個人事業主が事業用クレジットカードを持つ5つのメリット・選び方

個人事業主が事業用のクレジットカードを作るメリットはあるのかな?
経費の支払いのためにクレジットカードを作った方が良いの?

個人事業主として開業している方のなかには、事業用のクレジットカードを作るかどうかお悩みの方も多くいらっしゃるでしょう。

結論からいえば、個人事業主にとって事業用クレジットカードを作るメリットは数多くあります

プライベート用のカードと分けることで経費の管理が容易になる他、事業用クレジットカードに付帯するさまざまなビジネス向けの特典などを受けることもできますよ。

この記事では事業用クレジットカードを持つメリットや選び方、おすすめのカードなどをご紹介します。

【個人事業主におすすめの事業用クレジットカード5選】
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カード名 券面 年会費 ポイント還元率 特徴
三井住友カード ビジネスオーナーズ 永年無料 0.5% ・創業したばかりの事業者でも発行できる可能性がある
・審査に通れば500万円まで利用枠の設定が可能
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード 永年無料 0.5% ・従業員向けの追加カードを9枚まで無料で発行できる
・Amazonでポイント還元率4倍
JCB Biz ONE 永年無料 1.0%
※JCBプレモカード OkiDokiチャージに交換した場合
・国際ブランドの「JCB」のプロパーカード
・Web明細を「freee」「弥生会計」などの会計ソフトと連携可能
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 36,300円(税込) 0.3〜1.0% ・付帯特典が充実している
・会計ソフト「freee」との明細書の連携が可能
・経営コンサルタントへ無料相談できる
ライフカードビジネスライトプラス 永年無料 0.5% ・福利厚生サービスが充実している
・明細を会計ソフト「freee」などと連携させることができる
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1.事業用クレジットカードとは?

そもそも事業用クレジットカードってどういうもの?
個人用のクレジットカードと何が違うのかな?

このように事業用クレジットカードに興味があっても、知識がなかったり、個人用との違いが分からなかったりして申し込みをためらっている方もいらっしゃるでしょう。

事業用クレジットカードを作る前に、まずは基礎知識や個人カードとの違いを知っておくことが重要です。

お金のプロ
まずは事業用クレジットカードがどのようなものなのか確認しておきましょう。

1-1.事業用クレジットカードの基礎知識

事業用クレジットカードは「法人カード」とも呼ばれ、個人事業主・中小企業向けに発行される「ビジネスカード」と大企業向けに発行される「コーポレートカード」の2種類に分けられます。

一般的にビジネスカードとはカードの使用者が20人以下の事業用クレジットカードのことを指し、個人事業主や法人の代表者に向けた付帯サービスが充実しているのが特徴です。

一方でコーポレートカードは、複数の従業員が保有できるよう追加発行できるカード枚数が多く、利用枠も非常に大きいという特徴があります。

お金のプロ
個人事業主が法人カードを発行する場合には、ビジネスカードを選択することになります。

1-2.個人カードとの違い

個人事業主などの事業者に向けたビジネスカードと一般的な個人カードにはそれぞれ以下のような違いがあります。

【ビジネスカードと個人カードの比較】
ビジネスカードの特徴 個人カードの特徴
・カード利用枠が大きい傾向にある
・ビジネスシーンで役立つ特典がある
・口座を選択できる
・年会費無料のカードも多い
・ポイント還元率が高い
・支払い方法が複数ある

ビジネスカードの最大の特徴は個人カードに比べて利用枠が大きい点です。

一般的に事業用の出費はプライベートの出費よりも大きくなる傾向にあるため、なるべく限度額の高いクレジットカードを発行しておくことが重要だといえます。

また、ビジネス向けの特典が付帯することもビジネスカードならではのメリットです。

個人カードでは引き落とし口座を「個人口座」しか設定できないのに対し、ビジネスカードでは以下の3種類から任意の口座を選択できます。

【ビジネスカードで選択できる口座の種類】
  • ・個人口座
  • ・屋号付き口座
  • ・法人口座

一方で個人カードはビジネスカードよりも年会費が安く、ポイント還元率が高い傾向にあります。

またキャッシング機能があったり、分割払い・リボ払いを選択できたりするのも特徴といえるでしょう。

なお年会費無料の個人カードは多数存在しますが、年会費無料のビジネスカードは限られています

お金のプロ
ビジネスカードは企業や個人事業主のビジネスシーンで役立つ便利なカードだといえます。次章で具体的なメリットを確認しましょう。

2.個人事業主が事業用クレジットカードを作る5つのメリット

個人カードを持っているのに、事業用クレジットカードを作る必要があるのかな?
ビジネスカードを作るとどんな良いことがあるんだろう?

