【簡単解説】誰でも分かる株の始め方!暴落しても借金を負わない方法

「株に興味があるけど、なんだか難しそう……」

「もし株が暴落したら借金を負うことになるんじゃないの……?」

このような理由で株を始めるのをためらっている方は多いのではないでしょうか。

しかし、ご安心ください。

正しい知識を身につければ、株で大きな失敗をする可能性はぐっと減らすことができます。

この記事では、初心者でも堅実に株を始める方法をご紹介します。

税理士
「今すぐおすすめの証券会社を知りたい!」という方はこちらからお読みください。

【お金のプロが厳選!株式投資を始めるときのおすすめの証券口座】
  • 松井証券:1日の約定金額が50万円以下なら手数料が無料でお得!
  • SBI証券:初級者~上級者も愛用!手数料格安で国内株式個人取引シェアNo.1
  • 楽天証券:楽天ポイントが貯まる・使える!手数料もお得で楽天ユーザーにはぴったり
  • SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券):取引額にかかわらず最安値基準の手数料!
  • DMM株:10万円以下の取引手数料が業界最低基準!少額取引から始めたいならおすすめ
「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。
目次

1.誰でも分かる!株の基礎知識

そもそも、「株」とは一体どんな仕組みの投資なのでしょうか。

一言でいうと「企業が資金を集めるため、会社の経営権を分割して売るもの」です。

投資家には、企業の収益拡大に応じて還元がなされます。

ここでは、株がどんなものなのか、購入することによってどのようなメリットがあるのかご説明しましょう。

1-1.誰でも分かる株式投資の仕組み

まずは株の仕組みを説明していきましょう。

企業は株を売りに出し、投資家に買ってもらって資金を調達することで長期的な経営を行い、収益をより伸ばすことができます。

一方、投資家は株を買うことで「株主」という企業のオーナーの一員になります。

株の仕組み

株を所持している企業の収益が上がれば、株主はそれに応じて収益の還元を受けることができます。

メモ
株は企業から直接購入できるものではなく、売買注文を取り次ぐ証券会社に「証券口座」と呼ばれる投資資金用の口座を開設し、その口座を通じて株を売買することになります。

株式投資の仕組み

1-2.株式投資で得られる主な利益

企業から収益を還元されることが、投資家にとって株を買う最大のメリットになります。

投資家が企業から得られる利益は「売買益」「配当金」「株主優待」の3種類があります

【株式投資で得られる利益】

それぞれどのようなものか、詳しく見ていきましょう。

利益1 売買益:初心者が一番狙いやすい!

初心者がまず狙いやすいのは、「売買益」だといえるでしょう。

売買益とは
売買益は、株を安い時に買い、高い時に売ることで得られる差額分の利益のことです。

簡単にいえば、1株100円で買った株が500円に値上がりしたタイミングで売りに出せば、1株当たり400円の利益が出ます。

この400円が売買益です。

少額の投資でも比較的利益が得やすく、買ったときよりも値上がりしたタイミングで売れば儲かるというシンプルなシステムなので、株取引が初めての方はまずこの売買益を狙うのが良いでしょう。

詳しくは後述しますが、毎日取引をしたり、一日に何度も取引をしたりする必要はありません。

利益2 配当金:年2回もらえる株主への報酬!

株主は企業のオーナーの一員なので、利益を分けてもらうことができます。

これが配当金です。

企業の業績によって、「一株あたり○○円」という形で配当されます。

配当は基本的に年1~2回行われます。

利益3 株主優待:企業のサービスをお得に利用しよう!

