マイルの全知識!マイルのメリットやお得な貯め方・使い方を徹底解説

マイルをためたらお得に旅行に行けるって聞いたけど本当?
今のうちにマイルを貯めておいて、時間ができたら旅行に行きたいなあ……。

マイルを貯めるとお得、ということを聞いたことがある方は少なくないでしょう。

しかしマイルはどうやって貯めるのか、どのようなお得な使い方があるのかなど、詳しいことは分からないという方もいらっしゃいますよね。

実はマイルを貯めると実質無料で飛行機に乗ることができ、非常にお得に旅行ができるのです。

航空会社が発行するクレジットカードを活用すれば日常の買い物でマイルを貯められるので、マイルを貯めたい場合は発行してみましょう。

ここからマイルの基礎的な知識、メリットや貯め方・使い方について説明し、マイルを貯めるのに適したクレジットカードを紹介していきます。

マイルが貯まるおすすめクレジットカード3選 ▼

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カード名 年会費(税込) 交換可能マイル マイル還元率 特徴
マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 49,500円 JAL、ANA含む40社以上 1.0〜1.25% 利用額に応じてグレードの高い優待がある
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード 11,000円
(初年度無料)
JAL、ANAなど 0.45〜1.125% JALマイルが効率良く貯まる
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 22,000円 JAL、ANAなど 0.45〜1.125% プライオリティーパスやセゾンマイルクラブの登録料が無料
「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。
目次

1.知っておきたいマイルの基礎知識

そもそもマイルってなんだろう?どういうものなのかな。

このようにマイルという言葉を知っていても、具体的なことは分からないという方もいらっしゃるでしょう。

マイルを貯めてお得に利用するためにも、まずは「マイル」がどのようなものなのかを押さえておきたいですよね。

そこでこの章では、必ず知っておきたいマイルについての基礎知識を詳しく解説します。

1-1.そもそもマイルとは

簡単にいってしまえば、マイルとは航空会社の提供する「マイレージプログラム」のポイントのことです。

メモ
距離の単位にマイルがありますが、この単位とポイントのマイルは別物です。ここでは「マイル=航空会社のポイントプログラムのポイントの単位」と考えてください。

マイルは飛行機に乗ったり、クレジットカードを利用したりして貯めることができます。

貯めたマイルは、航空券はもちろん商品や商品券と交換したり、普段のショッピングで使えるポイントや電子マネーに移行したりといったさまざまな用途で活用できますよ。

なお、マイルを貯めるには各航空会社のマイレージプログラムに登録する必要があります

お金のプロ
詳しいマイルの貯め方・使い方については「3.マイルの貯め方」、「4.マイルの使い方」で解説します。

1-2.マイルの種類

JALマイル、ANAマイルなど聞いたことがあるけれど、マイルにはいくつも種類があるの?
具体的にどのマイルを貯めれば良いのかな?

マイレージプログラムは各航空会社が独自に設けている制度であるため、航空会社ごとに還元されるマイルは異なります

ただし航空会社はアライアンス(航空連合)というグループを形成しており、同じアライアンスの航空会社であれば、同一のマイルとして貯めたり使ったりすることができます

世界の航空会社のほとんどは「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」のいずれかに加盟しており、それぞれのアライアンスには以下のような航空会社が参加しています。

アライアンス名 参加航空会社
スターアライアンス ANA(全日空)、ユナイテッド航空、アシアナ航空、中国国際航空、エア・カナダ、ルフトハンザドイツ航空、タイ国際航空 など
ワンワールド JAL(日本航空)、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、カタール航空、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、マレーシア航空 など
スカイチーム アエロフロート・ロシア航空、アエロメヒコ航空、エールフランス航空、ITAエアウェイズ、デルタ航空、大韓航空、チャイナエアライン など

日本でメジャーなのは国内の大手航空会社であるJAL(日本航空)とANA(全日空)、外資系航空会社ならデルタ航空やユナイテッド航空などのマイレージプログラムです。

ほとんど海外に行かず国内を拠点として生活する方であれば、マイルを貯めやすく活用しやすいJALもしくはANA、どちらかのマイレージプログラムに登録するのがおすすめです。

注意
JALとANAは参加するアライアンスが異なるため、マイルを相互利用することはできません。

一方で海外にビジネス拠点がある方や海外出張が多い方であれば、ご自身がメインで利用する外資系航空会社のマイレージプログラムを選ぶのも良いでしょう。

お金のプロ
ご自身の状況に合わせ、どの航空会社、どのアライアンスのマイレージプログラムがベストか判断しましょう。

2.マイルのメリット

貯めたマイルはどんなことに使えるのかな?
マイルを貯めるメリットってなんだろう?

クレジットカードなどの利用で付与されるポイントにはさまざまなものがあるため、マイルならではの使い道やお得な点について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

マイルには主に以下のようなメリットがあります。

【マイルのメリット】
お金のプロ
お得に活用するためにも、まずはマイルのメリットを確認しておきましょう。

メリット1 実質無料で飛行機に乗れる

マイルの最大の特徴は、航空券との交換や座席のアップグレードができることです。

お金のプロ
マイルを貯めれば実質無料で飛行機に乗ることも、エコノミーからビジネスクラス、ビジネスクラスからファーストクラスへアップグレードすることも可能です。

なおマイルと交換した航空券のことを「特典航空券」といい、区間や座席のグレード、シーズンなどによって交換に必要なマイル数が決められています

たとえばJAL国内線の特典航空券(普通席)の場合、東京〜大阪間の片道を6,000マイル、往復を12,000マイルで交換できます。

注意
マイルを特典航空券と交換する際には、マイルしか使えないため注意が必要です。交換したい航空券に対し保有するマイルが不足している場合、差額分を現金で支払って航空券を購入することはできません。

区間ごとの必要マイル数は各航空会社のホームページに掲載されていますよ。

なおJAL、ANAの特典航空券の必要マイル数は以下のリンクで確認できます。

メリット2 還元率が高い

特典航空券と交換する場合、本来ならば高額なフライトチケットを実質無料でゲットできるためマイルの還元率は非常に高いといえます。

後述するメリット3のようにマイルはさまざまなものに交換できますが、前提としてマイルは航空会社のポイントであるため、各航空会社のサービスで利用するのが最もお得なのです。

