PayPay(ペイペイ)をお得に使う方法とは?もらえる特典も紹介

PayPayを利用しようと思っているんだけど、お得に使えるのかな?
PayPayをもっとお得に利用する方法はないのかな?

PayPayの利用を検討している方や既に使っている方のなかには、お得な使い方を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

通常PayPayでは利用した金額の0.5%がPayPayポイントとして付与されますが、キャンペーンに参加したり、条件を達成したりすることでさらにお得にポイントをゲットできます。

例えば支払い方法をPayPayカードに設定したり、特定の条件を達成したりすることでポイント付与率を最大1.5%にアップさせることが可能です。

またさまざまな割引特典を受けてお得にショッピングすることもできますよ。

この記事ではPayPayをよりお得に使うための具体的な方法や、PayPayの機能や使い方、利用の流れ、注意点などを紹介していきます。

お金のプロ
すぐに実践できる方法もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

注意
2023年5月1日にPayPayの公式サイトにて、以下の変更が発表されました。
・2023年8月1日以降、PayPayと紐付けできるクレジットカードはPayPayカード・PayPayカード ゴールドのみとなります。(※他社クレジットカードによる決済の利用停止日は2023年8月1日から2025年1月に見直しが行われました)
・2023年9月1日以降、「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」によるPayPay残高へのチャージについて、月2回目以降は2.5%(税込)の手数料が発生します。(毎月初回は無料)

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1.PayPayとは

PayPayって名前はよく聞くけれど、具体的にはどんなサービスなのかな?
スマホで支払いができるみたいだけど、どうやって使うんだろう?

PayPayを利用したことのない方であれば、基本的な機能や使い方などが気になりますよね。

PayPayお店にある専用QRコードをスマホで読み取ったり、スマホにバーコード表示させて読み取ってもらったりすることで、支払いをするキャッシュレス決済サービスです。

PayPayアプリをインストール後、電子マネーをチャージまたは指定の支払い方法を設定するだけですぐに利用を開始できますよ。

PayPayはコンビニやスーパー、ドラッグストアなどの普段からよく行くようなお店の他、ネットサービスやレジャー施設、ホテルなどの支払いにも利用が可能です。

なおサービスが開始された2018年10月以降からPayPayの利用者数は続々と増えており、2023年10月時点で6,000万人を超えています

人気の高さがうかがえるね。

またPayPayは登録の際に費用が一切かからないため、気軽に始められるのも魅力ですよね。

さらに利用するたびにPayPayポイントが貯まるので、現金で支払うよりもPayPayで決済する方が断然お得だといえるでしょう。

お金のプロ
PayPayの基本的な機能を紹介していきます。

1-1.PayPayの主な機能

PayPayには普段の買い物や支払いを便利にしてくれる機能からふるさと納税や資産運用に関する機能まで、さまざまな機能があります。

主な機能を以下の表にまとめました。

【PayPayの主な機能】
機能 概要
PayPay加盟店での支払い PayPayに加盟する店舗やネットストアで支払いができる
請求書払い 請求書のバーコードをスキャンするだけで、税金や公共料金の支払いができる
送金・受け取り ・送る側が相手のQRコードを読み取る
・「携帯電話番号」か「PayPay ID」宛てに送る
・「受け取りリンク(URL)」を作成し、SNSやメールなどで送る
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)で売り買い PayPayアプリ内でYahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)が利用できる
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)は全品送料無料で、販売手数料は初回無料(2回目以降は5%)
ふるさと納税 ふるさと納税サイト「さとふる」を経由して寄附する
ポイント運用 ・PayPay残高(PayPayマネー)で有価証券の売買ができる
・最低金額100円から1円単位での取引が可能

