【毎月更新】バーチャルオフィスおすすめ12選!料金・選び方も解説

バーチャルオフィスを利用したいんだけど、どのサービスがおすすめなんだろう?
バーチャルオフィスってたくさんあるから、どうやって選んだら良いのか分からない……。

働き方が多様化した昨今、ビジネスを営む上で事務所が不要という方も多くいらっしゃいますよね。

しかし登記の際や事業運営のために住所や電話番号が必要になることがあります

このようなときに「バーチャルオフィス」を検討される方も多くいらっしゃるでしょう。

とはいえバーチャルオフィスのサービスを提供している事業者は数多く存在するため、どのバーチャルオフィスを選んだら良いのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、おすすめのバーチャルオフィスを12社に絞り、各社の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

併せてバーチャルオフィスを選ぶ際のポイントや注意点なども紹介しているので、ご自身に合ったサービスを見つけるためにぜひ役立ててくださいね。

お金のプロ
ご自身にぴったりのバーチャルオフィスを探している方は必見ですよ。

【バーチャルオフィスおすすめ3選】
サービス名 特徴
GMOオフィスサポート_ロゴ 初期費用0円かつ月額660円から利用可能!バーチャルオフィスを低価格&最短即日で利用したい方におすすめ
>>>GMOオフィスサポートの公式サイトはこちら
レゾナンス_ロゴ バーチャルオフィスを短期間から試してみたい方におすすめ!豊富なプランやオプションから自分に合ったサービスを選べる
>>>レゾナンスの公式サイトはこちら
NAWABARI-_ロゴ 東京都目黒区の住所を利用可能!登記が不要な個人事業主、ネットショップ運営者におすすめ
>>>NAWABARIの公式サイトはこちら
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目次

1.バーチャルオフィスとは?利用がおすすめなのはこんな人

バーチャルオフィスって、そもそもどういうサービスなんだろう?
バーチャルオフィスは、どんな人におすすめなのかな?

このように、そもそもバーチャルオフィスとはどのようなサービスなのか、いまいち分かっていないという方もいらっしゃるでしょう。

また、どのような方がバーチャルオフィスの利用に向いているのか、バーチャルオフィスがご自身にとっておすすめのサービスなのかという点も気になるポイントですよね。

お金のプロ
この章ではバーチャルオフィスについて簡単に説明した後、どのような方が利用に向いているのかを解説します。

1-1.バーチャルオフィスとは

バーチャルオフィスとは、簡単にいうと「住所を貸し出すレンタルアドレスサービス」です。

物理的な事務所ではなくバーチャル=仮想のオフィスを借り、その住所を使ってビジネスを運営できます

自宅住所での登記を避けたい、ビジネス上で自宅住所を公にしたくないといった場合に非常に便利なサービスですよ。

バーチャルオフィスの大きな特長として、物理的なオフィスを借りるよりも低コストで住所を取得でき、スモールビジネスを営む方やスタートアップ企業でも導入しやすいという点が挙げられます。

住所を貸す以外のサービスはあるのかな?

バーチャルオフィスでは住所貸し以外のサービスも提供していることがほとんどです。

事業所ごとに詳細は異なるものの、以下のようなサービスが多く見られます。

【バーチャルオフィスが提供する住所貸し以外のサービス】
サービス 概要
郵便物の受け取り 郵便物の受け取りを代行
郵便物の転送 受け取った郵便物を自宅など指定の住所へ転送
電話番号・FAX番号の貸し出し 電話番号、FAX番号の貸し出し(利用者全体で共有の番号の場合と、個人専用の番号を貸し出している場合がある。また、受信のみの場合と発信も可能な場合がある)
電話の転送 貸し出した番号にかかってきた電話を、利用者の携帯電話に自動転送
会議室・商談用スペースの貸し出し 打ち合わせや商談用に貸し会議室をレンタルできる
来客受け付け バーチャルオフィスに来客があった場合、利用者の不在を伝え、来客があった旨を利用者に伝達
法人登記・会社設立代行 法人登記(会社設立)のための手続きを代行
電話秘書 バーチャルオフィスのスタッフなどが利用者の代わりに受電し、電話対応(受けた電話の要件を聞き、内容はメールで伝達するケースが多い)
銀行紹介 法人口座を作る銀行を紹介
会計・経理サービス 会計・経理の代行(バーチャルオフィスが提携している税理士などを紹介する場合が多い)
資金調達のサポート 融資、助成金、補助金を受けるためのサポート(提携する社会保険労務士・税理士・中小企業診断士などの専門家に相談できる)
Webサイト・宣伝材料の制作サービス Webサイト制作やWebサイトの運営サポート、会社のロゴや名刺、チラシ、看板などの制作
いろいろなサービスがあるんだね。
お金のプロ
住所貸しに付随するサービスや、ビジネスの運営において便利なサービスが受けられますよ。

このようなサービスは多く「オプション」と呼ばれており、バーチャルオフィスごとに有無や料金が異なります

メモ
バーチャルオフィスのサービスについて詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

1-2.バーチャルオフィスの利用に向いている人

自分の職種はバーチャルオフィスの利用に向いているのかな?

バーチャルオフィスの利用を検討するに当たって、自分はバーチャルオフィスの利用に向いているのかということが気になりますよね。

まず、以下のような業種はバーチャルオフィスの利用に向いているといえます。

【バーチャルオフィスの利用に向いている業種】
バーチャルオフィスの利用に向いている業種
【バーチャルオフィスの利用に向いている業種】
  • ・Web系の業種(例:エンジニア、デザイナー、プログラマー)
  • ・ネットショップ運営
  • ・出張型ビジネス(例:インストラクター・講師、整体、商品・製品サポート)
  • ・芸術関連の業種(例:漫画家、イラストレーター、音楽制作)
  • ・コンサルティング など

このような業種の場合、自宅もしくはクライアント先で業務を行うことがほとんどであり、事務所を持たなくてもビジネスが成り立つケースが多いといえます。

上記の職種以外でも、「業務は自宅かクライアント先」という方はバーチャルオフィスの利用に向いているといえるでしょう。

他にも「自宅住所で登記ができない」「東京都心や一等地の住所を利用するメリットがある」「プライバシーを確保したい」といった方にはバーチャルオフィスの利用をおすすめします。

2.バーチャルオフィスおすすめ12選!料金も徹底比較

バーチャルオフィスってたくさんあって、どこを選んだら良いか分からない……。
料金やサービスを見比べたいけど、数が多いから大変だなあ……。

数多くあるバーチャルオフィスのなかから、ご自身が利用したいバーチャルオフィスを絞り込むのはなかなか難しいですよね。

料金やサービスを比較検討したくても、バーチャルオフィスのWebサイトを一つずつ見ていくのは骨が折れるものです。

そこでこの章では、おすすめできるバーチャルオフィスを12社に絞って紹介します。

それぞれの料金やサービスを徹底的に比較し、メリットやデメリットに加えて「こんな人におすすめ」という、各サービスの利用に向いている方の傾向も解説しますよ。

お金のプロ
まずは12社の概要を表にまとめたものをみてみましょう。

【おすすめのバーチャルオフィス12選】

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運営会社 料金 初期費用 最低契約期間 法人登記 郵送物転送
GMOオフィスサポート GMOオフィスサポート株式会社 660円~/月 無料 12カ月
(※転送なしプランのみ不可)
150g以下の郵便物0円
頻度はプランごとに異なる
レゾナンス 株式会社ゼニス 550円~/月 入会金:5,500円
保証金:1,000円~
1カ月 郵送料は実費
NAWABARI 株式会社Lucci 1,628円~/月 無料 1カ月
有料オプション(3,000円/月)
郵便物が届き次第、実費(手数料込み)で転送
ナレッジソサエティ 株式会社ナレッジソサエティ 4,950円~/月 入会金:16,500円
保証金:30,000円
6カ月(以降は1カ月単位)
追加料金なし
基本(月1回転送)無料
DMMバーチャルオフィス 合同会社DMM.com 660円~/月 入会金:5,500円
保証金:5,000円
1カ月 基本週1回転送
郵送料は実費
アントレサロン 銀座セカンドライフ株式会社 4,180円~/月 無料 6カ月
追加料金なし
有料オプション(週1回転送:2,200円/月)
ユナイテッドオフィス 株式会社ユナイテッド・コンサルティング・ファーム 2,310円~/月 初回登録料:5,500円
郵便デポジット:初回5,000円以上

