このように航空会社から発行されている「マイル」に興味があり、貯めたり使ったりしてみたいと考えている方は多くいらっしゃるでしょう。
しかし普段飛行機にあまり乗らない方にとっては、マイルについて難しいと感じるケースがあるかもしれません。
そこで本記事では、マイルの仕組みや基本的な貯め方、お得な使い方など、マイルに関する知識を徹底解説します。
併せてマイルが貯まるクレジットカードの選び方や、おすすめのクレジットカード10選もご紹介するので、ぜひご参考にしてくださいね。
カード名 | 交換可能なマイル | マイルへの還元率 | 年会費(税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
JAL、ANA | 0.25~1.125% | 33,000円 ※初年度無料 |
AMEX |
JCBカード W |
JAL、ANA、デルタ航空 | 0.3% | 無料 | JCB |
エポスカード |
JAL、ANA | 0.25% | 無料 | Visa |
イオンJMBカード(JMB WAON一体型) |
JAL | 0.5% | 無料 | Visa、JCB、Mastercard |
1.マイルとは?基礎知識を解説
マイルという言葉は知っていても、具体的なことはきちんと理解できていない方も多くいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、マイルの仕組みや種類について分かりやすく解説します。
1-1.マイルの仕組み
マイルとは航空会社が提供する「マイレージプログラム」のポイントのことで、一般的なポイントプログラムと同様に貯めたり使ったりすることができます。
またマイレージプログラムとは、利用する飛行距離や航空券のグレードによってマイルが貯まる仕組みを指します。
そのためマイルを利用するには、各航空会社のマイレージプログラムへの登録が必要です。
主なマイルの貯め方には「飛行機に乗る」「マイルが貯まるクレジットカードで買い物をする」などがあります。
貯めたマイルは「特典航空券」との交換の他、飛行機の座席のアップグレード、ポイントや電子マネーへの交換など、さまざまな用途で活用できますよ。
1-2.マイルの種類
航空会社がそれぞれに独自のマイレージプログラムを提供しているため、マイルには多くの種類があります。
以下の表に、日本でよく利用されるマイレージプログラムの種類をまとめました。
航空会社名 | マイレージプログラムの名称 |
---|---|
全日本空輸株式会社(ANA) | ANAマイレージクラブ(AMC) |
日本航空株式会社(JAL) | JALマイレージバンク(JMB) |
デルタ航空 | スカイマイルプログラム |
ユナイテッド航空 | ユナイテッド・マイレージプラスプログラム |
国内の航空会社が提供する代表的なマイレージプログラムには、全日本空輸株式会社(ANA)が提供する「ANAマイレージクラブ」や、日本航空株式会社(JAL)が提供する「JALマイレージバンク」があります。
ANAマイレージクラブやJALマイレージバンクは、日本国内において多種多様な方法でマイルを貯められるため、日本で生活している方に適していますよ。
一方で、「海外に拠点がある」「海外へ出張や旅行に行く機会が多い」方は、頻繁に利用する航空会社のマイレージプログラムを選択することで、効率良くマイルを貯めることができるでしょう。
なお航空会社が違っても「アライアンス(航空連合)」が同じであれば、マイレージプログラムの相互利用が可能です。
例えばJALマイレージバンクに加入している方なら、ワンワールドに加盟している別の航空会社を利用することでもJALのマイルが加算されますよ。
2.マイルの基本的な貯め方
なるべく効率良く多くのマイルを貯めたいけど、具体的な方法が分からない方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、マイルの基本的な貯め方について解説します。
貯め方1 飛行機に乗る
マイルを貯める代表的な方法として、飛行機に乗ることが挙げられます。
飛行機に乗ることで貯まるマイルは「フライトマイル(搭乗マイル)」と呼ばれ、基本的に搭乗区間が長く、座席のグレードが高いほど多くのマイルが貯まる仕組みになっています。
出張や旅行で飛行機を頻繁に利用する方ほどマイルが貯まりやすいといえるでしょう。
フライトマイルは「搭乗区間の基本マイル×運賃種別や予約クラスごとの積算率」で算出されます。
例として、ANAで東京-大阪間のファーストクラス(プレミアムクラス)とエコノミークラスに搭乗した際のマイル数を比較してみましょう。
ファーストクラス(プレミアムクラス)に搭乗した場合、区間基本マイルが280マイル、積算率が125~150%なので、350~420マイルが貯まります。
一方、同区間のエコノミークラスに搭乗した場合、積算率は50~100%なので、140~280マイルが貯まります。
なお座席のクラスが同じでも、割引運賃を利用した場合には積算率が下がるため注意しましょう。
貯め方2 クレジットカードを利用する
マイレージプログラムに対応したクレジットカードを使って買い物することでも、マイルを貯められます。