このように個人事業主が事業用クレジットカードを作る必要性や利点について、疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

結論からいってしまえば、以下の五つのメリットがあります。

【個人事業主が事業用クレジットカードを作る5つのメリット】
個人事業主が事業用クレジットカードを作る5つのメリット
お金のプロ
それぞれのメリットについて詳しく解説します。

メリット1 帳簿付けや確定申告などの手間が減る

事業用のクレジットカードとプライベートのカードを分ける最大のメリットは、経費の管理を簡略化できることだといえます。

クレジットカードの利用明細は1カ月ごとに発行されるため、「いつ」「どこで」「いくら」「何に」使ったのかが一目で分かります。

しかし事業用のカードを持たず個人用のカードで支払いをしていた場合、後から事業用の支出と個人の支出を区別しなければなりません

経費の支払いを可能な限り事業用クレジットカードに一本化すれば、計上漏れしてしまう心配が減りますよ。

なおクレジットカードと連携できる会計ソフトを利用することによって、帳簿付けや確定申告にかかる手間をさらに減らすことも可能です。

お金のプロ
会計ソフトについての詳細はこちらの記事で紹介しています。

メリット2 利用額に応じてポイントが貯まる

個人カードと同様に、ビジネスカードも支払額に応じてポイントが貯まります。

事業用の支出は個人の支出と比べて高額になる傾向にあるため、ぜひポイントを貯めて還元を受けたいところです。

必要経費の支払いでポイントをもらえるならお得だなあ。

メリット3 資金繰りがスムーズになる

常に一定の収入が保証されているわけではない個人事業主にとって、資金繰りは大きな課題であるといえるでしょう。

カードをお持ちでない場合、急にまとまった資金が必要になっても手元に現金がなければ諦める他ありません。

しかしクレジットカードがあれば急な支出にも対応できます

購入時に資金がなくても、翌月以降の引き落とし日までに資金調達できれば問題ありません。

なおビジネスカードは個人カードに比べて利用限度額が大きいため、特に創業初期など出費がかさむ時期であれば心強い味方となるでしょう。

メリット4 事業に便利なさまざまな優待・機能を利用できる

多くのビジネスカードには、事業に役立つさまざまな優待や機能が付帯されています。

以下に4.個人事業主におすすめ事業用クレジットカード厳選5枚で紹介するカードについて、付帯される機能やサービスをまとめました。

法人カード名 ビジネス向けの付帯サービス・機能
三井住友カード ビジネスオーナーズ 請求書支払い代行サービス
ETCカード年会費無料
ビジネスサポートサービス(レンタカーや引っ越しなどの優待)など
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード ビジネスアドバンテージ(事務用品やレンタカー、宅配サービスなどの優待)
かんたんクラウド(MJS)2カ月無料
エックスサーバー初期設定費用無料 など
JCB Biz ONE 会計ソフトと明細情報の連携(freee・マネーフォワード・弥生など)
会計ソフト「弥生会計オンライン」が2年、「やよいの青色申告オンライン」1年、利用料無料など
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード DELL Technologies優待特典(オフィス用品のキャッシュバック)
freee会計などへのデータ連携
OFFICE PASSの月額使用料10%オフ
名刺管理サービス「Eight Team」の利用
ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」年会費無料
福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員年間登録料無料
ヘルスケア無料電話相談サービス など
ライフカードビジネスライトプラス 提携弁護士への法律相談1時間無料
カーシェアリングサービス「タイムズカー」の会員カード発行手数料無料
ベネフィット・ステーション(ホテル、旅館、ジム、映画館などの優待)
Mastercard ビジネス・アシスト など
お金のプロ
オフィス用品のキャッシュバック制度やビジネス向けのサービスの優待、会計ソフトとの連携、福利厚生プログラムなどが付帯するのは、個人事業主にとって心強いといえますよね。

メリット5 事業用カードの年会費は経費にできる

ビジネスカードの年会費は全額そのまま経費として計上できます

個人用と事業用のカードを分けず年会費の発生するカードを利用している場合、経費として計上するには案分(あんぶん)しなければなりません。

案分とは
経費をプライベートで使ったものと事業で使ったものに振り分けることをいいます。

このような面倒を避けるためにも、ビジネスカードと個人カードは分けておくのがおすすめです。

3.事業用クレジットカードの選び方

ビジネスカードを作るときは、何を基準に選べば良いんだろう?

