁判所の所在地によって、弁護士の日当3万3,000円または5万5,000円が発生

【過払い金返還請求(残債務のない場合)】
過払い返還報酬:過払い金回収額の22%
※訴訟の場合は、過払い金回収額の27.5%
通信費:借入先1カ所につき2,200円
解決報酬:借入先1カ所につき2万2,000円

分割払い
対応時間 平日10:00〜19:00(フリーダイヤルは9:00~21:00、土日祝日も対応)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/東京・神奈川・大阪
住所 〒103-0027
東京都中央区日本橋3-9-1 日本橋三丁目スクエア12階

弁護士法人ライズ綜合法律事務所は東京、神奈川、大阪の3カ所に拠点を置き、全国を対象に法律問題の依頼を受け付けている弁護士事務所です。

債務整理を得意としており、他にも離婚問題や交通事故、B型肝炎給付金請求などのさまざまな案件を扱っています。

弁護士法人ライズ綜合法律事務所は「どんな方でも相談しやすい、身近な存在の弁護士事務所」を目指しているので、依頼者の事情を考慮して手続きしてくれる可能性が高いといえます。

また何度でも無料で相談することが可能なので、手続きの期間や費用などに関して不安のある方は気兼ねなく相談してみましょう。

無理のない範囲で支払いできるように、費用の分割払いに対応していますよ。

来所の難しい方は9:00~21:00であれば電話でも相談可能です。

おすすめ2 グリーン司法書士法人

グリーン司法書士法人
メリット
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オンラインでも来社でも相談が可能
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借入先1カ所の借金が140万円を超える場合には対応不可
裁判で代理人になれない
こんな人におすすめ!
活気のある司法書士事務所に依頼したい方
土日にも対応して欲しい方

 

相談料 初回無料
問い合わせ先 フォームでの問い合わせは24h対応
費用 【任意整理】
着手金:0円
基本料金:1社につき2万1,780円〜
過払い金返還成功報酬:回収額の22%(裁判なし)、回収額の28%(裁判あり)
【民事再生(個人再生)】
着手金:0円
基本料金:33万円~(2社以降1社につき+22,000円)
住宅ローン特例計画案付:5万5,000円
【自己破産(同時廃止事件)】
着手金:0円
基本料金:26万4,000円(2社以降1社につき+20,900円)
管財事件加算:16万5,000円
【過払い金返還請求】
着手金:0円
基本料金:1社につき2万1,780円
返還成功報酬:回収額の22%(裁判なし)、回収額の28%(裁判あり)
分割払い
対応時間 平日9:00〜20:00、土日祝10:00〜17:00※債務整理の相談受付は24hh
対応エリア/拠点 全国/東京・大阪・名古屋
住所 <東京事務所>
〒163-0512
東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 新宿野村ビル12階

<大阪事務所淀屋橋オフィス>
〒541-0043
大阪市中央区高麗橋4丁目5番2号高麗橋ウエストビル2階

<大阪事務所難波オフィス>
〒542-0076
大阪市中央区難波4丁目4−4 難波御堂筋センタービル8階

<名古屋事務所>
〒450-0002
名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング11階 部屋番号:11116

備考 <東京事務所>
東京司法書士会
常駐特定社員 司法書士 山田 愼一(簡裁訴訟代理認定番号 第512206号)

<大阪事務所 淀屋橋オフィス>
大阪司法書士会
常駐特定社員 司法書士 中川徳将(簡裁訴訟代理認定番号 第912077号)

<大阪事務所 難波オフィス>
大阪司法書士会
常駐特定社員 司法書士 市川有美(簡裁訴訟代理認定番号 第1012010号)

<名古屋事務所>
愛知県司法書士会
常駐特定社員:司法書士 渡邊優太(簡裁訴訟代理認定番)

グリーン司法書士法人は大阪と東京、名古屋の3拠点にオフィスを持つ司法書士法人です。

行政書士法人も兼業しており、不動産や相続などの登記から債権回収、債務整理など幅広い法律案件に対応しています。

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信頼できる司法書士を探しているという方や、専門家にじっくり丁寧に相談に乗って欲しいという方はグリーン司法書士法人の無料相談を利用するのがおすすめです。