追加料金なし
基本週1回転送
郵送費
和文化推進協会(京都朱雀スタジオ) 一般社団法人 和文化推進協会 550円~/月 無料
追加料金なし
週1転送:550円/回
即時転送:550/回
Karigo 株式会社Karigo 3,300円~/月 入会金:5,500円~
保証金:1,000円~
2カ月 郵送料は実費
転送頻度は指定可能(月1・週1・隔週・即時・自動転送なし)
METSバーチャルオフィス オリンピア興業株式会社 270円~/月 入会金:3,300円
事務手数料:550円
単月契約:3カ月
半年契約:6カ月
年間契約:12カ月
転送込みのプランは月1回無料
転送なしのプランは有料オプション(590円~/回)
ワンストップビジネスセンター 株式会社ワンストップビジネスセンター 5,280円~/月 入会金:10,780円(ビジネス・プレミアムプランは契約時に別途通話費用5,000円) 銀行振り込み(1年一括払い):1年
クレジットカード払い:6カ月
基本(週1回転送)無料
※100g以下の郵便物、A4サイズ厚み2cm以内の宅配物のみ
Regus 日本リージャスホールディングス株式会社 5,200円~/月 保証金:月額利用料の2カ月分 1カ月

おすすめ1 GMOオフィスサポート

メリット
初期費用0円かつ月額660円からと料金が安価(登記可能なプランでも1,650円から)
東京都内や関東圏だけでなく関西や九州などにも店舗がある
最短即日から利用可能
デメリット
最低契約期間が1年と長め
電話番号の貸し出し、電話転送サービスがない
こんな人におすすめ!
バーチャルオフィスを低額で利用したい方
副業などで登記が不要な方
大手企業グループのサービスを利用したい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
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運営会社 GMOオフィスサポート株式会社 店舗 東京・関東:渋谷/新宿/銀座/青山/秋葉原/横浜
名古屋
中部:名古屋
関西:大阪・梅田/京都/神戸
九州:福岡・博多/福岡・天神
料金 転送なしプラン*1:660円/月
月1転送プラン:1,650円/月
隔週転送プラン:2,200円/月
週1回転送プラン:2,750円/月
初期費用 無料
法人登記
(※転送なしプランのみ不可)
代行:59,000円
郵便物転送頻度 転送なしプラン*1:-
月1転送プラン:月1回
隔週転送プラン:2週1回
週1回転送プラン:週1回
郵便物料金 150g以内:0円
150g以上4kg未満(A4より小さい):440円/通
上記以外:実費
郵便物来店受け取り
(※名古屋・博多・天神は対象外)
銀行紹介 GMOあおぞらネット銀行
(※転送なしプランのみ不可)
専用電話番号
最低契約期間 12カ月 支払い方法 クレジットカード
*1 個人のみ、法人は申し込み不可
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
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料金 備考
写真でお知らせ 1,100円/月 届いた郵便物の写真をマイページでお知らせ
即時転送 550円/通 郵便物を即時転送
破棄指示 無料 (※「写真でお知らせ」を利用している場合のみ利用可能なオプション)
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金
所在地

GMOオフィスサポートはインターネット事業で有名な「GMOインターネットグループ株式会社」のグループ会社である、GMOオフィスサポート株式会社が運営するバーチャルオフィスです。

東証プライム上場企業グループが運営している信頼性の高いサービスであり、バーチャルオフィスを初めて利用する方でも安心してサービスを受けられるでしょう。

GMOオフィスサポートは価格が比較的低価格なのも魅力であり、登記が不要であれば月額660円から、登記が可能なプランでも1,650円から利用可能です。

GMOオフィスサポートの料金形態は非常にシンプルで、郵便物の転送なし、または転送頻度3パターン(月1・隔週・週1)から選択するのみです。

郵便物転送に関しては150g以内の郵便物であれば転送に費用がかからないのも大きなメリットです。

電話サービスや会議室などの設備はなくオプションも多くはありませんが、ビジネス支援面でのサービスは手厚く、登記の代行や会計ソフト・会計事務所の紹介、ドメイン・メールアドレスの提供などさまざまな支援を受けられますよ。

銀行口座開設申込サービスではGMOオフィスサポートへの申し込み情報を連携、また銀行への提出用の事業計画書のフォーマットも提供してくれますよ。

GMOオフィスサポート住所利用と郵便物転送といったバーチャルオフィスの基本的なサービスのみ利用したい方に向いているといえるでしょう。

おすすめ2 レゾナンス

メリット
さまざまなプランから自分に合ったものを選べる
電話秘書やプライベートロッカーなどオプション、設備が豊富
最低契約期間が1カ月と短い
デメリット
入会金5,500円がかかる
こんな人におすすめ!
バーチャルオフィスを短期間から試してみたい方
プライベートロッカーや会議室などの設備を利用したい方
ネットショップ運営者
【サービス概要(※金額:税込表記)】
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運営会社 株式会社ゼニス 店舗 東京:浜松町/銀座/日本橋/渋谷/新宿/横浜
料金 【住所貸し・住所レンタル(バーチャルオフィス)】
〈週1回転送プラン〉
年間契約:1,650円/月 半年契約:2,750円/月 単月契約:3,300円/月
〈月1回転送プラン〉
年間契約:990円/月
〈ネットショップ住所貸しプラン〉
年間契約:550円/月
【転送電話+バーチャルオフィスセット】
〈転送電話2点セットコース(住所+転送電話)〉
・週1回転送プラン
年間契約:3,850円/月 半年契約:4,950円/月 単月契約:5,500円/月
・月1回転送プラン
年間契約:3,190円/月+
〈転送電話3点セットコース(住所+転送電話+転送FAX)〉
・週1回転送プラン
年間契約:4,950円/月 半年契約:6,050円/月 単月契約:6,600円/月
・月1回転送プラン
年間契約:4,290円/月
【電話代行+バーチャルオフィスセット】
〈週1回転送プラン〉
年間契約:6,050円/月 半年契約:7,150円/月 単月契約:7,700円/月
〈月1回転送プラン〉
年間契約:5,390円/月
【電話代行内線取次+バーチャルオフィスセット】
〈週1回転送プラン〉
年間契約:7,700円/月 半年契約:8,800円/月 単月契約:11,000円/月
〈月1回転送プラン〉
年間契約:7,700円/月
【電話秘書代行貸出し番号発信+バーチャルオフィスセット】
〈週1回転送プラン〉
年間契約:8,800円/月 半年契約:9,900円/月 単月契約:12,100円/月
〈月1回転送プラン〉
年間契約:8,800円/月
初期費用 入会金:5,500円
デポジット(郵便物の郵送費用):1,000円~
法人登記
(※ネットショップ住所貸しプランのみ不可)
郵便物転送頻度 ・週1回(毎週水曜転送)
・月1回(月末水曜発送)
郵便物料金 実費
郵便物来店受け取り 銀行紹介 みずほ銀行
GMOあおぞらネット銀行
専用電話番号 最低契約期間 1カ月
支払い方法 銀行振り込み、口座振替、来店支払い、クレジットカード
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
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サービス 料金 備考
郵便物都度転送 1,100円/月 月1回転送プランの方は追加不可
プライベートロッカー 3,300円/月 書類、ノートパソコン、定款、社印などを保管
転送電話(着信のみ)
(03・045・050)
2,200円/月 契約者指定の転送先に24時間転送
通話料は契約者負担
貸し出し番号発着信(発信および着信)(03・045・050) 4,400円/月 レゾナンスから貸し出された番号でクライアントに通知する事ができる
通話料は契約者負担
電話秘書代行 4,400円/月 オペレーターが社名で電話を受けてくれる
電話秘書代行内線取次 3,300円/月 オペレーターが社名で取った電話を契約者指定の連絡先に取り次ぎ
共有FAX 550円/月 受信料:1枚10円
転送費:1枚100円
※デポジットより差し引き
専用FAX 1,100円/月 受信料:1枚10円
転送費:1枚100円
※デポジットより差し引き
フリーダイヤル 4,400円/月 0120もしくは0800から選択可能
報告オプション 550円/月 電話秘書代行の内容を電話でお知らせ
屋号追加 週1転送プラン:1,650円/月 月1転送プラン:990円/月 郵便物の受け取りに屋号を追加
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 会員:1,100円/1時間
非会員:1,650円/1時間
延長料金:550円/30分
所在地 浜松町/銀座/日本橋/渋谷/新宿/横浜