他にも1日単位で加入できる「PayPayほけん」やPayPayポイントをお得に獲得できるオンラインショッピングサイト「PayPayモール」なども利用できますよ。

1-2.PayPayの支払い方法

PayPayでは支払い方法を以下の三つから選ぶことができます。

お金のプロ
ポイントの付与率も含め、それぞれの支払い方法について詳しく紹介しますね。

1-2-1.PayPay残高にチャージして支払う

PayPay残高にあらかじめチャージしておくことで、加盟店での決済に利用することができます。

チャージする方法には主に以下の五つがあります。

【PayPay残高へのチャージ方法】
チャージする方法 チャージ限度額 オートチャージの利用
PayPayカード
(クレジットカード)
2万円(過去24時間)
5万円(過去30日間)
×
銀行口座 50万円(過去24時間)
200万円(過去30日間)
セブン銀行・ローソン銀行ATMの利用 ×
ヤフオク!・Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の売上金 ×
ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い 満12歳未満……最大2,000円/月
満20歳未満……最大2万円/月
満20歳以上……最大10万円/月
×
「PayPay」公式サイトを参照し執筆者作成

PayPay残高で決済をした場合、PayPayポイントが0.5%還元されます。

お金のプロ
PayPayカードPayPayに紐づければ、ポイントの基本還元率1.0%が加算されて、合計1.5%のポイントが還元されますよ。

また「PayPayステップ」という制度を利用すると、さらにポイントを獲得することができます

PayPayステップとは
決められた条件を多く達成すればするほど、ポイントの付与率が上がるPayPayのお得なサービスです。詳しくは2章「方法1 PayPayステップを活用する」で解説しています。

1-2-2.PayPayカードで支払う

PayPayPayPayカード」で支払うこともできます。

PayPayカードとはPayPayカード株式会社が発行する年会費無料のクレジットカードのことで、PayPayと連携して利用することができます。

PayPayカードの基本還元率は1.0%なので、PayPayと紐づけて利用すると、PayPayの基本付与率0.5%と合わせて、最大1.5%のポイントを受け取ることが可能です。

またPayPayステップの条件を達成すると、さらに0.5%のポイントが付与されますよ。

メモ
PayPayステップについて詳しくは2章「方法1 PayPayステップを活用する」をご参照ください。

1-2-3.他社クレジットカードで支払う

2025年1月までであればPayPayPayPayカード以外の他社クレジットカードを登録して支払うという方法もあります。

本人名義のVISAまたはMastercardのクレジットカードは、PayPayに登録が可能です。

注意
2025年1月以降はPayPayカード、PayPayカード ゴールド以外のクレジットカードの利用停止が予定されています。他社のクレジットカードの新規登録もできなくなるので注意しましょう。詳細は公式サイトにてご確認いただけます。

なおPayPayカード以外のクレジットカードは、PayPayポイントやPayPayステップでもらえる特典の対象ではないため、還元されるのはカード会社が設定した利用分のポイントのみとなります。

PayPay残高にチャージする場合や、クレジットカードと紐づけて利用する際にはPayPayカードがお得なんだね。

2.PayPayをお得に使う4つの方法

PayPayをもっとお得に利用するおすすめの方法を知りたいな。

せっかくPayPayを使うなら日々の支払いやショッピングでお得に利用したいものですよね。

電子決済としての利便性だけではなく、お得な特典が充実している点もPayPayの大きな魅力の一つだといえます。

この章ではPayPayをお得に使うための以下の四つの方法を紹介していきます。

【PayPayをお得に使う4つの方法】
PayPayをお得に使う4つの方法
お金のプロ
PayPayをお得に利用する方法を知っておけば、組み合わせ次第で通常の何倍ものポイントを獲得することができますよ。ぜひ参考にしてくださいね。

方法1 PayPayステップを活用する

PayPayをよりお得に利用するためには「PayPayステップ」を活用しましょう。

PayPayステップとは決められた条件を達成するたびにポイントの付与率がアップする仕組みのことです。

PayPayステップの達成条件は以下のとおりです。

【PayPayステップの達成条件と付与率】
※横にスクロールできます
達成条件 付与率
PayPayまたはPayPayカード、PayPayカード ゴールドのいずれかで200円以上の支払いを30回以上利用し、10万円分支払う 翌月のPayPay決済利用時に+0.5%