注意
※1手続きにかかる金額や期間などについては、取引期間や借入状況などによって個人差があります。
※2相談内容は司法書士法の範囲に限ります。1社140万円を超える額の債務整理の代理人にはなれません。

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着手金:借入先1カ所につき2万2,500円(税込)~
成功報酬金:無料
基本報酬:基本無料
減額報酬:減額分の11%~

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※出張する場合、出張費用・交通費が別途発生

【過払い金返還請求】
過払い金返還報酬:過払い金回収額の22%

分割払い 非公開
対応時間 平日9:00〜18:00(時間外対応可能・要予約)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/大阪
住所 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満2-6-8 堂島ビルヂング416号室

司法書士法人赤瀬事務所は大阪に拠点を置き、関西地方を中心に全国の借金問題を扱っている司法書士事務所です。

代表の赤瀬丈晴司法書士が土地家屋調査士と行政書士の資格を所有しており、不動産関連の案件も得意としています。

不動産に関する悩みがある方は借金の問題と同時に相談することも可能です。

また事前に予約をすれば営業時間外でも対応してくれます。

ただし司法書士事務所であるため、借入先1カ所あたりの借金額が140万円を超えている場合には手続きができない点に注意しましょう。

なお匿名で相談することも可能なので、個人情報を伝えず気軽に問い合わせてみたい方にもおすすめです。

おすすめ4 弁護士法人サンク総合法律事務所

弁護士法人サンク総合法律事務所
メリット
借金問題に関する実績が豊富
丁寧かつ親身に対応してくれる
デメリット
任意整理以外の費用の詳細を知るには問い合わせが必要
こんな人におすすめ!
アットホームな雰囲気の弁護士事務所に相談したい方
相談料 無料
問い合わせ先 0120-281-739
費用(税込) 【任意整理】
着手金:借入先1カ所につき1万1,000円〜
基本報酬:借入先1カ所につき1万1,000円〜
減額報酬:減額分の11%
※民事再生および自己破産の費用は要問い合わせ

【過払い金返還請求】 
着手金:0円
報酬金:借入先1カ所につき2万2,000円
過払い金返還報酬:過払い金回収額の22%
※訴訟の場合は、過払い金回収額の27.5%

分割払い
対応時間 平日9:30〜18:30(応相談)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/東京
住所 〒104-0032
東京都中央区八丁堀4-2-2 UUR京橋イーストビル2階

弁護士法人サンク総合法律事務所(旧樋口総合法律事務所)は東京都中央区に拠点を構え、全国を対象に法律問題を扱っている弁護士事務所です。

不動産取引、離婚、相続、企業の倒産処理、貸金問題など幅広い案件を扱っていますが、特に債務整理を得意としており、月の相談件数は600件を超えます

事務所の雰囲気がアットホームで相談者のことを配慮してくれるので、初めての方でも気軽に相談できます。

なお債務整理の着手金や依頼費用の分割払いに対応しているので、今すぐに費用を用意できない場合にも安心して依頼できますね。

親身に相談に乗ってくれるので、債務整理が初めてで不安のある方でも問い合わせやすい事務所だといえるでしょう。

おすすめ5 司法書士法人みつ葉グループ

メリット
債務整理に特化したチームがある
大手の司法書士法人で安心感がある
デメリット
借入先1カ所の借金が140万円を超える場合には対応不可
裁判所で代理人になれない
こんな人におすすめ!
大手の司法書士法人に依頼したい方
借入先1カ所あたり140万円以下の債務を整理したい方
相談料 無料
問い合わせ先 受付時間は0120-739-002(平日10:00~19:00)
費用(税込) 【任意整理】
基本報酬:借入先1カ所につき1万1,000円~
【民事再生(個人再生)】
着手金:0円
基本報酬:33万円~
【自己破産】
着手金:0円
基本報酬:33万円~
【過払い金返還請求】
過払い金返還報酬:過払い金回収額の22%
分割払い
対応時間 9:00〜18:00(土日祝日、年末年始を除く)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/東京、札幌、横浜、大阪、広島、福岡、那覇
住所 〒105-0001
東京都港区虎ノ門5-12-11 NCOメトロ神谷町4階・5階(総合受付4階)

