ファクタリングとは?分かりやすく意味や仕組み、種類、注意点を解説

ファクタリングってよく耳にするけど、どういう意味の言葉なの?
ファクタリングで簡単に資金調達ができるって聞いたんだけど、仕組みや意味が分からないから申し込むのは不安だな……。

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ファクタリングとは、売掛債権を売ることで資金を調達できるサービスのことです。

取引先から入金される前の売掛金を本来の予定よりも早く現金化できるため、資金繰りを改善したい事業者の味方といえます。

しかし他の資金調達の方法である融資やローンなどと仕組みが大きく異なるため「どういったサービスなのかが分からない」「安心して利用できるのかが不安」といった方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事ではファクタリングの意味や仕組みを分かりやすく解説します。

お金のプロ
注意点やかかるコスト、資金を得られるまでのスピード、安心して利用できる優良業者もご紹介しますよ。

【おすすめのファクタリング優良業者5選】

※横にスクロールできます
サービス名 入金スピード 手数料 特徴
ペイトナーファクタリング 最短10分 10% 業界トップクラスのスピード対応が魅力!完全オンライン&必要書類少なめ
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QuQuMo 最短2時間 1%〜 手数料業界最安水準!完全オンライン&取引金額の上限・下限なし
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ベストファクター 最短即日 2%〜 最短5分で買い取り金額を提示!東京・大阪近郊の方におすすめ
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目次

1.ファクタリングとは?意味を分かりやすく解説

ファクタリングという言葉は、そもそもどういう意味なんだろう?
ファクタリングの意味が分からないから、利用しても良いのか分からない……。

ファクタリングとは「売掛債権」を売却して現金を調達できるサービスのことを一般的に指します。

売掛債権 とは
商品やサービスを提供した会社がその対価を提供先から受け取る権利です。売掛債権を証明する書類としては、請求書や契約書などがあります。

ファクタリングで売掛債権を売却することで、取引先から売掛金を受け取る予定日よりも早く資金を得られます

ファクタリングは資金調達の手段として知られており、融資やローンよりも手軽に利用できるのが特徴です。

またファクタリングは主に「売掛債権の買い取り」「売掛債権の買取業」といった意味があり、英語では「factoring」と表記します。

売掛債権を持っていれば法人はもちろん、個人事業主やフリーランスなどもファクタリングで現金化ができるため、ビジネスを行う事業者は誰でも気軽に利用できます。

お金のプロ
ではファクタリングでどのように資金を得られるのか、次章で仕組みを解説しますね。

2.ファクタリングの仕組み

ファクタリングではどういった仕組みで現金を得られるの?

このようにファクタリングの仕組みを理解しておきたいという方もいらっしゃるでしょう。

ファクタリングではファクタリング業者に手数料を支払うことで、売掛債権を買い取ってもらいます

実際には以下の図のように、買い取ってもらう売掛債権の額面から手数料が差し引かれた金額が売却代金として渡されます

【ファクタリングの仕組み】

例えば図のように売却する売掛債権が120万円で、ファクタリング業者の設定する手数料が10%だった場合、120万円の10%である12万円が引かれ、108万円が入金されます。

お金のプロ
売掛債権を売却するときには、その売掛債権を証明できる請求書や契約書などをファクタリング業者に提出し、買い取り金額を査定してもらいますよ。

なおファクタリングには「二者間ファクタリング」と「三者間ファクタリング」と呼ばれる二つの契約方式があります。

二者間ファクタリングと三者間ファクタリングは仕組みがやや異なります

それぞれの仕組みについて詳しくご紹介するので、ご自身に合った契約方式を確認しておきましょう。

2-1.二者間ファクタリング

二者間ファクタリングとは、ファクタリングサービスの利用者とファクタリング業者の二者のみで行う契約方式です。

ファクタリングで売掛債権を売却する旨を取引先に通知せずに行います。

二者間ファクタリングの契約の流れは以下のとおりです。

【二者間ファクタリングの仕組み】

売掛債権を業者に売却すると、審査に通過すれば業者からすぐに売却代金が渡されます

売却代金を受け取った後は、通常どおり売掛先から売掛金を支払ってもらい、その回収したお金をファクタリング業者に渡します。

お金のプロ
二者間ファクタリングは、売掛先の承諾が不要で資金調達が早いといったメリットのある契約方式だといえます。

ただし三者間ファクタリングよりも手数料が高い傾向にあることや、売掛金を回収して業者に渡す手間がある点も押さえておきましょう。

2-2.三者間ファクタリング

三者間ファクタリングとは、ファクタリングサービスの利用者とファクタリング業者、売掛先の三者で行う契約方式です。

ファクタリングの契約を結ぶ際に、売掛先から承諾を得て売掛債権を業者に売却します。

三者間ファクタリングの具体的な流れは以下のとおりです。

【三者間ファクタリングの仕組み】

三者間ファクタリングではファクタリングの利用を申し込んだ後、契約前に売掛先へ通知をして承諾を得ます。

売掛先の承諾を得られたら売掛債権が買い取られ、業者からファクタリングサービスの利用者に売掛債権の売却代金が支払われます。

なお売掛債権の代金は、売掛先が直接ファクタリング業者に渡します。

事前に取引先から、売掛債権を売って良いかどうか確認を取る必要があるんだね。
お金のプロ
そのとおりです。売掛先を交えた契約なので手続きに時間や手間がかかりますが、二者間ファクタリングよりも手数料は低い傾向にありますよ。

3.ファクタリングの種類

ファクタリングには種類があるって聞いたんだけど、どういった種類があるの?