PayPayの基本的なポイント付与率は0.5%なので、PayPayステップのPayPayステップの条件を達成すれば付与率を1.0%にアップさせることができます

でも1回200円以上の買い物を30回以上して、10万円分利用するのは大変そう。

そこで、おすすめなのがPayPayカードPayPayの併用です。

PayPayはPayPay加盟店でしか利用できませんが、PayPayカードはクレジット決済に対応した多くの店舗で利用できます。

PayPayカードの利用もPayPayステップの条件にカウントされるので、併せて利用することで条件を達成しやすくなりますよ。

他にもNetflixやhuluなど月額制の動画配信サービスや、電気やガス代、税金などもPayPayで支払うことでPayPayステップの条件達成にぐっと近づけますよ。

お金のプロ
日常のさまざまな支払いにPayPayPayPayカードを利用し、PayPayステップの条件達成を目指しましょう。

方法2 さまざまな特典をもらう

PayPayでは随時、お得な特典がもらえる期間限定のキャンペーンやイベントが開催されています。

さまざまなキャンペーンやイベントを活用し、積極的に特典をもらいましょう。

現在、対象サービスのポイントをPayPayマネーライトまたはポイントに交換すると、交換が完了したポイントの5%のPayPayポイントが付与される「超PayPayジャンボ」や、PayPayと自治体が共同で実施しているキャンペーンなどが多数実施されていますよ。(2024年2月時点)

気軽に参加できるので、PayPayアプリや公式サイトで定期的に情報をチェックしておきましょう

方法3 PayPayクーポンを利用する

PayPayで配布されているクーポンを活用することもお得に利用する方法の一つです。

PayPayでは対象の店舗で使用できる期間限定のPayPayクーポンを多数配布しています。

タイミングによっては最大20%程度のポイントが付与されるケースもありますよ。

またPayPayクーポンはPayPayアプリで事前にクーポンを獲得しておくだけで、支払い時に自動で適用されます。

クーポンを表示させる手間がないのでスムーズにお買い物ができますよ。

なおアプリ内にあるクーポンページで、クーポンが利用可能な近くのお店を調べることもできますよ。

方法4 対象店舗で買い物をしてスタンプを貯める

「PayPayスタンプカード」を活用してスタンプを貯めることでもお得な特典がもらえます

PayPayスタンプカードとは
PayPayアプリ内で発行できるお店ごとのスタンプカードのことです。事前にスタンプカードを発行しておけばPayPay支払い時に自動でスタンプが押されます。
支払い時にポイントカードを見せなくても良いのは便利だね。

お店側が設定した数のスタンプが貯まると、無料引換券や割引クーポン、店舗で使える商品券などがプレゼントされます

お金のプロ
PayPayポイントも同時に貯まるため、利用して損はありませんよ。

注意
スタンプが押されるのはPayPayアプリでの支払いが対象です。Alipay(支付宝)アプリおよびLINE Payを利用してPayPayのQRコードを読み込んで支払いをした場合、スタンプは貯まりません。

3.PayPayを利用する流れ

PayPayを使ってみたいんだけど、どうやって始めるんだろう?

このようにPayPayを利用したくても、始め方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。

PayPayを利用する手順は以下のとおりです。

【PayPayを利用する流れ】

この章ではPayPayの始め方を詳しく紹介します。

お金のプロ
スマホから簡単に登録でき、すぐに利用開始できますよ。

STEP1 アプリをインストールする

まずはお持ちのスマホにPayPayアプリをインストールします。

お金のプロ
PayPayアプリはApp StoreやGoogle Playで簡単にインストールできます。

STEP2 アカウントを登録する

次にPayPayにアカウントを登録します。

PayPayアプリを起動して、お持ちのスマホの携帯電話番号とパスワードを設定しましょう。

登録した携帯電話番号にSMS(メッセージ)で認証コードが届くので、アプリ内で4桁のコードを入力します。

注意
PayPayでは安全性を高めるために、SMSを利用して本人確認をしています。SMSが利用できないとアカウントが登録できないので注意しましょう。

認証コードの入力を終えたらアカウントの登録は完了です。

お金のプロ
アカウントの登録は無料で、コストは一切かかりませんよ。

STEP3 支払い方法を設定する

続いて以下の三つの支払い方法からお好きな方法を選んで設定します。

PayPay残高へチャージする場合は、アプリ内にある「チャージ」をタップし、「銀行口座」「PayPayカード」「セブン銀行・ローソン銀行ATMの利用」「ヤフオク!・Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の売上金」「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」などからお好きなチャージ方法を選択しましょう。