司法書士法人みつ葉グループは東京、札幌、横浜、大阪、広島、福岡、那覇の7カ所に事務所を置き、全国を対象に法律問題を扱う大手の司法書士法人です。

債務整理をはじめ、企業法務や商業登記、不動産登記、相続、家族信託などの案件を得意としています。

司法書士法人みつ葉グループは司法書士法人のみならず、行政書士法人や土地家屋調査士法人なども運営しており、各分野の専門家と連携して解決を目指してくれます

また専属チームが設けられており、豊富な経験と知識を持つ司法書士がフルサポートしてくれる点も特徴の一つです。

相談や過払い金の調査は無料で受け付けているので、気軽に問い合わせてみましょう。

おすすめ6 弁護士法人 ユア・エース

弁護士法人ユア・エース
メリット
案件ごとに専属のチームを設けている
メディアの出演実績が多い
デメリット
手続きの際の着手金が少し高め
こんな人におすすめ!
迅速な対応を重視する方
相談料 無料
問い合わせ先 0120-951-408(受付時間は平日9:00〜18:00)
費用(税込) 【任意整理】
着手金:借入先1カ所につき5万5,000円~
和解報酬:1万1,000円~
減額報酬:減額分の11%
【民事再生(個人再生)】
着手金:22万円〜(住宅ローンありの場合は33万円〜)
報酬金:33万円〜
【自己破産】
着手金:22万円〜
報酬金:33万円〜
【過払い金返還請求】
過払い金返還報酬:過払い金回収額の22%
※訴訟の場合は、過払い金回収額の27.5%
分割払い
対応時間 平日9:00〜18:00(債務整理専用のフリーダイヤル、問い合わせフォームは24時間・365日受付)
対応エリア/拠点 全国/東京・福岡
住所 〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町2-3-14 堀留THビル10階

弁護士法人ユア・エース(旧弁護士法人天音総合法律事務所)は東京に本店があり、福岡に支店を置く弁護士事務所です。

全国から寄せられる交通事故、消費者トラブル、離婚トラブルなどの法律問題に対応しており、特に債務整理を得意としています。

これまでに借金問題に関する相談が17万件以上あり、豊富な実績があることがうかがえます。

案件ごとに専属チームが設けられているので、担当の弁護士が問題の解決まで徹底的にサポートしてくれます。

チームの連携力を活かして迅速に対応するため、スピーディーに手続きできる点も強みです。

またメディアへの出演実績が豊富なので、安心して依頼できますね。

なお毎日24時間無料で電話相談を受け付けているので、忙しい方でも問い合わせやすいといえます。

おすすめ7 弁護士法人つちぐり法律事務所

弁護士法人つちぐり法律事務所
メリット
20年以上のキャリアを持つベテラン弁護士が運営
デメリット
公式サイトに掲載されている事務所の情報が比較的少ない
こんな人におすすめ!
親身に対応してくれる事務所に依頼したい方
相談料 債務整理専用の電話窓口であれば無料
問い合わせ先 03-6635-1922(受付時間は平日9:00~19:00)
費用(税込) 【任意整理】
着手金:5万5,000円〜
報酬:1万1,000円〜
減額報酬:減額分の11%
【民事再生(個人再生)】
着手金:33万円〜
報酬金:22万円〜(住宅ローンありの場合は33万円〜)
【自己破産】
着手金:33万円〜
報酬金:22万円〜
【過払い金返還請求】
着手金:0円
報酬:2万2,000円
過払い金返還報酬:過払い金回収額の22%
※訴訟の場合は、過払い金回収額の27.5%
分割払い 非公開
対応時間 平日9:00〜19:00※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 非公開/東京
住所 〒160-0004 東京都新宿区四谷4-7-5 白川ビル4階