株主優待とは、株主が企業のサービスをお得に利用できる制度のことです。

店舗で利用できるサービス券や自社製品詰め合わせのほか、企業によっては金券やお米をくれることもあります。

投資家によっては株主優待を目的に購入する株を選ぶ人もいます。

1-3.銘柄を選べば10万円以下で株式投資は始められる

「株の仕組みはわかったけど、多額の資金が必要なんでしょ?」

とお思いかもしれません。

しかし、10万円もあれば、初心者にとっては株取引の資金として十分です。

有名企業の株でも、意外と安価で購入できる場合もあります。

ここでは、10万円以下で株を買える有名企業の一部をご紹介します。

メモ
株を購入に必要な金額は、「希望銘柄の株価×100株」と考えると良いでしょう。

日頃よく耳にする「株価」という値段は1株あたりの値段を指しています。株は一般的に100株単位で購入する仕組みとなっているため、「株価」を100倍した値段が購入に必要な最低金額ということになります。

最低限購入しなければいけない株数(多くは100株)のことを「単元株数」と呼びます

企業 株価 購入に必要な最低資金
楽天 930円 93,000円
ヤマダ電機 583円 58,300円
シチズン時計 491円 49,100円
スカパーJSATホールディングス 456円 45,600円
コナカ 404円 40,400円
クックパッド 309円 30,900円

※株価は2020年2月17日終値時点のものを掲載しています。

ご覧の通り、シチズン時計、番組配信のスカパー、紳士服のコナカ、レシピ投稿サイトで知られるクックパッドの株なら5万円以下で購入できるのです。

意外とお手軽に始められるんですね!
税理士
その通り!株式投資に対して必要以上に身構える必要はありません。

また、「もっと少額から始められないの?」とお思いの方は、1株単位から投資を始められる単元未満株取引を検討してみましょう。

2.誰でも分かる!おすすめの株式投資の始め方

「仕組みはなんとなく分かったけど、株ってどこで買えるんだろう……?」

「株を買うためには複雑な手続きが必要なんじゃないの……?」

このような疑問を持たれる方もいるかもしれません。

ここでは、株式投資を実際に始めるために必要な手続きを分かりやすく説明します。

株を始める流れは以下の5ステップです。

株の始め方

ステップ1 応援したい会社の株価を調べる

まずは応援したい会社の株価を調べましょう。

株の単価はYahoo!ファイナンスなどで簡単に確認することができます。

自分にとって身近な企業を選ぶことが、初めての株式投資で成功するための秘訣です。

漠然と株に関する知識を身につけようとするのは大変ですが、身近な企業の動向を知るのは難しいことではありませんよね。

消費者としての肌感覚が役に立つかもしれません。

ステップ2 初心者におすすめの証券会社を探す

初心者の方は、1回当たりの取引手数料が手頃なネット証券会社の利用がおすすめです。

ネット証券会社とは
ネット上で投資対象の売買取引が完結する証券会社のこと。通常の「総合証券会社」は店舗があり、対面での営業をしています。

ネット証券会社と総合証券会社の違いについて詳しく知りたい方は、こちらをお読みください

株を売ったり買ったりする際には、証券会社に支払う「取引手数料」がかかります。

この取引手数料は、一般的に総合証券会社よりネット証券会社の方が安い傾向にあるのです。

また、証券口座のなかには、一定期間あたりの手数料が定額のものと、一回の取引ごとに手数料が発生するものがあります

初心者のうちは頻繫に取引するわけではないので、手数料が定額制の口座を利用するよりも1回あたりの取引手数料が安いところを選ぶのが良いでしょう。

例えば、ネット証券会社のライブスター証券なら10万円以下の取引手数料は80円、SBI証券楽天証券なら99円、マネックス証券なら100円となっています。

ステップ3 証券口座を開設する

次は実際に証券口座を開設してみましょう。

ネット証券会社でも総合証券会社でも、口座開設はオンライン上で簡単に申し込みをすることができるので、平日は時間がないという方にもおすすめです。

必要書類の提出は写真をアップロードするだけで済むので手間も時間もかかりません。

多くの場合、必要となる書類はマイナンバーの分かる書類と本人確認書類の2点です。

メモ
ネット証券会社も総合証券会社も、オンライン上で口座開設の手続きができることに変わりはありません。

ただし、総合証券会社は1回あたりの取引手数料が比較的高いため、少額で株の投資を始めたい方にとっては不利になってしまう可能性もあります。

また、証券口座には、税金の対応方法によっていくつかの種類があります。

注意
株式投資など、投資で得られた利益には税金がかかります。その徴収方法によって口座の種類が分かれています。

おすすめは源泉徴収ありの特定口座です。

【証券口座の種類】
  • 一般口座……自分で税金を計算して確定申告しなければならない口座。
  • 特定口座(源泉徴収なし)……証券会社が1年の取引の損益を計算してくれる口座。確定申告や納税は自分でしなければならない。
  • 特定口座(源泉徴収あり)……証券会社が1年の損益を計算してくれるうえに、税金を源泉徴収しておさめてくれる口座。