国際線のチケットならば1マイルの価値が10円程度になるケースもありますよ。

お金のプロ
特典航空券と交換する際の還元率の高さは、マイルならではの魅力だといえるでしょう。

メリット3 電子マネー・商品などに交換できる

特典航空券などの航空会社の旅行商品やサービスを購入する以外にも、マイルは提携する電子マネーやポイント、商品、商品券などに交換できます

たとえばJALマイルはWAONやPonta、Amazonギフト券などに、ANAマイルは楽天EdyやVポイント、メトロポイントなどに交換できます。

そのほかにも映画や観劇、テーマパーク、クルーズなどの体験チケット、対象の商品に交換するといった豊富な使い道がありますよ。

ただし電子マネーや商品などとマイルを交換した場合、1マイル=1円前後の価値になるのが一般的であり、フライトで利用するよりも交換率が低くなる点には注意しましょう。

お金のプロ
マイルの価値を最大限に活用したいのであれば、フライトで利用するのがベストだといえます。

なおマイルの用途については「4.マイルの使い方」で詳しく解説しています。

注意
マイルの交換対象や還元率は、加入するマイレージプログラムやクレジットカードなどによって異なります。詳しい適用条件は各航空会社や各クレジットカード会社のホームページなどでご確認ください。

3.マイルの貯め方

できるだけたくさんマイルを貯めたいなあ。
どうやったら効率よくマイルを貯められるんだろう?

このようにマイルを貯めるおすすめの方法を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

マイルのスタンダードな貯め方として、主に以下の二つがあります。

【マイルの貯め方】
お金のプロ
効率良く貯める方法を知って、マイルを無駄なくゲットしましょう。

貯め方1 飛行機に乗る

一気にたくさんのマイルを貯める方法は、飛行機に乗ることです。

フライトで貯まるマイルを一般的に「フライトマイル(搭乗マイル)」といい、搭乗区間が長ければ長いほど、座席のグレードが高ければ高いほどたくさんのマイルが貯まる仕組みになっています。

なおフライトマイルはTPM(運賃計算に使用する区間距離)を基準に定められた「搭乗区間の基本マイル」と「運賃種別(座席の予約クラス)ごとの積算率」を掛け合わせて算出されます。

【フライトで貯まるマイルの積算】
  • フライトマイル=搭乗区間の基本マイル×運賃種別ごとの積算率

東京−大阪間(基本マイル:280マイル)のフライトを例に、ファーストクラスとエコノミークラスのフライトマイルを比較してみましょう。

【運賃種別のフライトマイルの例】

運賃種別ごとの積算率はファーストクラスでは150%、エコノミークラスでは30〜70%程度なので、ファーストクラスでは280マイル×150%=420マイル、エコノミークラスでは280マイル×30〜70%=84〜196マイル程度が還元されます。

お金のプロ
実際に還元されるフライトマイルは、各航空会社のホームページで確認できますよ。

メモ
JALのフライトマイルはこちら、ANAのフライトマイルはこちらで確認できます。

また飛行機に乗る以外にも航空会社の提携ホテルを利用することで、宿泊代金に応じてマイルをお得にゲットできます。

年に旅行で何度も飛行機を利用したり、フライトでの出張が多かったりする方であればマイルを貯めることはそれほど難しくないでしょう。

貯め方2 クレジットカードを利用する

飛行機に乗らないとマイルは貯まらないのかな?

このように思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は普段飛行機に乗らない方でもマイレージプログラムに対応したクレジットカードを活用すれば、日常の支払いやショッピングなどで簡単にマイルを貯めることができます

注意
クレジットカード利用でマイルを貯めるには、各航空会社のマイレージ機能付きの
クレジットカードが必須です。
お金のプロ
飛行機に乗らなければマイルを貯められないというわけではありません。むしろマイルを貯めている方のほとんどが、クレジットカードを普段から賢く利用していますよ。

フライトではなく主に陸上の買い物でマイルを貯める方を「陸マイラー(りく/おかマイラー)」と呼ぶことがあります。

陸マイラーの方でもマイル還元率の高いクレジットカードを活用すれば、効率良くマイルを貯めることができますよ。

マイルを貯められるクレジットカードには、利用額に応じてマイルが直接付与されるタイプとカード会社などから付与されるポイントをマイルに移行できるタイプ、その両方を兼ね備えたタイプがあります。

この記事で紹介するマイルが貯まる10のおすすめクレジットカードについて、以下の表に還元されるマイルまたはポイントの種類とマイル還元率をまとめました。

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クレジットカード名 付与されるマイルまたはポイント マイル還元率
マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード Marriott Bonvoyポイント
(JAL、ANA含む40社以上のマイルに移行可能)
1.0~1.25%
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード 永久不滅ポイント(JALマイルに移行可能) 0.45~1.125%
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 永久不滅ポイント(JALマイルに移行可能) 0.45~1.125%
TOKYU CARD ClubQ JMB TOKYU POINT、JALマイル 0.25~1.5%
ソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB) メトロポイント、Oki Dokiポイント、ANAマイル 0.5~1.0%
ANAアメリカン・エキスプレス・カード メンバーシップ・リワードポイント、ANAマイル 1.0~1.5%
ANA VISA一般カード Vポイント、ANAマイル 0.5〜1.5%
JAL CARD 普通カード JALマイル 0.5~1.0%
楽天ANAマイレージクラブカード 楽天ポイント、ANAマイル 0.5%
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード メンバーシップ・リワードポイント
(ANAマイル、JALマイルなどに移行可能)
0.3~1.0%