レゾナンスはコース・プランが豊富に用意されているのが特徴のバーチャルオフィスです。

住所のみなど基本的なサービスだけを利用したい方から手厚いサポートを受けたい方まで、どなたにもおすすめできます。

5種のコースのなかから、さらに郵便物の転送頻度や契約期間まで選べるため、ご自身の利用しやすいスタイルを見つけられるでしょう。

該当プランやオプションを選択することで専用の電話番号を取得できるのもレゾナンスの魅力です。

電話秘書代行や内線取り次ぎのオプションもあり、個人や少人数で運営する企業の人手不足を助けてくれるでしょう。

また、レゾナンスは貸し会議室・プライベートロッカーといった設備面も充実しています。

貸し会議室はどの店舗も駅から徒歩5分以内という好立地であり、打ち合わせなどでビジネスパートナーを招くのにも適しています。

他にも、「レゾナンスのスマホde会社設立」というサービスを利用することで定款作成手数料・印紙代を5,500円で抑えることができるなど、会社設立のサポートも手厚いといえます。

レゾナンスでは現在「月額料金3カ月無料キャンペーン」*2を行っているため、この機会に利用を検討してみてくださいね。

*2 1年契約の場合に限る

おすすめ3 NAWABARI

メリット
最低契約期間が1カ月と短い
初期費用0円
東京都目黒区の住所を利用できる
デメリット
登記をする場合月額3,300円がかかる
オプションを追加すると保証金33,000円と初期費用が発生する
こんな人におすすめ!
個人事業主など登記が不要な方
ネットショップ運営者
【サービス概要(※金額:税込表記)】
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運営会社 株式会社Lucci 店舗 目黒区
料金 1カ月プラン:1,628円/月
1年プラン:12,936円/年(1カ月当たり1,078円)
初期費用 無料
法人登記
3,300円/月
郵便物転送頻度 郵便物が届き次第転送
郵便物料金 実費 郵便物来店受け取り
銀行紹介 GMOあおぞらネット銀行 専用電話番号
最低契約期間 1カ月 支払い方法 PayPal、後払い.com
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
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サービス 料金 備考
登記 3,300円/月 別途初期費用11,000円、保証金33,000円
別途通信料等がかかる
年払いは月換算で税込275円引き
電話転送
(03番号発着信)
2,728円/月 別途初期費用1カ月、保証金33,000円
別途通信料等がかかる
年払いは月換算で税込275円引き
電話代行 3,828円/月 別途初期費用1カ月、保証金33,000円
別途通信料等がかかる
年払いは月換算で税込275円引き
インターネットFAX 3,278円/月 別途初期費用1カ月、保証金33,000円
別途通信料等がかかる
年払いは月換算で税込275円引き
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金
所在地

NAWABARI目黒区の一等地の住所が利用できるバーチャルオフィスです。

目黒区という土地柄おしゃれなイメージが付きやすく、ネットショップの運営者におすすめです。

実際にNAWABARIは、「EC業界関係者が選ぶバーチャルサービス」というアンケートで1位*3を獲得しています。

NAWABARIのプランは非常にシンプルで、住所利用に郵便物転送・電話要件転送がついた基本のプランを1年契約、または月契約かで選択するのみです。

登記や追加オプションが不要であれば初期費用0円、月額1,078円からと比較的低価格で利用できます。

ただし登記が必要な場合は別途、保証金33,000円と初期費用11,000円、また月額にプラスで3,300円がかかります。

登記込みだとやや割高になってしまうため、NAWABARI個人事業主など登記が不要な方に向いているサービスだといえるでしょう。

*3 調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年11月26日~30日
調査概要:バーチャルオフィスサービス10社を対象にしたサイト比較イメージ調査
調査対象:全国の20代~50代のEC業界関係者の男女1003名
アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ

おすすめ4 Knowledge Society(ナレッジ ソサエティ)

メリット
店舗にスタッフが常駐しており来客の受け付け対応をしてくれる
法人口座が開設できなかったことが理由の退会に対し返金対応
無料のミーティングシートあり
デメリット
低価格のプランがない
入会金16,500円、保証金30,000円と初期費用がかかる
こんな人におすすめ!
対外的に高い信頼性が求められる方
法人口座が開設できるか不安な方
商談やミーティングが多い方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
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運営会社 株式会社ナレッジソサエティ 店舗 九段下
料金 基本料金:4,950円 初期費用 入会金:16,500円
保証金:30,000円
法人登記 ○(追加料金なし) 郵便物転送頻度 週1回
郵便物料金 週1回の転送無料 郵便物来店受け取り
銀行紹介 専用電話番号
最低契約期間 6カ月(以降は1カ月単位) 支払い方法 口座振替
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
電話転送(受信のみ) 3,300円/月 「03~」番号への通話を任意の電話番号に転送、発信時はかけた電話機の番号が相手に表示される
電話転送(受発信) 5,500円/月 「03~」番号への通話を任意の電話番号に転送、発信時に相手に「03~」を表示させることができる
リアルタイム転送 4,400円/月 届いた郵便物を随時転送
スポット転送 2,200円/回 届いている郵便物を即時に転送
到着通知 1,100円/月 郵便物の到着をお知らせ
有線LAN 1,100円/月(2PC)
会員サイトバナー広告 ページ上部:3,300円
ページ下部:2,200円
複合機印刷(カラー) 50円/枚
複合機印刷(白黒) 10円/枚
チラシ・パンフ等の館内設置 550円/月 館内に利用者の会社などの広告物を設置
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 0円~11,000円/1時間
お茶出しサービス:220円/杯
所在地 九段下

ナレッジソサエティは東京都千代田区九段下にある、銀行所有のビルに店舗を構えるバーチャルオフィスです。

千代田区という土地柄に加え、銀行名の入ったビル名を記載できることから、対外的な信用を得られやすくなるという点がナレッジソサエティを利用する大きなメリットです。

ナレッジソサエティには低価格のプランがありませんが、その分手厚いサービスが受けられるのが魅力です。

まずナレッジソサエティの店舗にはスタッフが常駐しており、突然来客があったとしても受け付け対応をしてもらえます。

また「法人口座開設保証制度」を設けており、法人口座を開設できなかったことを理由にナレッジソサエティを退会する場合は返金対応をしてもらえます。

なおこれまで返金事例はなく、法人口座開設の成功率の高さがうかがえるといえます。

他にも登記費用の補助制度や無料で使えるミーティングシートを設けているなど、基本料金のなかで多様なサービスが受けられるのです。

法人口座開設に不安を持つ方や、住所利用プラスアルファのサービスを受けたい方にはナレッジソサエティがおすすめだといえるでしょう。

おすすめ5 DMMバーチャルオフィス

DMMバーチャルオフィス
メリット
AIによる電話対応で安価に電話代行が利用可能、24時間365日対応
最低契約期間が1カ月と短い
郵便物の転送は基本で週1回と頻度が高い
デメリット
入会金5,500円、保証金5,000円がかかる
会議室は名古屋のみ
こんな人におすすめ!
安価に電話秘書を利用したい方
ネットショップ運営者
大手企業のサービスを利用したい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 合同会社DMM.com 店舗 銀座/渋谷/大阪梅田/福岡天神/名古屋
料金 【ビジネスプラン】
〈基本〉
年間契約:2,530~2,970円/月 半年契約:3,850~4,290円/月 単月契約:5,500~5,940円/月
〈固定電話セット〉
年間契約:4,730~5,170円/月 半年契約:6,050~6,490円/月 単月契約:7,700~8,140円/月
【ライトプラン】
〈基本〉
年間契約:1,650円/月
〈固定電話セット〉
年間契約:3,850円/月
【ネットショップ支援プラン】
〈基本〉
年間契約:660円/月
〈固定電話セット〉
年間契約:2,860円/月
初期費用 入会金:5,500円
保証金:5,000円
法人登記
(※ネットショップ支援プランのみ不可)
郵便物転送頻度 週1回転送
※ライトプランは転送なし、ネットショップ支援プランは宛先不明や返品に限り通知・転送可
郵便物料金 実費
郵便物来店受け取り 銀座店、名古屋店のみ可能 銀行紹介 みずほ銀行
専用電話番号 ○(受信専用) 最低契約期間 1カ月
支払い方法 クレジットカード
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
らくらくHP作成 簡単にHP制作ができる。
AI秘書自動応答サービス 1,650円/月 AI秘書が電話応対をし、メールでお知らせ
着信件数100件/月まで無料
宛名追加 1件当たり1,650円/月 郵便物の宛名を追加
即時転送 440円/回 16時までの依頼で当日発送
日時指定転送 440円/回 指定の日時に宅急便にて配送
配送先変更依頼 440円/回 登録住所以外の指定の場所へ配送
転送カスタマイズオプション ・月1〜4回転送:0円
・隔週:0円
・毎日転送:1,650円/月
月に1〜4回の転送頻度と転送日の指定、隔週の曜日指定、または毎日転送のなかから設定が可能
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 1,100円/1時間(最低予約枠:1時間)
所在地 名古屋