日常生活のなかでマイルを貯めることができるので、飛行機をあまり利用しない方におすすめの方法ですよ。
なおマイルが貯まるクレジットカードには、利用金額に応じてマイルが直接付与されるタイプと、クレジットカード会社独自のポイントを貯めてからマイルに交換するタイプの2種類があります。
貯め方3 航空会社の提携サービスを利用する
マイルをしっかり貯めたいなら、航空会社の提携サービスを利用するのもおすすめです。
例えばANAやJALでは、航空会社が提携するホテルや旅館に宿泊してマイルを貯めることが可能です。
ANAやJALの提供するサイトから宿泊施設を予約する以外にも、ANAやJALのWebサイトを経由し、じゃらんや楽天トラベルといった提携サイトで予約などをしてマイルを貯めることができますよ。
また航空会社が運営するショッピングサイトでの買い物や、電気・ガスなどの利用、ふるさと納税など、身近なサービスを通じてマイルを貯めることも可能です。
3.マイルを貯めたい方必見!クレジットカードの選び方
日常生活のなかでマイルを貯めたいと思っても、どのような基準でクレジットカードを選べば良いか分からず、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、マイルを貯めたい方向けにクレジットカードの選び方を詳しく解説します。
選び方1 マイルの種類
マイルが貯まるクレジットカードを選ぶ際、まずはどのマイルが貯められるのかを確認しましょう。
クレジットカードによって、貯められるマイルの種類は異なります。
「ANAカード」「JAL CARD」のように、航空会社と提携しているクレジットカードであれば、どのマイルが貯まるのか一目瞭然ですよね。
しかしポイントをマイルに交換して貯めるタイプのクレジットカードの場合、一見するとどの航空会社のマイルが貯まるのか分かりにくいため、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
例えば本記事でご紹介しているセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードはANAやJALのマイルに、JCBカード W
/JCBカード W plus L
はANAやJAL、デルタ航空のマイルに交換できますよ。
選び方2 マイルへの還元率
マイルへの「還元率」の高さも、マイルが貯まるクレジットカードを選ぶ上で重要です。
還元率とはクレジットカードの利用金額に応じて獲得できるマイルやポイントの割合のことを指します。
例えば1マイル100円相当の場合、還元率が0.5%のクレジットカードなら200円の支払いに対して1マイルが、還元率が1%のクレジットカードなら200円の支払いに対して2マイルが付与されます。
なおポイントからマイルへ交換するタイプのクレジットカードの場合、ポイントの還元率だけでなく、「ポイントからマイルへの交換レート」もチェックすることが大切です。
上記のタイプのクレジットカードにおけるマイルの還元率の計算方法は以下のとおりです。
- マイルの還元率(%)=付与されるマイル数÷クレジットカードの支払金額×100
例えば、1,000円の支払いに対して1ポイントが貯まり、かつ1ポイントを3マイルに交換できるクレジットカードのマイルの還元率は0.3%になりますよ。
選び方3 年会費
マイルが貯まるクレジットカードを選ぶなら、年会費にも着目しましょう。
クレジットカードの年会費は、永年無料から数万円程度まで異なります。
できるだけコストをかけずにマイルを貯めたい方は、年会費が無料のクレジットカードがおすすめです。
ただしクレジットカードの年会費は、付帯する特典やサービスが充実しているほど高くなる傾向にあります。
年会費がかかるクレジットカードを選ぶ方は、付帯するサービスや特典とのバランスを考慮することが大切です。
例えば「頻繁に旅行に行くから旅行傷害保険の内容が充実しているものが良い」「空港のラウンジを利用できる特典があると便利」のように、年会費を支払ってでも受けたいサービス・特典かどうかをしっかり考えて選びましょう。
選び方4 マイルへの交換手数料
航空会社が発行していないクレジットカードの場合、ポイントからマイルへ交換する際に手数料がかかるケースがあります。
「いつの間にか手数料が差し引かれていた……」と後悔しないよう、事前にきちんと確認しておきましょう。
またクレジットカードによっては、1年間に交換できるマイルの上限が決められているケースもあります。
上限がいくらなのか、もし上限に達した場合にどのような対応になるのかをチェックしておくと良いでしょう。
なお本記事でご紹介しているセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードでは、マイルへの移行上限は15万マイルと定められており、有効期限内に15万マイルに達した場合には、翌年のサービス年会費が無料になりますよ。
4.マイルが貯まる!おすすめのクレジットカード10選
このようにマイルが貯まるクレジットカードを利用したいものの、種類が多くて絞り切れないとお困りの方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、マイルが貯まるおすすめのクレジットカードを10枚厳選してご紹介します。