弁護士法人つちぐり法律事務所は東京都新宿区に拠点を構え、全国の法律問題を扱う弁護士事務所です。

借金問題をはじめとするさまざまな案件に対応しており、離婚、遺言、相続、交通事故、環境問題、労働問題なども対象としています。

相談者一人ひとりに寄り添った対応が特徴で、問題解決に向けて真摯(しんし)に向き合ってくれます。

また代表の福島晃弁護士は、「市民のための弁護士」として20年以上のキャリアを持つベテラン弁護士であるため、安心して依頼できますよ。

事務所は東京メトロ(丸ノ内線)四谷三丁目駅から徒歩5分、新宿御苑前駅から徒歩7分の場所に位置しており、駅からのアクセスも良好です。

24時間いつでも無料の電話窓口で相談を受け付けているので気軽に問い合わせてみましょう。

おすすめ8 弁護士法人イージス法律事務所

弁護士法人イージス法律事務所
メリット
専属担当者が徹底的にサポートしてくれる
費用が細かく提示されている
デメリット
事務所の規模は大きくない
こんな人におすすめ!
同じ担当者に全ての手続きを任せたい方
相談料 初回無料
問い合わせ先 03-3289-1055(受付時間は平日9:00~19:00)
費用(税込) 【任意整理】
着手金:借入先1カ所につき4万4,000円~
報酬:1万1,000円~
減額報酬:減額分の11%
【民事再生(個人再生)】
着手金:33万円〜
報酬:22万円(住宅ローンありの場合は33万円)
【自己破産】
着手金:33万円〜
報酬:22万円(同時廃止事件)、33万円(管財事件)
【過払い金返還請求】
着手金:4万4,000円
基本報酬:借入先1カ所あたり2万2,000円
過払い金返還報酬:過払い金回収額の22%
※訴訟の場合は過払い金回収額の27.5%
分割払い 着手金の場合相談可能
対応時間 平日9:00〜19:00(土日・祝祭日を除く)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/東京
住所 〒104-0061
東京都 中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル3F

弁護士法人イージス法律事務所は東京都中央区に拠点を構え、全国を対象に借金問題を扱っている弁護士事務所です。

離婚、相続、交通事故、不動産など幅広い案件に対応していますが、特に借金問題に注力しており、債務整理に関する情報サイトも運営しています。

依頼者ごとの担当制を採用しているので、問題解決に向け専属の担当者が徹底的にサポートしてくれます。

また公式サイトで費用が明記されている点が良心的ですね。

着手金は一括払いが原則ですが、状況によって分割払いや後払いの相談も可能なので、まずは問い合わせてみましょう。

初回は無料で相談を受け付けていますよ。

おすすめ9 弁護士法人・響

弁護士法人・響
メリット
基本的に専任の弁護士が担当
メディアの出演実績が多い
デメリット
着手金が少し高め
こんな人におすすめ!
規模の大きい法律事務所に相談したい方
相談料 無料
問い合わせ先 0120-205-376
費用(税込) 【任意整理】
着手金:5万5,000円~
解決報酬:1万1,000円~
減額報酬:減額分の11%
【民事再生(個人再生)】
着手金:33万円〜
報酬金:22万円〜(住宅ローンありの場合は33万円〜)
【自己破産】
着手金:33万円〜
報酬金:22万円〜
【過払い金返還請求】
解決報酬:2万2,000円
過払報酬:過払い金回収額の22%
※訴訟の場合は、過払い金回収額の27.5%
分割払い
対応時間 平日9:00〜18:00(祝日・年末年始を除く)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/東京(3拠点)、大阪、福岡、沖縄
住所 〒169-0074
東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー14階

