フリーランスの代表的な仕事一覧!未経験でも獲得できる案件の探し方

フリーランスにはどんな仕事があるの?
未経験でもフリーランスとして活動できる仕事は何だろう?

このようにフリーランスの仕事にはどのような職業があるのか、気になっている方もいらっしゃるでしょう。

フリーランスの仕事の範囲は決まっておらず、多様な職業がフリーランスとしての活動に適しています

フリーランスの代表的な仕事には専門的な知識や資格を要する職業もあれば、未経験から始められるものもあります。

フリーランスとしての活動が向いていない職業で仕事をしても、案件の獲得が難しく安定的な収入を得るのは難しいといえるでしょう。

そこで本記事ではフリーランスの活動が適している職業をご紹介するとともに、未経験でもフリーランスとして案件を獲得できる方法を解説します。

またフリーランスの案件探しにおすすめの求人サービス10選や、手間のかかる会計業務や確定申告をスムーズに行える会計ソフト3選もご紹介しますよ。

税理士
フリーランスとして活躍したい方は、ご自身に向いている仕事を把握する際の参考にしてください。

【フリーランスにおすすめの会計ソフト3選】

【2024年最新】 ▼ 当サイトおすすめクラウド会計ソフト

  • freeeスマホアプリの操作性が抜群!個人事業主におすすめ
    スマホで簡単に確定申告の手続きができる!法人プランもあり
  • マネーフォワード関連サービスとの連携が便利!法人におすすめ
    会計業務の効率化にぴったり!経費・勤怠・給与など関連サービスも充実
  • 弥生会計25年連続売り上げ1位!王道中の王道
    フリープランなら無料で利用可能!個人事業主から法人まで対応
「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。
目次

1.フリーランスとは?

フリーランスになりたいんだけど、そもそもどういう働き方なんだろう?

このようにフリーランスの詳しい定義は分かっていないという方もいらっしゃるでしょう。

フリーランスとは企業や団体などに属さず、自身のスキルや経験を活かし独立して仕事をする働き方を意味します。

また独立して仕事をする個人を指す言葉としても使われています。

フリーランスには働く時間や場所を自由に選べたり、年齢・性別・ライフスタイルに関係なく仕事ができたりといったメリットがあります。

一方、案件探しやクライアントとの交渉・契約、会計処理など事業に関わる全ての業務をご自身で担わなくてはならないので、十分な準備が必要です。

ちなみに個人事業主という働き方もあるけど、フリーランスと何が違うんだろう?

フリーランスと個人事業主の大きな違いは、開業届を提出しているか、していないかです。

開業届を提出し、個人で継続して事業を営んでいる人を税法上の区分として個人事業主と呼びます。

税理士
開業届を出している個人事業主も、フリーランスの概念に含まれるということです。

メモ
フリーランスは独立して仕事をする働き方・働く人を指す言葉であるため、法人化をしていても個人で仕事をする人であればフリーランスであるといえます。

2.【種類別】フリーランスの代表的な仕事

フリーランスになりたいんだけど、どんな仕事があるの?
フリーランスで活動できる仕事のなかで、自分に向いている職種は何だろう?

フリーランス業界で需要の高い仕事や代表的な仕事を知っておけば、職業を選ぶ際の参考になりますよね。

フリーランスとして活躍できる仕事は多様です。

フリーランスの代表的な職種は主に以下の7種類に分類できますよ。

【フリーランスの代表的な7種の職種】

フリーランスの代表的な7種の職種

フリーランスとしての活動に向いている仕事には未経験からできる職業もあれば、国家資格が必要なものもあります。

税理士
この章では七つの職種別にフリーランスの代表的な職業をご紹介します。

種類1 IT系

IT系の職種はフリーランスとしての活動に適しています

IT業界は人手不足が問題視されていることもあり、高レベルなスキルを持っていれば高収入が見込める職種が多いのが特徴です。

また需要が増加していることから、WebスクールやWeb教材などの学習環境も充実しているため、未経験でもスキルを学びやすく、フリーランスになれる可能性が高いといえますよ。

IT系の代表的な職業は以下のとおりです。

【フリーランスの活動が向いているIT系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
職業 具体的な仕事 特徴
ITエンジニア ・フロントエンドエンジニア
・プログラマー
・Webコーダー
・インフラエンジニア
・SE(システムエンジニア)
・ゲームエンジニア
・アプリ開発エンジニア など
・プログラミング言語やHTMLなどのスキルを使ってWebサイトの作成やアプリ・ゲームなどの開発を行う
・システムを開発したり、コンピューターを設計通りに動くように指示を書いたりする
Web制作 ・Webディレクター
・Webプロデューサー
・Webサイトの企画立案や予算管理、進行管理、運用などを行う
・特定の企業に常駐して業務をこなすケースが多い

IT系の職種はPCとインターネットに接続できる環境があれば、時間や場所に関係なく働ける仕事が多いのも特徴の一つです。

ただしフリーランスとして活躍するためには、専門のスクールに通って複数のプログラミング言語や高いレベルのWebスキルを身に付けておいた方が安定した収入を得やすいといえるでしょう。

種類2 クリエイティブ系

クリエイティブ系の職種もフリーランスとして活躍できる仕事です。

フリーランスとして働く人が多い職種の一つで、クリエイティブ系の職種であるWebデザイナーのうち約65%が自営やフリーランスで活動している*1というデータも存在します。

クリエイティブ系の仕事ではスキルはもちろん、新しいものを生み出す想像力とセンスが求められますよ。

以下の表にフリーランスの活動に向いているクリエイティブ系の代表的な仕事をまとめました。

【フリーランスの活動が向いているクリエイティブ系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
職業 具体的な仕事 特徴
デザイナー ・Webデザイナー
・グラフィックデザイナー
・CGデザイナー など
・Webサイトなどのデザイン領域を担当する
・雑誌や広告、ポスターなどのパッケージをデザインする
イラストレーター イラストレーター ・Webサイトのアイコンや雑誌、書籍などのイラストをデザインする
・デジタルイラストの場合、ペンタブレットなどのツールを使いこなすスキルが必要
フォトグラファー ・商業カメラマン
・報道カメラマン など
・さまざまな被写体の写真を撮影する
・実務経験なしでは案件獲得が難しい
動画や映像の制作・編集 ・映像クリエイター
・動画編集者 など
・TV番組や映画、CM、プロモーション、アニメーションなどの映像を作る
・SNSや動画配信サービスなどでも需要が高い
ハンドメイド ・ハンドメイド作家
・ワークショップ など
・アクセサリーや手芸品、雑貨などを作成し対面またはオンラインで販売する
・イベント会場などでワークショップを開く
・趣味から始めることもできる

クリエイティブ系のフリーランスとして活躍するためには専門の学校に通ったり、企業で実務経験を積んだりして、スキルや経験を身に付けることが一般的です。

スキルや経験を身に付ければ、未経験でも十分フリーランスになることができますよ。

ただしクリエイティブ系の職種は、職業によって仕事内容や必要なスキルが大きく異なるため、フリーランスとして仕事をする際に携わるメディアやコンテンツをある程度しぼることが重要です。