カード名 | 交換可能なマイル | マイルへの還元率 | 年会費(税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
JAL、ANA | 0.25~1.125% | 33,000円 ※初年度無料 |
AMEX |
JCBカード W |
JAL、ANA、デルタ航空 | 0.3% | 無料 | JCB |
エポスカード |
JAL、ANA | 0.25% | 無料 | Visa |
イオンJMBカード(JMB WAON一体型) |
JAL | 0.5% | 無料 | Visa、JCB、Mastercard |
楽天カード |
JAL、ANA | 0.5% | 無料 | Visa、JCB、Mastercard、AMEX |
ライフカード |
ANA | 0.25~0.5% | 無料 ※入会月から翌年の入会月末日までにカードの利用がない場合、カードサービス手数料1,650円がかかる |
Visa、JCB、Mastercard |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード | JAL、ANA | 0.375~1.125% | 11,000円 ※初年度無料 |
AMEX |
ANA JCB 一般カード | ANA | 0.5~1.0% | 2,200円 ※初年度無料 |
JCB |
JAL CARD(普通カード) | JAL | 0.5~1.0% | 2,200円 ※AMEXの場合は6,600円。初年度無料 |
Visa、JCB、Mastercard、AMEX |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード | JAL、ANAなど合計37種類 | 約0.7~1.0% ※3ポイント=1マイルで交換した場合 |
34,100円 | AMEX |
おすすめ1 セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 33,000円 ※初年度無料 |
ポイント還元率 | 0.1~0.2% |
マイルへの還元率 | 0.25~1.125% |
交換可能なマイル | JAL、ANA |
国際ブランド | AMEX |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高1億円 ※利用付帯 国内旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高5,000万円 ※自動付帯 ショッピング安心保険:年間最高300万円 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、ビジネスに役立つ機能を豊富に備えた、個人事業主・法人向けのクレジットカードです。
経費や税金の支払いでポイントが貯まったり、レンタカーや宅配サービスなどを優待価格で利用できたりしますよ。
初年度の年会費は無料ですが、次の年度から3万3,000円(税込)がかかる点には注意しましょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、JALのマイルを貯めたい方に特におすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに入会すると、オプションサービス「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」に登録することが可能です。
SAISON MILE CLUBに登録すると、買い物の利用金額1,000円につきJALのマイルが10マイル自動的に貯まります。
さらに有効期限がない永久不滅ポイントが2,000円につき1ポイント加算されるので、このポイントもJALのマイルに交換すれば、マイルへの還元率は最大で1.125%になりますよ。
ただしSAISON MILE CLUBの利用には年会費5,500円(税込)がかかる点に注意しましょう。
なお永久不滅ポイントはANAのマイルにも交換できるため、ANAとJAL、両方のマイルを貯めたい方にも向いています。
おすすめ2 JCBカード W/JCBカード W Plus L
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 無料 ※入会できるのは18歳から39歳までの方 |
ポイント還元率 | 1.0~10.5% ※還元率は交換商品により異なります |
マイルへの還元率 | 0.3% |
交換可能なマイル | JAL、ANA、デルタ航空 |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合):最高2,000万円 ※利用付帯 ショッピングガード保険(海外):年間最高100万円(1事故につき自己負担額10,000円) |
JCBカード W/JCBカード W plus L
の特長は、18歳から39歳までに入会すれば年会費がずっと無料になる点です。
クレジットカードの年会費を抑えながら、マイルを貯めたい方におすすめです。
JCBカード W/JCBカード W plus L
では、1カ月の利用合計金額1,000円につき、Oki Dokiポイントが2ポイント貯まります。