源泉徴収ありの特定口座を利用すれば、確定申告などの面倒な作業をする手間を省くことができます。

注意
ただし、収入が2000万円以下でかつ、株式投資などで得られた給与所得以外の利益が20万円以下の場合は、そもそも確定申告をする必要がありません。したがって、納税も免除されることになります。

しかし、源泉徴収ありの特定口座を選ぶと、株式投資で得られた利益が20万円以下の場合でも証券会社が納税の手続きをしてしまいます

ただし、源泉徴収ありの特定口座を選択して株式投資の利益が20万円以下だった場合でも、住民税の申告は別途必要となります。

メモ
確定申告が不要な場合でも、居住自治体に対して住民税の申告が必要な場合があります。

例えば東京都港区では、株式投資を行っている場合の住民税申告方法について、説明のページが用意されています。

自治体によっては、住民税の申告は郵送で簡単にできるところもあるため、詳しくはお住まいの自治体のホームページを確認してみてください。

ステップ4 口座に資金を入金する

開設した口座に、株取引に必要な資金を入金します。

この作業は日頃の振り込みと同じイメージです。

銀行や郵便局、コンビニなどのATMから開設した口座にお金を振り込みます。

普段から利用している銀行口座でネットバンキングが利用できるなら自宅から即時入金も可能です。

ステップ5 実際に応援したい会社の株を買う

ここまで来たら、いよいよ証券会社に株を注文しましょう。

株を買う際に決めておくことは、株の「種類」と「値段」、「量」です。

「種類」については、既にステップ1で自分の興味のある会社を選んでおきましたよね。

したがって、後は「どのくらいの値段で、どれだけ買うか」を決めるだけです。

まず、値段を決めるとはどういうことかをご説明します。

株の買い方には、「指値(さしね)注文」と「成行(なりゆき)注文」があります。

一言で違いをお伝えすると、「注文時に価格を指定するかどうか」という点です。

【株の買い方の違い】
  • ・指値注文……「この企業の株を◯◯円以下で買いたい」
  • ・成行注文……「この企業の株を×株買いたい」

成行注文は予想外の高値で成立してしまう場合もあるため、初心者のうちは指値注文で購入するのがおすすめです。

税理士
それでは、ネット証券会社と総合証券会社と株を指値注文するやり方をご説明しましょう。

2-5-1.ネット証券会社の場合

ネット証券にログインし、株を買いたい企業の名前か4ケタの「銘柄コード」を検索ボックスに入力して、注文画面を表示します。

銘柄コードとは
上場された株式銘柄に付与された4桁の識別用番号のこと。

銘柄コードは、Yahoo!ファイナンスなどの株価情報を公開しているサイトや、証券口座を開いた証券会社のサイトで確認できます。

例えば楽天市場の銘柄コードは、「4755」です。

Yahoo!ファイナンスでは以下のように、企業名の上に表示されています。

Yahoo!ファイナンス

注文する前に、現在の株価の状況をチェックしましょう。

株価の変動を示したグラフ「株価チャート」もチェックし、株価が上昇している「上昇トレンド」のときに買うのが基本です。

購入することが決まったら、「現物取引」で「指値注文」を選択しましょう。

あとは「枚数」「希望価格」を入力するだけです。

現在1,200円の株を1,000円以下で買いたい場合、注文の有効期間の間に1,000円以下になれば注文が成立します。

1,000円以下にならなければ注文は不成立となります。

2-5-2.総合証券会社の場合

総合証券会社であっても、ネット上で株取引が行える「オンライントレード」のサービスを利用する場合は、ネット証券会社を利用する場合と同様の方法で株を購入できます

野村証券、大和証券、みずほ証券などの総合証券会社はオンライントレードを提供しています。

窓口で購入する場合は、担当者との相談の上で枚数や価格を決めることになります。

これで株を買う手続きは完了です。

意外と簡単に株を始められることは分かったけど、大失敗した人の話も聞くし、まだちょっと怖いなあ……。
税理士
株で大損して借金を負った、という話も聞きますよね。次のセクションでは、莫大な損失額を生まないための方法をお伝えするのでご安心ください。