せっかくビジネスカードを作るのであれば、最も自分に適したカードを選びたいですよね。

そこでこの章ではビジネスカードの五つの選び方を解説します

【事業用クレジットカードの選び方】
事業用クレジットカードの選び方

選び方1 年会費

個人カードには年会費無料のものが多くありますが、ビジネスカードの多くは年会費が発生します

コストをできる限り削減したい場合は年会費が無料か、安いカードを選ぶと良いでしょう。

ただしビジネスカードの年会費は全額経費に計上できるため、個人カードのように年会費の安さにこだわる必要性は低いといえます。

お金のプロ
個人事業主の場合、年会費がかかってもビジネス向けの特典が充実しているカードを選択した方がお得なケースも少なくありません。

年会費と合わせて付帯サービスなどもチェックした上で、ご自身のニーズに合うカードを選ぶのがおすすめですよ。

選び方2 ポイントの還元率や用途

クレジットカードで支払いをすると、利用額に応じてポイントが還元されます。

ポイントを月々のカード利用料に充てたり、提携するサービスなどの支払いに利用したりすれば支出を減らすことができますよ。

お金のプロ
お得に利用したいなら、できるだけ還元率の高いカードを選ぶのがおすすめです。

なおビジネスカードのポイント還元率の相場は0.5%といわれています。

そのためポイント還元率が0.5%を上回るビジネスカードは、ポイント還元率が高いお得なカードだといえるでしょう。

ただしカードによって貯まったポイントの使い道は異なるため、事前に必ず確認しておきましょう。

注意
同じ発行元の個人カードとビジネスカードを所有している場合、自動的にポイントが合算されるケースがあります。

選び方3 機能や優待の内容

ビジネスカードに付帯する機能や優待などの特典についても必ず比較して選びましょう。

お金のプロ
どのような付帯サービスがあるかは利用するビジネスカードによって異なります。

せっかくサービスが充実していてもご自身のニーズに合わなければ、お得なカードだとはいえません。

付帯する内容をよく確認した上で利用するカードを決めるのが重要です。

ただし特典が豪華であればあるほど年会費も高額な傾向にある点には注意しましょう。

選び方4 締め日・引き落とし日

支払い方法をクレジットカードに一本化すれば、一度にまとまった額が引き落とされます

締め日や引き落とし日はカードによって異なるため、取引先からの振り込みの後など、1カ月の中でご自身にとって経済的に余裕がある時期に設定されるカードを選ぶのがおすすめです。

お金のプロ
締め日や引き落とし日を金銭的に余裕があるタイミングに設定できれば、資金繰りの心配は軽減されるでしょう。

選び方5 審査対象

契約者が法人の場合と個人事業主や法人代表者の場合では、審査の対象や必要書類などが異なります。

お金のプロ
法人の場合は審査対象が「会社」であるのに対し、個人事業主や法人代表者の場合は審査対象が「個人」となります。

個人や法人代表者が申し込む場合、個人のクレジット利用歴に傷がなければ審査に通る可能性が高いといえます。

メモ
クレジットカードの利用歴は「クレジットカードヒストリー」または略して「クレヒス」といわれることがあります。クレジットカードやローンの契約内容や利用状況、返済履歴はもちろん延滞や債務整理などの金融事故情報も記録されます。

一方、法人向けのビジネスカードでは創業直後など経営状況に不安があると判断される場合、審査に通りにくくなるといわれています。

審査に不安がある方は、個人や法人代表者向けのビジネスカードを選択するのがおすすめです。

なお個人事業主がビジネスカードを申し込む際に必要なものは以下のとおりです。

【個人事業主がビジネスカードを作る際に必要なもの】
  • ・本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなど)
  • ・法人(事業用)口座
  • ・収入を証明する書類
お金のプロ
発行元の会社によっては収入を確認する書類を必要としないケースもありますよ。

4.個人事業主におすすめの事業用クレジットカード厳選5枚

ビジネスカードの種類が多くて、どれが自分に合っているのか分からない……。
個人事業主におすすめのビジネスカードを知りたいな。

このようにビジネスカードを作るに当たって、できるだけご自身のニーズに合ったカードを選びたいという方がほとんどでしょう。

そこでこの章では個人事業主におすすめの事業用クレジットカード5枚をご紹介します。

【個人事業主におすすめの事業用クレジットカード厳選5枚】
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カード名 年会費
(税込)
ポイント
還元率
ポイントの用途 利用可能額
三井住友カード ビジネスオーナーズ 永年無料 0.5% 利用代金の支払い、各種ギフト券・景品との交換、ANAマイルへの移行など 最大500万円
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード 永年無料 0.5% 利用代金の支払い、各種ギフト券・景品との交換など 個別設定
JCB Biz ONE 永年無料 1.0%
※JCBプレモカード OkiDokiチャージに交換した場合
利用代金の支払い、Amazonでの支払い、ANAマイル・JALマイルへの移行、JCBプレモカード OkiDokiチャージへの交換など 最大500万円
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 36,300円 0.3〜1.0% 利用代金の支払い、ANA・JAL他各種航空会社のマイルへの移行、楽天ポイント・Vポイントへの移行など 個別設定
ライフカードビジネスライトプラス 永年無料 0.5% キャッシュバック、ギフトカードへの交換など 最大500万円