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

ファクタリングは取引の方法によって「買取型ファクタリング」と「保証型ファクタリング」と呼ばれる2種類に大別できます。

メモ
本記事では利用される機会の多い買取型ファクタリングについて主に説明しています。
お金のプロ
この章では買取型ファクタリングと保証型ファクタリングについて簡単に解説します。

3-1.買取型ファクタリング

買取型ファクタリングとは手数料を支払って、売掛債権を買い取ってもらうファクタリングです。

売掛債権の代金が入金される予定の日よりも前に、売掛債権を現金化できる方法です。

例えば製造業を営んでいて製品を出荷したもののその代金が入金されるまで日数が空いていて、材料費や固定費などの支払いが間に合わないといった場合に買取型ファクタリングは有効です。

なお単に「ファクタリング」という場合には通常、買取型ファクタリングを指すことが一般的です。

3-2.保証型ファクタリング

保証型ファクタリングとは手数料(保証料)を支払って、売掛債権が貸し倒れになった場合に保証してもらうファクタリングです。

貸し倒れとは
貸付金や売掛金を回収できなかった状態を指します。貸し倒れが生じると、計上する際に損失として処理しなければなりません。

保証型ファクタリングを利用すると、万一売掛先が倒産・廃業などをして売掛債権の代金を回収できなかった場合に、ファクタリング業者から保証金を受け取ることができます

売掛先の信用度が懸念される場合には、保証型ファクタリングで損失を避けられるため利用するのがおすすめです。

4.ファクタリングの手数料の相場

ファクタリングを利用する場合、通常どのくらいの手数料がかかるんだろう?

このようにコスト面が気になっている方もいらっしゃるでしょう。

ファクタリングの利用時には通常、手数料が発生します。

以下のように売却する売掛債権の額面から手数料が引かれ、売却代金が入金されます。

【ファクタリングの利用時に手に入る現金の例】

ファクタリングで手に入る金額の例

なお以下のとおり、手数料の相場は二者間ファクタリングと三者間ファクタリングで異なります

【二者間ファクタリング・三者間ファクタリングの手数料の相場】

手数料の相場
二者間ファクタリング 10〜30%程度
三者間ファクタリング 1~9%程度

以上はあくまで相場の数値です。

実際は「売掛先の信用度が高いか」「売掛金の入金予定日が近いか」「取引回数は多いか」といったさまざまな要素により手数料が変動します

5.ファクタリングで資金を調達するまでの平均的な時間

ファクタリングでは申し込んでからどのくらいで現金を受け取れるの?

資金の調達を急いでいる方は、入金されるまでの時間についても気になるのではないでしょうか。

ファクタリングで資金を得られるまでのスピードは、二者間ファクタリングと三者間ファクタリングで異なります

二者間ファクタリングと三者間ファクタリングの入金までの平均的なスピードは以下のとおりです。

【二者間ファクタリング・三者間ファクタリングの入金までの平均的なスピード】

入金までの平均的なスピード
二者間ファクタリング 数十分~数日以内
三者間ファクタリング 数日~数週間以内

二者間ファクタリングでは売掛先の承諾を得る必要がない分、迅速に手続きが完了するため、入金までの時間も早いといえます。

一方三者間ファクタリングの場合、売掛先から承諾を得るまでにどのくらいの時間がかかるかによって手続きのスピードが異なります。

お金のプロ
急いで資金を工面する必要のある方は、二者間ファクタリングを利用しましょう。

6.ファクタリングの4つのメリット

他にも資金調達の方法はあるけれど、ファクタリングを利用するメリットはあるのかな?

ご自身に合ったサービスかどうか判断するために、メリットを知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

ファクタリングには主に以下のようなメリットがあります。

【ファクタリングの4つのメリット】

お金のプロ
では四つのメリットについてより詳しく解説しますね。

メリット1 最短即日に資金を調達できる

何といっても資金を得られるまでの時間が早い点は、ファクタリングの魅力といえるでしょう。

提供会社や契約方式などによって多少の違いはありますが、最短即日に売掛債権が現金化されます。

金融機関の融資では利用者の信用情報を審査するため、手続きが完了するまで一定期間を要します。

その点ファクタリングは提出する書類が少なく審査も早いため、迅速に資金を調達したい方に向いているサービスといえるでしょう。

メモ
最短数十分〜即日で入金までの手続きが完了するファクタリングサービスもあります。詳しくはこちらの記事で紹介しています。

メリット2 信用情報・財務状況を問わず利用できる

ファクタリングは借り入れではないため、利用者の信用情報・財務状況が問われません

ファクタリングでは売掛債権の代金が回収できるかどうかが審査されるため、審査対象は主に売掛先です。

そのため、利用者が社会的信用度の低い個人事業主やフリーランスでも利用可能です。

お金のプロ
ファクタリングを利用することで、信用情報に傷が付くこともありません。

メリット3 借り入れではないので負債が発生しない

ファクタリングは借金とは異なるため、負債が生じません

融資やローンのように返済する必要がなく利子もありませんよ。

また国内では「償還請求権(リコース)」がないのファクタリング契約が主流とされているため安心です。

償還請求権(リコース) とは
ファクタリングにおいては、ファクタリング業者が売掛先から売掛金を回収できなかった場合に、売掛債権を売ったファクタリングサービスの利用者に対して代金を請求できる権利を指します。償還請求権がある契約を「リコース契約」、償還請求権のない契約を「ノンリコース契約」といいます。