3.暴落しても借金は負わない!初心者が絶対に知っておくべき2つの鉄則

「もし株価が暴落したら、借金を背負うことになるんじゃない……?」

このような心配から、株式投資を始めるのをためらう方も多いのではないでしょうか。

しかし、やり方を間違えなければ借金を負うようなことはありません

ここでは、大きな損をせず、手堅く株式投資を行うための2つの鉄則をお伝えします。

3-1.基本は現物取引から始める!

株式投資を始めるときは、まずは「現物取引」を行うようにしましょう

現物取引とは
用意した自己資金の範囲内で株式を購入すること。

株式投資では、「信用取引」といって借金をして投資を行うことのできる方法もあります。

信用取引とは
自分の資金や株式などを担保として、証券会社からお金を借りて投資すること。

信用取引を行えば持っているお金以上の取引を行うことができますが、反面、失敗した場合に借金を背負うことになってしまいます。

初めて株を始める場合は、とにかく現物取引から手をつけるようにしましょう。

メモ
信用取引をするためにはまず証券会社の審査を受ける必要があります。

金融資産の額や、現物取引の経験を問われるため、そもそも初心者が審査を通る可能性は低いと考えられます。

3-2.初心者は上限を設定し、10万以下など少額から始める!

「毎月10万円まで」「貯金の5%まで」というように、株式投資の予算の上限を決めましょう

上限を決めておくことで、損失額が膨らむのを防ぐことができます。

0円になっても生活に支障がなく、ストレスにならない額にするのがポイントです。

また、徐々に知識がついてきたら、少額の投資から始めて「買値から何パーセント下がったら売る」という損切りのタイミングを掴むようにできるといいですね。

4.お金のプロがおすすめする初心者にやさしい証券口座

株の取引には証券会社の存在が欠かせません

株式投資のお金のやりとりには証券会社に開設した口座が必要ですし、株の注文も証券会社を介して行います。

証券会社によって取引にかかる手数料も違いますし、買える株の銘柄も違います。

つまり、株式投資で成功するためには証券会社選びがとても重要なのです。

ここではたくさんある証券会社の中から特におすすめの証券会社をご紹介します。

4-1.50万円以下なら手数料無料!初心者も上級者も愛用する松井証券

松井証券

松井証券は創業100年を超える老舗の証券会社で、少額投資の手数料が安いことで投資家の間でよく知られています。

松井証券の4大メリット
  • ・1日の約定金額が50万円以下であれば取引手数料が無料
    ・取引ツールやアプリの機能が豊富で使いやすい
    ・サポート体制が万全
    ・ギフト券プレゼントなどのキャンペーンが多い

松井証券のメリットは、なんといっても1日の約定金額が50万円以下であれば取引手数料が無料になることでしょう。

手数料は株式の売買をする上で避けられない出費ですが、松井証券ならコストを押さえて取引をすることができます。

1日に50万円以上の大きな金額をやり取りしない方には特におすすめの証券口座ですよ。

また、手数料だけでなく取引ツールの使いやすさや、充実したサポート体制でも評判となっています。

さらに、期間限定でギフト券やポイントをプレゼントするキャンペーンも実施されているのも嬉しいポイントですよね。

取引金額 手数料(税抜)
50万円まで 無料
100万円まで 1,100円
200万円まで 2,200円

※200万円以上は100万増えるごとに1,100円加算

こちらの表のとおり、取引手数料の体型も分かりやすいのが特長です。

初めて株式投資をする方におすすめできる証券口座の一つといえるでしょう。

4-2.国内株式個人取引シェアNo.1、手数料も格安なSBI証券

SBI証券国内株式個人取引シェアNo.1です。

SBI証券にこれだけの実績がある理由を見ていきましょう。

【SBI証券のメリット】
  • ・10万円までの取引手数料90円という格安設定
  • ・取り扱い銘柄が豊富
  • ・株主優待株も探しやすい
  • ・Vポイントが貯まる、使える