*1 厚生労働省 職業情報提供サイト「Webデザイナー」より

種類3 物書き系

Webメディアの記事や書籍・雑誌の原稿などを作成する物書き系の職種もフリーランスとしての活動に向いています

取材や編集、校正・校閲などの仕事も物書き系の仕事に分類されます。

物書き系の仕事は特殊な資格や技能が不要なことも多く、未経験でもフリーランスになりやすい職種だといえます。

物書き系の職種のなかでフリーランスに向いている仕事は以下のとおりです。

【フリーランスの活動が向いている物書き系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
具体的な仕事 特徴
・Webライター
・ジャーナリスト
・編集者(Web/紙媒体)
・翻訳家
・ブロガー など
・テーマに沿って調査や取材を行い、文章を書く
・文章の編集や校閲などを行う

物書き系の仕事のなかでも特にWebライターはクラウドソーシングサイトでの需要が高く、女性にも人気があります。

クラウドソーシングとは
インターネットで企業などが不特定多数の人に仕事を外注する仕組み・サービスのことです。

Webライターは文字単価で報酬を受けるケースが多くあります。

経験ない場合は報酬が低めになる傾向にありますが、医療や仮想通貨、家電など専門知識が必要な案件では高めの報酬を受け取れる可能性がありますよ。

税理士
物事を調べることや文章を書くことが好きで、地道に業務を続けられる方におすすめの職種です。

種類4 ビジネス系

ビジネス系の職種についても、フリーランスとして活動できる仕事だといえるでしょう。

ビジネス系の職種とは具体的にコンサルティングやマーケティングなどを指します。

オフィスで仕事をすることの多い職種ですが、リモートワークが普及したことからフリーランスとして働くケースも増えました。

ビジネス系の職種でフリーランスに向いている職業は以下のとおりです。

【フリーランスの活動が向いているビジネス系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
職業 具体的な仕事 特徴
コンサルタント ・経営コンサルタント
・ITコンサルタント など
・企業の課題解決を行うためのアドバイスを行う
・論理的思考能力が求められる
マーケター ・Webマーケター
・SNSマーケター など
・Web広告による集客効果の分析や解析、販売戦略の組み立てなどを行う
・SEO対策やSNSの運用など仕事内容は多岐にわたる
・未経験でもスキルを身に付ければ、努力次第で稼げる
データ分析 ・データアナリスト
・データサイエンティスト
など
・データの分析・解析を行い、商品の開発やサービスに活用する
・即戦力が求められることが多いため実務経験と実績が必要
その他 ・広報・PR
・秘書
・通訳
・ファイナンシャルプランナー など
・即戦力が求められるため、高いスキルや知識、実績が必要

ビジネス系の職種は専門知識や経験が求められる職業が多い傾向にあるため、実務経験のある方が独立する場合におすすめです。

なおWebマーケターのように未経験でもスキルを身に付けて、小規模な案件で実績を積めば活躍できる仕事もありますよ。

種類5 接客系

接客系の職種もフリーランスとして活躍できる仕事です。

顧客と対面して行う仕事がほとんどなので、スキルや実績に加えてコミュニケーション力が求められます。

接客業の仕事には美容師のように国家資格が必須な職業も多くあります。

国家資格の取得が必要な場合は、独学ではなく専門の学校に通うことが望ましいといえるでしょう。

【フリーランスの活動が向いている接客系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
職業 具体的な仕事 特徴
美容業 ・美容師
・ネイリスト
・スタイリスト
・メイクアップアーティスト など
・経験を積んでから独立する場合が一般的
・資格を保有していないと仕事ができない職業がある
・コミュニケーション力が求められる
インストラクター/カウンセラー ・パーソナルトレーナー
・キャリアカウンセラー
・医療福祉分野カウンセラー
・スクールカウンセラー など
・悩みを聞いてサポートをする
・資格の取得が必要な場合もある
コーディネーター ・インテリアコーディネーター
・フラワーコーディネーター
・フードコーディネーター など
・知識やセンスが求められる
・実績が重要だが、職業に合った資格を取ると案件を獲得しやすい

美容系の職種は資格を取れば未経験からでもフリーランスになりやすいといえます。

ネイリストにように資格がなくても仕事ができる職業もありますが、フリーランスの場合初めのうちは顧客に対して自身の技術力や信頼性を証明するのが困難なため、事前に資格を取得しておくことをおすすめします。

働きながら資格取得を目指せるサポートを実施している企業もあるので、美容系の仕事をしている方はフリーランスになる前に調べてみましょう。

種類6 士業系

士業系の仕事もフリーランスとして活躍することが可能です。

士業系の職種とは税理士、会計士など名称に「士」がつく職業を指します。

資格が必要な職業がほとんどなので、専門知識が求められる難しい試験に合格する必要がありますよ。

士業の仕事のなかで、特にフリーランスの活動が適しているといえるのは以下の三つです。

【フリーランスの活動が向いている士業系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
具体的な仕事 特徴
司法書士 ・不動産登記や法人登記、成年後見、債務整理、相続・遺言などの業務を行う
・独立がしやすく収入が高い傾向にあり、フリーランスの活動が適している
土地家屋調査士 ・土地や建物を測量する
・不動産売買が活発なエリアでの需要が高く、フリーランスでも高年収を目指せる
社会保険労務士 ・企業と顧問契約を結べば安定的な収入が見込める
・業務内容が事務作業やマネージメント、コンサルティング業務などと幅広い

以上三つの職業の資格を取得するための試験の合格率はいずれも1桁と難関です。

しかし三つの職業の自営・フリーランスの割合は約55〜66%*2と高いことからも、フリーランスの活動に適した職業だといえるでしょう。

試験に合格するためには時間を要する可能性が高いため、独立する前から勉強をして資格を取得することをおすすめします。

税理士
士業系の職業は資格の取得に時間がかかる傾向がありますが、資格を取れれば独立後に高い収入を得られる可能性が高いといえます。

*2 厚生労働省 職業情報提供サイト「司法書士土地家屋調査士社会保険労務士」より

種類7 インフルエンサー系

インフルエンサー系の職種も、フリーランスとして活動する人が多い傾向にあります。

インフルエンサー系は主にSNSやインターネットでファンを抱え、情報を発信している仕事を指します。

好きなことや趣味が仕事に結びついているケースが多いのも特徴といえるでしょう。

なおフリーランスに向いているインフルエンサー系の仕事は以下のとおりです。

【フリーランスの活動が向いているインフルエンサー系の代表的な仕事】

※横にスクロールできます
仕事 特徴
インスタグラマー ・Instagramで情報を発信し、投稿することで影響を与える
・一つの分野に絞り、継続して有益な情報を発信することが求められる
・自身の強みと独自のコンテンツを確立することが成功につながる
ティックトッカー ・TikTokに動画を投稿し、収益化する
・一つのジャンルに特化したオリジナルコンテンツの投稿を継続的に行う
ユーチューバー ・YouTubeに動画を投稿し収益を得る
・無料で始められる
・動画編集の知識に加え、人を惹きつける魅力、センス、企画力が求められる
ライブ配信(ライバー) ・ライブ配信アプリなどで配信し、投げ銭を収入とする
・魅力的なコンテンツを提供するため、台本の準備を行うこともある
・特別なスキルは不要
・ツイッタラー(Xラウンダー/XーMEN) ・X(旧Twitter)に投稿し、投げ銭やアフィリエイト、企業案件などにより稼ぐ
・少ない文字数で人を惹きつける文章力が必要
・フォロワーが増え影響力が増せば、企業から声がかかり収益化できる