つまり償還請求権のないファクタリングであれば、万一売掛先から売掛金が支払われなかった場合でも、後々サービス利用者に対して代金が請求されることはありません

メリット4 売掛金の未回収リスクを避けられる

売掛金が貸し倒れになるリスクを避けられる点もファクタリングのメリットです。

売掛債権は、売掛先の倒産や廃業などの理由で回収できないこともあります。

売掛債権の代金を回収できないと、未回収分の損失が生じてしまいますよね。

しかしファクタリングで売掛債権を売却しておけば、ファクタリング業者から売却代金を得られるため、損失を避けることができます

7.ファクタリングの2つのデメリット

ファクタリングを利用したことないから、デメリットがないのか心配だな……。

このように事前にファクタリングのデメリットを知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

ファクタリングには主に以下のようなデメリットがあります。

【ファクタリングの2つのデメリット】

お金のプロ
デメリットを押さえておけば、ご自身に合ったサービスかどうか判断できますよ。

デメリット1 手数料が発生する

ファクタリングの利用には、手数料が発生する点を押さえておきましょう

最終的に受け取ることのできる金額は、売掛債権の額面から手数料を差し引いた金額です。

正確な手数料を把握しておかなければ「予想よりも手数料が高く、必要な金額を調達できなかった」という事態になる可能性もあります。

そのためファクタリングサービスを選ぶ際には、手数料率を比較することも重要ですよ。

手数料を抑えたい方は、三者間ファクタリングの利用を検討するのも手です。

お金のプロ
二者間ファクタリングでも手数料が低く設定されているおすすめのファクタリングサービスは10章でご紹介しています。

デメリット2 調達できる金額は売却する売掛債権の範囲内

ファクタリングでは、売掛債権の額面以上の金額を調達できない点にも注意しましょう。

売掛債権を上回る額の資金を調達したい方は、別の手段を検討することも必要です。

ただしファクタリングは何度でもサービスを利用できるため、一つの売掛債権を売却した後に続けて別の売掛債権を買い取ってもらうことも可能です。

お金のプロ
複数の売掛債権を買い取ってもらって売却代金を合算し、大口の資金を調達するといった方法もあります。

8.ファクタリングの利用が適しているケース

どんな人がファクタリングの利用に向いているの?
ファクタリングを利用した方が良い業種はあるのかな?

ご自身がファクタリングを利用すべきかどうか分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで本章ではファクタリングの利用が適しているケースを三つご紹介します。

お金のプロ
以下の三つのケースに当てはまる場合には、ファクタリングを利用した方が良いといえますよ。

【ファクタリングの利用が適しているケース】

ケース1 融資を受けられない場合

融資を断られた方にはファクタリングの利用をおすすめします。

融資とファクタリングではそもそも審査対象が異なります。

融資では利用者の信用度が主に審査されますが、ファクタリングでは主に売掛先の信用度が見られます

業績が落ちて融資を受けられなかった場合などでもファクタリングであれば、関係なく資金を提供してもらえる可能性がありますよ。

お金のプロ
ファクタリング会社によっては利用者が赤字決算や税金滞納の状態にあっても資金を調達できます。

ケース2 資金繰りを改善したい場合

資金繰りが悪化している方はファクタリングを利用すべきだといえます。

例えば売り上げのない状態が続いた場合、支出分を支払う資金を確保できないこともあるでしょう。

また利益が出ていても、在庫や設備投資の金額が大きければ資金繰りは悪化します。

このように支払いをきちんと期日どおりに行えない場合にファクタリングを利用すれば、売掛債権を最短即日で現金化して資金を調達できるため、資金繰りの改善に効果的です。

お金のプロ
キャッシュフローが改善して金融機関からの評価が良くなれば、融資も受けやすくなりますよ。

ケース3 売掛金の振り込みが遅れる場合

取引先からの入金が予定より遅れるといった場合にもファクタリングの利用がおすすめです。

トラブルがあって納品が遅れたり、代金の入金日が先延ばしになったりすることもあるでしょう。

売掛金の入金が予定より遅れると資金を期日どおり調達できず、資金繰りが悪化する可能性もあります。

そういった場合でもファクタリングで売掛債権を現金化すれば、入金日よりも前に資金を得られます。

売掛金を売却して資金を調達できれば、不足する資金の埋め合わせができますよね。

9.ファクタリング業者の選び方

ファクタリングサービスはたくさんあるけど、何を基準に選んだら良いんだろう?

ファクタリングを初めて利用する場合、業者の選び方が分からないという方も多くいらっしゃるでしょう。

ファクタリングは業者によって、手数料や取り扱っている売掛債権の金額など特徴が大きく異なります。

条件に合っていない業者のサービスを利用しても、希望する金額を希望する日にちまでに調達できない可能性があるので注意が必要です。

ファクタリング業者を選ぶ際には、特に以下の五つのポイントを比較しましょう。

【ファクタリング業者の選び方】

選び方1 買い取り金額の範囲

ファクタリング業者によって対応している売掛債権の金額が異なるため、お持ちの売掛債権の金額が対象の範囲内であるかを確認しましょう。

1万円ほどの少額の売掛債権に対応しているサービスもあれば、数十万円以上の売掛債権でなければ買い取りを行っていないサービスもあります。

また下限額だけでなく上限額が設定されていることもあるため、大きな額の売掛債権を売却しようと考えている方も注意しましょう。

お金のプロ
お持ちの売掛債権の金額に対応していないファクタリングサービスを利用しても、そもそも売却できません。

選び方2 手数料

ファクタリングサービスを選ぶときには必ず手数料も確認しましょう。

ファクタリングで調達できる金額は、売掛債権の額面から手数料が差し引かれた金額です。

そのため必要な金額の資金を調達するためには、手数料がいくら差し引かれるのかを把握しておくことが大事だといえるでしょう。

なおファクタリングの手数料は公式サイトなどに掲載されていることが一般的です。

明示されていない場合でも、ファクタリングサービスによっては手数料がいくらかかるのかを算出してくれるシミュレーターを設置しているため活用すると良いでしょう。

お金のプロ
手数料の低さを重視してサービスを選びたい方には手数料1%~のQuQuMo、手数料2%~のベストファクター、手数料1.5%~の日本中小企業金融サポート機構の利用が特におすすめです。