さらにJCBのパートナー店で利用するとポイント還元率が最大10.5%になるのも魅力です。
例えば、スターバックスではポイント還元率が10.5%、セブン-イレブンやAmazonでは、2.0%です。
貯まったポイントは、JALやANA、デルタ航空のマイルに交換したり、楽天ポイントやdポイントなどに移行したりすることができますよ。
定期的に新規入会キャンペーンを行っているので、JCBカード W/JCBカード W plus L
が気になる方は、ぜひチェックしてみましょう。
おすすめ3 エポスカード
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
マイルへの還元率 | 0.25% |
交換可能なマイル | JAL、ANA |
国際ブランド | Visa |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高3,000万円 ※利用付帯 |
エポスカードは、マルイやモディといった商業施設を運営する、丸井グループが発行しているクレジットカードです。
年会費無料で作成することが可能です。
エポスカードでは200円の利用につき、エポスポイントが1ポイント貯まります。
さらにエポスのポイントUPサイトを経由して、いつもどおりネットショッピングをするだけでポイントが2~30倍になるのも魅力ですよ。
貯まったポイントは、JALやANAのマイルに交換できます。
ただしポイント還元率が0.5%で利用する場合、マイルへの還元率は0.25%とやや低い点には注意しましょう。
またマルイやモディの店舗、マルイのネット通販では、年に4回「マルコとマルオの7日間」を開催しています。
エポスカードの会員であれば、期間中何度でも10%オフで買い物ができるのもメリットの一つです。
エポスカードでは、WEBからの入会で2,000円相当のプレゼントがもらえる特典もありますよ(2025年9月1日時点)。
おすすめ4 イオンJMBカード(JMB WAON一体型)
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
マイルへの還元率 | 0.5% |
交換可能なマイル | JAL |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard |
付帯保険 | ショッピングセーフティ保険:年間50万円まで クレジットカード盗難保障 |
イオンJMBカード(JMB WAON一体型)は、JALマイレージバンク(JMB)に電子マネーのWAONを搭載した「JMB WAON」と、クレジットカードの「イオンカード」が一つになったカードです。
年会費が無料なので、気軽に持つことができます。
イオンJMBカード(JMB WAON一体型)では、カードショッピングやWAONの支払いで200円につきJALのマイルが1マイル貯まります。
貯まったマイルは、電子マネーのWAONに交換することも可能です。
また毎月20日と30日には、イオンやマックスバリュなどのイオングループで「お客さま感謝デー」が開催されます。
イオンJMBカード(JMB WAON一体型)で買い物をすると代金が5%オフになるのもうれしいポイントですよ。
さらにイオンJMBカード(JMB WAON一体型)では、飛行機の搭乗がスムーズになる「JALタッチ&ゴーサービス」も利用できます。
飛行機をよく利用する方や、チェックインの手間を省きたい方にもうってつけです。
ただし国内や海外の旅行傷害保険は付いていないので注意しましょう。
イオンJMBカード(JMB WAON一体型)ではWebからの申し込みかつ適用条件を達成すれば、最大5,000WAON POINTがもらえますよ(2025年9月1日時点)。
おすすめ5 楽天カード
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
マイルへの還元率 | 0.5% |
交換可能なマイル | JAL、ANA |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard、AMEX |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高2,000万円 ※利用付帯 カード盗難保険 |
楽天カードは、楽天カード株式会社が発行している、年会費が無料のクレジットカードです。
ポイントの還元率は1.0%なので、普段の買い物でしっかりポイントを貯められるのが特長です。
さらに毎月5と0の付く日に楽天市場で買い物をすれば、通常の4倍のポイントが付与されるのも魅力ですよ。
ただし、公共料金や税金、保険料、携帯電話料金などの支払いについては、通常よりも還元率が低くなるので注意しましょう。
また貯まったポイントは、JALやANAのマイルに交換できます。
他にも、楽天市場や楽天トラベルなどのサービスで利用したり、月々のクレジットカードの支払いに充てたりすることも可能です。
おすすめ6 ライフカード
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 無料 ※入会月から翌年の入会月末日までにカードの利用がない場合、カードサービス手数料1,650円がかかる |