インフルエンサー系の仕事ではSNSやアプリなどを使ってオリジナルコンテンツを配信し、収益につなげることが一般的です。

世界中に存在するSNSやアプリの膨大な数のユーザーのなかで自身のコンテンツを差別化することは難しいため、インフルエンサーごとの収入の違いは大きいといえます。

人を惹きつける力や企画力、センスなどがあれば特別な知識がなくてもフリーランスのインフルエンサーとして活動できますが、動画の撮影・編集やSNS運用のスキルは身に付けておくと有利に働くといえるでしょう。

税理士
WebスクールによってはSNS運用のスキルを学ぶコースを設けているところもありますよ。

3.フリーランスとして仕事を始めるには?必要な6つの準備

フリーランスとして仕事を始めるにはどんな準備が必要なの?

フリーランスとして仕事を始める際には現在の勤務先を辞める方も多くいらっしゃるでしょう。

フリーランスになると、今まで勤務先で行っていた事務的な手続きをご自身で行う必要があります。

そこでこの章ではフリーランスになる際に必要となる以下の六つの準備について解説します。

【フリーランスとして仕事を始める際に必要な準備】

フリーランスとして仕事を始める際に必要な準備
税理士
手続きには期限が決まっているものもあるので、詳細をしっかり確認しておきましょう。

準備1 税金や確定申告について理解する

フリーランスになると、税金の納付や申告を自分で行わなければなりません

フリーランスが納める税金には、主に所得税と住民税があります。

所得税は、収入から必要経費や控除金額を差し引いた金額から算出されます。

メモ
フリーランスの場合、クライアントから報酬を受け取る際に源泉所得税が差し引かれているケースが多くあります。

フリーランスは事業所得が48万円を超えたら確定申告を行い、納める所得税額を確定させる必要があるので注意しましょう。。

なお確定申告の申告方法には「青色申告」と「白色申告」の2種類があります。

青色申告と白色申告の違いは以下のとおりです。

【青色申告と白色申告の違い】

青色申告 白色申告
特徴 優遇措置が多い 手続きが簡単
特別控除 最大65万円の控除 なし
赤字の繰り越し 3年間可能(前年度も青色申告している場合に限る) 不可
減価償却資産 30万円未満 10万円以下
自宅オフィスの光熱費を経費として計上(家事按分) 一部可能 不可
帳簿の付け方 複式簿記 単式簿記
家族への給与(専従者給与) 妥当性があれば全額 下記の金額のうち金額が低いものが控除される
・控除前の事業所得などの金額を専従者の数に1を足した数で割った金額
・配偶者:86万円
その他の親戚:上限10万円

また住民税はフリーランスの場合、ご自身で一括もしくは4期分割で納付しなくてはなりません。

税理士
状況によっては、個人事業税や消費税を納める場合もあります。

個人事業税とは、定められた70業種の個人事業主が290万円以上の収入を得たら払う税金のことです。

消費税は基本的に、基準期間(前々年)の課税売上高が1,000万円を超えて課税事業者になった場合に支払う必要がありますよ。

なお2023年10月に開始された「インボイス制度」に応じて、自ら課税事業者になることを選んだ場合にも消費税を納税します。

インボイス制度とは
一定の要件を満たしたインボイス(適格請求書)が発行・保存された取引でのみ、消費税の仕入税額控除が適用されることを定めた制度です。インボイスは税務署で適格請求書発行事業者の登録を行った事業者のみ発行できます。

インボイス制度についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてくださいね。

準備2 社会保険や年金を切り替える

フリーランスになる際には健康保険や年金の切り替えが必要です。

健康保険の手続きについては、以下の四つのうちいずれかの方法で行いましょう

【フリーランスになる際に必要な健康保険に関する手続き】

※横にスクロールできます
手続き 概要
任意継続する ・現在の健康保険を2年間だけ継続できる
・雇用時は保険料を所属企業が半額負担していたが、全額自己負担する必要がある
・保険給付内容は退職前と変わらない
・退職の翌日から20日以内に手続きする
・保険料の納付が遅れると即脱退しなくてはならない
国民健康保険に加入する ・居住する市区町村の役所で手続きする
・保険料は所得や家族構成、資産などで変動する
・収入が減る場合は保険料の減免・免除などが可能
・退職の翌日から14日以内に手続きする
文芸美術国民健康保険に加入する ・文芸、美術および著作活動に従事している75歳未満の組合加盟団体の会員が加入できる
・WebデザインやWebサイト制作の仕事をしている人が加入できるが、作品を提出する必要がある
家族の扶養に入る ・家族が加入している健康保険に扶養家族として加入する
・自身の年間収入が130万円未満かつ、家族の年収の2分の1未満であること(年間収入は経費や手当金などを差し引いたもの)
・手続きは家族(被保険者)が行う

なお年金に関しては、フリーランスになる際に国民年金に切り替える場合が一般的です。

国民年金の月の支払い額は同じで、収入などによる変動はありません。

居住する市区町村の役所にある国民年金担当窓口で、退職日の翌日から14日以内に手続きします。

年金の切り替え手続きをする際には以下のものを持参しましょう。

【国民年金への切り替え時に必要な準備物】
  • ・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
  • ・年金手帳か基礎年号番号通知書
  • ・離職年月日が確認できる書類(離職票、厚生年金資格喪失証明書、雇用保険受給資格者証など)
  • ・印鑑

準備3 開業届を提出する

フリーランスになる場合、開業届を税務署に提出すると、優遇措置の多い青色申告で確定申告することができます

開業届は正式に「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。

開業届を提出しなくてもフリーランスとして活動できますが、確定申告の際に白色申告しかできません。

なお青色申告を行うには「青色申告承認申請書」の提出も必要です。

青色申告承認申請書とは
青色申告をしたい場合に、所轄の税務署へ提出する書類です。提出期限は事業を開始した時期によって異なります。すでに事業を開始している、または1月1日〜15日に開業した場合は同年の3月15日までに提出すればその年から青色申告ができます。1月16日以降に開業する場合は事業開始日から2カ月以内に提出する必要があります。