選び方3 入金までのスピード

申し込んでから資金が入金されるまでのスピードも業者によって差異があるため、比較しておくことをおすすめします。

申し込みから数日かかるサービスもあれば、最短〇分という速さで入金されるサービスもあります。

なお資金の調達を急いでいる方は、二者間ファクタリングを選びましょう

三者間ファクタリングの場合は売掛先の承諾を得る必要があるため、即日での資金調達が難しいといえます。

お金のプロ
急いで資金を用意する必要のある方には、最短10分で入金されるペイトナーファクタリングの利用がおすすめですよ。

選び方4 対応している事業形態

ファクタリング業者を選ぶときには対応している事業形態も要チェックです。

業者によって対応している事業形態が制限されていることがあります。

例えば法人のみの利用に限定している場合もあれば、個人事業主やフリーランス向けにサービスを提供している場合もあります。

ご自身の事業形態に対応していないサービスに申し込んでも、利用を断られてしまう ので注意しましょう。

選び方5 運営会社の信用度

ファクタリング業者を比較して選ぶ際には、運営する会社の信用度も確認しておくべきポイントです。

ファクタリングは違法性が全くないため、安心して利用できるサービスです。

しかしファクタリングサービスを装い、法外な利息で貸し付けを行う悪質な業者が存在していることも事実です。

誤って悪質な業者に依頼してしまうと、高額な支払いを請求されかえって資金繰りが悪化してしまったり、強引な取り立てをされたりする恐れがあります。

そのため必ず会社情報が明瞭で、実績のある業者を選ぶようにしましょう。

お金のプロ
本記事10章では信頼性の高い優良ファクタリング業者のみを厳選してご紹介しているので参考にしてくださいね。

10.おすすめの優良ファクタリング業者13選

安心して資金を調達できるファクタリング業者を知りたいな……。
人気の高いファクタリングサービスはどれだろう?

多くのファクタリングサービスが展開されているため、優良な業者を一からご自身で選ぶのは大変ですよね。

そこで本章では優良なファクタリング業者を13社厳選し、それぞれの特徴をご紹介します。

以下はおすすめ13社の特徴を比較した表です。

【おすすめ優良ファクタリング業者13選の特徴の比較表】
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サービス名 手数料 入金のスピード 取引できる売掛債権の金額 オンライン完結 個人の利用 運営会社
ペイトナーファクタリング(旧yup先払い) 10% 最短10分 1万~100万円(初回利用時は25万円まで) ペイトナー株式会社
QuQuMo(ククモ) 1%~ 最短2時間 下限記載なし・上限なし 株式会社アクティブサポート
ベストファクター 2%〜 最短即日 30万~1億円(売掛先の規模・継続的な取引年数などを考慮して1億円以上の債権を買い取ることも可能) 株式会社アレシア
ビートレーディング 二者間:4~12%程度
三者間:2~9%程度
最短2時間 無制限(買い取り実績:3万~7億円) 株式会社ビートレーディング
日本中小企業金融サポート機構 1.5%~ 最短3時間 下限・上限なし(買い取り実績:3万~2億円) 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
トップ・マネジメント 二者間:3.5~12.5%程度
三者間:0.5~3.5%程度
最短即日 30万~3億円 株式会社トップ・マネジメント
PAYTODAY(ペイトゥデイ) 1〜9.5% 最短30分 10万円~上限なし Dual Life Partners株式会社
TRY(トライ) 3%~ 最短30分 10万~5,000万円
(5,000万円以上も相談可能)
株式会社SKO
アクセルファクター 2%~ 最短2時間 30万円~上限なし 株式会社アクセルファクター
FREENANCE(フリーナンス) 3~10% 最短即日 1万円~上限なし GMOクリエイターズネットワーク株式会社
インフォマートの電子請求書早払い 1~6% 最短2営業日(初回利用時は入金まで最短5営業日) 10万〜1億円 × 株式会社インフォマート、GMOペイメントゲートウェイ株式会社
ジャパンマネジメント 二者間:10~20%
三者間:3~10%
(売掛金の種類、売掛先の規模、財務状況などに応じて算出される)
最短即日 20万~5,000万円 × 株式会社ラインオフィスサービス
マネーフォワード アーリーペイメント 1~10%(初回2~10%) 最短2営業日 50万~数億円 × マネーフォワードケッサイ株式会社
お金のプロ
ここからはおすすめ13社について詳しく解説しますね。

おすすめ1 ペイトナーファクタリング(旧yup先払い)

ペイトナーファクタリング
メリット
最短10分で資金を調達できる
少額の売掛債権(1万円から)を現金化できる
デメリット
初回の利用時に調達できる金額は25万円まで
こんな人におすすめ!
個人事業主、またはフリーランスの方
オンラインで手続きをしたい方
手数料 10%
入金までのスピード 最短10分
取引できる売掛債権の金額 1万~100万円(初回利用時は25万円まで)
オンライン完結
個人の利用
運営会社 ペイトナー株式会社(旧yup株式会社)

ペイトナーファクタリング最短10分という驚異的な速さで売掛債権を現金化してくれるファクタリングサービスです。

申し込みに必要な書類が三つのみであり、手続きがオンラインで手続きが完結するため、手軽に資金を調達したい方におすすめです。

また二者間ファクタリング専門で行っているので、売掛先に知られず売掛債権を現金化できますよ。

加えて1万円からの少額の売掛債権を買い取っている点もペイトナーファクタリングの特徴の一つだといえるでしょう。

少額の売掛債権に対応している業者は多くないため、貴重なサービスですよ。

なお初回利用時のみ売却できる売掛債権の金額が25万円までに制限されているため、高額の売掛債権を売却したい方は注意しましょう。

ペイトナーファクタリングの必要書類は以下のとおりです。

【ペイトナーファクタリングの必要書類】
  • ・請求書
  • ・本人確認書類
  • ・入出金明細(直近3カ月程度)

おすすめ2 QuQuMo(ククモ)

メリット
最短2時間で資金を調達できる
手続きをオンラインで完結できる
デメリット
手数料の上限が記載されていない
こんな人におすすめ!
オンラインで迅速に手続きを済ませたい方
少額・多額の売掛債権を現金化したい方
手数料 1%~
入金までのスピード 最短2時間
取引できる売掛債権の金額 下限記載なし・上限なし
オンライン完結
個人の利用
運営会社 株式会社アクティブサポート