ポイント還元率 | 0.1~0.2% |
マイルへの還元率 | 0.25~0.5% |
交換可能なマイル | ANA |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard |
付帯保険 | カード会員保障 |
ライフカードは、ライフカード株式会社が発行するクレジットカードです。
カードサービス手数料1,650円(税込)がかかりますが、入会月から翌年の入会月末日までにカードを利用すれば無料になります。
ライフカードでは、1,000円の利用につきサンクスポイントが1ポイント貯まります。
また年間利用金額に応じてポイントの倍率が変わるステージ制プログラムも用意されていて、最大2倍までポイントがアップしますよ。
さらにライフカード会員限定のショッピングモール「L-Mall」を経由して買い物をするだけで、ポイントが最大25倍になるのも特長の一つです。
貯まったポイントは1サンクスポイント=2.5マイル(ANAのマイル)に交換することが可能です。
マイルへの還元率は通常0.25%ですが、ステージ制プログラムの階位が上がったり、L-Mallを利用したりすると、還元率もアップしますよ。
ただしライフカードに付帯している保険はカード会員保障のみで、旅行傷害保険などは付いていません。
旅行保険付きのクレジットカードを探している方は注意しましょう。
おすすめ7 セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 11,000円 ※初年度無料 |
ポイント還元率 | 0.15~0.2% |
マイルへの還元率 | 0.375~1.125% |
交換可能なマイル | JAL、ANA |
国際ブランド | AMEX |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(傷害死亡・後遺傷害の場合):最高5,000万円 ※利用付帯 国内旅行傷害保険(傷害死亡・後遺傷害の場合):最高5,000万円 ※利用付帯 ショッピング安心保険:年間最高200万円 |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、株式会社クレディセゾンが発行するクレジットカードです。
年会費は初年度無料で、翌年度からは11,000円(税込)がかかります。
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードでは、永久不滅ポイントが貯まります。
通常は1,000円(税込)につき1ポイントですが、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの会員であれば1.5倍、さらに海外で利用した場合は2倍にアップします。
永久不滅ポイントには有効期限がないので、安心して貯め続けられるのも魅力です。
貯まったポイントは、JALやANAのマイルに交換が可能ですよ。
なおJALのマイルを効率的に貯めたい方には、SAISON MILE CLUBへの登録がおすすめです。
1,000円(税込)につき10マイルが貯まり、さらに2,000円ごとに1ポイントの永久不滅
ポイントも貯まります。
マイルへの還元率は最大1.125%にアップしますよ。
ただし、サービス年会費9,900円(税込)が必要になるので注意しましょう。
おすすめ8 ANA JCB 一般カード

項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 2,200円 ※初年度無料 |
ポイント還元率 | 0.1% |
マイルへの還元率 | 0.5~1.0% |
交換可能なマイル | ANA |
国際ブランド | JCB |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高1,000万円 ※自動付帯 国内航空傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高1,000万円 ※自動付帯 ショッピングガード保険(海外):年間最高100万円 |
ANA JCB 一般カードは、株式会社ジェーシービーが発行するクレジットカードです。
年会費は初年度無料で、2年目以降は2,200円(税込)が必要です。
しかし本記事でご紹介している年会費が必要なものと比較すると、比較的リーズナブルな設定になっていますよ。
またANA JCB 一般カードでは、入会や継続時にANAのマイルが1,000マイル付与され、さらに飛行機に搭乗するたびに10%分のボーナスマイルを受け取ることができます。
旅行や出張などで飛行機に乗る機会が多い方におすすめですよ。
また1,000円(税込)につきOki Dokiポイントが 1ポイント貯まります。
貯めたポイントは、毎月自動でマイルに移行する「マイル自動移行コース」と、好きなタイミングでマイルや商品に交換できる「マルチポイントコース」から選択することが可能です。
どちらのコースでも、1ポイント=5マイルに交換可能ですが、年間5,500円(税込)のマイル移行手数料を支払うと、1ポイント=10マイルに交換できるようになります。
