「ふるさと納税って、どういう仕組みなの?」
「手続きが面倒なんじゃない?」
ふるさと納税について興味はあっても、仕組みがよく分からずなかなか手が出せないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしふるさと納税はポイントさえ理解すれば、誰でも簡単にメリットを享受することのできるお得な制度です。
この記事では、ふるさと納税の仕組みについて詳しくご説明します。
サイト名 | 特徴 | 掲載自治体数 |
---|---|---|
・ふるさと納税といえばここ!掲載返礼品数24万超え! ・分かりやすいサイトデザインで欲しい返礼品がきっと見つかる! |
1,788※ | |
楽天ふるさと納税 |
・楽天ユーザーならここ!ポイントでふるさと納税可 ・ふるさと納税で通常1%、楽天カード |
1,213 |
・電化製品や商品券など、他のふるさと納税サイトではなかなか出会えない返礼品多数 ・Amazonギフト券でのキャッシュバックなど、お得に利用できる独自のキャンペーンも |
約600 | |
・いろいろな返礼品を便利に検索したいならここ! ・最短1週間で返礼品が届く場合もありスピーディー |
926 |
※寄附の可能・不可能にかかわらず全ての自治体を掲載。

福留 正明
1.ふるさと納税の仕組みは?
「ふるさと納税をすると、豪華な特産品がもらえるって聞いたけど本当?」
「どうしてふるさと納税なんて制度があるの?」
ふるさと納税でお得になると聞いたことはあっても、具体的な仕組みが分からずこのように気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ふるさと納税とは一言でいえば、自己負担額2,000円でさまざまな自治体が用意する「返礼品」と呼ばれるお礼の品を受け取ることができる制度です。
所得税・住民税の控除・還付が行われることでお得になる仕組みになっているため、所得税・住民税を納めている方が対象です。
1-1.好きな自治体に寄附できる制度
ふるさと納税は「納税」と制度名に付いているものの、実際は「寄附」に当たります。
都市部に人口が集中しているとその分税収も都市部に集まるようになり、地方自治体の税収が減ってしまいます。
税収が減ると公共サービスも低下し、さらに人口が減ってしまう悪循環に陥ると考えられますよね。
そこで故郷や自分の好きな自治体に税金の代わりにお金を支払うことができるよう作られたのがふるさと納税なのです。
故郷やこれまでに住んだことのある自治体にかぎらず、自分の好きな自治体に寄附を行うことができます。
災害復興や教育、文化保護など寄附金の使い道から寄附先を選ぶのも良いかもしれませんね。
1-2.寄附先自治体から返礼品を受け取れる
ふるさと納税の最大の魅力は、なんといっても寄附先自治体から受け取ることのできる返礼品です。
返礼品は原則として、寄附金額の3割以内の地場産品です。
各自治体がさまざまな名産品を返礼品として用意しています。
人気の返礼品としてはイクラやウニ、カニなどの海産品やしゃぶしゃぶ肉やステーキといったお肉、高級フルーツなどが挙げられます。
食べ物だけでなく、お酒や工芸品、家電などを返礼品として用意している自治体もありますよ。
あなたの欲しいものがきっと見つかります。
1-3.所得税・住民税の控除・還付を受けられる
このように疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ふるさと納税をした場合としなかった場合を比較してみましょう。
ふるさと納税を利用せず居住自治体に通常どおり納税を行う場合は、返礼品はなくただ税金を支払うだけですよね。
しかし、ふるさと納税を利用した場合、返礼品を受け取れる上に寄附額から2,000円を差し引いた金額が本来支払うべきであった住民税・所得税から控除・還付されます。

つまり実質自己負担額2,000円で豪華な返礼品を受け取れる制度だということができるのです。
2.ふるさと納税制度の利用の流れ!節税方法まで解説
「寄附」や「税金」などと聞くとつい身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしふるさと納税制度は気軽に利用できるよう工夫が凝らされており、返礼品はネット通販感覚で欲しいものを選ぶことができます。
ここでは、ふるさと納税制度の利用の仕方をお伝えしましょう。

