【個人事業業主向け】キャッシュレス決済導入におすすめの端末7選

キャッシュレス決済の導入を考えているんだけど、個人事業主におすすめのサービスはどれだろう?
キャッシュレス決済を始めたいけど、どのサービスを選べば良いのか分からない……。

このようにキャッシュレス決済の導入を検討していても、サービスの数が多くてどれを選べば良いのか分からない個人事業主もいらっしゃるでしょう。

キャッシュレス決済を導入すれば、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコードなど、さまざまな支払い方法に対応できます

現金で支払うよりもスムーズに取引できるので、利便性が高まり、顧客ニーズに応えやすくなるのも大きなメリットです。

しかし導入するキャッシュレス決済サービスによって特徴が異なり、事業に合わないところを選んでしまうと後悔する可能性があるので注意が必要です。

そこで本記事では、個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶポイントを解説し、おすすめのキャッシュレス決済サービスを七つご紹介します。

併せて、キャッシュレス決済を導入するメリットや注意点についてもお伝えするので、ぜひご参考にしてくださいね。

お金のプロ
本記事を読めば、ご自身の事業にぴったりのキャッシュレス決済サービスが見つかるでしょう。

【個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービス3選】

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サービス名 端末のイメージ 決済端末の代金(税込) 月額料金(税込) 決済手数料 審査・導入の目安
Square ・お手持ちのスマホ:0円 *1 
・Square リーダー(第2世代):4,980円/台
・Square スタンド(第2世代):29,980円/台
・Square ターミナル:39,980円/台
・Square ハンディ:44,980円/台
・Square レジスター:84,980円/台
無料 *2 2.5〜3.25% 最短当日
PayCAS Mobile


無料 【ライトプラン あんしんプラス(未加入)】2,178円/台
【一般料率】2,178円/台
※通信費を含む。電子マネー決済を追加する場合、別途1,122円/台が必要
1.98~3.24% 【審査】2~3週間
【導入】2~3週間
PAYGATE

39,600円/台 *3 3,300円 1.98~3.24% 【審査】1~2カ月
【導入】-
*1 対応機種のスマホにPOSレジアプリをダウンロードして使う場合は無料
*2 フリープランの場合。プラスプラン、プレミアムプランは有料
*3 数量限定で無料
※2025年9月1日時点
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1.個人事業主もキャッシュレス決済を導入すべき?

そもそも個人事業主もキャッシュレス決済を導入した方が良いのかな?

このようにキャッシュレス決済を導入するべきかどうか悩んでいる個人事業主もいらっしゃるでしょう。

結論として、顧客のニーズを踏まえた上で、個人事業主もキャッシュレス決済を導入すべきといえます。

日本でのキャッシュレス決済の普及は世界の主要国と比べて遅れていましたが、政府の積極的な推進により利用比率は年々増加しています

以下の経済産業省のデータによると、2010年のキャッシュレス決済の利用比率は13.2%でしたが、2024年には42.8%まで上昇していることが分かります。

【キャッシュレス決済額および利用比率の推移】
経済産業省サイト「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」をもとに執筆者作成

キャッシュレス決済の需要の高まりを踏まえると、現金支払いのみでは顧客ニーズに十分応えられない可能性があります。

さらに政府は、将来的にキャッシュレス決済の利用比率を世界最高水準の80%まで引き上げる目標を掲げています。

政府がキャッシュレス決済をこんなに推奨しているなんて知らなかったな……。
お金のプロ
今後ますますキャッシュレス決済の利用が広がっていくことが考えられるため、対応できるように導入するのをおすすめしますよ。2章でメリットを詳しく解説します。