各クレジットカードの提携する店舗やネットショップ、電車・地下鉄などを利用すれば、マイルやマイルと交換できるポイントを効率良く貯めることができますよ。

お金のプロ
ご自身の生活スタイルや経済圏に合うクレジットカードを活用して、お得にマイルをゲットしましょう。

なお各クレジットカードの詳細は、5.マイルが貯まるおすすめクレジットカード10選で解説しています。

4.マイルの使い方

貯めたマイルをできるだけお得に使いたいな。
コロナ禍で旅行に行きづらいから、フライト以外のマイルの使い方を知りたい……。

せっかくマイルを貯めるなら、なるべくお得に最大限活用したいですよね。

マイルは各航空会社独自のポイントであるため、航空券と交換するのが最もお得な方法だといえます。

しかし新型コロナウイルスなどの影響で、今は気軽に旅行に行けないという方も多くいらっしゃるでしょう。

そこでこの章ではマイルの使い方について、特典航空券と交換する方法とその他おすすめの活用方法をいくつか解説します。

【マイルの使い方】

使い方1 特典航空券と交換する

マイルの代表的かつ最もお得な使い道は、航空会社の特典航空券と交換することです。

お金のプロ
マイルをこつこつ貯めれば、数万〜数十万円する航空券を実質無料で手に入れることも夢ではありませんよ。

またマイルを使って事前に購入した航空券の座席のクラスをワンランク上にアップグレードさせることも可能です。

一方で航空会社によっては、通常より少ないマイル数で特典航空券をお得に交換できるキャンペーンやWebサービスなどが実施されていることもありますよ。

メモ
ANAではWebサイト限定で「今週のトクたびマイル」という、通常片道5,000マイル以上かかる国内線の航空券が3,000マイルから交換できるサービスが実施されています。またJALには行き先おまかせで国内のどこかに行ける「どこかにマイル」というサービスがあり、通常12,000マイル以上の往復航空券が6,000マイルで交換できます。(※2022年6月現在)

特典やお得なサービスについての詳細は、各航空会社のWebサイトなどで確認できます。

注意
ただし特典航空券およびアップグレードに必要なマイル数は、利用シーズンや区間、予約クラスなどによって異なり、購入可能な枠数も変わるため、いつでも好きなときに一定のマイル数で特典を利用できるわけではない点には注意が必要です。

使い方2 その他

飛行機に乗る機会がない場合、どうやってマイルを使えば良いの?

このように貯めたマイルをフライト以外で利用したいと考える方もいらっしゃるでしょう。

飛行機の利用やクレジットカードで貯めたマイルは、各航空会社の提携ポイントやクレジットカードなどのポイント、電子マネー、ギフト券、クーポン券、商品などと交換できます

以下にJALマイル、ANAマイルの主な交換対象をまとめました。

【JALマイル/ANAマイルの交換対象】
マイル名 交換対象
JALマイル e JALポイント、JALクーポン、WAON、Ponta、Amazonギフト券、マツモトキヨシギフトカード、モスカード、RE POINT(Suica)、TOKYU POINT、小田急ポイント、dポイントなど
ANAマイル ANA SKYコイン、楽天Edy、スターバックスカード、TOKYU POINT、メトロポイント(PASMO)、RE POINT(Suica)、Vポイント、nanacoポイント、楽天ポイント、ヤマダポイント、マツモトキヨシ現金ポイントなど
お金のプロ
楽天ポイントや交通系ICカードへのチャージなど日常で使いやすいものと交換すれば、飛行機に乗らない方でもマイルを有効活用できますよ。

ただしANA SKYコインのように1マイルから交換できるものは少なく、交換可能なマイルの単位が決められているケースがほとんどであるという点には注意しましょう。(例:1,000マイル=1,000ポイントとして交換)

注意
マイルの交換先および交換レートは、登録しているクレジットカードやマイレージプログラムなどによって異なります。適用条件は各航空会社や契約しているクレジットカードのサイトなどでご確認ください。

5.マイルが貯まるおすすめクレジットカード10選

クレジットカードを使って、普段の買い物でマイルをたくさん貯めたいなあ。
マイルを貯めるには、具体的にどんなクレジットカードを選べば良いの?

クレジットカードの支払いで効率よくマイルを貯めるには、前提としてマイレージバンクに対応したカードを選ぶ必要があります。

またクレジットカードによって対応するマイルの種類や年会費、還元率、マイルを貯めやすいシチュエーションなどは異なります。

お金のプロ
たとえば年会費が高額でもカード利用額が多い場合、「高い還元率でマイルをゲットできて結果的にお得」といったケースも考えられますよ。

この章ではマイルが貯まる10のおすすめクレジットカードをご紹介します。

ご自身のライフスタイルや目的に合わせてベストな1枚を選びましょう

【マイルが貯まるおすすめクレジットカード10選比較表】
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マイル名 交換可能マイル マイル還元率 年会費(税込) 国際ブランド 特徴
マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード JAL、ANAを含む40社以上 1.0〜1.25% 49,500円 AMEX 利用額に応じたグレードの高い優待を受けることができる
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード JAL、ANAなど 0.45〜1.125% 11,000円
(初年度無料)
AMEX 通常ポイントの還元率も高く、JALマイルが効率良く貯まる
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード JAL、ANAなど 0.45〜1.125% 22,000円 AMEX プライオリティーパスやセゾンマイルクラブの登録料が無料
TOKYU CARD ClubQ JMB JAL 0.25〜1.5% 1,100円
(初年度無料)
Mastercard、VISA 東急線の利用やPASMOへのチャージなどでもポイント還元
ソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB) ANA 0.5〜1.0% 2,200円
(初年度無料)
JCB ANAマイルを含むの三つのポイントが同時に貯まる
ANAアメリカン・エキスプレス・カード ANA 1.0〜1.5% 7,700円 AMEX ANAグループや加盟店などでマイル還元率が高い
ANA VISA一般カード ANA 0.5〜1.5% 2,200円
(初年度無料)
VISA ANAグループや加盟店でマイルとVポイントを2重取りできる
JAL CARD 普通カード JAL 0.5〜1.0% 2,200円
(初年度無料)
※AMEXのみ
6,600円
VISA、Mastercard、JCB、AMEX JALのグループ便に搭乗するとマイルを追加でゲットできる
楽天ANAマイレージクラブカード ANA 0.5% 550円
(初年度無料、2年目以降年1回の利用で無料)
VISA、Mastercard、JCB 楽天ポイントとANAマイルを相互交換できる
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード JAL、ANAを含む16社 0.3〜1.0% 31,900円 AMEX ポイントアッププログラムの参加で、マイル還元率、
交換レートが高くなる