SBI証券の取引手数料は、5万円までの取引なら55円(税込)、10万円までの取引なら99円(税込)と大手のネット証券会社のなかでもかなり安い水準です。

【取引金額別・手数料の一覧】

取引金額 手数料(税込)
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円

※1回の取引ごとに手数料がかかるスタンダードプランの場合

また、取り扱っている銘柄が豊富で、東証・名証・福証・札証上場の全銘柄の売買が可能です。

さらに、9カ国の海外株も取り扱っています。

また、「IPO株」といって、新たに市場に売り出される前の株の取り扱い数が多いのも特徴です。

IPO株についてはこちらで詳しくご説明しますが、新規に上場される株を事前に抽選で購入するもので、上場後値上がりが期待できるものが多いといえます。

「S株」といって、株を100株の単元ではなく1株単位で購入できるサービスも提供しています。

手軽に株式投資を始められますね。

100株という単元未満で株式投資を行うことができる単元未満株取引についてはこちらで詳述します。

株主優待検索が使いやすいのも嬉しいポイントです。

「食料・飲料券」「金券」「旅行券」など優待の内容がカテゴリ別に分類されており、写真で直感的に選ぶこともできます。

また、取引でVポイントが貯まり、Vポイントが投資に利用できることも大きな魅力です。

4-3.楽天ポイントが貯まる・使える、手数料も比較的安い楽天証券

楽天証券

各種の楽天系列のサービスを利用している方なら、楽天証券は必見です。

【楽天証券のメリット】
  • ・楽天ポイントが貯まる・使える
  • ・楽天他サービスと連携したポイントキャンペーン多数
  • ・10万円までの取引手数料99円というお手頃な設定
  • ・初心者向けの投資ガイド、セミナーが充実

楽天証券の最大の魅力は、楽天ポイントが使えることです。

普段のお買い物や旅行で貯まった楽天ポイントを、株式購入や手数料の決済に利用できます。

もちろん、証券の取引で楽天ポイントを貯めることもできますよ。

取引手数料の1%がポイントで還元されます。

ご家族やお友達を紹介することでそれぞれ200ポイントがもらえる「紹介プログラム」など、各種のポイントキャンペーンも充実しているので必見です。

また、5万円までの取引は55円(税込)、10万円までの取引は99円(税込)という手数料の安さも魅力です。

【取引金額別・手数料の一覧】

取引金額 手数料(税込)
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
50万円まで 275円
100万円まで 535円
150万円まで 640円
3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円

※手数料超割コースの場合

証券セミナー、ガイドなど学びの場も充実しています。

初心者でも安心して利用できますね。

4-4.どんな取引額でも格安手数料のSBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)

SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)

SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)のもっとも大きな強みは、取引手数料の安さです。

【SBIネオトレード証券のメリット】
  • ・少額取引でも高額取引でも最安値基準の手数料
  • ・信用取引の手数料も完全無料
  • ・無料の取引ツールが充実!初心者でも安心

「少額取引の場合だけ手数料が安い」、「高額になればなるほど手数料が安くなる」といった証券会社も中には存在しています。

しかし、ライブスター証券はどんな取引額でも最安値基準の手数料の安さを誇っています。

まずは無理のない範囲から始めるのがおすすめですが、いずれは高額の取引にチャレンジしたいという方にとっても打ってつけの証券口座だといえるでしょう。

「そろそろ自分も株をやってみようかなあ……」

と迷われている方にとっては、SBIネオトレード証券で株を始めるなら今が絶好のチャンスですよ。

また、ライブスター証券は信用取引の手数料はいつでも0円で、取引に活用できる便利なツールも無料で使用することができます。

マイペースに株式投資を始めたい初心者の方にとっても、いずれは上級者を目指したい方にとっても、SBIネオトレード証券はおすすめの証券会社です。

【取引金額別・手数料の一覧】

取引金額 手数料(税抜)
5万円以下 50円
10万円以下 80円
20万円以下 97円
50万円以下 180円
100万円以下 340円
150万円以下 440円
300万円以下 600円
300万円超 800円