DMMバーチャルオフィスは大手ECサイト「DMM.com」を運営する、合同会社DMM.comが提供するバーチャルオフィスです。

DMMバーチャルオフィスの大きな特徴として挙げられるのが、AIを導入した電話秘書サービスです。

AIの自動応対サービスにすることにより電話代行サービスを他社よりも安価に提供しており、「電話の応対を任せたいが経費は抑えたい」という方には特におすすめです。

DMMバーチャルオフィスの利用料金は店舗ごとに異なるため、利用を検討する際は必ず利用したい店舗の料金を確認するようにしましょう。

基本的な利用料金は平均的な水準ですが、登記なしの「ネットショップ支援プラン」は660円からと非常に低価格です。

副業や個人事業でネットショップを運営する方にもDMMバーチャルオフィスがおすすめだといえるでしょう。

またDMMバーチャルオフィスは、基本プランの郵便物転送が週1回と頻度が高いこと、契約期間が最低1カ月からと短いことも大きなメリットといえます。

頻繁に郵便物を受け取る方やまずは短期間から試してみたいという方は、DMMバーチャルオフィスを検討してみると良いでしょう。

おすすめ6 アントレサロン

メリット
法人設立代行手数料が半額になるキャンペーンを実施中(2023年6月時点)
全店舗が最寄り駅から徒歩5分圏内かつ無料のオープンラウンジがある
相談可能な起業支援の専門家がオフィスに常駐するなどサポートが手厚い
デメリット
低価格のプランがない
こんな人におすすめ!
ビジネス運営に関する手厚いサポートを受けたい方
フリーデスクや専用ロッカーを利用したい方
打ち合わせや商談用スペースを確保したい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 銀座セカンドライフ株式会社 店舗 銀座/東京(日本橋)/赤坂/新宿/渋谷/池袋/横浜/桜木町/川崎/大宮
料金 〈バーチャルオフィスプラン〉
単月契約:4,180円/月
〈フリーデスクプラン〉
単月契約:10,455円/月
〈個室プラン〉
単月契約:55,000円/月
初期費用 無料
法人登記 郵便物転送頻度 転送は別途オプションを利用
郵便物料金 実費 郵便物来店受け取り
銀行紹介 専用電話番号
最低契約期間 6カ月 支払い方法 クレジットカード
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
郵便メール報告 1,100円/月 郵便が届いた都度、メールで報告
郵便転送 2,200円+送料 週に1回、指定の場所に郵便をまとめて郵送
社名掲出 330円+送料 利用者の社名をオフィス受付に掲示
専用ロッカー 1,650円/月 4桁の暗証番号で設定したロッカー
コピー・印刷・スキャン モノクロ:10円
カラー:40円
スキャン:無料
カード認証付きの複合機の利用
03電話転送 1,100円+通話料/月 着信専用の03番号。かかってきた電話を携帯電話に自動転送。
専用TEL番号 初期費用:5,500円
4,400円+通話料/月
提供番号で着信・発信ができる。局番は03、044、045、048から選択
050電話番号 初期費用:1,650円
1,800円+通信料/月
専用の050局番で着信・発信ができる
050FAX番号 初期費用:1,650円
1,980+通信料/月
FAX番号を発行、メールでFAXを送受信
電話秘書 3,300円/月 電話の受け付け代行。都度メール報告
バナー広告 2,200~22,000円/月 アントレサロン運営メディアへのバナー広告
デジタルサイネージ広告 2,200円/月 アントレサロン施設内のサイネージ広告(起業家やその来訪者向け)
チラシ設置広告 1,100円/区画 アントレサロンのチラシラックに設置
事業継続に役立つ保険 1,100円/月 病気やけがで働けなくなったときに、生活費用をサポートする所得保障保険
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 220~1,650円/1時間
所在地 銀座/東京/赤坂/新宿/渋谷/池袋/横浜/桜木町/川崎/大宮

アントレサロンは東京・神奈川・埼玉の関東3都県に全10拠点を置くバーチャルオフィスです。

1カ所で住所を契約すれば、どの店舗でも無料のオープンラウンジやフリーデスクを利用*4できます

全店舗駅から徒歩5分圏内の好立地であるため、作業スペースを確保したい方や商談や打ち合わせの機会が多い方にはおすすめです。

このような施設が充実しているアントレサロンでは、オフィス内での交流・ビジネスマッチングが盛んに行われており、ビジネスのチャンスをつかむきっかけにもなるでしょう。

他にも、アントレサロンの店舗には受け付けスタッフや起業支援の専門家が常駐しているというメリットがあります。

専門家への相談はいつでも可能であり、ビジネスの悩みなどに関して気軽にアドバイスをもらうことができるでしょう。

さらにアントレサロンでは法人設立代行手数料が半額になるキャンペーンを実施しているなど、起業やビジネス運営に関する手厚いサポートが受けられます。

住所利用だけでなく、ビジネスの総合的なサポートを受けたい方には、アントレサロンがおすすめですよ。

*4 フリーデスクプラン・個室プランを契約した場合のみ

おすすめ7 ユナイテッドオフィス

ユナイテッドオフィス
メリット
利用料金40%オフのキャンペーンあり
株式会社・合同会社設立代行料が5,000円*5と安価
18年の実績があるサービスで安心して利用できる
デメリット
初回登録料5,500円と、テレボックスプランの場合は保証金10,000円がかかる
低価格のプランがない
こんな人におすすめ!
サービス実績や安心感を重視する方
専用の固定電話番号が欲しい、電話秘書代行を利用したい方
打ち合わせや商談用スペースを確保したい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 株式会社ユナイテッド・コンサルティング・ファーム 店舗 青山/銀座(2店舗)/表参道/日本橋/渋谷/虎ノ門/新宿/池袋
※池袋のオフィスは開設準備中
料金 〈メールボックスプラン〉
1年:2,310円/月 6カ月:2,860円/月 月払い:3,850円/月
〈メールボックス通知プラン〉
1年:3,100円/月 6カ月:3,850円/月 月払い:4,620円/月
〈テレボックスⅠ専用電話付きプラン〉
1年:4,400円/月 6カ月:5,500円/月 月払い:7,700円/月
〈テレボックスⅡ(電話秘書)プラン〉
1年:7,700円/月 6カ月:8,800円/月 月払い:9,900円/月
初期費用 初回登録料:5,500円
郵便デポジット:初回5,000円以上
(※テレボックスⅠ・Ⅱは保証金10,000円)
法人登記
郵便物転送頻度 週1回(週末郵送) 郵便物料金 実費
郵便物来店受け取り 銀行紹介
専用電話番号 最低契約期間
支払い方法 月払い:クレジットカード
前納:銀行振り込み、クレジットカード
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
即日転送 単月:1,100円/月
6カ月:6,600円
12カ月:13,200円
当日16時までに届いた郵便物を即日発送
03発信 単月:1,100円/月
6カ月:6,600円
12カ月:13,200円
テレボックスプランでの専用番号で03発信が可能
03発着信+内線通話 単月:1,500円/月
6カ月:9,900円
12カ月:19,800円
代表電話で複数名03発着信ができ内線通話0円
メールボックスプランは不可
共有FAX受信転送 単月:1,500円/月
6カ月:9,900円
12カ月:19,800円
パソコン、タブレット、スマートフォンでFAXを送受信できる
受信0円、送信30円/1回
株式会社・合同会社設立 5,500円 会社設立登記申請書類作成から法務局の申請まで
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 4名1室:275円/30分・1~14名1室:550円/30分
所在地 青山/銀座/表参道/日本橋/渋谷/虎ノ門/新宿/池袋

ユナイテッドオフィスサービス開始から18年、利用総数約13,000社の実績があるバーチャルオフィスです。

新規参入の事業者も多いバーチャルオフィスのなかでは歴史があり、また利用実績も公表していることからユナイテッドオフィスは安心感と信頼性の高いサービスだといえるでしょう。