おすすめ1 三井住友カード ビジネスオーナーズ

メリット
年会費が永年無料
登記簿謄本、決算書の提出不要
1回払いの他リボ払い・分割払い・2回払い・ボーナス一括払いが可能
デメリット
会計ソフトとWeb明細書の連携ができない
こんな人におすすめ!
年会費無料でビジネスカードが欲しい方
アプリで便利に管理したい方
発行会社 三井住友カード
年会費 永年無料
通常還元率 0.5%
ポイントの用途 利用代金の支払い、各種ギフト券・景品との交換、ANAマイルへの移行など
利用可能額 最大500万円
従業員カード年会費 無料
ETC発行 無料

三井住友カード ビジネスオーナーズの一般カードは三井住友カードが発行する年会費永年無料のビジネスカードです。

発行の際、登記簿謄本と決算書が不要であるため、創業してすぐの個人事業主でも比較的作りやすいカードであるといえるでしょう。

審査を通過すれば限度額を最大500万円という大きな金額に設定できる点も特徴です。

また1回払いだけでなく、リボ払い・分割払い・2回払い・ボーナス一括払いなどさまざまな支払い方法があります。

専用のアプリで利用状況を簡単に確認できるので、支出の管理が楽になりますよ。

三井住友カード ビジネスオーナーズ個人事業主の方にとって使い勝手の良いカードだといえるでしょう。

おすすめ2 セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード

メリット
年会費が永年無料
登記簿謄本、決算書の提出不要
Amazonでポイント還元率4倍
デメリット
旅行傷害保険の付帯なし
こんな人におすすめ!
年会費無料でビジネスカードが欲しい方
事業の拡大を見込んでいる方
発行会社 クレディセゾン
年会費 永年無料
通常還元率 0.5%
ポイントの用途 利用代金の支払い、各種ギフト券・景品との交換など
利用可能額 個別設定
従業員カード年会費 無料
ETC発行 無料

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードクレディセゾンが発行する年会費無料のビジネスカードです。

AWS(アマゾンウェブサービス)やヤフービジネスサービスといったビジネス向けのWebサービスの利用で、通常の4倍、最大2%のポイント還元を受けられますよ。

なおセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードの申し込みには登記簿謄本や決済書の提出は不要です。

そのため創業して間もない個人事業主の方でも発行できる可能性がありますよ。

なお支払い方法を1回払い・2回払い・ボーナス(一括・2回)払い・リボ払いから選べる点も特徴です。

おすすめ3 JCB Biz ONE

メリット
国内唯一の国際ブランドが発行するビジネスカード
無料で導入できる
Web明細をfreee、弥生会計などと連携可能
デメリット
旅行傷害保険の付帯がない
こんな人におすすめ!
会計業務の効率化を図りたい方
コスパの良いカードが欲しい方
発行会社 JCB
年会費 永年無料
通常還元率 1.0%
※JCBプレモカード OkiDokiチャージに交換した場合
ポイントの用途 利用代金の支払い、Amazonでの支払い、ANAマイル・JALマイルへの移行、JCBプレモカード OkiDokiチャージへの交換など
利用可能額 最大500万円
従業員カード年会費
ETC発行 無料

JCB Biz ONEは日本で唯一の国際ブランド「JCB」が発行する事業者向けのプロパーカードです。

国際ブランド/プロパーカードとは
世界中の地域や国で利用できるクレジットカードのブランドのことです。代表的なものにはVISAやMastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどがあります。なお国際ブランドやクレジットカード会社が自社で発行するカードを「プロパーカード」といいます。