ちなみに開業届を提出する際には、必要に応じて青色申告承認申請書の他に以下の書類を一緒に提出すると手間が省けますよ。

【開業届と同時に提出できる書類一覧】

書類 提出の目的
給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書 家族や従業員に給与を支払うため。
青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書 青色申告をする場合に家族に支払う給与を経費にするため。

準備4 会計ソフトを導入する

フリーランスとして仕事をする場合、日々のお金の流れについて帳簿に記録する必要があります。

「簿記」の知識があれば帳簿付けを行えますが、不慣れな方はそこまで手が回らないという方もいらっしゃるでしょう。

簿記とは
「帳簿記入」を略した言葉であり、日々のお金の出入りや取引を記録し、一定の期間(フリーランスの場合は1年)ごとに決算を行い、報告書にまとめる作業のことです。

会計ソフトを利用すれば、簿記の知識がなくても帳簿付けや確定申告を簡単にできるのでおすすめですよ。

特に青色申告をする場合には「複式簿記」と呼ばれる複雑な記帳方法で帳簿付けを行う必要があります。

複式簿記では専門的な知識が問われるため、すでに簿記の資格を持っている方以外は会計ソフトを導入すべきだといえるでしょう。

ちなみに白色申告の際は単式簿記で問題ありませんが、簿記の知識がなく会計処理に自信のないという方も会計ソフトの活用がおすすめですよ。

税理士
自動的に勘定科目が振り分けられたり、確定申告書を作成できたりする機能があるおすすめの会計ソフトを6章でご紹介します。

準備5 万一に備えた補償を準備する

フリーランスとして仕事をする場合、将来や万一トラブルが発生した際のために備えておくことも重要です。

フリーランスは将来もらえる年金の金額が厚生年金に入っていない分少ないため、ご自身で補償を準備することをおすすめします。

例えば国民年金基金や個人型確定拠出年金(iDeCo)、付加年金などを活用して、国民年金以外の収入源を準備しておくと良いでしょう。

また、フリーランスになると「出産手当金」と「育児休業給付金」の受給対象外となる可能性があるため、これから出産・子育てを控えている方はフリーランスになるタイミングを考慮しましょう。

準備6 事業用の銀行口座を開設する

フリーランスになる前に事業用の銀行口座を開設することをおすすめします。

フリーランスになると、事業用の収支を全て帳簿に付けなくてはなりません。

プライベート用の銀行口座にクライアントからの報酬を入金してもらっても違法ではありませんが、事業用の口座にまとめた方が帳簿付けをスムーズに行えます

また会計ソフトのなかには事業用の口座を連携することで、自動で帳簿付けがされる機能を備えているものもありますよ。

4.フリーランスの仕事を未経験で獲得する4つの方法

未経験でもフリーランスの仕事を受けるにはどうすれば良いんだろう?

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

仕事によっては未経験でも発注してもらえるフリーランス案件もあります

以下の方法を実践すれば、未経験でも案件を依頼してもらえる可能性が高くなりますよ。

【フリーランスの仕事を未経験で獲得する方法】

フリーランスの仕事を未経験で獲得する方法
税理士
未経験でフリーランスの仕事を獲得するには、ある程度の準備期間が必要です。早めに行動を起こすことが肝心ですよ。

方法1 スキルや経験を身に付ける

フリーランスとして仕事を獲得するには、その案件に適したスキルや経験を身に付けている必要があります。

「未経験でもOK」といった記載のある案件でもスキルを身に付けていることを前提にしていることがほとんどであり、完全未経験の場合は書類選考に通ることが難しいといえるでしょう。

案件に適したスキルや経験をつけるにはWebスクールの活用がおすすめです。

Webデザイナーやプログラマー、Webライター、Webマーケターなどフリーランスの活動に適した仕事に関する専門的なスキルを学べますよ。

実際の案件を受けられるWebスクールを受講することで無理なく、経験を積むことができるでしょう。

税理士
未経験の仕事をフリーランスとして始める場合には、まずWebスクールで実務的なスキルや経験を積むことから始めましょう。

方法2 ポートフォリオやスキルシートを作成する

フリーランスとして仕事を獲得するには、ライバルのなかから選ばれなくてはなりません。

クライアントに選ばれるためには、ご自身のスキルや経験をアピールするためにポートフォリオやスキルシートを作成することが有効です。

ポートフォリオとは
これまで携わった作品や案件を一つにまとめた作品集や職務経歴書のようなもので、職種やジャンルによって適した形状が異なります。デザイナーやイラストレーターなどクリエイティブ系のスキルのアピールに効果的な書類です。
スキルシートとは
これまで経験してきたプロジェクトの規模や習得したスキルについて記載する書類です。エンジニアやプログラミングなどIT技術のアピールに適した書類です。

未経験の仕事に挑戦したい方はアピールできるスキルを身に付けて作品を作ることにより、仕事の受注率を高められますよ。

方法3 SNSを活用する

フリーランスの仕事を獲得するには、SNSを活用するのも一つの方法です。

問い合わせ窓口としても機能し得るので、苦手でなければ積極的に発信しましょう。

仕事の獲得のためにSNSを活用する場合のポイントは以下のとおりです。

【フリーランスがSNSを活用して仕事の獲得につなげるためのポイント】
  • ・名前を本名にする
  • ・顔写真を利用する、もしくはイラストアイコンにする
  • ・インパクトのあるアイコンとペンネームを選ぶ
  • ・プロフィールには得意分野や職歴、資格、実績などを記載する
  • ・仕事のスケジュールをこまめに投稿する
  • ・発注者をフォローする など