STEP1 利用するふるさと納税サイトを決める
まず、利用するふるさと納税サイトを決めます。
日本全国の自治体がふるさと納税を受け付けているため、それぞれの自治体の情報を探して欲しい返礼品を自力で探すのは不可能に近いといえます。
そこでおすすめなのがふるさと納税サイトです。
ふるさと納税サイトを利用すれば通販感覚で欲しい返礼品を比較し、そのまま申込手続きを済ませることができます。
ひと口に「ふるさと納税サイト」といってもさまざまなものがあり、自分に合ったふるさと納税サイトを利用するのがおすすめです。
サイト名 | 特徴 | 掲載自治体数 | ポイント | 決済方法 |
---|---|---|---|---|
・24万品目以上の返礼品 | 1,788※1 | – | ・クレジットカード決済 ・Amazon Pay ・PayPal ・メルペイ ・d払い ・ソフトバンクまとめて支払い ・auかんたん決済 ・ネットバンク支払い ・コンビニ決済 |
|
楽天ふるさと納税 |
・ふるさと納税で通常1%、楽天カード ・楽天ス-パーポイントをふるさと納税に使える! |
1,213 | ・楽天ポイント | ・クレジットカードなど※2 |
・電化製品、商品券などが充実 ・キャッシュバックキャンペーンは要チェック |
約600 | – | ・クレジットカードなど※2 | |
・返礼品を探しやすいサイトデザイン ・最短1週間で返礼品が届く |
926 | – | ・クレジットカード ・ソフトバンクまとめて支払い ・auかんたん決済 ・ドコモ払い ・コンビニ決済 ・Pay-easy |
|
au PAY ふるさと納税 | ・Pontaポイントが使える | 約200 | ・Pontaポイント | ・クレジットカード ・auかんたん決済 |
ふるサポーターズ |
・魚沼産コシヒカリが定期配送されてくる独自のシステム | 1 | – | ・クレジットカード |
・食事券や宿泊券などの返礼品が充実 ・キャッシュバックキャンペーンは要チェック |
約100 | – | ・クレジットカード | |
ANAのふるさと納税 | ・ANAマイルが貯まる ・Tポイントが使える |
約200 | ・ANAマイル ・Tポイント |
・クレジットカード |
ふるぽ | ・独自のポイント制が特徴 ・宿泊補助券などの返礼品が充実 |
約300 | – | ・クレジットカード決済 ・Amazon Pay ・PayPal ・メルペイ ・d払い ・ソフトバンクまとめて支払い ・auかんたん決済 ・ネットバンク支払い ・コンビニ決済※3 |
わが街ふるさと納税 | ・各自治体のホームページに誘導 |
1,788※1 | – | ・クレジットカード ・銀行振込 |
※1 寄附の可能・不可能にかかわらず全ての自治体を掲載。
※2 自治体によって異なる
※3 ふるさとチョイスで決済
普段からためているポイントに対応しているふるさと納税サイトなら、さらにお得にふるさと納税制度を利用できますよね。
また掲載自治体数やサイトデザインを決め手としても良いでしょう。
STEP2 ふるさと納税サイトで控除の上限額を調べる
利用するふるさと納税サイトが決まったら、「控除の上限額」を調べてみましょう。
控除の上限額とはひと言でいうと「ふるさと納税で得になる限度額」のことです。
控除の上限額は人によって異なるため、事前に把握しておかないと「せっかく寄附したのに税金が控除・還付されずお得にならなかった」という事態にもなりかねません。
所得税や住民税は人によって支払額が異なりますよね。
ふるさと納税は所得税や住民税が還付・控除されることでお得になる制度であるため、寄附で控除・還付される金額も本来の納税額などに応じて人によって異なるのです。
控除の上限額を自力で計算するのは大変ですが、各ふるさと納税サイトが控除上限額のシミュレーターを用意しています。
家族構成や所得などを入力すると、自動であなたの控除上限額を計算してくれます。
以下に代表的なふるさと納税サイトのシミュレーターを集めたので、是非活用してみてくださいね。
STEP3 ふるさと納税サイトで返礼品を選ぶ
控除の上限額が分かったら、上限額に応じて返礼品を選んでいきましょう。
ふるさと納税サイトでは通常の通販サイトと同様、返礼品の写真がずらっと並んでいるなかから欲しいものを選べます。
また人気返礼品ランキングを確認したり、寄附金の使い道から応援したい自治体を探したりすることもできますよ。
欲しい返礼品が見つかったら、決済に進みましょう。
通販サイトと同様にクレジットカードなどの各種キャッシュレス決済を利用できます。
なお確定申告を必要としない方は返礼品申し込みと同時に「ワンストップ特例制度利用申請書」を申し込んでおきましょう。
これにより還付・控除の手続きが楽になります。
返礼品をカートに入れる際などに同時に入力するケースが一般的なので、見逃さないよう注意してくださいね。
STEP4 返礼品と必要書類を受け取る
返礼品の注文、つまりふるさと納税の申し込みが済めば、所定の時期に返礼品と必要書類が届きます。
返礼品がふるさと納税の醍醐味です。
存分に楽しんでくださいね。
また必要書類は控除・可能の手続きに使うためなくしてしまわないよう注意してください。
STEP5 控除・還付の手続きをする
控除・還付の手続きはふるさと納税を行った翌年に行います。
確定申告をしない方法(ワンストップ特例制度)と、確定申告をする方法です。
なお、ワンストップ特例制度を利用する場合と確定申告を行った場合では税金が控除・還付されるシステムが異なりますが、ふるさと納税を行ったことで受けられる控除・還付の総額に変わりはありません。
手続き1 ワンストップ特例制度を利用する場合
ワンストップ特例制度は、確定申告をせずにふるさと納税を利用できる仕組みです。
ワンストップ特例制度を利用すれば、寄附先の自治体から送られてくる特例申請書をふるさと納税翌年の1月10日までに返送するだけでふるさと納税の手続きが完了します。
【ワンストップ特例制度】