ユナイテッドオフィスは東京都内に9拠点(※池袋のオフィスは開設準備中)を構えており、1カ所で住所契約をすると全ての拠点の会議室が利用可能です。

ビジネスパートナーやご自身のお住まいなどに合わせて場所を選べるのは大きな利点ですね。

また現在(2023年5月時点)ユナイテッドオフィスでは、「テレボックスⅠ・Ⅱ」プランを対象に利用料金40%オフのキャンペーンを実施しています。

専用の固定電話番号が欲しい、電話秘書代行を利用したい方はこの機会にユナイテッドオフィスの利用を検討してみてくださいね。

*5 テレボックスⅠ・Ⅱプランを1年契約の場合のみ。プランにより代行手数料は異なる

おすすめ8 和文化推進協会(京都朱雀スタジオ)

メリット
登記、電話利用込みで料金が非常に安価
キャンペーン適用で初年度無料で利用できる
資金調達の支援が受けられる
デメリット
設備やオプションが少ない
拠点は京都市のみ
こんな人におすすめ!
京都、関西地方にお住まいの方
関西地方にオフィスの住所が欲しい方
安価で住所利用、登記がしたい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 一般社団法人 和文化推進協会 店舗 京都市
料金 550円~/月 初期費用 無料
法人登記 ○(追加料金なし) 郵便物転送頻度 転送はオプション
郵便物料金 週1転送:550円/回
即時転送:550円/回
郵便物来店受け取り
銀行紹介 専用電話番号
最低契約期間 支払い方法
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
LINEで通知 0円 郵便物を受け取った時点でLINEで通知
不在票 0円 不在票をお知らせ
郵便物週1転送 550円/回 郵便物を週に1度転送
郵便物即時転送 550円/回 郵便物を即時で転送
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金
所在地

和文化推進協会(京都朱雀スタジオ)は京都市の一般社団法人 和文化推進協会が提供するバーチャルオフィスです。

拠点は京都市の1カ所のみ、オプションや設備などは少ないものの、登記や電話利用込みで月額550円からという非常に低い価格でサービスを提供しています。

また現在(2023年5月時点)和文化推進協会では、「利用開始時に納税地を京都市に移転で利用料金50%還元」「バーチャルオフィスお引越し割引」といったキャンペーンを実施しています。

二つのキャンペーンを併せると初年度0円で利用できるのは大きな魅力です。

京都府や関西にお住まいの方、関西に支店を設けたい方で、安価に利用できるバーチャルオフィスを探しているという場合には和文化推進協会の利用を検討してみましょう。

郵便物の転送はオプション料金がかかりますが、他社でも郵送料は実費というところが多いことを鑑みると、決して高い金額ではありません。

他にも補助金・助成金といった情報の共有や、クラウドファンディングのサポートなど、ビジネスに有利なサービスも受けられますよ。

おすすめ9 Karigo

メリット
17年の実績があるサービスで安心して利用できる
全国61カ所と拠点数が多い
最低契約期間が2カ月と短い
デメリット
低価格のプランがない
追加オプションがない
こんな人におすすめ!
サービス実績や安心感を重視する方
地方の住所を利用したい方
海外の住所を利用したい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 株式会社Karigo
店舗 北海道・東北・北陸 札幌/札幌 東/札幌 美園/仙台/新潟
東京都内 銀座一丁目/銀座四丁目/中野/浜松町/西麻布 六本木ヒルズ前/品川/南品川/渋谷 桜丘町/渋谷 千駄ヶ谷/青山 表参道/赤坂/恵比寿 代官山/秋葉原/日本橋/世田谷 三軒茶屋/世田谷 自由が丘*6/荻窪/新宿/高田馬場/田町/池袋/多摩/調布/高円寺/目黒/本郷・水道橋/浅草/府中
関東 茨城 つくば市/千葉/松戸/船橋/さいたま市/埼玉 越谷/横浜/横浜 関内/相模原・橋本/川崎/神奈川 座間/武蔵小杉
甲信越・東海 静岡/名古屋 東/名古屋 瑞穂/名古屋 北/三重 四日市
近畿 京都/大阪 中央/大阪 西/神戸 中央
中国・四国 岡山市/倉敷市/高知/広島・尾道
九州・沖縄 福岡・大手門/福岡・博多/沖縄・那覇
国外 アメリカ テキサス
料金 〈ホワイトプラン〉
個人名:3,300円〜/月
法人名・屋号:4,700円〜/月
〈ブループラン〉
8,300円~/月
〈オレンジプラン〉
10,400~16,500円/月
初期費用 入会金:5,500~19,800円
保証金:1,000円~
法人登記 郵便物転送頻度 指定可能(月1・週1・隔週・即時・自動転送なし)
郵便物料金 実費 郵便物来店受け取り ○ ※店舗による
銀行紹介 専用電話番号
最低契約期間 2カ月 支払い方法 前払い式(ポイント制)
1円=1ポイントをクレジットカードもしくは銀行振り込みで購入
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 銀座 一丁目:453円~/30分
秋葉原:会議室①1,100円/1時間 会議室②:2,200円/1時間
池袋:1,100円/1時間
千葉:540円/30分
所在地 銀座/秋葉原/池袋/千葉

Karigoの特徴は全国61カ所というバーチャルオフィスのなかでも屈指の拠点数を持つ点です。

北海道や東北から沖縄まで多くの地方をカバーしており、また海外にも拠点を持ちます

海外に拠点があるバーチャルオフィスは多くはないため、海外に支店を置きたい方などは特にKarigoの利用がおすすめです。

またKarigo2006年にバーチャルオフィスサービスの提供を開始した老舗であり、延べ60,000社以上が利用してきたという確かな実績があります。

この実績からKarigoは信頼のおけるサービスだといえ、安心してバーチャルオフィスを利用したいという方にもおすすめでしょう。

Karigoにはオプションがないため、付随するサービスでプランを選ぶことになります。

「ホワイトプラン」では住所貸しと荷物受け取り・転送のみ、「ブループラン」はプラスで専用固定電話番号の利用ができ、「オレンジプラン」ではさらに電話代行サービスが追加されます。

シンプルで分かりやすいサービス形態であるため、「オプションを追加し過ぎて予定より費用がかさんでしまった」というようなことが起こりにくいでしょう。

*6 オフィスの住所は世田谷区、最寄り駅は自由が丘駅

おすすめ10 METSバーチャルオフィス

METSバーチャルオフィス
メリット
発信可能な電話番号を借りられる
利用料金が低価格かつ利用料割引などのキャンペーンが豊富
自社ビル直営、不動産事業歴72年と安心感がある
デメリット
拠点数は4カ所と多くない
こんな人におすすめ!
安価にバーチャルオフィスを利用したい方
サービス実績や安心感を重視する方
電話受信だけでなく発信もしたい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 オリンピア興業株式会社 店舗 新宿三丁目/新宿御苑/日本橋兜町/赤羽
料金 〈ライト〉
270円〜/月
〈ビジネス(郵便受取)〉
年間契約:1,100円/月 半年契約:2,090円/月 単月契約:2,200円/月
〈ビジネス(月1転送コミ)〉
年間契約:1,375円/月 半年契約:2,376円/月 単月契約:2,750円/月
〈ビジネスプラス(郵便受取)*7〉
年間契約:1,430円/月 半年契約:2,585円/月 単月契約:2,970円/月
〈ビジネスプラス(月1転送コミ)*7〉
年間契約:1,540円/月 半月契約:3,150円/月 単月契約:3,300円/月
初期費用 入会金:3,300円
事務手数料:550円
法人登記
(※ライト、ビジネスは不可)
郵便物転送頻度 月1回
(転送なしのプランは有料オプション)
郵便物料金 月1回無料
郵便物来店受け取り 銀行紹介
専用電話番号 最低契約期間 単月契約:3カ月
半年契約:6カ月
年間契約:12カ月
支払い方法 銀行振り込み、クレジットカード
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
サービス 料金 備考
郵便転送 即時転送(ライト):920円/回
即時転送(プラス):1,070円/回
週末転送、月末転送:590円/回
即時転送(宅急便):550円+宅配業者別料金/回
宅急便受け取り(80サイズまで):550円/個
配送先変更:330/回
宛名追加:1,650/月
プランにより利用できるサービスが異なる
専用ポスト 月額利用料:1,650円
初期設定費用:1,650円~
METSバーチャルオフィス各拠点に専用のポスト枠を確保する
受付社名表示 月額利用料:1,650円
初期設定費用:1,650円~
METSバーチャルオフィス各拠点の受付などに社名・屋号名を掲示する
03転送電話 月額利用料:2,200円
初期設定費用:2,200円
受信専用の03番号を付与
03発着信 月額利用料:980円~
初期設定費用:要問い合わせ
03、06、0120等の専用電話番号を使い、スマートフォンでの発着信が可能
電話代行 月額利用料:8,800円~/月
初期設定費用:相談
オーダーメイド型の秘書代行・電話対応サービス
インターネットFAX 月額利用料:1,080円~
初期設定費用:なし
専用のFAX番号を取得し、FAX機を使わずにメールでFAXを送受信
ビジネスラウンジ 月額利用料:7,700円
初期設定費用:なし
日本橋のみ
宛名追加 月額利用料:1,650円
初期設定費用:なし
ウェブサイト制作 公開準備中
各種変更・請求書発行 各種変更手続き:3,300円/回
請求書の発行:220円/回
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 新宿三丁目:2,200円/1時間
新宿御苑:2,200円/1時間
日本橋兜町:
・会議室A 1,100円/1時間
・会議室D 個室貸し出し中
赤羽:
・平日9:00~21:00 2,750円(定員10名)、3,300円(定員36名)
・土日祝9:00~21:00 3,850円(定員10名)、4,400円(定員36名)
所在地 新宿三丁目/新宿御苑/日本橋兜町/赤羽