QuQuMo最短2時間と比較的早く入金が実施されるオンライン完結型のファクタリングサービスです。

面談なしで全ての手続きをオンラインで済ませられるため、忙しい方も利用しやすいサービスです。

また買い取りを行っている売掛債権の金額に上限がない点も大きな特徴といえるでしょう。

大口の売掛債権をお持ちの方でも手軽に現金化できるのはうれしいポイントですね。

さらに対象の事業形態に制限がないため、法人だけでなく個人事業主、フリーランスも利用できます。

なお手数料は上限額の記載はありませんが、1%~と低めから設定されていますよ。

QuQuMoの必要書類は以下のとおりです。

【QuQuMoの必要書類】
  • ・本人確認書類(運転免許証またはパスポートなど)
  • ・保有する全銀行口座の直近3カ月分の入出金明細
  • ・請求書(個人事業主の場合、開業届または青色、白色の確定申告書一式と健康保険証を提出する)

おすすめ3 ベストファクター

メリット
最短即日で入金される
大口の売掛債権を現金化できる
デメリット
30万円未満の売掛債権は現金化できない
こんな人におすすめ!
大口の売掛債権を現金化したい方
三者間ファクタリングで契約したい方
手数料 2%~
入金までのスピード 最短即日 ※非対面の場合は最短1時間
取引できる売掛債権の金額 30万~1億円(売掛先の規模・継続的な取引年数などを考慮して1億円以上の債権を買い取ることも可能) ※非対面の場合は10万〜1,000万円
オンライン完結 ×
個人の利用
運営会社 株式会社アレシア

ベストファクター平均買い取り率が92.2%と高く、フレキシブルな対応が特徴のファクタリングサービスです。

最短24時間以内に入金を実施しており、手数料が2%~と低水準に設定されています。

電話で問い合わせれば最短5分で買い取り可能かどうか診断してもらえます

また30万~1億円の売掛債権に対応しているため、大口の資金が必要な方や法人の方に特におすすめできるサービスだといえるでしょう。

売掛先の規模や継続的な取引年数などによっては1億円以上の売掛債権の買い取りも受け付けています

業種や事業形態を制限しておらず、起業した方ばかりの方や赤字決算、債務超過の状態の方の利用を可能としている点もベストファクターの魅力です。

ベストファクターの必要書類は以下のとおりです。

【ベストファクターの必要書類】
  • ・本人確認書類
  • ・入出金の通帳(Web通帳を含む)
  • ・請求書や見積書、基本契約書などの取引先との契約関連書類

おすすめ4 ビートレーディング

ビートレーディング
メリット
必要書類が少ない
取引できる売掛債権の金額に制限がない
デメリット
手数料の目安は記載されているが、詳細の明記はない
こんな人におすすめ!
実績の豊富なファクタリング会社を利用したい方
三者間ファクタリングで契約したい方
手数料 二者間:4~12%程度
三者間:2~9%程度
入金までのスピード 最短2時間
取引できる売掛債権の金額 無制限(買い取り実績:3万~7億円)
オンライン完結
個人の利用
運営会社 株式会社ビートレーディング

ビートレーディング取引実績5万8,000社、累計買い取り額1,300億円(2024年3月時点)を達成した実績を残しているファクタリングサービスです。

オンラインでの手続きに対応しており、必要書類が2点のみと煩わしい準備が不要です。

直接担当者に会って契約したい方は、対面でも手続きできますよ。

さらにビートレーディングは売掛債権の金額に制限がないため、小口・大口の売掛債権をお持ちの方も現金化してもらえる可能性が高いといえます。

入金までのスピードは最短2時間と迅速な対応も期待できますね。

なお二者間ファクタリングだけでなく三者間ファクタリングを扱っているので、売掛先を交えて手続きしたい方にもビートレーディングはおすすめです。

以下の必要書類を提出すれば、最短30分で査定結果を知ることができますよ。

【ビートレーディングの必要書類】
  • ・売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー(2カ月分)
  • ・売掛債権に関する資料(請求書や注文書など)

おすすめ5 日本中小企業金融サポート機構

メリット
手続きをオンラインで完結できる
個人事業主も利用可能
デメリット
取引できる売掛債権の金額が明記されていない
こんな人におすすめ!
手続きをオンラインで完結させたい方
三者間ファクタリングで契約したい方
手数料 1.5%~
入金までのスピード 最短3時間
取引できる売掛債権の金額 下限・上限なし(買い取り実績:3万~2億円)
オンライン完結
個人の利用
運営会社 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構最短3時間で入金可能なファクタリングサービスを提供する経営革新等支援機関です。

日本中小企業金融サポート機構は中小企業経営力強化支援法に基づき、関東財務局長・関東経済産業局長の認定を受けている機関なので安心感は抜群だといえますね。

対面だけでなくオンラインの取引に対応しており、3点の必要書類をすればすぐに審査が実施されます。

また法人・個人事業主の利用を受け付けており、買い取り可能な売掛債権の金額が無制限な点も魅力です。

大口の資金が必要な方や額面の小さい売掛債権をお持ちの方も利用できますね。

手数料が1.5%~で、赤字の状態にある方や税金・社会保険を滞納している方も利用できるとしています。

日本中小企業金融サポート機構の必要書類は以下の3点です。

【日本中小企業金融サポート機構の必要書類】
  • ・売掛先の入金が分かる通帳のコピー(3カ月分)
  • ・売掛金の発生が分かる請求書や契約書
  • ・代表者の身分証明書