本名や顔写真、居住地など身元が分かる情報を公表するのは不安だという方は、無理して公表せず、可能な範囲で実行しましょう。

税理士
SNSの活用で仕事につながる人脈を広がられる可能性も高いといえますよ。

方法4 クラウドソーシングや案件マッチングサービスを活用する

フリーランスとして未経験の仕事を獲得するには、クラウドソーシングサイトや案件マッチングサービスを活用するのもおすすめです。

クラウドソーシングサイトは、企業や事業者などが不特定多数の人に対して仕事を発注できるサイトです。

クラウドソーシングサイトでは多数の案件が日々更新されているので、案件に応募しやすいといえるでしょう。

ただし案件を探すところから業務内容の確認、交渉、契約まで全てご自身で行う必要があるため、手間がかかるのが難点です。

一方、案件マッチングサービスはクラウドソーシングサイトに比べ案件の数が少ない傾向にありますが、ご自身のスキルや希望条件に合った案件に出会いやすいといえます。

またクライアントとの交渉や契約を代行してもらえるので、効率良く案件を獲得できますよ。

5章でフリーランスの仕事探しにおすすめのクラウドソーシングと案件マッチングサービスを紹介していますので、参考にしてくださいね。

5.フリーランスの仕事探しにおすすめのサービス10選

フリーランスの仕事はどこで探すと良いんだろう?
フリーランスの仕事探しにおすすめのサービスを知りたいな。

このようにフリーランスの仕事をお探しの方もいらっしゃるでしょう。

フリーランスの仕事を見つける際には、案件マッチングサービスやクラウドソーシングサイトの利用がおすすめです。

ある程度

そこでこの章ではフリーランスの仕事探しにおすすめの案件マッチングサービス7選と、クラウドソーシングサイト3選をご紹介します。

以下に10のサービスの特徴を簡単にまとめました。

【フリーランスの仕事探しにおすすめのサービス10選】

※横にスクロールできます
サービス名 サービスの種類 主な対象職種 案件数
Anycrew(エニークルー) 案件マッチングサービス ・マーケティング
・エンジニア
・デザイナー
・ライター
・企画・事業開発
・営業
・バックオフィス業務 など
非公開
フォスターフリーランス 案件マッチングサービス ITエンジニア 3,033
※公開案件数
レバテックフリーランス エージェントサービス ・ITコンサルタント
・データサイエンティスト
・ネットワークエンジニア
・フロントエンドエンジニア
・アプリケーションエンジニア
・汎用系エンジニア
・社内SE
・プロジェクトマネージャー など
78,432
クラウドワークス テック 案件マッチングサービス ・ITコンサルタント
・Webディレクター
・Webデザイナー など
835
ITプロパートナーズ エージェントサービス ・エンジニア
・デザイナー
・マーケター
・人事・総務
・広報・PR
・営業・コンサルタント
・ディレクター
・事業責任者 など
3,490
Midworks 案件マッチングサービス ・Webディレクター
・テストエンジニア
・ネットワークエンジニア
・ゲームプランナー
・コーダー
・Webデザイナー
・ヘルプデスク など
9,893
エミリーエンジニア 案件マッチングサービス ・フロントエンドエンジニア
・サーバーサイドエンジニア
・システムエンジニア など
806
クラウドワークス クラウドソーシングサービス ・システム開発
・アプリ・スマホ開発
・Webデザイン
・ECサイト・ネットショップ構築
・動画・映像
・記事作成
・事務
・3D-CG制作
・翻訳・通訳 など
443,728
ランサーズ クラウドソーシングサービス ・ライティング
・システム開発
・Web制作
・写真・動画
・事務・コンサル
・営業・マーケティング
・タスク・作業
・デザイン制作 など
16,979
Bizseek クラウドソーシングサービス ・システムアプリ開発
・Webデザイン
・グラフィックデザイン
・ライティング
・軽作業 など
3,692
※2023年12月28日時点

おすすめ1 Anycrew(エニィクルー)

エニィクルー
メリット
柔軟な働き方ができる
フリーランス・副業の初心者でも仕事を獲得しやすい
スタートアップ案件に挑戦できる
デメリット
FacebookもしくはGoogleのアカウントがないと利用できない
こんな人におすすめ!
週1日〜の案件や副業ができる案件などを探している方
FacebookまたはGoogleのアカウントをお持ちの方

Anycrew(エニィクルー)はリモートや在宅でできる仕事の掲載が多く、幅広い職種に対応しているフリーランスや副業のための案件マッチングサービスです。

FacebookもしくはGoogleのアカウントを持っていれば誰でも利用登録が可能ですよ。

簡単なプロフィールやスキル、稼働可能な時間を入力するだけで条件にマッチした案件が表示されます。

ご自身で案件に応募する方法以外にも、クライアントから直接スカウトが届く場合があります。

またAnycrewFacebookのつながりを活用することで、受注実績がなくても人脈を活かして仕事を受注できます

そのためスキルがあっても実績がないという方におすすめですよ。

週1回の勤務が可能な仕事や副業の案件、スタートアップの案件も多く掲載されているので、他のサービスと併用したり、副業から始めたりする方にもぴったりのサービスです。

おすすめ2 フォスターフリーランス

フォスターフリーランス
メリット
最短3日で就業できる
リモートワークに対応した案件が多め
デメリット
ITエンジニア以外の案件は取り扱っていない
首都圏に案件が集中している
こんな人におすすめ!
首都圏でITエンジニアの案件を探している方
リモートで働きたい方

フォスターフリーランス案件の紹介から就業中のサポートまで一人ひとりに合わせたサービスを提供するITエンジニア専門の案件マッチングサービスです。

フォスターフリーランスではコーディネーターが案件を紹介するだけでなく、希望や経験にマッチした案件を獲得できるように職務経歴書の添削や、クライアントとの面談で話す内容についての相談など充実したサポートを提供しています。

豊富なサポートによって最短3日で就業ができますよ。

またフォスターフリーランスは就業中に就業先で問題が発生した場合の対策を行ってくれたり、スキルアップに関する相談、税金・保険などの相談、メンタルヘルスに関するサポートを実施してくれたりします。

そのため安心してフリーランスの案件に参画できますよ。

おすすめ3 レバテックフリーランス

メリット
クライアントと直接取引できるので高単価の案件が多い
マッチングの精度が高い
フォロー体制が充実している
デメリット
実務経験がないと案件を獲得するのが困難
週1〜2日などの案件を探している人には不向き
こんな人におすすめ!
実務経験が3年以上ある方
週5日程度稼働したい方

レバテックフリーランスIT・Web系のフリーランスエンジニア向けで、高単価かつマッチング精度の高い案件を獲得できるエージェントサービスです。

クライアントと直接取り引きすることでマージンを抑えており、高単価の案件が多く取り扱われているのが特徴です。

過去のマッチング実績により企業からの信頼が厚いのも魅力です。

レバテックフリーランスではITの専門知識を持つコーディネーターがユーザーにヒアリングを行い、キャリアプランに沿った案件の情報を提示してくれます。

そのため希望に合った案件を獲得しやすいといえますよ。

また案件に参画するまでのスケジュール調整やクライアントとの交渉・契約も代行してもらえる上、参画中にも専門の担当者が定期的にフォローしてくれるので安心して案件に取り組めます。

ちなみにレバテックフリーランスの案件に参画するユーザーには福利厚生パッケージが用意されており、収入面や税務関連の手続き、ヘルスケアなどのサポートを受けることができますよ。

おすすめ4 クラウドワークス テック

クラウドワークス テック
メリット
リモートワーク案件を多数取り扱っている
信頼性の高い企業の案件がそろっている
デメリット
登録件数が少なめ
土日祝日や平日の夜遅い時間に対応している案件が少ない
こんな人におすすめ!
信頼性の高いクライアントの案件に参画したい方
平日の日中にまとまった時間で働ける方
案件探しから契約締結までをオンラインで完結させたい方