※一律(つどつど)プランの場合

4-5.人気の海外株に簡単に投資できる!マネックス証券

マネックス証券
【マネックス証券のメリット】
  • ・アメリカ株など海外株の取り扱い株が豊富
  • ・AIが自動運用してくれるロボアド投資のサービスも提供
  • ・10万円以下は手数料が100円未満とお手頃
  • ・1株単位から購入できる「ワン株」サービスも提供

海外株を購入したい方にはマネックス証券がおすすめです。

マネックス証券では、国内株はもちろん、アメリカや中国の上場株式も購入できます。

特に米国株の取り扱い株は豊富で、コカ・コーラやマクドナルド、アマゾン、アップルなど、有名企業に投資することができます

また、最新の金融工学に基づいたAIが、最適な資産運用方法の提案や運用をしてくれる「ロボアドバイザー」というサービスも提供しています。

手数料はどうかというと、10万円以下の取引は100円(税抜)と、お手頃な価格になっています。

【取引金額別・手数料の一覧】

取引金額 手数料(税抜)
10万円以下 100円
10万円超 20万円以下 180円
20万円超 30万円以下 250円
30万円超 40万円以下 350円
40万円超 50万円以下 450円
50万円超 100万円以下 1,000円(成行注文)、1,500円(指値注文)
※スマートフォン用アプリ、ガラケーの場合は約定金額の0.1%
100万円超 約定金額の0.1%(成行注文)、約定金額の0.15%(指値注文)
※スマートフォン用アプリ、ガラケーの場合は約定金額の0.1%

※取引毎手数料コースの場合

さらに、株を100株単位ではなく1株(単元未満株)から購入できる「ワン株」というサービスも提供しています。

単元未満株については、こちらでご説明します。

5.株を始めるに当たってよくある疑問

「メリットや証券会社のことは分かったけど、それでもまだ聞き慣れない用語があって不安……」

という方も多いでしょう。

こちらでは、株式投資を始めるに当たってよくある疑問にお答えしていきます。

5-1.IPO株ってどんな株のこと?

IPO株とは、簡単にいうと企業が初めて市場に公開する株のことです。

IPO株とは
IPOとはInitial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と呼ばれています。

IPO株を買うためには申し込みをする必要があり、抽選で購入できるかどうかが決まります。

「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」ことができるIPO株投資は多くの場合利益が見込めるため、人気があります。

IPO株は証券会社によって取り扱い企業や取り扱い数が異なりますが、特にIPO株の銘柄が多いと言われているのはSBI証券です。

5-2.よく聞くNISAって何?

NISAは株など投資で得られた利益を非課税にできる制度のことです。

NISAとは
NISAは2014年から新たに始まった少額投資非課税制度のことです。

NISA対応口座を開設すると、年間120万円または240万円までの取引から発生した利益が非課税になります。

売買益や配当金など、株式で得た利益には通常20.315%課税されてしまうのですが、NISA口座で取引すれば限度額を超えない限り税金が課されません。

注意
NISA口座の限度額120万円/240万円は、年間の総取引額です。120万円/240万円まで利益が非課税になるわけではないので、注意しておきましょう。

この記事でおすすめしたSBI証券楽天証券ライブスター証券マネックス証券は、いずれもNISA口座に対応しています。

5-3.株とFXって何が違うの?

株は企業に対して投資するものですが、FXは通貨に対して投資を行うものです。

株とFXには、一般的にリスクの程度に違いがあると言われています。

FXはレバレッジを利用して自己資金より大きな金額を投資することが可能なため、株式投資よりも比較的リスクが高いという特徴があります。

レバレッジとは
証券会社に自己資金を証拠金として預け入れることで、自己資金よりもはるかに大きな資本金を動かすことができる仕組みです。

自己資金が少なくても大きな金額で取引ができるメリットがあります。

注意
FXは所有している自己資金よりも大きな金額で取引することができるため、失敗してしまった場合大きな損失を負うリスクがあります。

この記事で紹介したおすすめ証券会社の中では、楽天証券マネックス証券などがFXにも対応しています。

株の運用に自信が出てきてFXにも興味が出てきたという方は、FXについても情報収集を始めてみると良いでしょう。

【株式投資とFXの違い】

株式投資 FX
投資対象 企業 為替
取引可能な日時 <平日>
・朝9時から11時30分(前場)
・12時30分から15時(後場)
<土日祝>
・取引不可
<平日>
・24時間取引可能
<土日祝>
・取引不可
リスク程度 比較的低い 比較的高い

5-4.株って毎日取引するの?