弁護士法人・響は都内3カ所と大阪、福岡、沖縄に拠点を構え、全国の法律問題に対応している弁護士事務所です。

響グループでは税理士法人や社労士法人、行政書士法人、調査会社なども運営しているため、各分野の専門家との連携体制が整っています

基本的に専任の弁護士とスタッフが対応してくれるので、迅速なサポートが期待できます。

またメディアの出演実績が多いので、依頼する際にも安心感がありますね。

なお分割払いなど、支払い方法の変更にも柔軟に対応してくれますよ。

24時間365日いつでも電話相談に対応しているので、忙しい方にもおすすめです。

おすすめ10 ベリーベスト法律事務所

ベリーベスト法律事務所
メリット
全国各地にオフィスがある
借金問題に関する実績が豊富
デメリット
支店によって雰囲気が異なる可能性がある
こんな人におすすめ!
規模の大きい法律事務所に相談したい方
相談料 無料
問い合わせ先 0120-170-316(24時間受付)
費用(税込) 【任意整理】
解決報酬:借入先1カ所につき2万2,000円~
成功報酬:減額分の11%
事務手数料:1案件につき4万4,000円
【民事再生(個人再生)】
基本報酬:49万5,000円
(住宅ローンありの場合は60万5,000円)
成功報酬:0円
事務手数料:4万4,000円
【自己破産】
基本報酬: 38万5,000円(同時廃止事件)
49万5,000円(管財事件)
成功報酬:0円
事務手数料:4万4,000円
【過払い金返還請求】
費用は任意整理に準じる。(原則として回収した過払い金から充当)
分割払い
対応時間 平日9:30〜21:00/土日・祝9:00〜18:00※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/国内61拠点、海外2拠点(2022年7月現在)
住所 〒106-0032
東京都港区六本木一丁目8番7号 MFPR六本木麻布台ビル11階

ベリーベスト法律事務所は国内61カ所と海外2カ所に拠点を置き、全国の法律問題を扱っている大規模な弁護士事務所です。

交通事故や離婚、労働問題、遺言、相続など幅広い問題に対応しており、債務整理の手続きも得意としています。

案件ごとに専門チームが設けられているため、担当の弁護士は各分野に特化した知識と経験が豊富です。

債務整理に関する相談はこれまでに28万9,217件以上(集計期間:2011年2月~2021年12月末)も寄せられていますよ。

運営元のベリーベストグループには税理士や社会保険労務士、司法書士、行政書士なども在籍しているので、各分野の専門家と連携して解決することも可能です。

なお分割払いや後払いに対応しているので、まとまったお金が手元にない方も安心して依頼できます。

おすすめ11 司法書士法人みどり法務事務所

司法書士法人みどり法務事務所
メリット
年間の相談件数が約6,000件と多い
過払い金返還請求を得意としている
デメリット
借入先1カ所の借金が140万円を超える場合には対応不可
裁判で代理人になれない
こんな人におすすめ!
過払い金が発生している可能性がある方
来所が難しい方
相談料 無料
問い合わせ先 0120-837-032(受付時間は9:00~19:00)
費用(税込) 【任意整理】
要問い合わせ
【民事再生(個人再生)】
着手金:11万円
その他費用:要問い合わせ
【自己破産】
着手金:11万円
その他費用:要問い合わせ

【過払い金返還請求】
調査料:無料

分割払い 非公開
対応時間 9:00〜19:00(土日祝日も対応)※債務整理の相談受付は24h
対応エリア/拠点 全国/東京、北海道、愛知、高知、愛媛、岡山、広島、熊本
住所 〒102-0074
東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル8F

司法書士法人みどり法務事務所は東京、札幌、名古屋、高知、松山、岡山、広島、熊本の8カ所に拠点があり、全国を対象に借金問題を扱っている司法書士事務所です。

債務整理や過払い金の返還請求を得意としており、年間の相談実績は約6,000件にも上ります。

過払い金返還請求とは
過払い金(本来支払う必要のない利息)を返還するように債権者に請求できる手続きをいいます。回収できた過払い金は残りの借金の返済に充てることが可能です。

在籍している司法書士の交渉力と経験が強みであり、これまでに累計約90億5,000万円の過払い金の回収実績があります。

相談だけでなく過払い金の調査も無料で行ってくれるので、非常に良心的といえますよ。

過払い金が発生している可能性のある方は相談と同時に調査を依頼してみましょう。

また来社が難しい方のために無料で出張相談に対応しています。

24時間メールでも相談を受け付けているので、忙しい方は公式サイトから問い合わせてみましょう。

6.債務整理に関してよくある質問

債務整理で銀行口座が凍結されることがあるって聞いたんだけど、期間はどのくらいなんだろう?
債務整理の期間を長引かせない方法ってないのかな?