クラウドワークス テック参画中のユーザーの97%がリモートワークで稼働しているほど、リモートワークに特化したエージェントマッチングサービスです。

クラウドワークス テックは上場企業の「クラウドワークス」が運営しており、厳しい審査に通った信頼性の高いクライアントの案件を提案してくれますよ。

実務経験が2年以上ある方を対象とした案件を多く取り扱っているので、ある程度経験を積んでいる方におすすめのサービスです。

また平日の日中のまとまった時間に働く案件が多いため、土日や祝日、夜間に働きたい方、副業として働きたい方には不向きといえます。

実務経験がない方や時間にとらわれず働きたい方は、系列のクラウドソーシングサービスのクラウドワークスを利用するのがおすすめですよ。

おすすめ5 ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ
メリット
専属エージェントが案件の提案や契約・交渉の代行をしてくれる
週2日から働ける
デメリット
即戦力レベルのスキルがないと案件の獲得が困難
首都圏以外の案件がない
こんな人におすすめ!
最新技術を取り入れた案件に参画したい方
首都圏近郊にお住まいの方

ITプロパートナーズ高単価の案件を多く提供しているフリーランスエージェントサービスです。

ITプロパートナーズは2,000社以上のさまざまな業種の企業と直接契約しているため、マージンが抑えられており、高単価の案件が多い傾向にあります。

また週2、3日稼働の案件数はフリーランスエージェントのなかでもトップクラスで、リモートワークに対応している案件や、時間がフレキシブルな案件も多く取り扱っています。

そのため ITプロパートナーズは仕事とプライベートのスケジュールの調整がしやすいサービスといえますよ。

なお専属のエージェントが案件の提案だけではなく、クライアントとの契約交渉や債権管理などの代行も行ってくれるので、フリーランスになって間もない方にとっても心強いといえますね。

クライアントの企業の多くは都内にあるため、首都圏近郊にお住まいの方におすすめのエージェントサービスです。

おすすめ6 Midworks

Midworks
メリット
最短1日で案件を獲得できる
長期的なキャリアサポートで案件が途切れた場合は報酬を保障
正社員のような福利厚生パッケージが提供されている
デメリット
実績が少ないと案件を獲得しにくい
こんな人におすすめ!
週5日程度稼働する案件を獲得したい方
手厚い保障を受けたい方

Midworks(ミッドワークス)は最短1日で案件を獲得できるほど質の高いコンサルティングを提供しているエンジニアに特化したマッチングサービスです。

Midworksでは経験豊富なキャリアアドバイザーによる案件探しの代行やスキルシートの添削、案件獲得率の改善支援などを実施しています。

クライアントとの連携で高精度のマッチングとスピーディーなフォローによって最短1日で案件の参画が決まることも珍しくありません。

なお参画している案件が途切れるタイミングには専任のコンサルタントが案件を継続できるようにサポートしてくれますよ。

その上、万一案件が途切れてしまった場合に報酬の60%を保障してもらえる点は魅力的なメリットといえます。

またMidworksではフリーランスエンジニアとして安心して働けるように、正社員並みに充実した保障サービスが提供されているので、安心して案件に参画できますよ。

おすすめ7 エミリーエンジニア

エミリーエンジニア
メリット
報酬が高めの案件が多い
インターネット環境が整備されたシェアハウスを紹介してもらえる
デメリット
地方の案件が少ない
こんな人におすすめ!
高単価の案件を探している方
おしゃれなシェアハウスに住みながら仕事をしたい方

エミリーエンジニア最短3営業日で案件を獲得できるフリーランスエンジニア専門のエージェントサービスです。

エミリーエンジニアは「高単価」「最新技術」「やりがい」などの要素がそろった案件を多数紹介しています。

公式サイトでは年収1,000万円以上のユーザーも活躍しているとの記載もありますよ。

フリーランスのエンジニアを15年以上支援してきた実績があり、ユーザーの条件やスキルにあった案件をマッチングさせる精度が高い点が特徴といえるでしょう。

スピーディーに案件への参画が決定するので、すぐに働きたい方におすすめのサービスといえます。

またエミリーエンジニアで面談後に本登録をした方は、通常3カ月からしか契約できないシェアハウスに1カ月単位で優先的に案内してもらえます。

Wi-Fiルーターの無料貸し出しを受けられたりamazonギフト券のプレゼントをもらえたりする他、エミリーエンジニアの案件終了後にも滞在しているハウスを継続して利用することが可能です。

シェアハウスにはインターネット回線や家電、食器、調理器具などがそろっているので、フリーランスとしてスタートすると同時に住環境を一新したいと考える方におすすめです。

おすすめ8 クラウドワークス

クラウドワークス
メリット
多様なジャンルの案件を扱っている
オンラインで完結できる
国内最大級の案件数
デメリット
単発・短期間の案件が多い
システム利用料がかかる
こんな人におすすめ!
他のサービスでは実績不足で案件を獲得しにくい方
案件をこなしながらスキルを養いたい方

クラウドワークス日本最大級の案件数を誇るクラウドソーシングサイトです。

募集している案件には報酬額が月30万円のアプリの開発業務や、当日内の納品で1件当たりの報酬が10円のデータ入力などもあり多種多様です。

クラウドワークスは短期間や単発の案件が多かったり案件の難易度に幅があったりするため、他のサービスで案件を獲得できなかった方でも挑戦しやすい環境があるといえます。

なお取り扱っている案件数は40万件以上と膨大ですが、悪質案件に対する監視やクライアントとの音信不通時のサポートといった体制が整っているので、安心して仕事ができますよ。

ちなみに会員登録や募集案件は無料で行えますが、案件を獲得した場合は報酬額に応じて一定額のシステム利用料がかかります

税理士
実際に受け取れる金額は、契約金額からシステム利用料や消費税が差し引かれた金額なので、注意して計算しましょう。

おすすめ9 ランサーズ

ランサーズ
メリット
多様なジャンルの案件を獲得できる
未経験でも案件を獲得できる可能性が高い
デメリット
ランサーズ口座の残高が1,000円未満だと報酬を受け取れない
高単価の案件は少なめ
こんな人におすすめ!
少しずつ実績を作っていきたい方
短期間でこなせる仕事を探している方

ランサーズ350種類以上の仕事の受注が可能な日本最大級のクラウドソーシングサイトです。

エンジニアやデザイナー、ライターなどのクリエイティブな職種だけではなく、ビジネス系の専門職や、作業関連職など幅広い仕事を受注することができますよ。

なおランサーズでは「クライアントからオファーを受ける」もしくは「自分で選んで応募する」の二つのうち、どちらかご自身に合った働き方を選べます。

ご自身で仕事を選ぶ場合、以下の四つの方法のうちいずれかで応募しますよ。

【自分で選んで応募する場合の方法】
  • ・プロジェクト
  • ・コンペ
  • ・タスク
  • ・求人

またランサーズには、クライアントによる報酬の未払いを防止するための仮払い機能があったり、優良なクライアントを可視化していたりと仕事の受注者が安心できる仕組みを提供しています。

未経験から徐々にスキルをアップさせたい方やフリーランス初心者の方におすすめのサービスといえますよ。

ただし報酬を受け取る際にシステム手数料として契約金額の16.5%(税込)が差し引かれる点や、ランサーズ口座の残高が1,000円以上でないと報酬を受け取れない点に注意が必要です。

