通常PayPayでは利用した金額の0.5%がPayPayポイントとして付与されますが、キャンペーンに参加したり、条件を達成したりすることでさらにお得にポイントをゲットできます。
例えば支払い方法をPayPayカードに設定したり、特定の条件を達成したりすることでポイント付与率を最大1.5%(ゴールドカードの場合は最大2.0%)にアップさせることが可能です。
またさまざまな割引特典を受けてお得にショッピングすることもできますよ。
この記事ではPayPayをよりお得に使うための具体的な方法や、PayPayの機能や使い方、利用の流れ、注意点などを紹介していきます。
・2025年1月以降、PayPayと紐付けできるクレジットカードはPayPayカード・PayPayカード ゴールドのみとなります。2025年1月以降、他社クレジットカードによる決済は利用できません。
・2023年9月1日以降、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」によるPayPay残高へのチャージについて、月2回目以降は2.5%(税込)の手数料が発生します。
1.PayPayとは
PayPayアプリをインストール後、電子マネーをチャージまたは指定の支払い方法を設定するだけですぐに利用を開始できますよ。
PayPayはコンビニやスーパー、ドラッグストアなどの普段からよく行くようなお店の他、ネットサービスやレジャー施設、ホテルなどの支払いにも利用が可能です。
なおサービスが開始された2018年10月以降からPayPayの利用者数は続々と増えており、2024年8月時点6,500万人を超えています。
またPayPayは登録の際に費用が一切かからないため、気軽に始められるのも魅力ですよね。
さらに利用するたびにPayPayポイントが貯まるので、現金で支払うよりもPayPayで決済する方が断然お得だといえるでしょう。
1-1.PayPayの主な機能
PayPayには普段の買い物や支払いを便利にしてくれる機能からふるさと納税や資産運用に関する機能まで、さまざまな機能があります。主な機能を以下の表にまとめました。
機能 | 概要 |
---|---|
PayPay加盟店での支払い | PayPayに加盟する店舗やネットストアで支払いができる |
請求書払い | 請求書のバーコードをスキャンするだけで、税金や公共料金の支払いができる |
送金・受け取り | ・送る側が相手のQRコードを読み取る ・「携帯電話番号」か「PayPay ID」宛てに送る ・「受け取りリンク(URL)」を作成し、SNSやメールなどで送る |
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)で売り買い | PayPayアプリ内でYahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)が利用できる Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)は全品送料無料で、販売手数料は初回無料(2回目以降は5%) |
ふるさと納税 | ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」「さとふる」「ふるなび」を経由して寄附する |
ポイント運用 | ・PayPay残高(PayPayマネー)で有価証券の売買ができる ・最低金額100円から1円単位での取引が可能 |
他にも1日単位で加入できる「PayPayほけん」やPayPayポイントをお得に獲得できるオンラインショッピングサイト「PayPayモール」なども利用できますよ。
1-2.PayPayの支払い方法
PayPayでは支払い方法を以下の三つから選ぶことができます。1-2-1.PayPay残高にチャージして支払う
PayPay残高にあらかじめチャージしておくことで、加盟店での決済に利用することができます。チャージする方法には主に以下の五つがあります。
チャージする方法 | チャージ限度額 | オートチャージの利用 |
---|---|---|
PayPayクレジット(当月の代金を翌月にまとめて支払えるPayPay独自の支払い方法) | 50万円(過去24時間) 200万円(過去30日間) ※登録内容や利用状況によって低くなる場合がある |
× |
PayPayカード(クレジットカード) | 2万円(過去24時間) 5万円(過去30日間) |
× |
銀行口座 | 50万円(過去24時間) 200万円(過去30日間) |
〇 |
セブン銀行・ローソン銀行ATMの利用 | × | |
ヤフオク!・Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の売上金 | × | |
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い | 満12歳未満……最大2,000円/月 満20歳未満……最大2万円/月 満20歳以上……最大10万円/月 |