おすすめ1 マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

メリット
通常ポイント還元率が3.0%と高い
JAL、ANAを含む40社以上の航空会社のマイルに交換できる
利用金額に応じたグレードの高い優待を受けられる
デメリット
年会費が比較的高い
こんな人におすすめ!
年間のカード利用額が多い方
旅行好きの方
年会費(税込) 49,500円
国際ブランド AMEX
通常ポイント還元率 3.0%
マイル還元率 1.0〜1.25%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
3:1(一部の航空会社を除く)
交換可能マイル JAL、ANAを含む40社以上
付帯保険 旅行傷害保険
(海外最大1億円、国内最大5,000万円の傷害死亡・後遺障害保険)
スマートフォン・プロテクション
キャンセル・プロテクション
リターン・プロテクション
ショッピング・プロテクション
オンライン・プロテクション

マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、数あるアメックスカードのなかでも高い人気を誇っていたSPGアメックスカードの後継です。

年会費は49,500円と安くはありませんが、JAL、ANAを含む世界各国40社以上の航空会社と提携しており、効率良くマイルを貯めることができます

基本的なマイル還元率は1.0%であり3ポイント=1マイルとして交換できますが、6,000ポイントを移行するごとに5,000マイルがボーナスとして付与されるため、還元率は最大で1.25%になります。

なお旅行好きにうれしいさまざまな特典があることもマリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの大きな特徴です。

カードを持っているだけで、マリオットボンヴォイのゴールドエリートの資格が無条件で付与され、以下のような特典を受けることができます。

【ゴールドエリート資格の特典】
  • ・客室を無料でアップグレード
  • ・14時までのレイトチェックアウト
  • ・ウェルカムギフトとして250〜500ポイントが付与
  • ・宿泊費(部屋付けできる料金を含む)に対し25%の追加ポイントが付与 など

また年間の利用額に応じて豪華な特典が得られます。

年間150万円以上をカード決済すると、ザ・リッツカールトンやセントレジスといったマリオットボンヴォイ系列の高級ホテルに無料で宿泊することができます

メモ
無料宿泊特典の対象となるのは原則として50,000万ポイントまでのホテルですが、15,000ポイントまで合算して使うことができるので、最大で65,000ポイントのホテルに宿泊できます。

年間400万円以上を利用すれば、本来ならばマリオット系列のホテルを50泊以上しないと得られないマリオットボンヴォイのプラチナエリートの会員資格を獲得することも可能ですよ。

【プラチナエリート資格の特典】
  • ・滞在ごとに50%のボーナスポイントを付与
  • ・エンハンスドルームへのアップグレード(一部スイートを含む)
  • ・無料の朝食を含むウェルカムギフト
  • ・年間のチョイス特典(5泊分のスイートナイトアワード、シルバーエリート会員資格など)
  • ・ホテルラウンジへのフルアクセス など

なお今なら新規入会後3カ月以内に30万円以上のカード利用で、ボーナスポイントとして30,000万ポイントがプレゼントされます。

お金のプロ
年間のカード利用額の多い方や旅行が好きな方であれば、年会費以上のリターンを享受できるのでおすすめです。

おすすめ2 セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

メリット
アメックス系のゴールドカードのなかでは年会費が安い

付与されるポイントの使い道が多い
JALマイルを貯めやすい
デメリット
セゾンマイルクラブの年会費が有料
こんな人におすすめ!
アメックス系のゴールドカードを安く手に入れたい方
JALマイルを効率良く貯めたい方
年会費(税込) 11,000円(初年度無料)
国際ブランド AMEX
通常ポイント還元率 0.75〜1.0%
マイル還元率 0.45〜1.125%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
2:5(JAL)
1:3(ANA)
交換可能マイル JAL、ANAなど
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高5,000万円)
国内旅行傷害保険(最高5,000万円)
ショッピング安心保険(年間最高200万円)

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレジットカード会社のクレディ・セゾンが国際ブランドのアメックスと連携して発行しているゴールドカードです。

アメックス系のゴールドカードのなかでは年会費が安いことが特徴で、初年度の年会費は無料、2年目以降は11,000円で利用できます。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードでは、月額の利用総額1,000円ごとに国内のショッピングで0.75%、海外のショッピングで1.0%の永久不滅ポイント(1ポイント=5円相当)が還元されます。

セゾンポイントモールを経由してAmazonや楽天などでショッピングをすれば、最大30倍の永久不滅ポイントをゲットできますよ。

永久不滅ポイントは連携する航空会社のマイルやAmazonなどのギフト券、景品などに交換できるほか、電子マネーnanacoにチャージしたり、月々の支払いに充てたりすることも可能です。

またセゾンマイルクラブに登録すれば、通常よりもJALマイルを効率良く貯めることができます。

セゾンマイルクラブ登録者にはカード利用額1,000円ごとに10マイルと2,000円ごとに優遇ポイントとして1ポイントの永久不滅ポイントが付与されます。

永久不滅ポイントは200ポイント=500マイルでJALマイルに移行できるため、JALマイルの還元率は最大で1.125%となります。

メモ
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード会員は年会費4,400円(税込)でセゾンマイルクラブに登録できます。一定額以上利用する方であれば大きなリターンを受けることができます。(例:年間80万円のカード利用で9,000マイル)

なおセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを所有しているだけでも、以下のような特典を受けることができます。

【セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの特典】
  • ・国内・海外旅行傷害保険
  • ・ショッピング安心保険
  • ・国内の主要空港とダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)のラウンジを無料で利用
  • ・プライオリティ・パスの年会費を11,000円(税込)に優遇
  • ・手荷物無料宅配、海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービスを特別料金で利用 など
お金のプロ
JALマイルや永久不滅ポイントは提携するほかの航空会社のマイルにも移行できますが、還元率が低いため、JALのマイルをお得にゲットしたい方におすすめです。

おすすめ3 セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード

メリット
アメックス系のプラチナカードとしては年会費が安い
プライオリティーパスやセゾンマイルクラブなどの年会費が無料
JALマイルを貯めやすい
デメリット
年会費がゴールドカードの2倍
こんな人におすすめ!
JALのマイルを効率良く貯めたい方
旅行に行ったり空港を利用したりする機会が多い方
年会費(税込) 22,000円
国際ブランド AMEX
通常ポイント還元率 0.75〜2%
マイル還元率 0.45〜1.125%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
2:5(JAL)
1:3(ANA)
交換可能マイル JAL、ANAなど
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高1億円)
国内旅行傷害保険(最高5,000万円)
ショッピング安心保険(年間最高300万円)