METSバーチャルオフィス全拠点自社ビル直営という特長があり、転貸のバーチャルオフィスに比べるとサービス終了のリスクが少ないことが大きなメリットです。

加えて運営会社のオリンピア興業株式会社は不動産事業歴72年という実績もあることから、METSバーチャルオフィスは信頼性が高く安心して利用できるバーチャルオフィスだといえるでしょう。

料金も非常にリーズナブルで、登記無しであれば270円から、登記込みでも1,430円から利用可能です。

METSバーチャルオフィスのオプションで特筆すべきなのが、発着信可能な専用電話番号のレンタルができる点です。

専用の電話番号でも受信のみというバーチャルオフィスが一般的で、発信まで可能であることは多くありません。

専用の電話番号から発信がしたいという方はMETSバーチャルオフィスの利用を検討してみましょう。

また現在(2023年5月時点)METSバーチャルオフィスではライトプランのお試しキャンペーンを実施しており、まずはバーチャルオフィスを試してみたいという方にもおすすめです。

*7 法人のみ対象

おすすめ11 ワンストップビジネスセンター

メリット
拠点数が多く、全国各地に拠点がある
基本の郵便転送頻度が高く、また一定サイズ以下は費用がかからない
起業家を応援する割引プランでは初期費用無料かつ1カ月間の基本料無料
デメリット
低価格のプランがない
こんな人におすすめ!
郵便物を頻繁に受け取る必要がある方
地方の方や地方に支店を置きたい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 株式会社ワンストップビジネスセンター
店舗 北海道・東北 札幌大通西/札幌/仙台
東京都内 青山/田町/表参道/六本木/虎ノ門/麻布十番/品川/渋谷/恵比寿/二子玉川/新宿/西新宿/高田馬場/麹町/銀座/日本橋/秋葉原/飯田橋/池袋/上野/五反田/吉祥寺/中野
関東 横浜店/横浜桜木町店/川崎店
中部 名古屋駅前/名古屋栄/岐阜/金沢
関西 京都店/神戸店
中国・四国 岡山/高松/広島
九州 福岡天神/福岡博多/熊本
料金 【主要プラン】
エコノミープラン:5,280円/月
ビジネスプラン:9,790円/月
プレミアムプラン:10,780円/月
【エグゼクティブプラン】
54,780円/月
初期費用 入会金:10,780円
(ビジネス・プレミアムプランは契約時に別途通話費用5,000円)
法人登記 郵便物転送頻度 週1回(毎週水曜日)
郵便物料金 100g以下の郵便物、A4サイズ厚み2cm以内の宅配物は郵送無料 郵便物来店受け取り ◯ ※エコノミープランはなし
銀行紹介 GMOあおぞらネット銀行
みずほ銀行(※青山本店のみ)
専用電話番号
最低契約期間 銀行振り込み(1年一括払い):1年
クレジットカード払い:6カ月
支払い方法 銀行振り込み、クレジットカード
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
サービス 料金 備考
スポット電話秘書代行サービス 11,000円/月
220円/1コール+コールセンターへの電話転送料金
契約期間:1カ月単位
専用FAX番号 初期費用:3,300円
3,300円/月
士業の紹介 無料
記帳代行 要相談
ホームページ制作 16万5,000円~
名刺・ロゴデザインサービス ロゴデザイン料:49,500円~
名刺デザイン料金:27,500円~
印刷物デザイン料金:49,500円~
ロゴデザイン・印刷物デザインは校正2回まで料金内
資金調達支援
会社設立・法人登記代行 要相談
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 1,100円~/1時間
所在地 北海道・東北:札幌(2店舗)/仙台
東京都:青山/田町/虎ノ門/麻布十番/渋谷/恵比寿/二子玉川/新宿/西新宿/高田馬場/銀座/日本橋/秋葉原/飯田橋/池袋/上野/五反田/吉祥寺
関東:横浜/桜木町/川崎
中部:名古屋/岐阜/金沢
関西:心斎橋/梅田/大阪本町/京都/神戸
中国・四国:広島/高松/岡山
九州:天神/博多

ワンストップビジネスセンター全国に44カ所の拠点と47室の会議室を持つ大規模のバーチャルオフィスです。

東京23区内をはじめ北海道から福岡まで展開しており、地方にお住まいの方や地方に支店を置きたい方にもおすすめだといえます。

ワンストップビジネスセンターには低価格のプランがないものの、その分サービスが充実しています。

基本料金内で郵便物の転送が週1回、送料・手数料無料*8で受けられ、また法人銀行口座開設サポートなども受けられます

さらにワンストップビジネスセンターでは起業家を応援する割引プランが提供されており、20代・女性・シニア・障害者の社長に対し、初期費用無料かつ1カ月間の基本料無料などといった割引を実施しています。

このように起業への支援が手厚いため、割引対象に該当する方はぜひワンストップビジネスセンターの利用を検討してみてくださいね。

*8 100g以下の郵便物、A4サイズ厚み2cm以内の宅配物に限る

おすすめ12 Regus(リージャス)

メリット
拠点数が多く全国各地、海外にも拠点がある
デメリット
料金やサービスが分かりづらい
価格が高め
こんな人におすすめ!
地方の住所を利用したい方
海外の住所を利用したい方
【サービス概要(※金額:税込表記)】
※横にスクロールできます
運営会社 日本リージャスホールディングス株式会社
店舗 120カ国1,100都市3,400拠点
国内47都市173拠点*9
札幌/青森/八戸/秋田/盛岡/山形/仙台/郡山/水戸/つくば/高崎/大宮/千葉/東京/立川/町田/横浜/厚木/新潟/富山/金沢/長野/静岡/浜松/名古屋/刈谷/豊田/三河安城/京都/大阪/豊中/茨木/神戸/姫路/伊丹/岡山/広島/高松/松山/小倉/福岡/大分/熊本/長崎/宮崎/鹿児島/那覇 など
料金*10 〈メールボックスプラス〉
5,200円~21,600/月
〈テレフォンアンサリング〉
9,900~13,700円/月
〈バーチャルオフィス〉
15,000~34,800円/月
〈バーチャルオフィスプラス〉
19,700~58,500円/月
初期費用 月額利用料の2カ月分
法人登記 郵便物転送頻度
郵便物料金 郵便物来店受け取り
銀行紹介 専用電話番号
最低契約期間 1カ月 支払い方法 クレジットカード、口座振替
【オプションサービス(※金額:税込表記)】
サービス 料金 備考
【貸し会議室(※金額:税込表記)】
料金 拠点により変動
所在地 国内3,000以上

Regus120カ国1,100都市3,400拠点、国内に47都市173拠点*9を持つ最大級規模のバーチャルオフィスです。

北海道や東北から沖縄まで多くの地方をカバーしており、また海外にも拠点を持っています。

海外の拠点があるバーチャルオフィスは多くはないため、海外に支店を置きたい方などは特にRegusの利用がおすすめです。

ただしRegusの利用料金は拠点により大きく異なるため、必ず利用したい拠点の金額を確認しましょう。

Regusバーチャルオフィスの他にレンタルオフィスや貸し会議室、コワーキングスペースも運営しています。

バーチャルオフィスと併せて打ち合わせスペースや仕事スペースを確保したい方はRegusの利用を検討してみてくださいね。

*9 拠点数は2023年6月時点の数字
*10 1年契約の場合の月額料金

3.バーチャルオフィスを利用するメリット

便利そうなことはなんとなく分かったけど、バーチャルオフィスって具体的にどんなメリットがあるんだろう?