おすすめ6 トップ・マネジメント

トップ・マネジメント
メリット
銀行の営業時間外や夜間でも現金の受け取りができる
手続きをオンラインで完結できる
デメリット
取引できる売掛債権の金額が30万円からとやや高め
こんな人におすすめ!
手続きをオンラインで完結させたい方
銀行の営業時間外や夜間に資金を調達したい方
手数料 二者間:3.5~12.5%程度
三者間:0.5~3.5%程度
入金までのスピード 最短即日
取引できる売掛債権の金額 30万~3億円
オンライン完結
個人の利用
運営会社 株式会社トップ・マネジメント

トップ・マネジメントは売掛債権の累計買い取り件数が5万5,000件を超える実績豊富なファクタリングサービスです。

利用者に安心して取引してもらうことを目指しており、公式サイトにスタッフの写真が掲載していることもあり安心感があります。

トップ・マネジメントの最大の特徴は銀行の営業時間外や夜間でも現金を調達できる点だといえるでしょう。

遅い時間に手続きをしても、即日で資金を調達できる可能性が高いといえます。

また扱っている売掛債権の金額の幅が広い点も特徴で、30万~3億円の売掛債権を現金化できます。

加えてトップ・マネジメントはファクタリングサービスだけでなく、コンサルティングサービスも提供している点も特徴です。

ビジネスモデルや売り上げ、財務体制、資金繰りなどの専門的なアドバイスを受けられる点は他のサービスにない魅力だといえます。

なお審査時には面談がありますが、出張やリモートでの対応も行っているため気軽に利用できますよ。

トップ・マネジメントの必要書類は以下のとおりです。

【トップ・マネジメントの必要書類】
  • ・本人確認書類
  • ・売却を希望する請求書
  • ・前年度の決算書
  • ・直近7カ月の入出金明細

おすすめ7 PAYTODAY(ペイトゥデイ)

PAYTODAY
メリット
最短30分で売掛債権を現金化できる
手数料が1〜9.5%と低めに設定されている
デメリット
利用時にアカウントを作成する必要がある
こんな人におすすめ!
手続きをオンラインで完結させたい方
少額・多額の売掛債権を現金化したい方
手数料 1〜9.5%
入金までのスピード 最短30分
取引できる売掛債権の金額 10万円~上限なし
オンライン完結
個人の利用
運営会社 Dual Life Partners株式会社

PAYTODAY入金までのスピードが最短30分と迅速な資金調達を期待できるファクタリングサービスです。

手続きがオンラインで実施されており、AI(人工知能)による審査により面談を行う必要がありません

手数料が1~9.5%と明記されており、比較的低めに設定されているといえるでしょう。

さらに対応している売掛債権の金額が10万円~上限なしと広範囲の売掛債権に対応していますよ。

またPAYTODAYさまざまな業種や事業形態にフレキシブルに対応している点もうれしいポイントです。

ベンチャー企業やスタートアップ、地方中小企業、個人事業主、フリーランス、開業して間もない方などの利用も積極的に受け付けていますよ。

PAYTODAYの必要書類は以下のとおりです。

【PAYTODAYの必要書類】
事業形態 必要書類
法人の場合 ・直近の決算書一式(必須ではない)
・全ての法人名義口座の直近6カ月分以上の入出金明細(必須ではない)
・買い取りを希望する請求書
・代表者の本人確認書類(運転免許証やパスポートなどの顔写真付きのもの)
個人の場合 ・直近の確定申告書B一式(必須ではない)
・全ての事業用個人名義口座の直近6カ月分以上の入出金明細(必須ではない)
・買い取りを希望する請求書
・利用者の本人確認書類(運転免許証、パスポートなど顔写真付きのもの)

おすすめ8 TRY(トライ)

メリット
24時間365日電話相談を受け付けている
手続きをオンラインで完結できる
デメリット
手数料の上限が明記されていない
こんな人におすすめ!
経営に関するコンサルティングサービス、マッチングサービスを受けたい方
個人事業主の方
手数料 3%~
入金までのスピード 最短30分
取引できる売掛債権の金額 10万~5,000万円(5,000万円以上も相談可能)
オンライン完結
個人の利用
運営会社 株式会社SKO

TRYは真摯(しんし)な対応が特徴で、最短30分で売掛債権を現金化できるファクタリングサービスです。

対面はもちろんオンラインでの取引にも対応しているので、お好きな方法で契約を行えます。

それぞれ手続きにかかる時間が異なるため、資金の調達を急ぐ方はオンラインでの取引を行いましょう。

手数料が3%~と低めで、対応可能な売掛債権の金額が10万~5,000万円と範囲が広いため、コストを抑えて小口・大口の売掛債権を現金化できますよ。

法人のみならず個人事業主の利用も積極的に受け付けています

またTRYはアフターフォローが手厚い点も特徴です。

資金繰りの相談ができるコンサルティングサービスや新しい事業の獲得・展開をサポートしてくれるマッチングサービスを提供しています。

なおTRYの必要書類は以下のとおりです。

【TRYの必要書類】
  • ・請求書
  • ・発注書または契約書
  • ・売掛先の住所や連絡先
  • ・銀行通帳(3カ月分)
  • (契約に必要な書類は別途案内される)

おすすめ9 アクセルファクター

アクセルファクター
メリット
審査通過率が93%超えと高い
手続きをオンラインで完結できる
デメリット
30万円未満の売掛債権は対応していない
こんな人におすすめ!
大口の資金を急いで調達したい方
柔軟な審査を行っているファクタリングを利用したい方
手数料 2%~
入金までのスピード 最短2時間
取引できる売掛債権の金額 30万円~上限なし
オンライン完結
個人の利用
運営会社 株式会社アクセルファクター

アクセルファクター審査通過率が93%を超えており、臨機応援な対応を行っているファクタリングサービスです。

オンラインで手続きを完結することも可能で最短2時間で入金が行われるため、スピーディーな手続きを期待できます。

ちなみに郵送や対面での契約にも対応していますよ。

手数料が2%~と比較的低く、法人だけでなく個人事業主の利用も受け付けている点もうれしいポイントです。

さらに売掛債権の対応上限額がないため、高額な請求書も買い取ってくれる可能性があります

アクセルファクターの必要書類は以下のとおりです。

【アクセルファクターの必要書類】
  • ・売掛金を確認できる書類(請求書)
  • ・預金通帳
  • ・直近の確定申告書
  • ・代表者の本人確認書類

おすすめ10 FREENANCE(フリーナンス)