× |
PayPay残高で決済をした場合、PayPayポイントが最大1.0%還元されます。
「PayPayステップ」という制度を利用することでポイント還元率を最大にすることができます。
1-2-2.PayPayクレジットで支払う
「PayPayクレジット」というPayPay独自の支払い方法も利用することができます。
PayPayクレジットとはPayPay残高にチャージすることなく支払いが可能で、当月分の代金を翌月に後払いできるPayPayの支払い方法です。
利用に当たり申し込み・審査通過が必要ですが、PayPayクレジットで支払うと最大還元率1.5%(ゴールドカードの場合は最大2.0%)*1のポイントをもらうことができます。
1-2-3.PayPayカードで支払う
PayPayは「PayPayカード」で支払うこともできます。PayPayカードとはPayPayカード株式会社が発行する年会費無料のクレジットカードのことで、PayPayと連携して利用することができます。
PayPayカードと連携させることで、最大還元率1.5%(ゴールドカードの場合は最大2.0%)*2を受け取ることが可能です。
2.PayPayをお得に使う4つの方法
せっかくPayPayを使うなら日々の支払いやショッピングでお得に利用したいものですよね。
電子決済としての利便性だけではなく、お得な特典が充実している点もPayPayの大きな魅力の一つだといえます。
この章ではPayPayをお得に使うための以下の四つの方法を紹介していきます。
方法1 PayPayステップを活用する
PayPayをよりお得に利用するためには「PayPayステップ」を活用しましょう。PayPayステップとは決められた条件を達成するたびにポイントの付与率がアップする仕組みのことです。
PayPayステップの達成条件は以下のとおりです。
達成条件 | 付与率 |
---|---|
PayPayまたはPayPayカード、PayPayカード ゴールドのいずれかで200円以上の支払いを30回以上利用し、10万円以上支払う | 翌月のPayPay決済利用時に+0.5% |
PayPayの残高払いの基本的なポイント付与0.5%に、PayPayステップのPayPayステップの条件を達成することで付与率を1.0%にアップさせることができます。
そこで、おすすめなのがPayPayカードとPayPayの併用です。
PayPayはPayPay加盟店でしか利用できませんが、PayPayカードはクレジット決済に対応した多くの店舗で利用できます。PayPayカードの利用もPayPayステップの条件にカウントされるので、併せて利用することで条件を達成しやすくなりますよ。
他にもNetflixやhuluなど月額制の動画配信サービスや、電気やガス代、税金などもPayPayで支払うことでPayPayステップの条件達成にぐっと近づけますよ。
方法2 さまざまな特典をもらう
PayPayでは随時、お得な特典がもらえる期間限定のキャンペーンやイベントが開催されています。さまざまなキャンペーンやイベントを活用し、積極的に特典をもらいましょう。
現在、PayPay利用中の人から紹介された人がPayPayに登録後、60日以内にPayPayアプリで紹介コードを登録し、1回で1,000円以上の決済を行うと300ポイントがもらえる「友だち紹介特典」があります。(2024年10月時点)
またPayPayと自治体が共同で実施しているキャンペーンなどが多数実施されていますよ。(2024年10月時点)
気軽に参加できるので、PayPayアプリや公式サイトで定期的に情報をチェックしておきましょう。
方法3 PayPayクーポンを利用する
PayPayで配布されているクーポンを活用することもお得に利用する方法の一つです。
PayPayでは対象の店舗で使用できる期間限定のPayPayクーポンを多数配布しています。
タイミングによっては最大20%程度のポイントが付与されるケースもありますよ。
またPayPayクーポンはPayPayアプリで事前にクーポンを獲得しておくだけで、支払い時に自動で適用されます。
クーポンを表示させる手間がないのでスムーズにお買い物ができますよ。
なおアプリ内にあるクーポンページで、クーポンが利用可能な近くのお店を調べることもできますよ。
方法4 対象店舗で買い物をしてスタンプを貯める
「PayPayスタンプカード」を活用してスタンプを貯めることでもお得な特典がもらえます。
お店側が設定した数のスタンプが貯まると、無料引換券や割引クーポン、店舗で使える商品券などがプレゼントされます。
3.PayPayを利用する流れ
このようにPayPayを利用したくても、始め方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。
PayPayを利用する手順は以下のとおりです。