マイルへの還元率が最大1.0%になり、ANAのマイルを効率良く貯められるのも魅力ですよ。
おすすめ9 JALカード(普通カード)

項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 2,200円 ※AMEXの場合は6,600円。初年度無料 |
ポイント還元率 | – |
マイルへの還元率 | 0.5~1.0% |
交換可能なマイル | JAL |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard、AMEX |
付帯保険 |
【Visa、JCB、Mastercardの場合】 海外旅行傷害保険:傷害死亡の場合は1,000万円、後遺障害の場合は最高1,000万円 ※自動付帯 国内旅行傷害保険:傷害死亡の場合は1,000万円、後遺障害の場合は最高1,000万円 ※自動付帯 【AMEXの場合】 |
JAL CARD(普通カード)は、株式会社ジャルカードが発行するクレジットカードです。
年会費は初年度無料で、2年目以降は2,200円(税込)がかかりますが、本記事でご紹介している年会費が必要なカードと比べると、比較的リーズナブルな設定といえます。
JAL CARD(普通カード)では、買い物や公共料金の支払いでJALのマイルを貯めることができ、200円につき1マイルが付与されます。
さらにJAL CARD(普通カード)の特約店で利用すると200円につき2マイルが貯まるのも魅力です。
またマイルの付与率が通常の2倍にアップし、特約店であれば4倍になる「ショッピングマイル・プレミアム」が用意されています。
加入するには年会費4,950円(税込)が必要ですが、日常的な利用で効率的にマイルを増やしたい方には、うってつけのサービスですよ。
JAL CARD(普通カード)では、JALのグループ便に搭乗するとボーナスマイルも付与されます。
入会後初めての搭乗と毎年最初の搭乗で1,000マイルが、搭乗するたびにフライトマイルの10%分のマイルが受け取れますよ。
JAL CARD(普通カード)は、JALのマイルを効率良く貯めたい方や、飛行機に乗る機会が多い方におすすめです。
おすすめ10 Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード

項目 | 内容 |
---|---|
年会費(税込) | 34,100円 |
ポイント還元率 | 2.0~3.0% |
マイルへの還元率 | 約0.7~1.0% ※3ポイント=1マイルで交換した場合 |
交換可能なマイル | JAL、ANAなど合計37種類 |
国際ブランド | AMEX |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高3,000万円 ※利用付帯 国内旅行傷害保険(傷害死亡・後遺障害の場合):最高2,000万円 ※利用付帯 ショッピング・プロテクション(海外・国内):年間最高200万円 |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードは、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッドが発行するクレジットカードです。
年会費は34,100円(税込)とやや高めですが、家族カードを1枚まで無料で発行することが可能ですよ。
またMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カードでは、通常100円につき2ポイント、海外や対象の航空会社での利用では、100円につき3ポイントが貯まります。
さらにMarriott Bonvoy提携ホテルでの利用なら、100円につき5ポイントが付与されます。
貯まったポイントは、JALやANAをはじめとする37種類のマイルに交換可能です。
JALやANA以外のマイルに交換したい方にうってつけですね。
また1年間で合計250万円以上を利用し、翌年度以降も継続すると、無料宿泊券(1泊1室分)がもらえる特典も用意されています。
旅行が好きな方には、大きなメリットといえるでしょう。
5.メリットが豊富!マイルのお得な使い方
せっかくマイルを貯めるなら、使い方をきちんと把握してマイルのメリットをしっかり享受したいものですよね。
そこでこの章では、マイルのお得な使い方について詳しく解説します。
使い方1 特典航空券に交換する
貯めたマイルは、国内線や国際線の特典航空券に交換することが可能です。
特典航空券への交換に必要なマイル数は、飛行機に搭乗する時期や区間によって異なります。
基本的に、長い距離のフライトや、お盆休み、年末年始など搭乗者数の多いシーズンは、必要なマイル数が多くなる傾向があります。
多くの場合、特典航空券との交換に必要なマイル数は航空会社の公式サイトで確認できるので事前にチェックしておきましょう。
使い方2 飛行機の座席をアップグレードする
エコノミークラスからビジネスクラス、ビジネスクラスからファーストクラスなど、マイルを使って飛行機の座席をアップグレードすることもできます。
座席をアップグレードすると、広々とした座席で機内の時間を快適に過ごせるだけでなく、専用のカウンターでチェックインできたり、飛行機に乗り込む際に優先的に搭乗できたりするなど、さまざまなサービスが受けられるようになりますよ。