バーチャルオフィスについてどのようなメリットがあるのかがはっきり分からないと、実際の利用には踏み切れないものですよね。

そこでこの章では、バーチャルオフィスの主なメリットを七つ紹介していきます。

お金のプロ
バーチャルオフィスには以下のようなメリットがあります。

【バーチャルオフィスを利用するメリット】
バーチャルオフィスのメリット

ここからはそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

メリット1 費用を大幅に削減できる

バーチャルオフィスの最大のメリットともいえるのが、ビジネス運営にかかる費用を大幅に削減できることです。

実際に物理的なオフィスを借りると、その分費用が高額になってしまいます。

毎月の賃料だけでなく、保証料や敷金・礼金、オフィスに備え付けるデスクやパソコン、その他事務用品などもそろえなければならないため、初期費用もかさみます。

さらに光熱費など、オフィスを利用・維持するためのランニングコストもかかるでしょう。

しかしバーチャルオフィスであれば初期費用がかからない、もしくは低料金で済む事業者が多く、また毎月の利用料もおおむね数千円、高くても数万円と低価格で利用できます。

また法人登記が不要な副業や個人事業主の場合は、月額数百円から利用可能なバーチャルオフィスもありますよ。

お金のプロ
起業を考えている方にとっても、初期投資が少なくて済むのは大きなメリットでしょう。

メリット2 プライバシーを保護できる

自宅の住所をビジネスで使用する住所として使うことをためらう方も多いでしょう。

このようなとき、バーチャルオフィスを利用すればプライバシーを保護できます

法人登記に自宅の住所を登録した場合、情報が一般に開示されることになります。

またネットショップのような通信販売を営む場合は、サイトなどに住所の記載が求められます

これは「特定商取引法」に基づくものであり、法律で定められているものです。

しかし自宅の住所を登記、公開してしまうと、例えばストーカー被害、自宅住所に事業へのクレームが直接来る、といったトラブルが発生する可能性があります。

プライバシーを保護しトラブルを避ける目的でも、バーチャルオフィスの利用をおすすめします。

メリット3 簡単・短時間で利用を開始できる

バーチャルオフィスは利用開始までの期間が短く、手続きも簡単です。

物理的なオフィスを借りようとすれば、何カ所もの物件を内見しなければなりませんよね。

さらに電気・ガス・水道などのライフラインやインターネットの契約、デスクなどの運び込みも必要となり、オフィスを利用できるまで数週間はかかるものです。

バーチャルオフィスであればこういった手間や時間がかからず、最短即日から住所を利用できるのです。

メリット4 利用料を経費に計上できる

オフィスの家賃が経費になるのと同じように、バーチャルオフィスの利用料金も経費に計上できます

住所利用のための料金のみでなく、電話番号を借りたり、郵便物に関するサービスを受けたりした料金など、バーチャルオフィスの利用に関わる料金全てを経費として計上できます

バーチャルオフィスの利用にかかった経費はどの勘定科目で申告すれば良いんだろう。物理的なオフィスを借りた場合とは違うの?

物理的なオフィスを借りた場合の経費は、「貸借料」として申告するのが一般的です。

しかしバーチャルオフィスの利用にかかった経費は「業務委託費」となるため、「支払手数料」または「外注工賃」で申告すると良いでしょう。

業務委託費とは
一部業務を他社に委託するために支払う費用のことをいいます。確定申告で必要な「青色申告決算書」では、この業務委託費に対して「外注工賃」という勘定科目が使用されます。

メリット5 固定電話・FAXを簡単に導入できる

バーチャルオフィスを利用すれば、固定電話とFAXも簡単に導入できます

固定電話・FAXを利用しようと思ったら、一般的には通信キャリアと契約しなければなりませんし、電話機やFAXそのものを用意するコストもかかります。

しかしバーチャルオフィスでは、固定電話番号やFAXの利用がプランに含まれていたり、オプションサービスとして利用できたりします

お金のプロ
住所利用と併せて申し込むだけで、簡単に固定電話・FAXが利用できますよ。

各機器をそろえる必要がないため、コストも抑えられるのも大きなメリットです。

メリット6 住所をブランディングに利用できる

実際のオフィスを借りると賃料が高額になる人気のエリアでも、バーチャルオフィスなら低価格で利用が可能です。

都心の一等地や有名なオフィス街などの住所を利用すれば、会社のブランドイメージを高めたり、安心感や信頼性を持たせたりすることができます。

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ご自身の会社のイメージに合ったエリアを選べますよ。

メリット7 引っ越しても住所変更が不要

バーチャルオフィスを利用していれば、引っ越した際も住所変更の手続きが不要です。

ビジネス上で自宅の住所を使用していた場合、引っ越したときにさまざまな場所・場面で住所変更の手続きをしなければなりません。

税務署や行政への届け出、ホームページや名刺の住所変更、顧客や取引先へ住所変更の連絡など、住所を変更することで多くの手間と時間がかかるでしょう。

また法人登記した住所が自宅住所であれば本店移転登記が必要になり、3万~6万円程度の費用がかかります。

バーチャルオフィスの場合、バーチャルオフィス自体が店舗を移動することがない限り同じ住所を利用し続けられるため、引っ越しに伴う煩雑な手続きが不要になりますよ。

4.バーチャルオフィスを利用する際の注意点

バーチャルオフィスを利用するに当たって、注意すべきことはあるのかな?

バーチャルオフィスの利用を考えたとき、注意点も把握しておかないと不安ですよね。

バーチャルオフィスは多くのメリットがあるサービスですが、利用に際し注意しなければならない点もあります。

この章ではバーチャルオフィスを利用する際の注意点を六つ解説します。

お金のプロ
バーチャルオフィスを利用する際の注意点として、主に以下の六つが挙げられます。

【バーチャルオフィスを利用する際の注意点】
バーチャルオフィスを利用する際の6つの注意点

注意点を把握し事前に対策をするなどしておけば、より安心してバーチャルオフィスを利用できますよ。

ここからは各注意点について詳しく解説していきます。

デメリットとなる点を把握し事前に対策をするなどしておけば、より安心してバーチャルオフィスを利用できますよ。

ここからは各注意点について詳しく解説していきます。

注意点1 利用できない業種がある

バーチャルオフィスを利用した営業ができない業種があります

開業要件に「事業所・営業所を確保していること」が含まれる業種や特定の許認可が必要な業種があり、そのような業種はバーチャルオフィスでの開業・営業が難しいといえます。

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以下のような業種の場合、バーチャルオフィスでの営業はできません。

【バーチャルオフィスでの営業ができない業種】
  • ・有料職業紹介業
  • ・人材派遣業
  • ・宅地建物取引業
  • ・弁護士
  • ・税理士
  • ・司法書士
  • ・行政書士
  • ・建設業
  • ・古物商
  • ・金融商品取引業
  • ・探偵業
  • ・風俗営業
  • ・廃棄物処理業 など

このような「独立した営業所を要する」「専有スペースを設ける必要がある」などが開業要件となっている業種の場合、バーチャルオフィスの利用には適していないといえます。

注意点2 オプションの要・不要を見極める必要がある

ほとんどのバーチャルオフィスが「オプション」として住所貸し以外のサービスを提供しており、必要なオプションと不要なオプションを見極めて利用する必要があります

バーチャルオフィスは実在のオフィスをレンタルするよりも低価格で住所を利用できることが魅力であり、不要なオプションで利用料金が高額になってしまってはこのメリットが十分に活きません

バーチャルオフィスを契約する前に、ご自身の事業に必要なサービスは何かをピックアップしておくと良いでしょう。

お金のプロ
バーチャルオフィスは便利なオプションサービスが多くあります。過不足ないようにオプションを利用しましょう。

注意点3 作業場所は別途必要になる

バーチャルオフィスの場合、コワーキングスペースやレンタルオフィスと異なり別途作業場所の確保が必要になります。

なかにはフリーデスクを設けている事業者やコワーキングスペースを設けている事業者もありますが、利用にはその分料金がかかります。

広い作業スペースを要する場合は、スペースを確保するための負担が大きくなる可能性があるため注意しましょう。

注意点4 郵便物が届くまでに時間がかかる

ご自身の会社宛ての郵便物は一度バーチャルオフィスを介して転送されるため、届くまでにタイムラグが発生します。

またバーチャルオフィスでは、週1・隔週・月1などのタイミングでまとめて郵便物を郵送するのが一般的で、手元に届くまでに時間がかかるものです。

郵便物を即日郵送してくれるサービスを設けているバーチャルオフィスもありますが、おおむね都度追加料金がかかるという点は留意しておきましょう。

タイムラグが気になる方や郵便物が早く手元に欲しい方は、お住まいの近くに拠点があり郵便物の店舗受け取りが可能なバーチャルオフィスを検討してみてくださいね。

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店舗受け取りであれば受け取りまでの時間を短縮できますよ。