この章ではPayPayの始め方を詳しく紹介します。
STEP1 アプリをインストールする
まずはお持ちのスマホにPayPayアプリをインストールします。
STEP2 アカウントを登録する
次にPayPayにアカウントを登録します。
PayPayアプリを起動して、お持ちのスマホの携帯電話番号とパスワードを設定しましょう。
登録した携帯電話番号にSMS(メッセージ)で認証コードが届くので、アプリ内で4桁のコードを入力します。
認証コードの入力を終えたらアカウントの登録は完了です。
STEP3 支払い方法を設定する
続いて以下の三つの支払い方法からお好きな方法を選んで設定します。
PayPay残高へチャージする場合は、アプリ内にある「チャージ」をタップし、「銀行口座」「PayPayクレジット」「PayPayカード」「セブン銀行・ローソン銀行ATMの利用」「ヤフオク!・Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の売上金」「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」などからお好きなチャージ方法を選択しましょう。
なお銀行口座からチャージする場合には口座の情報(支店名、口座番号、口座名義など)を入力するだけでなく、本人確認を済ませておく必要があります。
PayPayクレジットやクレジットカードで支払う場合には、PayPay残高へチャージする手間がかかりません。
ちなみにポイント還元率が一番多い支払い方法は、PayPayクレジット、またはPayPayカードの紐づけによる支払いです。
PayPayステップの条件を満たせば、利用金額の最大1.5%(ゴールドカードの場合は最大2.0%)がPayPayポイントで返ってきますよ。
STEP4 支払い時に使用する
支払い方法を設定したら実際にPayPayの利用ができるようになります。
PayPayの決済方法には、アプリのホーム画面にあるバーコードをお店で読み取ってもらう方法と、お店に設置してあるPayPayのQRコードを読み取る方法があります。
お店のQRコードを読み取る場合には、支払う金額をご自身で入力したあと必ず店員に確認してもらってから支払いましょう。
4.PayPayを利用する際の注意点
注意点1 税金や公共料金の支払いはPayPay残高とPayPayクレジットからのみ
PayPayアプリを使えば、コンビニに行かなくてもスマホで請求書のバーコードを読み取るだけで税金や公共料金の支払いができます。
ただし税金や公共料金の支払いができるのはPayPay残高もしくはPayPayクレジットからのみであり、PayPayカードでの支払いでは利用できないので注意しましょう。
注意点2 支払い用のバーコードを共有しない
PayPayアプリにある支払い用のバーコードを第三者に共有したり、SNSなどに掲載したりしないように注意しましょう。
PayPayは支払い用のバーコード画面を見せれば、誰でも支払いができてしまいます。
支払い用のバーコードを5分おきに新しいコードに切り替えたり、スクリーンショットを撮った時点でコードを更新したりなど、PayPay側でさまざまな対策をしていますが悪用されてしまう可能性はゼロではないため、十分気を付けましょう。
5.まとめ
PayPayは業界最大手のコード決済サービスであり、ポイント付与やさまざまな特典が受けられるため多くの方に利用されています。無料で利用できるのにもかかわらず、通常のPayPay残高による支払い時でも0.5%のポイント還元があり、方法次第では最大1.5%(ゴールドカードの場合は最大2.0%)までポイント還元率を引き上げたり、割引特典を獲得したりできます。
なおPayPayの支払い方法には「PayPay残高へチャージして支払う方法」「PayPayカードで支払う方法」「他社クレジットカードで支払う方法」の3種類があります。
特におすすめなのはPayPayカードを連携させて決済する方法です。
PayPayカードと連携させることにより、PayPayの利用分のポイントとPayPayカードの利用分のポイント、PayPayステップの特典ポイントが付与され、最大1.5%(ゴールドカードの場合は最大2.0%)のポイントを受け取ることができますよ。
他にもPayPayで定期的に行われる「超PayPayジャンボ」や、PayPayと自治体が共同で実施しているキャンペーンなどに参加すれば、さらに多くのポイントをゲットできます。
またPayPayアプリではドラッグストアや100円均一などのお店のクーポンも発行されるので、日々のお買い物がよりお得になるでしょう。
以下のなかからご自身にできる方法を複数組み合わせれば、PayPayを最大限お得に活用することが可能です。
- 方法1 PayPayステップを活用する
- 方法2 さまざまな特典をもらう
- 方法3 PayPayクーポンを利用する
- 方法4 対象店舗で買い物をしてスタンプを貯める