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはクレディ・セゾンがアメックスと連携して提供しているプラチナカードであり、ゴールドカードよりもさらにハイグレードなサービスを受けることができます。

以下の表はセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの主な優待・特典を比較したものです。

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優待・特典 セゾンプラチナ・アメリカン
エキスプレス・カード
セゾンゴールド・アメリカン
エキスプレス・カード
プライオリティーパスへの登録 無料 年会費11,000円(税込)
セゾンマイルクラブへの登録 無料 年会費4,400円(税込)
コンシェルジュサービス 無料
ハイヤー送迎サービス 世界145カ国のハーツレンタカーを5〜20%割引、無料で車種のグレードアップ
プレミアムホテルプリビレッジ 無料
セゾンプレミアムセレクション 無料

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードでは、世界中600以上の都市の空港で優待を受けられるプライオリティーパスやJALのマイルをお得に貯められるセゾンマイルクラブへの登録料などが無料になります。

また旅行プランの相談やホテルなどの手配をしてくれるプラチナ会員専用のコンシェルジュデスクを利用できたり、ホテルやレストランの優待などさまざまなサービスを受けたりすることができます。

なお付与される永久不滅ポイントとマイルの還元率はセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードと同様であり、国内のショッピングで0.75%、海外のショッピングで1.0%の永久不滅ポイントを、セゾンマイルクラブで最大1.125%のJALマイルを獲得できます。

カードの年会費は22,000円(税込)ですが、旅行の際にワンランク上の優待を受けたい方や空港を頻繁に利用する方、JALマイルをお得に貯めたい方におすすめです。

おすすめ4 TOKYU CARD ClubQ JMB

メリット
東急線やPASMOのオートチャージでポイント還元
クレジットカードとJMBの機能が一体
ポイントとJALマイルを相互交換できる
デメリット
東急線や東急グループのユーザー以外にはメリットが少ない
こんな人におすすめ!
東急線や東急グループを日常的に利用する方
年会費(税込) 1,100円(初年度無料)
国際ブランド Mastercard、VISA
通常ポイント還元率 0.5〜10.0%
マイル還元率 0.25〜1.5%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
2:1
交換可能マイル JAL
付帯保険 海外旅行保険(最高1,000万円)
国内旅行傷害保険(最高1,000万円)

TOKYU CARD ClubQ JMBJMB(JALマイレージバンク)の機能が搭載された東急グループのクレジットカードです。

JALグループ航空会社およびJMB提携航空会社の搭乗券の購入や国内・海外のJMB提携ホテル、レンタカー、宅配サービス、JALグループのパッケージツアーなどの利用でJALマイルを獲得できます。

またカードの利用額に応じてTOKYU POINTが付与されます。

通常の還元率は0.5〜1.0%ですが、東急線の定期券の購入やPASMOへのオートチャージの際には1.0%、TOKYU POINT加盟店では最大10.0%のTOKYU POINTが還元されます。

【東急グループ加盟店】
  • 東急百貨店・ShiQs
    東急プラザ
    東急ハンズ
    東急スクエア
    Bunkamura
    SHIBUYA109
    青山フラワーマーケット など

貯まったTOKYU POINTは1ポイント=1円としてTOKYU POINT加盟店での買い物の支払いやPASMOにチャージして電子マネーとして利用でき、2,000ポイント=1,000マイルとしてJALマイルに移行することも可能です。

なお会員特典として東急グループのサービスや提携する水族館、動物園、美術館、クルーズなどのアクティビティーのチケット、引っ越しなど幅広いジャンルの優待があります。

お金のプロ
TOKYU CARD ClubQ JMBは東急線や東急グループの加盟店のユーザーにおすすめです。

おすすめ5 ソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB)

メリット
メトロポイント、Oki Dokiポイント、ANAマイルが付与される
東京メトロ線や加盟店でのPASMO利用時にポイント還元
デメリット
東京メトロの利用者以外にはメリットが少ない
こんな人におすすめ!
東京メトロやメトロPlus加盟店のユーザー
ANAマイルをお得に貯めたい方
年会費(税込) 2,200円(初年度無料)
国際ブランド JCB
通常ポイント還元率 0.5~1.5%
マイル還元率 0.5〜1.0%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
1:5〜1:10
交換可能マイル ANA
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高1,000万円)
国内航空傷害保険(最高1,000万円)
国内・海外航空機遅延保険
ショッピングガード保険(海外のみ、年間最高100万円)

ソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB) は、東京メトロが発行するTo Me CARD PASMOとANAカードの機能が一つになったクレジットカードです。

1枚でメトロポイント、Oki Dokiポイント、ANAマイルの三つを貯めることができ、通常のTo Me CARDよりもANAマイルへの還元率が高いことが大きな特徴です。

通常のTo Me CARDではグレードにかかわらず交換レートは1,000ポイントにつき600マイルとなりますが、ソラチカ一般カードでは100ポイントにつき90マイルとなります

メトロポイントはメトロポイントPlusに申し込んだPASMOで東京メトロに乗車または定期券をカード購入した場合、加盟店でPASMOを利用した場合などに付与されます。

【メトロポイント付与の例】
  • 東京メトロ定期券のカード払い:1,000円につき5ポイント
    加盟店で電子マネーを利用:200円につき1ポイント
    東京メトロに乗車(平日):1乗車ごとに5ポイント
    東京メトロに乗車(休日):1乗車ごとに15ポイント など

なおメトロポイントPlus加盟店には以下のようなものがあります。

【メトロポイントPlus加盟店】
  • Echika
    Esola
    渋谷スクランブルスクエア
    三越
    ビックカメラ
    ロイヤルパークホテル など

貯まったメトロポイントは10ポイントにつき10円でPASMOにチャージするか、ANAマイルやnanacoなどの提携先ポイントに交換可能です。

なおメトロポイントとは別に、クレジットカードの利用額1,000円ごとにJCBカードのOki Dokiポイントが1ポイント還元されます。

Oki Dokiポイントは5マイルコースの場合1ポイント=5マイルで、10マイルコースの場合1ポイント=10マイルでANAマイルと交換できます。

ソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB)では利用状況によって以下のようなボーナスマイルも付与されます。

