会計ソフト「弥生会計」とは?メリットや種類、選び方などを徹底解説

弥生会計って人気があるみたいだけど、どんな会計ソフトなんだろう?
売り上げ実績がナンバーワンっていうけど、どうしてそんなに人気なのかな?

会計ソフトの導入を検討していて、特に「弥生会計」が気になっている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

弥生会計は個人事業主、法人のどちらにも人気の会計ソフトで、26年連続年間販売数量1位*1、10年連続個人事業主向けクラウド会計ソフトシェアの売り上げ1位の実績*2を誇ります。

初心者にも使いやすいように設計されているので、初めて会計ソフトを使う方にもおすすめですよ。

この記事では弥生会計のラインアップや利用するメリットなどを分かりやすくご紹介します。

事業形態、確定申告の方法などに合わせた多様な種類があるので、ぜひ本記事をご参考にしてご自身にあったものを選んでくださいね。

まずは弥生の会計ソフトのなかで特におすすめの会計ソフトを三つご紹介します。

【弥生会計のラインアップおすすめ3選】
ソフト名 年額(税抜) 対象
やよいの白色申告 オンライン 【フリープラン】ずっと無料
【ベーシックプラン】初年度:無料/2年目以降:11,500円
【トータルプラン】初年度:10,500円/2年目以降:21,000円
個人事業主
やよいの青色申告 オンライン 【セルフプラン】初年度:無料/2年目以降:10,300円
【ベーシックプラン】初年度:無料/2年目以降:17,250円
【トータルプラン】初年度:15,000円/2年目以降:30,000円
弥生会計 Next 【エントリープラン】年払い:34,800円/月払い:3,480円
【ベーシックプラン】年払い:50,400円/月払い:5,040円
【ベーシックプラスプラン】年払い:84,000円/月払い:8,400円
一人社長、中小規模法人
※2025年6月11日時点
税理士
弥生の会計ソフトには法人向けと個人事業主向けがあり、さらに確定申告の方法によって対応するものが異なります。それぞれの特徴やプランを5章で詳しく解説しますよ。

この記事の監修税理士
監修税理士の税理士法人チェスター代表 福留正明
税理士法人チェスター代表
福留 正明
税理士・公認会計士・行政書士・登録政治資金監査人・ファイナンシャルプランナー。富裕層の資産税コンサルティングに強みを持つ税理士法人チェスターの代表社員。 相続税申告実績は税理士業界でもトップクラスの年間3,000件以上(累計16,000件以上)を取り扱う。相続税申告サービスやオーダーメイドの生前対策、相続税還付業務等を行う。 資産税関連書籍の執筆や各種メディアから取材実績多数有り。
税理士法人チェスターは、グループ総勢400名以上の税理士事務所です
「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。

1.弥生会計とは?特徴や種類を解説

弥生会計は、弥生株式会社が提供する国内でも有数の会計ソフトです。

会計ソフトとは
収支を記録する日々の帳簿付けから決算書類(確定申告書類)の作成まで、事業の会計に関わる業務を効率化することのできるソフトのことです。

弥生会計は数ある会計ソフトのなかでも特に人気が高く、26年連続年間販売数量ナンバーワン、登録ユーザー数は350万人を突破しています(2025年1月時点)。

弥生会計が初めて発売されたのは1987年であり、40年近く多くの企業の支持を集めてきたことからも、サービスの信頼性の高さがうかがえます。

操作性の高さが特長で、AI(人工知能)を導入した自動仕訳などが可能なため初心者でも扱いやすいことも人気の理由でしょう。

「弥生はスモールビジネスのあらゆるステップを支え続けます」という公式サイトの文言からも分かるように、弥生会計は個人事業主や小規模法人、中小企業でよく利用されています。

また初年度の利用料が無料になるキャンペーンを実施していることから弥生会計スタートアップ企業にもおすすめできるソフトだといえます。

起業したばかりだから、キャンペーンを活用して弥生会計を使ってみようかなあ。
でも、弥生会計にはたくさんの種類がありますよね。どれを使ったら良いんだろう?