注意点5 住所を検索された場合、バーチャルオフィスだと知られる

顧客がインターネットで住所を検索したとき、バーチャルオフィスの住所であるということが知られてしまう可能性があります

もちろんバーチャルオフィスは法的にも問題のないサービスですが、顧客のなかにはオフィスが実体を持たないことに不信感や不安感を抱く方もいるでしょう。

また同じバーチャルオフィスを利用する他社と住所が同一になってしまうため、顧客が住所を検索した際に他社が表示され、混乱を招くことも考えられます。

サービスの提供方法が多様化した昨今ではバーチャルオフィスにネガティブなイメージを持たない方もいらっしゃいますが、このような点も十分に留意しておきましょう。

注意点6 MEO対策ができない

バーチャルオフィスの住所では、MEO対策ができません

MEO対策とは
マップエンジンの最適化という意味である「Map Engine Optimization」の頭文字を取った言葉で、Googleマップにおける店舗の検索順位を向上させる施策のことです。

Googleマップにはさまざまな店や事業所・営業所などが登録されており、その詳細を見ることができます。

これによって店舗を広く知ってもらえますが、バーチャルオフィスの住所では登録できないのです。

MEOでは、実体のない店舗の住所をビジネスプロフィールに登録してしまうとアカウントの停止や、最悪アカウントを削除されてしまいます

バーチャルオフィスは、Googleマップが定める「実体のない住所」に該当します。

なんでバーチャルオフィスの住所を登録しちゃいけないんだろう?

Googleマップの情報を見て来店しそこに店舗がなかったとしたら、ユーザーのGoogleマップに対する信用が落ちてしまいますよね。

こういったことから、バーチャルオフィスのような店舗の実体がない住所の登録が制限されているのです。

バーチャルオフィスを利用する場合は、MEO以外の集客方法を試してみましょう

5.自分のビジネスに合ったバーチャルオフィスの選び方

自分に合ったバーチャルオフィスを選びたいけど、どうやって選べば良いんだろう?
バーチャルオフィスを選ぶときはどんなポイントを見れば良いのかな?

バーチャルオフィスを利用するのであれば、ご自身やご自身のビジネスに合ったサービスを選びたいものですよね。

ここでは、数ある事業者のなかからご自身にぴったりのバーチャルオフィスを選ぶためのポイントを八つ紹介します。

【自分のビジネスに合ったバーチャルオフィスの選び方】
自分のビジネスに合ったバーチャルオフィスを選ぶためのポイント
【自分のビジネスに合ったバーチャルオフィスを選ぶためのポイント】

ポイント1 総合費用

まずはバーチャルオフィスの利用にかかる総合的な費用をみてみましょう。

バーチャルオフィスの利用料金は、「初期費用」「基本サービス」「有料オプションサービス」の三つに大別できます。

例えば基本サービスの料金が安価であっても、初期費用がかかったり、ご自身の利用したいサービスが有料オプションであったりした場合、利用料金が割高になる可能性もあります。

基本料金だけを見て決めるのではなく、総合的な費用を計算してみると良いでしょう。

ポイント2 サービスやオプション内容

バーチャルオフィスごとに提供するサービス・オプションが異なるため、ご自身の利用したいサービスやオプションの有無を確認しましょう

「住所利用だけで良い」「専用の電話番号や電話秘書を利用したい」「法人登記の代行をしてもらいたい」など、バーチャルオフィスの利用スタイルはさまざまですよね。

まずはご自身が必要とするバーチャルオフィスのサービスを明らかにし、必要なサービスが備わっているか・サービスにかかる料金はいくらかなどを比較しましょう。

特に電話秘書代行や登記代行といったプラスアルファのサービスは、行っているバーチャルオフィスとそうでないバーチャルオフィスがあります。

また会議室や専用ロッカーなどの設備も、備わっているところといないところがあります。

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ご自身に必要なサービス・オプションをはっきりさせると、どのバーチャルオフィスが良いかが分かりますよ。

ポイント3 立地

実際にバーチャルオフィスの住所にある施設を利用するかは個人によりますが、施設利用をしない場合でも、立地は重要なポイントとなります。

例えば住所を会社のブランディングに利用したい場合、都心などの一等地の住所を提供するバーチャルオフィスを選んだ方が良いですよね。

このように、企業のイメージに合った住所を提供してくれるバーチャルオフィスを選ぶという点も重要です。

会議室などの設備を利用したい方は、設備が使い勝手の良い立地にあることが望ましいといえます。

ほかにも、自宅とバーチャルオフィスが近ければその分郵便物が届くのが早く、また店舗受け取りもしやすくなります。

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海外でも事業を行うのであれば、海外にも拠点があるかどうかもポイントになりますよ。

ポイント4 登記の可否

法人登記が必要な場合、登記可能な住所を提供するバーチャルオフィスを選ぶ必要があります

登記が可能なバーチャルオフィスはWebサイトに明記されていることがほとんどです。

また、基本料金内で登記が可能かどうかはバーチャルオフィスによって異なります

登記にオプション料金が発生すると、思いがけず利用料金がかさんでしまうこともあります。

なるべく経費を抑えたい場合は基本料金内で登記も可能なバーチャルオフィスを選ぶと良いでしょう。

ポイント5 郵便物の転送頻度

郵便物の転送頻度はバーチャルオフィスごとに異なります。

基本サービスの範囲内では、月1回の転送か、頻度が高いところで週1回としている事業者が多くあります

また受け取りのみを基本サービスとしており、郵送はオプションとなる事業者もあります。

オプションとして即日転送を利用できるバーチャルオフィスも多いですが、その分料金がかかる点には注意が必要です。

ご自身が郵便物を受け取りたい頻度を想定し、過不足なく転送してくれるバーチャルオフィスを選びましょう

ポイント6 最低契約期間

大抵のバーチャルオフィスが契約期間に下限を設けています

短い事業者では1カ月、長くて1年程度の期間が設けられており、下限に満たない期間で解約すると違約金が発生する場合もあります

本格的にバーチャルオフィスの利用を決めている場合はこの期間が長くても大丈夫ですが、まずは試してみたいという場合は、下限が1カ月や2、3カ月程度の事業者を選ぶと良いでしょう。

ポイント7 法人口座開設の実績

法人口座を開設したい方は、各バーチャルオフィスの法人口座開設の実績に着目してみましょう。

これまでの利用者がどの銀行で開設しているか、開設率は何%かなど、法人口座開設の実績をWebサイトなどに掲載しているバーチャルオフィスは多くあります

もちろん、あくまでも実績でありご自身の法人口座開設を担保するものではありませんが、多くの実績があればその分安心できると言えるでしょう。

ポイント8 運営会社の信頼性

バーチャルオフィスは新規参入の事業者も多いため、信頼性の高い事業者を選ばないと利用中にサービスが終了してしまう恐れがあります。

利用を検討するバーチャルオフィスのホームページなどを見て、運営年数や利用者数といった実績をよく確認し、信頼性を確かめましょう。

口コミサイトなどで評判を見てみるのも良いでしょう。

しっかりと信頼性を確かめた上で、ご自身が信頼できると判断したバーチャルオフィスを選ぶことが重要です。

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なかには転貸ではなく自社の持ちビルで運営している事業者もあるため、そういったバーチャルオフィスを選ぶのも一つの手でしょう。

6.まとめ

バーチャルオフィスはバーチャル=仮想のオフィスを提供し、ビジネスのための住所を貸してくれるサービスです。

バーチャルオフィスを利用すれば物理的な事務所を持たなくてもビジネスができます

低コストで住所を取得できるため、起業したい方、副業、スモールビジネスを営む方、個人事業主や小規模法人にはおすすめのサービスだといえます。

住所貸しだけでなく、郵便物の受け取りや電話番号の貸し出しなど、ビジネスに役立つさまざまなサービスも提供されていますよ。

ご自身やご自身の会社に合ったバーチャルオフィスを選ぶために、「総合費用」「サービスやオプション内容」「立地」「登記の可否」「郵便物の転送頻度」「最低契約期間」「法人口座開設の実績」「運営会社の信頼性」に重点を置いて検討しましょう。

お金のプロ
どのバーチャルオフィスを利用するか悩んでしまう、という方には以下の3社が特におすすめですよ。

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