なお銀行口座からチャージする場合には口座の情報(支店名、口座番号、口座名義など)を入力するだけでなく、本人確認を済ませておく必要があります。

クレジットカードで支払う場合には、PayPay残高へチャージする手間がかかりません。

ちなみにポイント還元率が一番多い支払い方法は、PayPayカードの紐づけによる支払いです。

PayPayステップの条件を満たせば、利用金額の最大1.5%がPayPayポイントで返ってきますよ。

STEP4 支払い時に使用する

支払い方法を設定したら実際にPayPayの利用ができるようになります。

PayPayの決済方法には、アプリのホーム画面にあるバーコードをお店で読み取ってもらう方法と、お店に設置してあるPayPayのQRコードを読み取る方法があります。

【PayPayの決済方法】
PayPayの決済方法
お金のプロ
決済方法はお店によって異なりますよ。

お店のQRコードを読み取る場合には、支払う金額をご自身で入力したあと必ず店員に確認してもらってから支払いましょう。

4.PayPayを利用する際の注意点

PayPayを利用する際に気をつけた方が良いことはあるのかな?

PayPayなどのキャッシュレス決済に慣れていない方は、このような不安を感じていらっしゃるのではないでしょうか。

PayPayの利用時には主に以下の二つの注意点を押さえておきましょう。

【PayPayを利用する際の注意点】
お金のプロ
それぞれ詳しく解説していきます。

注意点1 税金や公共料金の支払いはPayPay残高からのみ

PayPayアプリを使えば、コンビニに行かなくてもスマホで請求書のバーコードを読み取るだけで税金や公共料金の支払いができます

ただし税金や公共料金の支払いができるのはPayPay残高からのみであり、PayPayカードでの支払いでは利用できないので注意しましょう。

お金のプロ
またPayPayで請求書の支払いをした場合、領収書や納税証明書は発行されないことも覚えておきましょう。

メモ
請求書で支払った金額にはPayPayポイントは付与されませんが、PayPayステップの達成条件にはカウントされます。

注意点2 支払い用のバーコードを共有しない

PayPayアプリにある支払い用のバーコードを第三者に共有したり、SNSなどに掲載したりしないように注意しましょう。

PayPay支払い用のバーコード画面を見せれば、誰でも支払いができてしまいます

支払い用のバーコードを5分おきに新しいコードに切り替えたり、スクリーンショットを撮った時点でコードを更新したりなど、PayPay側でさまざまな対策をしていますが悪用されてしまう可能性はゼロではないため、十分気を付けましょう。

メモ
万一、スマホを失くしてしまった場合には「PayPay携帯電話紛失・盗難専用窓口」に連絡をすると、アカウントを停止してもらうことができます。

5.まとめ

PayPayは業界最大手のコード決済サービスであり、ポイント付与やさまざまな特典が受けられるため多くの方に利用されています。

無料で利用できるのにもかかわらず、通常の支払い時でも0.5%のポイント還元があり、方法次第では最大1.5%までポイント還元率を引き上げたり、割引特典を獲得したりできます。

なおPayPayの支払い方法には「PayPay残高へチャージして支払う方法」「PayPayカードで支払う方法」「他社クレジットカードで支払う方法」の3種類があります。

特におすすめなのはPayPayカードを連携させて決済する方法です。

PayPayカードと連携させることにより、PayPayの利用分のポイントとPayPayカードの利用分のポイント、PayPayステップの特典ポイントが付与され、最大1.5%のポイントを受け取ることができますよ。

他にもPayPayで定期的に行われる「超PayPayジャンボ」や、PayPayと自治体が共同で実施しているキャンペーンなどに参加すれば、さらに多くのポイントをゲットできます。

またPayPayアプリではドラッグストアや100円均一などのお店のクーポンも発行されるので、日々のお買い物がよりお得になるでしょう。

以下のなかからご自身にできる方法を複数組み合わせれば、PayPayを最大限お得に活用することが可能です。

お金のプロ
さまざまな方法を活用して、賢くポイントを貯めましょう。