弥生会計には、クラウド型のソフトが3種、インストール型のソフトが2種あります。

税理士
ここでは「クラウド型=インターネット上で情報の管理・処理ができる」「インストール型=ソフトをパソコンにインストールして使う」と簡単に覚えておきましょう。詳しくは4章 ポイント1で解説します。

以下の表に全5種をまとめました。

【弥生会計のラインアップ】
※横にスクロールできます
タイプ ソフト名 料金(税抜) 概要
クラウド型 やよいの白色申告 オンライン 無料~21,000円/年 白色申告専用のクラウド型ソフト
永年無料で利用できる
やよいの青色申告 オンライン 無料~30,000円/年 記帳から確定申告まで可能な青色申告専用のクラウド型ソフト
弥生会計 Next 年払い:無料~84,000円
月払い:無料~100,800円/年
簡単な操作で、簿記の知識がなくても経理業務や決算書の作成が可能
操作サポートを省いた「エントリープラン」、操作サポートや経費精算、部門管理の機能が付いた「ベーシックプラン」、仕訳相談ができる「ベーシックプラスプラン」の3種類がある
インストール型 やよいの青色申告 25 14,000~29,000円 操作サポートを省いた「セルフプラン」、操作質問が可能な「ベーシックプラン」、確定申告や仕訳、経理業務などの相談も可能な「トータルプラン」の3種類がある
弥生会計 25 50,000~179,250円 初めて会計ソフトを利用する方向けの「スタンダード」、部門管理や経営分析機能も搭載した「プロフェッショナル」、2台同時利用が可能な「プロフェッショナル 2ユーザー」の3種類がある
※2025年6月11日時点
税理士
以降の章では弥生会計のメリットや特におすすめのソフトをご紹介します。ご自身に合った会計ソフトを選ぶための参考にしてみてくださいね。

2.弥生会計のメリット

弥生会計ってどんなメリットがあるのかな?

弥生会計の会計ソフトを利用しようと考えても、具体的なメリットが分からないと導入には踏み切れませんよね。

ここでは弥生会計の主なメリットを五つご紹介します。

税理士
弥生会計のメリットを知ると、人気のソフトである理由が分かりますよ。

【弥生会計の主なメリット5つ】

メリット1 初心者でも操作が簡単

会計や経理の知識がないけど、大丈夫かな?
パソコンがあまり得意じゃないから、操作が心配だなあ……。

会計や経理業務を行ったことがない、またパソコンが得意ではない初心者の方でも、弥生会計であれば安心です。

弥生会計の公式ホームページには以下の記述があります。

  • ・会計ソフト「弥生会計」は初心者でもすぐに使い始められ、帳簿付けから試算表、決算資料までかんたんに作成ができます。
  • ・弥生の「確定申告ソフト」は、はじめての方でも、確定申告資料がかんたんに作成できます。面倒な帳簿付けも、簿記知識も不要です。

弥生会計ではアイコンで業務の流れが分かる「クイックナビゲータ」という機能や、取引の内容を入力するとAIが勘定科目を推測・表示してくれる機能などがあり、初心者が簡単に使える工夫がされています