【ソラチカ一般カードのボーナスマイル】
  • 入会時のボーナスマイル:1,000マイル
    継続利用時のボーナスマイル:1,000マイル
    搭乗ごとのボーナスマイル:搭乗料金の10%

東京メトロや加盟店のユーザーがANAマイルを貯めるなら、還元率が高いソラチカ一般カード(ANA To Me CARD PASMO JCB)がおすすめですよ。

おすすめ6 ANAアメリカン・エキスプレス・カード

メリット
ANAグループ利用時のポイント還元率が高い
デメリット
マイルを効率良く貯めるには有料のコースに別途加入が必要
こんな人におすすめ!
普段からANAのサービスを利用する方
ANAマイルをお得に貯めたい方
年会費(税込) 7,700円
国際ブランド AMEX
通常ポイント還元率 0.3〜1.0%
マイル還元率 1.0〜1.5%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
1:1
※ポイント移行にはメンバーシップ・リワード・プラス(有料)への加入が必須
交換可能マイル ANA
付帯保険 国内旅行傷害保険(最高2,000万円)
海外旅行傷害保険(最高3,000万円)
ショッピング・プロテクション(年間最高200万円)

ANAアメリカン・エキスプレス・カードは国内大手航空会社であるANAとアメックスの提携カードです。

年会費は7,700円で通常のアメックスカード(ベーシック)より安く設定されており、ANAマイルを効率良く貯めることができるのが特徴です。

カード利用で100円につき1ポイントが還元され、1,000ポイント=1,000マイルのレートで交換できます。

メモ
ポイントをANAマイルに移行するには、メンバーシップ・リワード・プラス(年会費5,500円/税込)に加入する必要があります。加入した場合、1,000ポイント=1,000マイルで交換できます。

ANAの航空券や旅行商品の購入などANAグループでカードを利用すると、1.5倍のポイントを獲得できます。

また以下のようなANAカードマイルプラス加盟店では、通常のポイントに加え100円もしくは200円につき1マイルが別途付与され、ポイントの2重取りが可能です。

【ANAカードマイルプラス加盟店】
  • ・セブン‐イレブン
    ・ENEOS
    ・マツモトキヨシ
    ・ANA FESTA
    ・ANAグルメマイル
    ・スターバックス
    ・大丸・松坂屋
    ・高島屋
    ・阪神百貨店
    ・シギラリゾート
    ・東急ホテルズ
    ・オークラ ホテルズ & リゾーツ など

セブン‐イレブンやマツモトキヨシ、スターバックスなどの身近なお店から百貨店やホテル、タクシーなど幅広いジャンルに多数の加盟店があるのでマイルをお得に貯めることができますよ。

なお入会時に1,000マイル、継続利用時に1,000マイル、ANAの搭乗時に10%のボーナスマイルが付与されます。

お金のプロ
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは日常生活でANAのマイルを効率良く貯めたい方、ANAのサービスを頻繁に利用する方におすすめです。

おすすめ7 ANA VISA 一般カード

メリット
クレジット、ANAのマイレージサービス、Edyの機能が一体
ANAや提携する店舗でマイルを獲得できる
デメリット
通常のポイント還元率が高くはない
こんな人におすすめ!
普段からANAやANAカードマイルプラス加盟店を利用する方
ANAマイルを貯めたい方
年会費(税込) 2,200円(初年度無料)
国際ブランド VISA
通常ポイント還元率 0.5%
マイル還元率 0.5〜1.5%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
1:1
交換可能マイル ANA
付帯保険 旅行傷害保険(海外:最高1,000万円、国内航空:最高1,000万円)
ショッピング補償(年間最高100万円)

ANA VISA一般カードは、クレジット機能とANAのマイレージサービス、Edyが一体となったスタンダードカードです。

ANAの航空券を購入すると100円ごとに1.5マイル相当が、ANAカードマイルプラス加盟店では100円または200円につき1マイルが還元されます。

またクレジット利用200円ごとにVポイントが1ポイント付与され、たまったVポイントは1ポイント=1マイルのレートでANAマイルに交換することができます

なおセブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドの利用時には+2.0%、ポイントUPモール経由でショッピングをすると+0.5%~9.5%のVポイントが加算されます。

カード入会時と継続時には1,000マイル、ANAグループの航空便に搭乗するたびに10%のボーナスマイルをゲットできますよ。

ほかにもANA VISA一般カードでは、旅行時に役立つさまざまなサービスを受けることができます。

国内線・国際線の機内販売が10%OFF、ANAスカイホリデーやANAハローツアー、ANA SKY WEB TOURが5%OFFになったり、ANAカードで旅費を決済した場合に海外・国内旅行傷害保険が自動付帯したりといった特典があります。

なお年会費は2,200円ですが初年度は無料であり、次年度以降も「WEB明細」や「マイ・ペイすリボ」の申し込みで割引価格になりますよ。

お金のプロ
ANAグループの航空便やANAカードマイルプラス加盟店を普段から利用する方におすすめです。

おすすめ8 JAL CARD 普通カード

メリット
通常の買い物でJALマイルが自動付与される
JALグループ便に搭乗するとマイルを追加で獲得できる
デメリット
JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入しない場合、マイル還元率が高くない
こんな人におすすめ!
JAL便をよく利用する方
JALマイルをお得に貯めたい方
年会費(税込) 2,200円(初年度無料)
※AMEXのみ6,600円
国際ブランド VISA、Mastercard、JCB、AMEX
通常ポイント還元率
マイル還元率 0.5〜1.0%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
交換可能マイル JAL
付帯保険 海外旅行保険(最高1,000万円)
国内旅行障害保険(最高1,000万円)

JAL CARD 普通カードは、クレジット機能とJALマイレージバンクカードが一体になったJALマイルを効率良く貯めることができるスタンダードカードです。

日常のショッピングの利用額に応じてJALマイルが自動で換算・付与され、通常200円=1マイル、特約店では200円=2マイルが還元されます。

お金のプロ
JALマイルをお得にためるなら、ショッピング時のマイルが2倍になるJALカードショッピングマイル・プレミアム(年会費3,300円/税込)への加入がおすすめです。