債務整理を検討しており、このような疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この章では、以下のような債務整理に関してよくある質問にお答えします。

Q1.債務整理を早く終わらせる方法はある?

とにかく早く借金問題を解決したいんだけど、債務整理を迅速に終わらせるにはどうすれば良いの?

基本的に手続きの期間を大きく短縮することはできませんが、債務整理が長引かないように配慮することは可能です。

少しでも早く手続きを終わらせたいという方は以下のことに注意しましょう。

【債務整理を早く終わらせたい場合に気を付けること】
  • ・借金の支払いに月々回せる額を正確に把握する
  • ・必要書類の用意に積極的に協力する

まずは債務整理後にご自身が月々いくらまで支払い可能であるかをできるだけ正確に把握し、弁護士・司法書士に伝えましょう。

万が一正確でない金額を弁護士や司法書士に伝えてしまうと、誤った債務整理の方法を選択してしまい、結果として手続きが長引くこともあります。

またスムーズに手続きを進めるためには債務整理に必要な書類をなるべく早く提出することが重要です。

手続きに必要な書類は、債務整理の方法や管轄する裁判所、債務者の状況などにより異なるため、申し込みの段階で事前に弁護士や司法書士に聞いておきましょう。

Q2.過払い金返還請求にかかる期間は?

過払い金返還請求をしようと思っているんだけど、期間はどのくらいかかるんだろう?

過払い金返還請求にかかる期間は弁護士に依頼した場合、3~8カ月とされています。

過払い金返還請求は基本的に債権者に直接交渉して行いますが、交渉で和解しなかった場合には訴訟を起こして手続きを進めます。

そのため訴訟を提起した場合には、交渉した場合よりも手続きが長引いてしまいます

直接交渉できた場合には最短3カ月程度で終えることができますが、訴訟を起こした場合には3~8カ月程度かかります。

注意
過払い金には時効があり、原則として最終取引から10年が経つと返還請求できません。なお2020年4月以降に完済するローンについては「過払い金を請求できると知った日から5年」で時効を迎えます。

Q3.債務整理で銀行口座が凍結される場合の期間は?

債務整理をすると銀行口座が凍結することもあるみたいだけど、凍結期間はどのくらいなの?

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

銀行での借り入れを債務整理の対象にした場合、銀行口座が凍結されることがあります。

お金のプロ
弁護士や司法書士から銀行に受任通知が送付されると、銀行は預金口座を凍結し、その預金残高を借金の返済に充てるのです。

銀行口座が凍結される期間は、受任通知が届いてから1~2カ月ほどとされています。

なお預金口座が凍結されていても入金はできますが、預貯金の引き出しや引き落としはできません

メモ
銀行での借り入れで保証会社や保証協会の保証がついている場合には、債務整理をすると代位弁済が行われ、代位弁済があった時点で銀行口座の凍結が解除されます。

Q4.債務整理をしたことのある借入先で再度借り入れできる?

債務整理後も同じ借入先で借り入れできるのかな?

結果からいうと、基本的に一度債務整理をした借入先で今後借り入れをすることはできません

信用情報期間に事故情報が記載されることを「ブラックリストに載る」と表現しますが、借入先にも会社独自のブラックリストが存在します。

債務整理をした会社から事故情報が削除されることはないので、一度債務整理を行った借入先での借り入れは難しいといえます。

Q5.債務整理をすれば取り立て行為や支払いを止められる?

債務整理で取り立ての連絡を止めることはできるの?