会計ソフトを初めて使う方でも、慣れない作業に戸惑うことなく利用することができるのです。

メリット2 AIで自動仕訳ができる

弥生会計には「スマート取引取込」というAIによる自動仕訳機能が搭載されています。

銀行の取引データや領収書などを取り込むと、自動で仕訳をしてくれますよ。

便利そう!これなら効率良く会計業務ができるね。

スマート取引取込の方法は、利用するソフトによって異なります。

やよいの白色申告 オンラインやよいの青色申告 オンライン弥生会計 Nextの場合、サービスを契約していれば、基本料金内で利用することが可能です。

しかし、やよいの青色申告 25弥生会計 25の場合は、「あんしん保守サポート」への加入が必要になります。

メモ
あんしん保守サポートとは、弥生会計のサポートに加えて、ユーザーの業務もサポートしてくれるサービスのことです。

有償のサービスではありますが、会計業務に不慣れな方は加入しておくと安心でしょう。

メリット3 種類が豊富

弥生会計ラインアップが豊富で、どのような方でも自分に合ったソフトやプランが選びやすいのが特長です。

以下に弥生会計のラインアップと各プラン、料金をまとめました。

【弥生会計のラインアップ】
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 料金(税抜)
クラウド型 やよいの白色申告 オンライン フリープラン 無料
ベーシックプラン 11,500円/年(1年間無料キャンペーン実施中)
トータルプラン 21,000円/年(1年間半額キャンペーン実施中)
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 10,300円/年(1年間無料キャンペーン実施中)
ベーシックプラン 17,250円/年(1年間無料キャンペーン実施中)
トータルプラン 30,000円/年(1年間半額キャンペーン実施中)
弥生会計 Next エントリープラン 年払い:34,800円、月払い:3,480円(3カ月無料)
ベーシックプラン 年払い:50,400円、月払い:5,040円(3カ月無料)
ベーシックプラスプラン 年払い:84,000円、月払い:8,400円(3カ月無料)
インストール型 やよいの青色申告 25 14,000~29,000円(初年度優待価格)
弥生会計 25 スタンダード 50,000~83,650円(初年度優待価格)
プロフェッショナル 88,000~135,800円(初年度優待価格)
プロフェッショナル 2ユーザー 115,500~179,250円(初年度優待価格)
※2025年6月11日時点
メモ
やよいの青色申告 25弥生会計 25は、弥生株式会社のオンラインストアにて、ソフトとあんしん保守サポートがセットになった初年度優待価格でのみ販売されています。ソフト単体で購入したい場合は、家電量販店などの販売店でお買い求めいただく必要があります。

ソフトの種類が多く、またそのなかでもいくつかのプランが用意されています。

必要な機能・サポートや価格面など、自分にぴったりのソフトが見つかりますよ。

メリット4 カスタマーセンターのサポートが手厚い

弥生会計はサポートが手厚いことも大きな魅力です。

総座席数約700席の業界最大規模のカスタマーセンターがあるので、しっかりしたサポートを受けられますよ。

弥生会計の導入や操作方法はもちろん、会計業務の相談も可能です。

会計業務は初めてだから、相談できるのはありがたいなあ。

会計業務に精通した専門スタッフが質問や相談に答えてくれますよ。

お客さま満足度調査でも94%が「満足した」と回答(2024年8月時点)する弥生会計のカスタマーサポートなら、初めて会計ソフトを利用する方でも安心ですね。

メリット5 税理士にも利用者が多い

税理士にも弥生会計のユーザーが多くいます

弥生会計の導入を考えている企業や個人事業主の方のなかには、自社で帳簿を付けた後、税理士に決算の業務を依頼している方もいらっしゃいますよね。

データのやりとりをする際には、税理士と同じ会計ソフトを利用するとスムーズですよ。

弥生会計を使っている税理士が多いんだね。

3.弥生会計のデメリット

弥生会計に何かデメリットはあるのかな?

前章では弥生会計のメリットについて解説しましたが、導入する前にデメリットとなる点も把握しておきたいものですよね。

この章では弥生会計のデメリット2点について解説します。

【弥生会計のデメリット】

デメリット1 アップデートが必要

税制の改正などがある場合には、都度アップデートが必要です。

メモ
アップデートが必要となるのは弥生会計に限った話ではなく、基本的にどの会計ソフトを選んでも同じです。

ただしクラウド版のソフトでは自動でアップデートされますが、インストール版を使っていて、あんしん保守サポートに加入していない場合にはアップデートが有料となる点には注意しましょう。

またインストール版の場合、買い替えとそれに伴う再インストール作業が必要な点も覚えておきましょう。

デメリット2 帳簿のカスタマイズができない

弥生会計では基本的に帳簿のカスタマイズはできません

利用できる帳簿の種類が限定されているため、自社で独自の資料などを作成したい場合に対応できない点には注意が必要です。

4.弥生会計で自分に合ったソフトを選ぶためのポイント

弥生会計って種類がたくさんあるけど、どれを選べば良いんだろう?
どんなことを基準にソフトを選べば良いのかな?