JAL CARD 普通カードの会員の場合、JALグループ便に搭乗する際に通常のフライトマイルに加えて以下のような搭乗ボーナスが付与されます。

【JALカードの搭乗ボーナス】
  • 入会搭乗ボーナス:入会後初めての搭乗時に1,000マイル
    毎年初回搭乗ボーナス:毎年最初の搭乗時に1,000マイル
    ご搭乗ごとのボーナス:搭乗時にフライトマイルの10%プラス

また海外旅行保険や国内旅行障害保険が自動付帯されるのも、旅行好きの方にとってうれしいサービスだといえますね。

おすすめ9 楽天ANAマイレージクラブカード

メリット
楽天市場でカード利用するとポイントを3重取りできる
楽天ポイントをANAマイルに移行できる
年1回の利用で次年度の年会費が無料
デメリット
ANA便の搭乗時やカード入会・継続時のマイルボーナスはない
こんな人におすすめ!
楽天のサービスをよく利用する方
お得にANAマイルをゲットしたい方
年会費(税込) 550円(初年度無料、2年目以降年1回の利用で無料)
国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
通常ポイント還元率 1.0%
マイル還元率 0.5%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
2:1
交換可能マイル ANA
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高2,000万円)

楽天ANAマイレージクラブカードは、楽天カードとANAマイレージクラブカード、楽天ポイントカード、楽天Edyの四つの機能が一枚に集約されたクレジットカードです。

ポイントの還元には二つのコースがあり、「楽天ポイントコース」では通常のカード利用100円ごとに楽天ポイントが1ポイント、「ANAマイルコース」では200円につきANAマイルが1マイル付与されます。

貯めたマイルやポイントは相互交換でき、楽天ポイントは1ポイント=1円相当としてショッピングや月々の支払いに充てることができます。

お金のプロ
楽天ポイントは200ポイント=100マイルのレートでANAマイルに、ANAマイルは100マイル=100ポイントで楽天ポイントに移行できます。

ANAのポイントサイトである「ANAマイレージモール」を経由して楽天市場でショッピングをすると、楽天市場の通常ポイント、楽天カードポイント、ANAマイルが同時に付与されるためポイントを3重取りすることも可能ですよ。

注意
楽天ポイントには通常ポイントとキャンペーンなどで付与される期間限定ポイントがあり、期間限定ポイントをマイルに移行することはできません。またANAマイルコースを選択すると楽天会員ランクが上がらなくなるため、会員ランクに応じた特典を享受したいなら楽天ポイントコースを選びましょう。

なお楽天ANAマイレージクラブカードの年会費は550円ですが、初年度無料かつ年1回の利用で次年度以降も無料になるため、実質的に年会費無料で利用し続けることが可能です。

また楽天ANAマイレージクラブカードには、ANA国内線の空港カウンターでの搭乗手続きが不要になる「スキップサービス」があるため、普段からANA便を利用する方には便利だといえるでしょう。

ただしANA一般カードのように搭乗時やカードの入会・継続の特典のボーナスマイルはありません。

年に何度もANA便を利用する方なら、ANA一般カードの方がマイルを貯めやすいケースもあるでしょう。

楽天のサービスをよく利用する方や実質年会費をかけずに日常の支払いで効率良くポイントを貯めたい方におすすめです。

おすすめ10 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

メリット
付帯サービスが充実している
JAL、ANAを含む16の航空会社のマイルにポイントを移行可能
ステータス性が高い
デメリット
ポイント還元率が高くはない
こんな人におすすめ!
旅行時にワンランク上のサービスを受けたい方
付帯サービスや特典に魅力を感じる方
年会費(税込) 31,900円
国際ブランド AMEX
通常ポイント還元率 0.3〜1.0%
マイル還元率 0.3〜1.0%
マイル交換レート
(ポイント:マイル)
0.8:1〜1:1
交換可能マイル JAL、ANAを含む16社
付帯保険 海外旅行傷害保険(最高5,000万円)
キャンセル・プロテクション(最大10万円)
スマートフォン・プロテクション(年間最大5万円)
不正プロテクション(全額補償)
オンライン・プロテクション(全額補償)
リターン・プロテクション(年間最高15万円)
ショッピング・プロテクション(年間最高500万円)

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはアメックス社が発行するステータス性の高いゴールドカードです。

アメックスのポイントプログラム「メンバーシップリワード」では、カード利用100円または200円につき1ポイントが付与され、ボーナスポイント・パートナーズ提携店ではさらにポイントが加算されます。

貯まったポイントはマイルや楽天ポイントなどに移行するほか、カードの支払額に充てたり、商品券や豪華な商品、体験プログラムなどに交換したりすることができます

お金のプロ
付与されるポイントはJAL、ANAを含む16の航空会社のマイルに交換可能です。

なお年間3,300円のポイントアップグレードプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、特定加盟店で100円につき3ポイントが付与されたり、ポイントやマイルへの交換レートがアップしたりするなど還元率が高くなります。

効率良くポイントやマイルを貯めるなら、合わせて登録しておくと良いでしょう。

注意
マイルを移行するには各航空会社の「マイレージプログラム」に入会していることが条件です。ANAマイルに交換する場合については、ANAマイレージクラブの参加登録費用として年会費5,500円(税込)が別途かかるので注意しましょう。

なお年会費は31,900円と安くはありませんが、その分以下のように充実した付帯サービスを受けることができます。

【アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの主な付帯サービス】
付帯サービス 内容
海外旅行傷害保険 カード利用で国際線航空券やパッケージ・ツアーを購入した場合、傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円
キャンセル・
プロテクション
カードで購入した旅行やコンサートなどに行けなくなった場合、キャンセル費用などを年間最高10万円まで補償
オンライン・
プロテクション
第三者によるインターネット上でのカード不正使用取引について原則として利用料金の請求なし
リターン・
プロテクション
カードで購入した商品の返品ができない場合、90日以内であれば1商品につき最高30,000円相当、年間最高15万円相当額を補償
ショッピング・
プロテクション
カード購入した商品について、購入日から90日間に破損・盗難などの損害を年間最高500万円まで補償
スマートフォン・
プロテクション
購入から2年以内のスマートフォンが破損したり盗難の事故にあったりした場合、修理代金を最大5万円まで補償
手荷物無料宅配サービス 出発・帰国時、自宅〜空港間でスーツケース1個を無料配送
プライオリティ・パス 国内外1,200以上の空港のVIPラウンジの年会費が無料
ゴールド・ダイニング
by招待日和
国内外約200のレストランで所定のコースを2名以上で予約すると1名分無料

なお入会から3カ月間は利用額に応じたボーナスポイントを獲得できますよ。

6.マイルの注意点

マイルを貯めたり使ったりするとき、どんなことに気をつければ良いのかな?