メリット
少額(1万円~)の売掛債権を現金化できる
フリーランス向けの補償制度がある
デメリット
会員登録が必須
こんな人におすすめ!
少額の売掛債権を売却したいフリーランス、個人事業主の方
手数料 3~10%
入金までのスピード 最短即日
取引できる売掛債権の金額 1万円~上限なし
オンライン完結
個人の利用
運営会社 GMOクリエイターズネットワーク株式会社

FREENANCEはフリーランスや個人事業主に特化したファクタリングサービスを含む、複合的な金融支援サービスです。

サービスの一つ「フリーナンス即日払い」では、3~10%の手数料で最短即日に資金を調達できます

FREENANCEの大きな特徴は、会員登録をすると無料で補償サービスを利用できる点だといえるでしょう。

業務中に起こった事故や納品物の欠陥に対応する補償最大5,000万円までを提供してくれます

さらに、取引先へ発行する請求書にカード決済機能を付けられるサービスを申し込みや設定不要で利用することもできますよ。

FREENANCEの必要書類は以下のとおりです。

【FREENANCEの必要書類】
  • ・住所が記載された写真付きの公的身分証(運転免許証・マイナンバーカードなど)
  • ・請求書

おすすめ11 インフォマートの電子請求書早払い

メリット
手数料が1~6%と低水準
上場企業2社がサービスを提供している
デメリット
個人事業主とフリーランスは利用不可
こんな人におすすめ!
手数料を抑えたい法人の方
手続きをオンラインで済ませたい法人の方
手数料 1~6%
入金までのスピード 最短2営業日(初回利用時は入金まで最短5営業日)
取引できる売掛債権の金額 10万~1億円
オンライン完結
個人の利用 ×
運営会社 株式会社インフォマート、GMOペイメントゲートウェイ株式会社

インフォマートの電子請求書早払いは株式会社インフォマートとGMOペイメントゲートウェイ株式会社による共同運営のファクタリングサービスです。

運営会社2社がどちらも上場企業であるため、信頼性が高いサービスだといえるでしょう。

個人の利用は受け付けておらず法人向けのサービスですが、全ての手続きがオンラインで完結するため気軽に利用できる点も特徴です。

二者間ファクタリングを専門に扱っているため、売掛先に知られることなく迅速に資金を得られますよ。

また手数料率が1~6%と非常に低く設定されているので、コストも抑えられます。

さらに10万〜1億円の売掛債権に対応しているので、小口・大口の売掛債権をお持ちの法人も安心して利用できますよ。

インフォマートの電子請求書早払いの必要書類は以下のとおりです。

【インフォマートの電子請求書早払いの必要書類】
  • ・決算書一式(2期分)
  • ・証憑書類
  • ・直近の試算表

おすすめ12 ジャパンマネジメント

ジャパンマネジメント
メリット
個人事業主、フリーランスの方も利用可能
対応している売掛債権の金額の幅が広い
デメリット
オンラインで手続きを完結できない
こんな人におすすめ!
東京や福岡近辺でファクタリングを利用したい方
三者間ファクタリングで契約したい方
手数料 二者間:10~20%
三者間:3~10%
(売掛金の種類、売掛先の規模、財務状況などに応じて算出される)
入金までのスピード 最短即日
取引できる売掛債権の金額 20万~5,000万円
オンライン完結 ×
個人の利用
運営会社 株式会社ラインオフィスサービス

ジャパンマネジメントは東京と福岡に事務所を構え、全国から相談を受け付けているファクタリングサービスです。

対面での契約を行っており、オフィスに訪問するか出張してもらって手続きを行います。

担当者の顔を見て契約したいという方は安心して手続きできますね。

また対応している売掛債権の金額の範囲が広く、20万~5,000万円の売掛債権を現金化できます

少額・多額の売掛債権をお持ちの方にもぴったりのサービスです。

なお事業形態に制限がなく、法人および個人事業主も利用できますよ。

必要書類が明記されていないので、事前に確認することをおすすめします。

おすすめ13 マネーフォワード アーリーペイメント

マネーフォワード アーリーペイメント
メリット
手数料が低い
対応できる売掛債権の金額が50万~数億円と幅広い
デメリット
個人事業主や合同会社は利用できない
こんな人におすすめ!
信頼性の高い会社のファクタリングを利用したい法人の方
手続きをオンラインで済ませたい法人の方
手数料 1~10%(初回2~10%)
入金までのスピード 最短2営業日
取引できる売掛債権の金額 50万~数億円
オンライン完結
個人の利用 ×
運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社

マネーフォワード アーリーペイメント累計取り扱い高が2022年7月時点で1,000億円を突破している法人向けファクタリングサービスです。

運営会社のマネーフォワードケッサイは上場企業である株式会社マネーフォワードの子会社なであるため、安心感があるといえますね。

法人向けのサービスであり、対応している売掛債権の金額が50万~数億円と高額の買い取りに対応しているのにもかかわらず、オンラインで手続きが完結します。

気軽にファクタリングを利用したい法人にぴったりだといえるでしょう。

手数料が1〜10%(初回2〜10%)と低水準な点もうれしいポイントです。

ただし個人の利用は受け付けていないため、注意しましょう。

マネーフォワード アーリーペイメントの必要書類は以下のとおりです。

【マネーフォワード アーリーペイメントの必要書類】
  • ・決算書一式(2期分)
  • ・直近の残高試算表
  • ・買い取りを希望する債権の証憑(しょうひょう)
  • ・入出金明細(直近6カ月分)