メモ
ランサーズでは完了した案件の報酬が振り込まれる専用の口座「ランサーズ口座」を使用します。

おすすめ10 Bizseek

Bizseek
メリット
仮払い・成果報酬制度によって報酬を確実に受け取れる
手数料が比較的低い
デメリット
実際に応募できる案件数が少ない
こんな人におすすめ!
手数料を抑えて報酬を受け取りたい方
短期間でこなせる仕事を探している方

Bizseek(ビズシーク)はシステム利用料が業界最安級のクラウドソーシングサイトです。

Bizseekで受ける仕事には、作品を作成して提案し採用後納品をする「コンペ式」と作業計画や見積もりを提出し採用後プロジェクトを行う「プロジェクト式」という二つがあります。

なおBizseekでは確実な報酬の受け渡しを行うため、クライアントは報酬の仮払いをしています。

仕事の受注者へ報酬が振り込まれるのは納品や検品が完了した時点ですが、報酬が未払いになる恐れがないので安心ですね。

Bizseekでは公式サイトのFAQやメールフォームでサポートを行っており、保障サービスを受けることはできません。

税理士
システム利用料を抑えられる上、報酬を確実に受け取れるので、報酬を多く受け取ることができる可能性が高いといえます。

6.フリーランスの会計処理におすすめの会計ソフト3選

フリーランスの仕事の会計処理におすすめの会計ソフトはどれだろう?
帳簿付けや確定申告を効率化できるフリーランス向けの会計ソフトを知りたいな。

このようにフリーランスとして仕事をする場合に役立つ会計ソフトを知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

フリーランスになると日々の取引を仕訳して帳簿を付けたり、確定申告書類を作成したりと、会計処理をご自身で行わなくてはなりません。

税理士に依頼することもできますが、会計ソフトであれば比較的コストを抑えられる上、簿記の詳しい知識がなくても短時間で適切な会計処理ができるのでおすすめですよ。

そこで本記事ではフリーランスにおすすめの会計ソフト、以下の三つをご紹介します。

【フリーランスの会計処理におすすめの会計ソフト3選】

※横にスクロールできます
ブランド名 ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間
freee freee 確定申告 スターター 11,760円/年
(月額払い:1,480円)
あり
スタンダード 23,760円/年
(月額払い:2,680円)
プレミアム 39,800円/年
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ 10,800円/年
(月額払い:1,280円)
パーソナル 15,360円/年
(月額払い:1,680円)
1カ月間無料
パーソナルプラス 35,760円/年
弥生会計 やよいの白色申告 オンライン フリープラン 0円 0円 ずっと無料
ベーシックプラン 0円 11,500円/年 初年度無料
トータルプラン 10,500円/年 21,000円/年
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 0円 10,300円/年 初年度無料
ベーシックプラン 0円 17,250円/年 初年度無料
トータルプラン 15,000円/年 30,000円/年

おすすめ1 freee 確定申告

メリット
スマホからの操作性が高い
初心者に親切な設計
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
価格がやや高い
こんな人におすすめ!
初めて会計処理を行う方
スマホで空き時間に会計業務を済ませたい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
freee 確定申告 スターター 11,760円/年 あり
スタンダード 23,760円/年
プレミアム 39,800円/年

freee 確定申告クラウド会計ソフトのトラフィックシェアトップ*3の実績があるfreeeが提供しており、有料課金事務所数が45万事業所を突破*4した会計ソフトです。

freee 確定申告はスマホアプリが充実しており、会計業務だけではなく確定申告書の作成・提出までスマホで行えるのが特徴です。

銀行やクレジットカードから自動で明細を取得し、スマホでレシートを撮影して自動で取り込むことで簡単に取引を登録できます。

確定申告の書類を⚪︎×の質問に答えるだけで作成可能で、そのまま電子申告で提出できるので初めて確定申告をする方にもおすすめですよ。

freee 確定申告には三つのプランがあり、利用できる機能やサポート内容が異なります。

一番リーズナブルな価格設定のスタータープランでも一般的な帳簿の作成や確定申告書類の作成・提出が可能な上、チャット・メールによるサポートなどに対応しています。

メモ
freee 確定申告では全プランが1カ月間無料で利用可能で、有料プランを申し込まないままお試し期間が過ぎると無料プランに切り替わります。お試し期間中に入力したデータは有料プランに登録することで利用可能になります。

なおfreee 確定申告では以下のようにフリーランスとして活動する際に役立つ系列サービスを提供しています。

【freee 確定申告の系列サービス】
  • ・freee開業
  • ・freee個人事業ポータル
  • ・freeeインボイス登録ナビ
  • ・freeeサイン
  • ・freeeカード など

freee 確定申告と併せて活用するのもおすすめですよ。

*4 freee会計 公式サイト「選ばれている会計ソフトです

おすすめ2 マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワードクラウド確定申告
メリット
スマホで確定申告が可能
関連サービスと連携すれば、バックオフィス業務の効率化も可能
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
簿記の知識がない方にはやや不向き
こんな人におすすめ!
会計業務だけでなくバックオフィス業務を効率化したい方
ある程度の簿記の知識がある方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ 10,800円/年 1カ月間無料
パーソナル 15,360円/年
パーソナルプラス 35,760円/年

マネーフォワード クラウド確定申告多様なクラウドサービスを提供している株式会社マネーフォワードの個人向けクラウド会計ソフトです。

仕訳の自動入力や確定申告書類の自動作成・提出が可能な上、系列の家計簿アプリ「マネーフォワードME」と連携すれば家計簿データを利用した入力も可能です。

AIが登録された仕訳データを学習するため、自動で勘定科目を提案する際の精度が上がります。

使い込むことでさらに使いやすくなるのは魅力的なポイントといえるでしょう。

メモ
マネーフォワード クラウド確定申告は2,300以上の金融機関やサービスの取引明細データの自動取得に対応しており、インターネットバンキングやクレジットカード、電子マネー、ECサイトなど幅広く連携しています。

またスマホアプリでレシートを撮影すれば日付・金額などを自動的に読み取って仕訳することが可能なので、すき間時間に会計業務ができますよ。

マネーフォワード クラウド確定申告は会計業務だけでなく、関連サービスを利用することで以下の業務の効率化を図ることも可能です。

【マネーフォワード クラウド確定申告で利用可能なバックオフィスサービスの機能】
  • ・請求書の作成・送付で支出データを自動的に記帳
  • ・経費精算の際に経費の登録と同時に仕訳を起票
  • ・給与計算の完了と同時に仕訳を起票
  • ・勤怠管理
  • ・マイナンバーの管理

関連サービスの機能はマネーフォワード クラウド確定申告の全てのプランで利用可能です。

年額払いではなく月額プランなら1,280円から利用できるので、気軽に申し込んでみましょう。

おすすめ3 やよいの白色申告 オンライン/青色申告 オンライン

メリット
白色申告 オンラインはずっと無料で利用できる
25年連続売り上げナンバーワンの安心感*5
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
有料プランの料金が初年度と2年目以降で大きく異なる
こんな人におすすめ!
簿記の知識があまりない方
安心できる老舗サービスを利用したい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間
やよいの白色申告 オンライン フリープラン 0円 0円 ずっと無料
ベーシックプラン 0円 11,500円/年 初年度無料
トータルプラン 10,500円/年 21,000円/年
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 0円 10,300円/年 初年度無料
ベーシックプラン 0円 17,250円/年 初年度無料
トータルプラン 15,000円/年 30,000円/年