特典航空券や提携ポイントに交換するなど、マイルにはさまざまな使い道がありますが、以下の注意点を知らないと気付かぬうちに損をしてしまう可能性があります

【マイルの注意点】
お金のプロ
マイルを有効に使えるように、これらの注意点を確認しておきましょう。

注意点1 ハイシーズンは特典航空券が取りにくい

ゴールデンウイークやお盆、年末年始などのいわゆるハイシーズン(繁忙期)には特典航空券が取りにくくなるため注意が必要です。

お金のプロ
予約が集中するだけでなく、そもそもハイシーズンのフライトが特典航空券の対象外だったり、通常の航空券の座席数を確保するために発行数を減らしていたりする航空会社もあります。

なお特典航空券の発行数はフライトごとに制限が設けられています。

そのため会員数が多いマイレージプログラムに加入している方や人気路線のフライトに利用したい方などは、時期に限らずできるだけ早めに確保しておくのがおすすめですよ。

特典航空券の予約時期は航空会社や路線(国際線・国内線)などによって異なります。

メモ
JALの国内線は搭乗日の330日前9:30から、国際線は搭乗日の前日から360日前10:00から予約できます。ANAの国内線は年2回(1月下旬〜、8月下旬〜)夏・冬の運行ダイヤ期間ごとの一斉販売開始後に、国際線は搭乗日の355日前(出発日含まず)午前9時から申し込みできます。※時刻、日付はすべて日本時間
貯めたマイルで旅行に行こうと思っても、必ず好きなタイミングで特典航空券が手に入るわけではないのですね。
どうしてもハイシーズンに使いたいんだけど、早期に取る以外で何か良い方法はないのかな?

ハイシーズンかつ人気路線の特典航空券を購入したいなら、ご自身の加入するマイレージプログラムの航空会社だけでなく提携する航空会社のフライトを狙ってみるのも一つの手ですよ。

メモ
マイレージプログラムは航空会社ごとに異なりますが、同じアライアンスに所属している航空会社であればマイルを利用できるケースがあります。詳しくは1-2.マイルの種類で解説しています。

注意点2 有効期限がある

ほとんどの航空会社のマイルには有効期限があり、期限内に使用できない場合は失効してしまうため注意が必要です。

たとえばJAL、ANAの通常のマイルの有効期限は搭乗日の36カ月後の月末までと規定されています。

もしJALやANAのマイルを2022年6月15日に獲得したなら、有効期限は2025年の6月30日までになるということです。

注意
期間限定のマイル、用途が指定されたマイルなどの有効期限は、条件により異なります。

マイルの有効期限をしっかり把握し、期限内に特典航空券と交換したり、ポイントや商品券などに引き換えたりして失効してしまわないように注意しましょう。

メモ
マイルの用途については、「4.マイルの使い方」にて詳しく解説しています。

ただし現在は新型コロナウイルスの流行などを考慮し、マイルの有効期限を延長する航空会社もあります

JAL、ANAでは以下のような措置がとられています。

マイレージ
プログラム
延長内容 事前登録
JAL 2022年3月末~9月までに有効期限をむかえるマイルとe JALポイントを、一律有効期限2022年10月末のe JALポイントに積算
>>>詳細はこちら
必須
ANA 2023年2月28日(火)までに有効期限を迎えるマイル・ANA SKYコインについて、2023年3月31日(金)まで期限を延長
>>>詳細はこちら
必須
期限を延長してもらえるなら、無理に今マイルを使わなくても良いんですね。
お金のプロ
ただし自動で期限が延長されるわけではなく、適用されるには事前登録が必須です。該当する方は期間内に忘れず申し込みましょう。

なおデルタ航空やユナイテッド航空など、マイルの期限を設けていない航空会社も存在します

期限が気になる方や長期にわたって本格的にマイルを貯めたい方であれば、このような航空会社のマイレージプログラムに参加するのもおすすめですよ。

7.まとめ

マイルとは各航空会社が設けたマイレージプログラムで得られるポイントをいいます。

貯めたマイルは航空券やショッピングなどで使えるポイント、電子マネー、商品券などさまざまなものに交換できますが、最もお得に使うならフライトで利用するのがおすすめです。

特典航空券に交換すれば通常は数万〜数十万する航空券が実質無料になり、購入済みの航空券の座席をアップグレードさせれば通常の料金でワンランク上の空の旅を楽しむことも可能ですよ。

マイルは航空会社のフライトだけではなく、マイレージプログラムに提携するクレジットカードの利用でも貯めることができます

普段のショッピングの決済をマイレージプログラム対応のクレジットカードで行えば、飛行機に乗らない方でもマイルを貯めやすくなりますよ。

なおマイルが付与される条件や還元率はクレジットカードごとに異なります

そのためマイルを効率良くたくさん貯めたいなら、ご自身のライフスタイルや目的に合ったクレジットカードを選ぶことが重要です。

お金のプロ
日常の支払いやショッピングなどで賢くマイルを貯めたいという方には、特に以下のカードがおすすめです。

マイルが貯まるおすすめクレジットカード3選 ▼

※横にスクロールできます
カード名 年会費(税込) 交換可能マイル マイル還元率 特徴
マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード 49,500円 JAL、ANA含む40社以上 1.0〜1.25% 利用額に応じてグレードの高い優待がある
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード 11,000円
(初年度無料)
JAL、ANAなど 0.45〜1.125% JALマイルが効率良く貯まる
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 22,000円 JAL、ANAなど 0.45〜1.125% プライオリティーパスやセゾンマイルクラブの登録料が無料