この制度は以下の条件に該当する人が利用できます。
- ・他に確定申告を行う必要性のない給与所得者である
- ・1年間(1月〜12月)でふるさと納税を行った自治体が5つ以内である
ワンストップ特例制度の流れは以下のとおりです。
- STEP1 ワンストップ特例制度の申請書類を記入する
- STEP2 申請書類をふるさと納税を行った自治体に郵送する
ワンストップ特例制度を利用した場合、ふるさと納税を行った翌年の6月から翌々年の5月までの住民税が控除されます。
手続き2 確定申告をする場合
自営業やダブルワーカーなどで確定申告が必要な人は、ワンストップ特例制度を利用することができません。
確定申告を行う際にふるさと納税を利用した旨を税務署に報告する必要があります。
確定申告が必要な方は、寄附先の自治体から送られてきた「寄附金受領領収書」を確定申告書に添えて提出するだけで手続きを済ませられます。
【確定申告】

なお確定申告をする場合、ふるさと納税を行った翌年の4〜5月(確定申告の1〜2カ月後)に所得税の還付が行われ、6月〜翌々年5月に住民税の控除が行われます。
- STEP1 確定申告の必要書類を揃える
- STEP2 確定申告書を作成する
- STEP3 寄付金受領領収書を添付して確定申告書を提出する
ちなみに、確定申告書の準備にお悩みの方には会計ソフトの利用がおすすめです。
会計ソフトを使えば簡単にふるさと納税も含めた確定申告申告書を作成することができます。
特にfreeeであればスマホから確定申告書の作成まで行えるため、大変便利です。
3.まとめ
ふるさと納税は、住民税・所得税を納めている方であれば誰でもお得になる可能性のある制度です。
ふるさと納税を行うと、寄附額の3割程度の返礼品を受け取ることができます。
ふるさと納税に支払った金額から2,000円を差し引いた金額が住民税・所得税から控除・還付されるため、たった2,000円の自己負担額で豪華な返礼品をゲットできる可能性があるのです。
控除・還付の手続きも簡単で、手軽に利用できるよう工夫が凝らされています。
ふるさと納税サイトによって提供している返礼品や使えるポイントサービスが異なるため、あなたに合ったサイトを選んでくださいね。
詳しくはこちらの記事でも解説していますが、以下のようなサイトがおすすめです。
サイト名 | 特徴 | 掲載自治体数 |
---|---|---|
・ふるさと納税といえばここ!掲載返礼品数24万超え! ・分かりやすいサイトデザインで欲しい返礼品がきっと見つかる! |
1,788 | |
楽天ふるさと納税 |
・楽天ユーザーならここ!ポイントでふるさと納税可 ・ふるさと納税で通常1%、楽天カード |
1,213 |
・電化製品や商品券など、他のふるさと納税サイトではなかなか出会えない返礼品多数 ・Amazonギフト券でのキャッシュバックなど、お得に利用できる独自のキャンペーンも |
約600 | |
・いろいろな返礼品を便利に検索したいならここ! ・最短1週間で返礼品が届く場合もありスピーディー |
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