弥生会計にはいくつかのラインアップがありプランも豊富なため、どれを選べば良いのか悩んでしまう方もいらっしゃいますよね。

特に初めて会計ソフトを使う方であれば、なおさらご自身に合ったソフトが分からないということもあるでしょう。

そこで、ここでは弥生会計のなかからご自身にぴったりのソフトを選ぶためのポイントを三つご紹介します。

【弥生会計で自分に合ったソフトを選ぶための3つのポイント】
税理士
次項からそれぞれのポイントの詳細を解説していきます。

ポイント1 クラウド型かインストール型か

会計ソフトには「クラウド型」「インストール型」があります。

以下の図は、クラウド型とインストール型の仕組みを比較したものです。

【クラウド型とインストール型の会計ソフトの仕組み】

クラウド型の会計ソフトは、端末にソフトをインストールせずにオンライン上でデータの処理や保存をします。

インターネットにつながる環境があれば作業場所を選ばず、複数の端末で使用できるため利便性に優れているのが特長です。

また、インストール型よりも比較的安価であるというメリットもあります。

一方でインストール型の会計ソフトは、端末にソフトをインストールしてオフラインで使用します。

オフラインで使用する場合、システム障害が起こりにくく、セキュリティー性が高いのも利点の一つです。

以下の表はクラウド型とインストール型の特徴を比較したものです。

【クラウド型とインストール型の会計ソフトの比較】
※横にスクロールできます
クラウド型 インストール型
インストール 不要 必要
ネット環境 必要 不要
使えるデバイス パソコン、スマホ、タブレットなど インストールしたパソコンのみ
対応OS(基本ソフト) OSを問わずに使用可能
(Windows、Macの両方)
対応のOSのみ使用可能
(Windows向けが多い)
データの共有 共有しやすい 共有しにくい
料金形態 月払いまたは年払い 一度購入すれば基本的に利用料はかからないが、バージョンアップの際に費用が発生するケースがある
バージョンアップ 自動で行われるケースが多い 手動
法令改正への対応 自動で行われるケースが多い 手動(対応版のインストールが必要)

「複数の端末で利用したい」「データの共有をスムーズに行いたい」「導入コストを抑えたい」という方にはクラウド型がおすすめです。

対して「セキュリティーの高さを重視したい」「月々のランニングコストを抑えたい」という方にはインストール型が適しています。

税理士
それぞれメリットが異なるので、ご自身に合うタイプを選びましょう。

ポイント2 法人か個人事業主か

会計ソフトを選ぶ際、事業の規模や条件に合っているかどうかを確認することも重要です。

個人事業主と法人では、税金の種類や計上できる経費などが異なります

それぞれに適した仕訳・決算処理を行う必要があるため、会計ソフトは個人事業主向けと法人向けに分かれているのが一般的です。

事業規模が小さい場合などは、機能が豊富な会計ソフトを導入しても機能を十分に活用し切れずかえって使いにくかったり、運用コストが高くついてしまったりするケースが考えられます。

税理士
あらかじめ事業に必要な機能を把握し、ご自身や会社にとってコストパフォーマンスの高い製品を選びましょう。

ポイント3 サポートは充実しているか

同じ弥生会計でもソフトの種類やプランによってサポート体制がどれほど充実しているかは異なります。

サポートはチャットやメールでの対応が一般的ですが、操作が分からないときなどにすぐ質問したい方は、電話対応をしてくれるサポートプランがおすすめです。

また会計業務に関する相談ができるサポートが付いているプランもあるので、今まで会計業務をしたことがない、不安があるという方は相談サポート付きのプランを選びましょう。

5.弥生会計おすすめのソフト3選

弥生会計のなかではどのソフトがおすすめなんだろう?

弥生会計を導入しようと思っても、初めて会計ソフトを使う場合などはどれを選ぶべきか悩んでしまいますよね。

インストール型よりもクラウド型の方が利便性が高く、価格も抑えられるのが一般的です。

税理士
初心者や個人事業主・フリーランスの方が利用するのであれば、クラウド型の会計ソフトがおすすめですよ。

ここではクラウド型に絞り、弥生会計のなかでも特におすすめできる三つのソフトをご紹介します。

おすすめ1 やよいの白色申告 オンライン

メリット
永年無料で利用できる
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
有料プランは初年度と2年目以降で利用料金が大きく異なる
こんな人におすすめ!
副業で帳簿付けや確定申告が必要な方
事業を始めて間もない個人事業主やフリーランスの方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間
やよいの白色申告 オンライン セルフプラン 0円 0円 永年無料
ベーシックプラン 0円 11,500円 初年度無料
トータルプラン 10,500円 21,000円
※2025年6月11日時点

やよいの白色申告 オンライン は白色申告を行う個人事業主向けの会計ソフト(確定申告ソフト)です。

やよいの白色申告 オンラインの「フリープラン」は永年無料で使えるというお得さが魅力です。

「ベーシックプラン」にはメールやチャット、電話での操作サポート、「トータルプラン」にはベーシックプランのサポートに加え確定申告や仕訳についての相談ができるサポートが付帯します。

まずは無料のフリープランを利用し、必要に応じてサポートのあるプランに変更するのも一つの手ですね。

サポートが不要の方は、コストゼロで帳簿付けや確定申告にかかる手間を削減することができますよ。

また青色申告に切り替える場合、やよいの青色申告 オンラインにデータを移行することも可能です。

法改正があると自動でアップデートが行われるため、「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」や取引の書類を電子データで保存する際の要件を定めた「電子帳簿保存法」の改正にも対応していますよ。