11.ファクタリングを利用する流れ

ファクタリングに申し込みたいんだけど、手続きの方法が分からないから不安だな……。

初めてファクタリングを利用する場合、あらかじめ手続きの流れを知っておきたいという方もいらっしゃるかもしれません。

ファクタリングの取引は以下の手順で行います。

【ファクタリングを利用する流れ】

お金のプロ
事前に確認しておくとよりスムーズに手続きできますよ。

STEP1 申し込む

まずは利用するファクタリングサービスを選んで申し込みましょう

ご自身に合ったファクタリングサービスを選ぶためには、以下のポイントを確認しておくと良いでしょう。

【適切なファクタリングサービスを選ぶ際のポイント】
  • ・お持ちの売掛債権の金額の買い取りに対応しているか
  • ・手数料が適切か
  • ・入金までのスピードが適切か
  • ・ご自身の事業形態に対応しているか
  • ・償還請求権なし(ノンリコース)の契約か
  • ・信頼性のある運営会社か など

なお同じ売掛債権を複数の業者に売却することは、「二重譲渡」という違法行為に当たるので注意しましょう。

二重譲渡とは
同一の売掛債権を複数の会社に譲渡し、それぞれから売却代金を受け取る行為です。二重譲渡が発覚すると、ファクタリング業者に詐欺罪や横領罪で告訴されたり民事訴訟を起こされたりする恐れもあります。

STEP2 必要書類を提出して審査を受ける

ファクタリングを申し込むと通常、個人情報の登録や必要書類の提出が求められます

あらかじめ公式サイトで必要書類を確認し用意しておくと、手続きの時間を短縮できますよ。

書類を提出すると、ファクタリングの利用が可能かどうかの審査や手数料率の査定が行われます。

なおファクタリング業者によっては審査・査定時に、対面または電話などでヒアリングを行う場合もあります。

入金を急いでいる方や手続きを簡単に済ませたい方は、面談がないサービスを選ぶのがおすすめですよ。

審査結果は電話やメール、公式ページなどで通知されるため、すぐに確認できる状態にしておきましょう。

STEP3 契約する

審査・見積もりの結果に問題がなければ、契約の手続きを行います

提示される契約の内容をしっかりと確認し、同意できれば契約を締結しましょう。

もし条件に同意できなければ、契約を断ることもできます

契約内容のなかで不明な点があれば必ずファクタリング業者に確認しておきましょう。

お金のプロ
手数料の価格が相場より高い場合や契約書の控えを渡してもらえない場合には、悪質な業者の可能性があるため要注意です。

STEP4 売却代金を受け取る

契約を締結したら、多くの場合指定の銀行口座に売掛債権の売却代金が振り込まれます

メモ
銀行口座への入金ではなく、対面で売掛債権の売却代金の受け渡しを行っているファクタリング業者もあります。

なお二者間ファクタリングを利用した場合は、後日売掛金の入金日に取引先から売掛金を回収し、回収したお金をファクタリング業者に送金する必要があります。

一方三者間ファクタリングを利用した場合は、売掛先から直接ファクタリング業者に売掛債権の代金が支払われるため手続きが不要です。

12.ファクタリングは違法ではない!知っておきたい注意点

悪質な業者がいるなら、ファクタリングを利用しない方が良いのかな?

このようにファクタリングの利用に不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

ファクタリングはそもそも違法性がなく、安全な金融サービスです。

しかし悪質な貸付業者がファクタリング業者を装ってサービスを提供していることも事実であるため、ファクタリングの利用時には違法なサービスでないかを確認することが重要です。

そこで悪質な業者を利用しないために押さえておきたい、ファクタリング利用時の注意点をご紹介します。

以下の2点を必ず押さえておきましょう。

【ファクタリングは違法ではない!知っておきたい注意点】

なおファクタリングに違法性がない法的根拠はこちらの記事で解説しています。

注意点1 償還請求権(リコース)の有無を確認する

ファクタリングを利用したことのない方のなかには、優良な業者であるか、ファクタリング会社を装った悪質な業者であるかを判断しづらいという方もいらっしゃるかもしれません。

安心してファクタリングを利用するには、償還請求権がない契約であるかを確認しましょう。

償還請求権がないファクタリングの取引では、ファクタリング業者が万一売掛債権の代金を回収できなかった場合でもその代金をファクタリングの利用者に請求することはありません

メモ
会社員の給与債権を事前に現金化する「給与ファクタリング」と呼ばれるサービスも存在しますが、貸し付けと同様の機能を有していることから貸金業に該当するとされています。そのため給与ファクタリングの提供会社は、貸金業法に基づく貸金業登録を行っておく必要があります。

注意点2 債権譲渡禁止の記載がないかを確認する

ファクタリングで売却する売掛債権に関して、取引先との契約書に「債権譲渡禁止」の記載がないかをチェックしておきましょう。

債権譲渡禁止と記載されている場合は、そもそもファクタリングで売掛債権を売却することができません

お金のプロ
いくら資金が不足しているとはいえ、譲渡が禁止されている売掛債権の売却は避けるべきです。

13.まとめ

ファクタリングは「売掛債権の買い取り」「売掛債権の買取業」などの意味があり、売掛債権をファクタリング業者に売却して現金化できるサービスを指します。

取引先から入金される前の売掛金を予定の入金日より早くに現金化できるため、キャッシュフローを改善したい方にぴったりの資金調達の方法です。

ファクタリングは融資やローンなどと異なり、借り入れではないので気軽に資金を確保できる点が特徴といえるでしょう。

また最短即日で資金を得られるスピード感もファクタリングの魅力です。

一定の手数料がかかりますが利用することで、資金繰りの改善に大変役立ちますよ。

なおファクタリングをかたって法外な利息を徴収する悪質な業者がいるため、ファクタリングの利用時には優良なサービスを見極めることが大切です。

お金のプロ
以下の5社は実績の高い優良な業者です。安心してすぐに資金を得られるのでぜひ活用してみましょう。

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