弁護士や司法書士に債務整理を依頼した場合、借入先からの督促の連絡や取り立て行為を止めることができます

メモ
債務整理の依頼を受けた弁護士や司法書士が借り入れ先に受任通知を発送すると、貸金業法21条の定めにより借入先は債務者に借金返済の請求を行うことができません。

ただし弁護士・司法書士を介さず行う特定調停は、他の債務整理よりも取り立て行為などを止めるまでに時間がかかる点に注意しましょう。

特定調停では申し立ての書類一式を用意して裁判所に提出し、裁判所が申し立てを受理した後に、取り立て行為などを禁止する申立受理通知書が送られます。

人によって異なりますが、申立書一式の用意に時間がかかるので、取り立て行為や支払いが止まるまでの期間も比較的長くなってしまいます

お金のプロ
急いで支払いや取り立て行為を止めたい方には、特定調停以外の方法をおすすめします。

Q6.債務整理の平均的な費用は?

債務整理の費用が払えるか心配だから、どのくらいかかるのか知っておきたい……。

このように金銭面を気にしている方もいらっしゃるでしょう。

弁護士や司法書士に債務整理を依頼した場合の平均的な費用は以下のとおりです。

【弁護士や司法書士に債務整理を依頼した場合の平均的な費用】
債務整理の種類 平均的な費用
任意整理 借入先1カ所につき5万~10万円程度
民事再生(個人再生) 30万〜80万円程度
自己破産 30万〜100万円程度
特定調停 借入先1カ所につき1,000円程度
お金のプロ
以上はあくまで目安であり、状況に応じて価格は異なるため、正確な値段は弁護士や司法書士に相談して聞いてみましょう。

なお分割払いや後払いなどに対応している弁護士・司法書士事務所もあるので、まとまったお金がない方でも債務整理をすることは可能です。

以下の弁護士・司法書士事務所であれば、分割払いに対応していますよ。

【債務整理の費用の分割払いに対応している弁護士・司法書士事務所2選】
※横にスクロールできます
弁護士・司法書士事務所名 分割払い 相談料
弁護士法人ライズ綜合法律事務所 無料
弁護士法人サンク総合法律事務所 無料

なお債務整理の費用の詳しい内訳などはこちらの記事をご参照ください。

7.まとめ

債務整理には「任意整理」「民事再生(個人再生)」「自己破産」「特定調停」の四つの手続きがあります。

どの方法で債務整理をするかによって、手続きにかかる期間やブラックリストに載る期間などが以下のように異なります。

【債務整理の手続きにかかる期間】
債務整理の種類 手続きにかかる期間 ブラックリストへの掲載期間
任意整理 3カ月~半年ほど 5年を超えない期間~5年ほど
民事再生(個人再生) 4カ月~1年ほど 5年を超えない期間~10年ほど
自己破産 同時廃止事件…3カ月~半年ほど
少額管財事件…半年~1年ほど
5年を超えない期間~10年ほど
特定調停 3~5カ月ほど 5年を超えない期間~10年ほど

手続きの流れや減らせる借金の額、利用条件なども、債務整理の方法によって異なるためご自身に合った手続きを行うようにしましょう。

なお債務整理の実績が豊富な弁護士や司法書士に相談すれば、借金問題の適切な解決方法を提案してもらうことが可能です。

無料で相談を受け付けている弁護士・司法書士事務所もあるので、まずはご自身の借金の悩みを話してみましょう。

お金のプロ
どこに相談すれば良いか分からないという方には、債務整理に強い以下の弁護士・司法書士事務所がおすすめです。

【借金問題の相談におすすめの弁護士・司法書士事務所3選】
※横にスクロールできます
弁護士・司法書士事務所名 相談料 特徴
弁護士法人ライズ綜合法律事務所 無料 約5万件の債務整理の解決実績あり!経験豊富な弁護士が親身に対応
グリーン司法書士法人 無料 即日・土日・夜間の対応も可能!すぐに相談したい方におすすめ
司法書士法人みどり法務事務所 無料 過払い金の回収額は累計90億円以上!140万円までの債務整理におすすめ