やよいの白色申告 オンラインやよいの青色申告 オンライン25年間連続で「業務ソフト部門」の売り上げ実績ナンバーワンの会計ソフト「弥生シリーズ」のクラウド会計ソフトです。

銀行口座やクレジットカードなどと連携することで取引データを自動で取り込み、AI(人工知能)が仕訳をしてくれるので、日々の帳簿付けにかかる時間を大幅に削減できます。

日付や金額を入力するだけで帳簿が自動で作成され、確定申告書類にも反映されるので、簿記の知識がない方も使いやすいといえますよ。

やよいの青色申告 オンラインは青色申告で受けられる最大65万円の特別控除の要件に全て対応しており、従来のe-Taxよりも少ない手順で税務署に出向くことなく確定申告することが可能です。

メモ
青色申告で最大65万円の特別控除を受けるには、従来の要件に加えて、e-Taxによる電子申告または優良な電子帳簿の要件を満たした電子帳簿保存(仕訳帳・総勘定元帳)を行う必要があります。やよいの青色申告 オンラインではマイナンバーカードとスマホを使ってe-Taxによる電子申告を行うことができます。

一方やよいの白色申告 オンラインは、ずっと無料で利用できるプランがあることがのメリットといえます。

やよいの白色申告 オンラインやよいの青色申告 オンラインにはそれぞれ三つのプランがありますが、どのプランもソフト自体の機能は同じです。

プランによって異なるのはサポートの内容です。

税理士
必要なサポートの内容に応じてプランを選びましょう。

7.フリーランスとして仕事をする際の4つの注意点

フリーランスとして仕事をする場合に注意すべきことってあるの?

このようにフリーランスとして仕事をする際に注意すべき点があるなら知っておきたいという方もいらっしゃるでしょう。

あらかじめ注意点を把握しておけば対策を取ったり、いざというときに適切な対処をしたりできますよね。

そこで、この章ではフリーランスとして仕事をする場合の注意点、以下の四つについて解説します。

【フリーランスとして仕事をする際の注意点】

フリーランスとして仕事をする際の注意点
税理士
フリーランスとして仕事をしたい方は、一つずつ確認しておきましょう。

注意点1 資金を貯めておく

フリーランスになる前にある程度の資金を貯めておくことをおすすめします。

フリーランスとして独立しても、すぐに案件を獲得できるとは限りません。

特に未経験やスキルがない状態からスタートする場合は、案件の獲得までに時間がかかる恐れがあります。

また案件を獲得できたとしても継続的に仕事ができる保証はありません。

そのため突然仕事をもらえなくなるケースを想定し、半年から1年程度の生活に必要な資金は貯めておくと安心ですよ。

注意点2 ローンやクレジットカードの申し込みは独立前に行う

ローンやクレジットカードの申し込みをする予定がある場合は、フリーランスとして独立する前に行いましょう

フリーランスは収入が不安定で、一般的に社会的信用度が会社員よりも低いと見なされるため、ローンやクレジットカードの審査に通らない恐れがあります。

フリーランス向けのクレジットカードを発行しているカード会社もありますが、独立前に申し込んでおくと、選べるクレジットカードの選択肢が広いといえるでしょう。

注意点3 積極的に人脈を広げる

フリーランスとして仕事をするなら、積極的に人脈を広げることが重要です。

仕事を獲得しようと営業や広告宣伝を行うと、費やす時間によっては本業に充てる時間が十分に取れません。

また営業や宣伝をするだけでは実績が伸びないため好条件の案件を獲得できず、「仕事がないから営業をする」といった悪循環に陥る可能性が高いといえます。

仕事の獲得を行う上で効果を期待できる方法は、知人からの紹介だといえるでしょう。

知人からの紹介で案件を獲得することには以下のメリットがあります。

【知人からの紹介で仕事をすることのメリット】
  • ・営業や宣伝に割く時間を減らせる
  • ・交渉や取引をしても受注につながらない「失注」になりにくい
  • ・信頼が築けている状態から仕事をスタートできる

ちなみに友人や同業者のフリーランスではなく、現在取引しているクライアントや異業種で働くフリーランスなどの人脈を作っておくと仕事の幅が広がるでしょう。

税理士
クライアントに良い成果物を提供したり、フリーランスの集まりに顔を出したりすることで、人脈が広がる可能性があります。人付き合いが苦手という方も無理のない範囲で行動してみましょう。

注意点4 余裕を持って仕事のスケジュールを組む

フリーランスとして仕事をする際は、スケジュールに余裕を持って取り組むことが大切です。

フリーランスは納期に間に合うのであれば、稼働する時間を自由に決められますが、基本的には依頼された仕事を決められた期限までに納品する必要があります。

想定外の事態が発生する可能性も考え、仕事のスケジュールは余裕を持って組むことをおすすめします。

税理士
未経験の方は仕事の時間配分をうまくできず、オーバーワークになることもあるため、自己管理を行うことも重要なポイントです。

8.まとめ

フリーランスの仕事は範囲が決まっておらず、企業や団体に属さず個人でできる仕事であればフリーランスとして働くことができます。

特にIT系やクリエイティブ系、物書き系などのWebスキルを活かす職業はフリーランスに適しているといえます。

ただし未経験だったり実績がなかったりする場合は市場価値が低く、案件を獲得することは難しいため、独立前からWebスクールでスキルを学ぶことをおすすめします。

ちなみに案件を獲得するには、ポートフォリオやスキルシートを作成することや、SNSを活用した宣伝を行うこと、あるいは案件マッチングサービス・クラウドソーシングサービスを活用することが効果的です。

なおフリーランスは本業だけでなく、日々の収支の帳簿付けや確定申告書類の作成といった会計処理を自身で行います。

会計ソフトを利用すれば、簿記の知識がないと難しいとされている記帳や確定申告も簡単に行えますよ。

税理士
以下会計ソフト3選は、それぞれ無料や割安で試せるプランなどが用意されているので、気軽に試してみましょう。

【フリーランスにおすすめの会計ソフト3選】

【2024年最新】 ▼ 当サイトおすすめクラウド会計ソフト

  • freeeスマホアプリの操作性が抜群!個人事業主におすすめ
    スマホで簡単に確定申告の手続きができる!法人プランもあり
  • マネーフォワード関連サービスとの連携が便利!法人におすすめ
    会計業務の効率化にぴったり!経費・勤怠・給与など関連サービスも充実
  • 弥生会計25年連続売り上げ1位!王道中の王道
    フリープランなら無料で利用可能!個人事業主から法人まで対応