適格請求書等保存方式(インボイス制度)とは
2023年10月1日に始まった、事業者の仕入税額控除に関する制度のことです。売り手がインボイスと呼ばれる適格請求書を発行・保存し、買い手がそれを保存しなければ仕入税額控除を適用できません。

おすすめ2 やよいの青色申告 オンライン

メリット
初心者に親切な設計
0円で利用開始できる
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
トータルプランのみ初年度から料金がかかる
こんな人におすすめ!
初めて会計ソフトを利用する方
初めて青色申告をする方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 0円 10,300円 初年度無料
ベーシックプラン 0円 17,250円 初年度無料
トータルプラン 15,000円 30,000円
※2025年6月11日時点

弥生会計のなかで青色申告に特化したソフトがやよいの青色申告 オンラインです。

やよいの青色申告 オンラインの「セルフプラン」「ベーシックプラン」は初年度のみ無料で利用することができます。

セルフプランでは確定申告書の作成・提出や、仕訳・記帳の自動化など、全ての機能を利用できますが、有人のサポートは付いていないので注意しましょう。

ベーシックプランになれば、メールやチャット、電話で操作方法の質問をすることが可能ですよ。

また「トータルプラン」の場合、初年度から料金はかかりますが、操作方法の質問の他に、仕訳や経理業務、確定申告の相談ができます。

手厚いサポートを受けられるので初めて会計ソフトを利用する方にはうってつけです。

さらにやよいの青色申告 オンラインからのデータ移行も可能なため、白色申告から青色申告へ切り替えることが想定される方にもおすすめです。

なおインボイス制度や電子帳簿保存法にも対応していますよ。

おすすめ3 弥生会計 Next

メリット
初心者に親切な設計
3カ月無料で利用開始できる
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
最安値のプランには有人サポートがない
こんな人におすすめ!
初めて会計ソフトを利用する法人
ソフトの操作や会計業務の相談サポートを受けたい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
弥生会計 Next エントリープラン 年払い:34,800円
月払い:3,480円
3カ月無料
ベーシックプラン 年払い:50,400円
月払い:5,040円
3カ月無料
ベーシックプラスプラン 年払い:84,000円
月払い:8,400円
3カ月無料
※2025年6月11日時点

弥生会計 Nextは法人向けのクラウド会計ソフトです。

「エントリープラン」「ベーシックプラン」「ベーシックプラスプラン」があり、3カ月無料で始めることができます

どのプランでも取引入力や決算書類の作成、領収書・レシートの自動仕訳、取引・残高・損益・貸借レポート、銀行口座・クレジットカード・POS(販売時点情報管理)レジとの連携などの機能を利用できます。

三つのプランの違いは、バックオフィス業務機能の有無とサポートの内容です。

エントリープランの場合、基本的な機能が利用できますが、有人サポートは付いていません。

ベーシックプランになると、経費精算や部門管理などのバックオフィス業務の機能と、メールやチャットによる有人サポートが付いています。

ベーシックプラスプランでは、電話での質問や仕訳相談が可能になりますよ。

コストを抑えたい方はエントリープラン、バックオフィス業務の効率化や有人サポートを受けたい方はベーシックプラン、トータルサポートを希望する方はベーシックプランを選ぶと良いでしょう

なお随時バージョンが更新されており、インボイス制度や電子帳簿保存法にも安心して対応できます。

6.まとめ

弥生会計は売り上げ実績ナンバーワンの会計ソフトであり、初めて会計ソフトを利用する方でも安心して導入できます。

弥生会計には以下のようなメリットがあります。

【弥生会計のメリット5つ】

弥生会計はアイコンで業務の流れが分かる、簿記が分からない方向けの入力補助機能が搭載されている、AIで自動仕分けができるなど、初心者が使いやすい機能が備わっています

またソフトやプランの種類が豊富であり、どのような方でもご自身にぴったりのソフトが見つけやすいといえます。

さらにサポートでは、会計ソフトの操作方法といった基本的なことから会計業務の相談までフォローしてもらえますよ。

基本的にはクラウド型の方が便利かつ価格が低いため、個人事業主は「やよいの白色申告青色申告 オンライン」、小中法人は「弥生会計 Next」の利用がおすすめです。

税理士
弥生会計を導入すれば、初心者でも確定申告や会計業務が簡単に済ませられますよ。