「株って毎日取引をする必要があるんじゃないの……?」

株式投資を始めたら株価の値動きを常にチェックして日々売買をしなければならないというイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、株を毎日取引する必要は必ずしもありません

株を保有する期間の長さによって、株式投資は「短期売買」「中期投資」「長期投資」の3種類に分けられます。

【不動産の査定額を上げるコツ】
  • ・短期売買……数日から数週間
  • ・中期投資……数週間から数か月
  • ・長期投資……数年から数十年

よく耳にする「デイトレーダー」というのは、「短期売買」をメインにして毎日株の取引をしている人のことです。

デイトレーダーは株式投資の上級者なので、株初心者の方は中期投資、長期投資に取り組むことがおすすめです。

保有している株価が値上がりしたタイミングで売買を行うことができれば、長期投資でも利益を上げられる可能性は十分にあります。

5-5.単元未満株って一体どんな取引?ミニ株とは違うの?

一般的に株式投資を行うときは最低でも100株単位で購入する必要がありますが、単元未満株取引と呼ばれるサービスに対応している証券会社なら、1株単位で株式投資を始められます

単元未満株取引とは
単元未満株とは、各企業が定めている単元株数に関わらず、1株から取引を行う仕組みです。

「ミニ株ってよく聞くけど、単元未満株取引とは違うの?」

という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、厳密に言うと違うサービスです。

単元未満株取引は1株から取引できるのに対し、ミニ株は単元株数の10分の1単位での取引になるため、最小で取引可能な株の単位が異なります

SBI証券の「S株」、マネックス証券の「ワン株」などは、1株単位から購入できるサービスを提供しています。

まとまった資金がない方や、気軽に投資を始めたい人にはおすすめの内容です。

注意
ただし、売買のタイミングが制限されている、投資額に対する手数料が高い、銘柄が限定される等のデメリットもあるので注意が必要です。

5-6.海外株を買うメリットってあるの?

海外株に投資する最大のメリットは、リスクの分散になることです。

日本経済に変動があり、保有している国内株が暴落してしまった場合でも、海外株を持っていれば影響を受けにくいと言えます。

「海外株の取引って、国内株以上に難しいのでは……?」

と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなことはありません。

マネックス証券なら、人気の海外株への投資手続きをインターネット上で簡単に行うことができます

5-7.ネット証券と総合証券の違いって何?

証券口座を選ぶ際、ネット証券会社か総合証券会社のどちらいいのか迷うこともあるでしょう。

結論から言うと、初心者の方にはネット証券会社がおすすめです

ネット証券会社は、インターネット上で証券口座の開設を行うことができ、取引の手数料も比較的安く済ませることができます。

一方、総合証券会社は一般的に1回の取引あたりにかかる手数料がネット証券よりも高い傾向があります。

その代わりプロの証券マンの手厚いサポートが受けられるため、総合証券会社は高額の株式投資を行いたい方向きと言えるでしょう。

手数料は安い方がいいけど、自力で株の運用をするのはちょっと不安かも……。
税理士
「ロボアド投資」というAIが自動で投資運用を行ってくれるサービスもあります。

自力で株式投資をするのが不安な方は、そちらも検討してみてくださいね。

6.まとめ

株式投資は難しいというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、投資の上限額を決め、長期的な取引を心がけることに気を付ければ初心者でも損することなく株を始めることができます。

株を始めるにあたっては、まずは興味のある企業の株価を調べることから始めてみてください。

株式投資に必要不可欠な証券口座は、1回あたりの手数料が比較的安いネット証券がおすすめです。

思ったより簡単に株式投資って始められるんですね!これなら自分にもできそうです。
税理士
まずは自分の応援したい企業の株価を調べるところから始めましょう。実際に株の買うときの流れや方法はこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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