空の旅をランクアップさせたい方にぴったりの使い方といえるでしょう。
ただし航空会社によっては、マイルを使った座席のアップグレードは国際線のみが対象で、国内線では料金の支払いのみで受け付けているケースがあります。
また航空券の種別や飛行区間によってはアップグレードできないケースもあるので注意しましょう。
使い方3 ポイントや電子マネーなどに交換する
ポイントや電子マネーなどに交換するのも、マイルのお得な使い方の一つです。
マイルは「ANA SKY コイン」「e JALポイント」など、それぞれの航空会社のコインやポイントに交換することができます。
航空会社の場合は、1ポイントから航空券の購入やツアー代金の支払いなどに充てることが可能です。
マイルを特典航空券に交換する場合、指定のマイル数を保有していないと予約できませんが、航空会社の場合、航空券の代金の一部をポイントで支払うことができるため便利ですよ。
また、マイルは「楽天ポイント」「Vポイント」などの他社のポイントや、「Suica」「WAON」などの電子マネー、さらにはギフト券などとも交換することができます。
普段の生活のなかで使いやすい他社のポイントや電子マネーなどに交換しておけば、飛行機に乗る機会の少ない方でも、マイルを無駄なく活用できるでしょう。
使い方4 航空会社が運営する交換サイトなどで使う
航空会社が運営する交換サイトなどでマイルを使うのもおすすめです。
航空会社のなかには、マイルをさまざまな商品と交換できるサイトや、マイルを使って買い物できるサイトを提供しているところがあります。
交換サイトやショッピングサイトでは、グルメや雑貨、家電、トラベルグッズなど多彩な商品が取りそろえられていますよ。
使い方5 提携する宿泊施設での支払いに使う
航空会社によっては、提携する宿泊施設での支払いにマイルを利用できる場合もあります。
例えばANAでは、1マイル1円相当として、提携している世界各国のホテルや国内のホテル、温泉旅館などでの支払いに充てることができますよ。
ただしマイルを宿泊費として使う方法は、航空会社によって異なります。
マイルをそのまま宿泊費として決済できるケースもあれば、一旦航空会社のクーポンに変えてから宿泊費の支払いに充てるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
6.知っておきたいマイルの注意点
このようにマイルをお得に活用する上で、注意点もきちんと把握しておきたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの章では、知っておきたいマイルの注意点について二つ解説します。
注意点1 航空会社によっては有効期限がある
航空会社によっては、マイルに有効期限があるケースがあります。
有効期限を過ぎると、せっかく貯めたマイルが失効してしまうため注意が必要です。
マイルの有効期限は航空会社ごとに異なり、例えばANAやJALの場合は約3年間とされています。
またデルタ航空やユナイテッド航空のように、マイルの有効期限のない航空会社もありますよ。
マイルの期限が迫っている場合は、他社ポイントや商品へ交換するなどして無駄のないように利用しましょう。
注意点2 特典航空券の座席数には限りがある
マイルの注意点として、特典航空券の座席数に限りがある点も挙げられます。
座席に空きがない場合は、特典航空券との交換にマイルを利用できないため、飛行機を利用する予定が決まっているなら、早めに予約するのがおすすめですよ。
なおマイルを提携している他の航空会社の特典航空券に交換できるケースもあります。
ご自身の加入しているマイレージプログラムの航空会社で特典航空券の利用ができない場合は、提携している航空会社の特典航空券を狙ってみるのも手ですよ。
7.まとめ
マイルとは、各航空会社が設けたマイレージプログラムで得られるポイントのことをいいます。
貯めたマイルは、特典航空券との交換や、飛行機の座席のアップグレード、ポイントや電子マネーへの交換など、幅広く活用することが可能です。
マイルは飛行機に乗って貯められる他、マイレージプログラムに提携するクレジットカードを利用して貯めることができます。
ただし貯められるマイルの種類や還元率はクレジットカードによってさまざまです。
本記事でご紹介しているクレジットカードのなかからご自身のライフスタイルに合ったものを選んで、お得にマイルを貯めましょう。
カード名 | 交換可能なマイル | マイルへの還元率 | 年会費(税込) | 国際ブランド |
---|---|---|---|---|
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
JAL、ANA | 0.25~1.125% | 33,000円 ※初年度無料 |
AMEX |
JCBカード W |
JAL、ANA、デルタ航空 | 0.3% | 無料 | JCB |
エポスカード |
JAL、ANA | 0.25% | 無料 | Visa |
イオンJMBカード(JMB WAON一体型) | JAL | 0.5% | 無料 | Visa、JCB、Mastercard |