JCBが自社の名を冠して発行するプロパーカードであるため、信頼性の高さが魅力だといえます。

なお年会費は永年無料という手頃さもうれしいポイントですね。

またJCB Biz ONEは会計ソフトと利用明細を連携し、自動仕訳機能なども利用することができます。

そのため会計業務の効率化を図りたいという方にもおすすめですよ。

現在「弥生会計 オンライン」の利用料2年分、または「やよいの青色申告 オンライン」の利用料1年分が無料になるキャンペーンが実施されています。

またAmazonやビックカメラがポイント優待店に指定されており、ポイントが最大21倍になるため備品の購入もお得にできますよ。

JCB Biz ONEは少ないコストでお得な特典を利用したい方にぴったりのカードだといえます。

おすすめ4 アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
メリット
経営コンサルタントの無料相談サービス付き
会計ソフトのfreeeなどと連携可能
コンシェルジュが利用可能
デメリット
年会費がやや高額
こんな人におすすめ!
接待や出張などが多い方
ステータスの高いクレジットカードが欲しい方
発行会社 アメリカン・エキスプレス
年会費 36,300円(税込)
通常還元率 0.3〜1.0%
ポイントの用途 利用代金の支払い、ANA・JAL他各種航空会社のマイルへの移行、楽天ポイント・Vポイントへの移行など
利用可能額 個別設定
従業員カード年会費 13,200円(税込)
ETC発行 無料

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードはステータスの高さで知られるアメリカン・エキスプレスが発行するビジネス用のプロパーカードです。

年会費は36,300円(税込)と安くはないものの、アメックスならではのハイグレードな特典が付帯するのが魅力です。

例えば全国から厳選した約200店のレストランを二人以上で利用しコース料理を注文すると、一人分の料金が無料になるといったサービスが用意されています。

その他にも旅行傷害保険やゴルフ、ワインに関連するサービス、京都の特別観光ラウンジの利用など、出張や接待のシーンで役立つ特典が用意されていますよ。

入会特典として入会後1年以内に200万円のカード利用で3万円分のポイントのプレゼントがあります。

また入会後4カ月以内に合計60万円以上利用すると5万円分のポイント、合計120万円以上利用するとさらに5万円分のポイントが付与されます。

なおカードの利用明細はクラウド会計ソフト「freee」などに自動で取り込むことができます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは事業の効率化や発展に大きく貢献してくれるカードだといえるでしょう。

おすすめ5 ライフカード ビジネスライトプラス

メリット
年会費永年無料
審査書類が本人確認資料のみ
福利厚生サービスの優待付き
デメリット
ポイント制度がない
こんな人におすすめ!
コストと手間を抑えたい方
会計ソフトfreeeなどの導入を考えている・している方
発行会社 ライフカード
年会費 永年無料
通常還元率 0.5%
ポイントの用途 キャッシュバック、ギフトカードへの交換など
利用可能額 最大500万円
従業員カード年会費 無料
ETC発行 無料

ライフカードビジネスライトプラス年会費無料のビジネスカードです。

クラウド会計ソフト「freee」などと連携させれば、利用明細を自動で取り込んで仕訳してくれるので帳簿付けなどの負担を軽減できますよ。

なお特典として、提携する弁護士への法律相談を初回1時間のみ無料で利用できるのも心強い魅力だといえます。

なお他にもカーシェアリングサービスや全国のホテルや旅館、スポーツジムなどの優待が付帯されますよ。

独自のポイント制度がない点は残念ですが、年会費が無料のカードには珍しいほどの特典があるためコストを抑えつつ、優待などを利用したい方にはおすすめです。

5.まとめ

事業用クレジットカードのうち、個人事業主や中小企業の経営者に向けたカードのことをビジネスカードといいます。

個人事業主であれば、一般的な個人用のクレジットカードとは別にビジネスカードを発行しておくのがおすすめです。

またビジネスカードと一口にいっても、年会費やポイントの還元率、優待の内容などその特徴はさまざまです。

年会費やポイントといった点を参考に、自分に合ったカードを選びましょう。

お金のプロ
ビジネスカードを発行するなら、以下の5枚から選ぶのがおすすめですよ。

【個人事業主におすすめの事業用クレジットカード5選】
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カード名 券面 年会費 ポイント還元率 特徴
三井住友カード ビジネスオーナーズ 永年無料 0.5% ・創業したばかりの事業者でも発行できる可能性がある
・審査に通れば500万円まで利用枠の設定が可能
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード 永年無料 0.5% ・従業員向けの追加カードを9枚まで無料で発行できる
・Amazonでポイント還元率4倍
JCB Biz ONE 永年無料 1.0%
※JCBプレモカード OkiDokiチャージに交換した場合
・国際ブランドの「JCB」のプロパーカード
・Web明細を「freee」「弥生会計」などの会計ソフトと連携可能
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 36,300円(税込) 0.3〜1.0% ・付帯特典が充実している
・会計ソフト「freee」との明細書の連携が可能
・経営コンサルタントへ無料相談できる
ライフカードビジネスライトプラス 永年無料 0.5% ・福利厚生サービスが充実している
・明細を会計ソフト「freee」などと連携させることができる