2.個人事業主がキャッシュレス決済を導入するメリット

個人事業主がキャッシュレス決済を導入すると、どんなメリットがあるのかな?
個人事業主にもメリットが多いなら、すぐにでも導入したいな。

このようにキャッシュレス決済サービスを利用する具体的なメリットを知ってから、導入に踏み切りたい個人事業主も多いのではないでしょうか。

この章では、個人事業主がキャッシュレス決済を導入することで得られるメリットを四つご紹介します。

【個人事業主がキャッシュレス決済を導入するメリット】

メリット1 客単価の向上が期待できる

キャッシュレス決済を導入すると、客単価の向上が期待できます

支払い方法が現金のみの場合、買いたい商品やサービスがあっても、手元の現金が足りなければその場での購入は諦めるしかありませんよね。

しかし、キャッシュレス決済に対応していれば、手持ちの現金以上の買い物ができるようになります。

さらに支払い方法によっては、分割払いができたり、購入金額に応じてポイントが付与されたりするなど、顧客への利点が大きいといえます。

現金のみの場合よりも購入されやすくなり、単価が増える可能性があると考えられますよ。

お金のプロ
現金以外の支払い方法に対応することで、顧客の購入意欲の向上にも期待できますよ。

メリット2 集客の拡大につながる

集客の拡大につながるのも、キャッシュレス決済を導入する大きなメリットです。

顧客に商品やサービスを気に入ってもらえても、キャッシュレス決済に対応していないことが理由で購入の機会を逃してしまう可能性があります。

またお店を選ぶ際に、キャッシュレス決済を利用できるかどうかで判断している顧客もいるでしょう。

キャッシュレス決済に対応すれば、これまで逃していた顧客を取り込める可能性がありますよ。

また韓国や中国、オーストラリアなどの諸外国では、キャッシュレス決済が主流です。

そのためキャッシュレス決済を導入することで、インバウンド(訪日客)需要に対応できるメリットもあります

国内だけでなく海外からの観光客にも対応できれば、売り上げがアップしそうだね。

メリット3 レジ業務を効率化できる

キャッシュレス決済を導入すれば、レジ業務を効率化することも可能です。

顧客から現金を受け取る場合、受け取った金額を計算し、必要に応じてお釣を渡すという一連の作業が発生します。

しかしキャッシュレス決済なら、端末を使って簡単な操作をするだけで支払いが完結します

受け取った現金を数え間違えたり、お釣りを渡し間違えたりするリスクもないので安心ですね。

また銀行などでお釣り用の現金を用意する手間を減らすことにもつながるでしょう。

お金のプロ
レジ業務を効率化できれば、スタッフの負担軽減にもつながります。

メリット4 売り上げ管理や会計業務がしやすくなる

売り上げ管理や会計業務がしやすくなるのも、キャッシュレス決済を導入するメリットの一つです。

キャッシュレス決済サービスのなかには、決済機能に加えて売り上げ分析や在庫管理などのアプリケーションソフトウェアをインストールできるものがあります

これにより販売状況の把握や在庫管理を効率的に行うことが可能です。

さらにデータを活用すれば、売れ筋商品や購買傾向などを確認できるため、販売戦略やマーケティング戦略にも役立てられます。

また会計データをクラウド会計ソフトに連携できるキャッシュレス決済サービスもありますよ。

仕訳や確定申告書の作成などを効率良くできるため、会計業務の負担軽減につながるでしょう。

売り上げ管理や会計業務の手間が減ったら、他の業務にもっと時間を使えそうだね。

3.個人事業主向け!キャッシュレス決済サービスを選ぶポイント

個人事業主がキャッシュレス決済サービスを導入する場合、何を基準にして選べば良いんだろう?
いろいろなキャッシュレス決済があるみたいだから、自分に合うものを選びたいな。

キャッシュレス決済を導入したいと思っていても、サービスの選択肢が多くて迷ってしまう個人事業主もいらっしゃるでしょう。

しかし十分に比較せずに選んでしまうと、コストや機能面などで不満を感じて後悔する可能性があるので注意が必要です。

そこでこの章では、個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説します。

【個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶポイント】
お金のプロ
ポイントを意識して比較すれば、ご自身の事業にぴったり合ったサービスを見つけやすくなりますよ。

ポイント1 決済方法の種類

個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶ際、決済方法の種類を確認しましょう。

導入するキャッシュレス決済サービスによって、対応している決済方法は異なります。

顧客の属性やニーズを踏まえて導入したい決済方法を決めてから、対応しているサービスを選ぶのがおすすめです。

お金のプロ
決済方法の種類に迷う場合は、ご自身の事業の競合店舗がどのようなキャッシュレス決済を導入しているのか調査してみるのも一つの手です。

またクレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコードなど、複数の決済方法を導入したい場合は、1台で幅広く対応できる「マルチ決済端末」を選ぶと良いでしょう。

さまざまな決済方法に対応できれば、より多くの顧客ニーズに応えることができ、販売機会を逃しにくくなりますよ。

マルチ決済端末なら1台で済むし、レジ周りがスッキリしそうだね。

ポイント2 導入・運用のコスト

導入・運用のコストも、個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶ際に確認しておきたい重要なポイントです。

キャッシュレス決済サービスを導入・運用する際、以下のようなコストがかかるのが一般的です。

【キャッシュレス決済サービスの導入・運用にかかるコスト】
発生するコスト 詳細
導入コスト ・初期費用
・端末の購入代金 など
運用コスト ・月額料金
・決済手数料
・振込手数料
・インターネットの通信費用 など

導入時には初期費用や端末の購入代金が、運用開始後には月額料金や決済手数料、振込手数料、インターネットの通信費用などが発生します。

導入コストや運用コストはキャッシュレス決済サービスによって異なるため、契約前に複数のサービスを比較することが大切ですよ。

お金のプロ
導入後に「想定していたよりもコストがかかってしまった……」と後悔しないよう、無理なく利用できるサービスを選びましょう。

ポイント3 端末のタイプ

個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶ際、端末のタイプも確認しておきましょう。

キャッシュレス決済の端末には、有線LANで接続する「据え置き型」と無線LANで接続する「ポータブル型」があります。

それぞれのメリットとデメリットを以下の表にまとめました。

【据え置き型とポータブル型のメリット・デメリット】
端末のタイプ メリット デメリット
据え置き型 ・有線LANで接続するので、通信環境が安定しやすい
・紛失や盗難のリスクが低い
・設置できる場所が限定される
・ポータブル型より端末の代金が割高な傾向にある
ポータブル型 ・無線LANで接続するので、持ち運んで利用できる
・据え置き型より端末の代金が割安な傾向にある
・Wi-Fiなどのインターネット環境を整える必要がある

安定した通信環境で利用したい方や、紛失・盗難のリスクを防ぎたい場合には据え置き型がおすすめです。

一方、屋外や座席などに持ち運んで利用したい方や、設置場所が限られている場合にはポータブル型を選ぶと良いでしょう。

お金のプロ
事業の運営スタイルや利用シーンに合わせて、最適な端末のタイプを選ぶことが大切ですよ。

ポイント4 決済以外の機能

個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶときには、決済以外の機能にも注目するのがおすすめです。

キャッシュレス決済サービスのなかには、POS(販売時点情報管理)レジやプリンター、タブレットなど他の機器や端末と連携できるものがあります

POSレジとは
商品を販売した際の会計処理や販売状況を自動で記録・集計するシステムを搭載したレジのことです。端末とPOSレジを連携していない場合、それぞれに同じ金額を入力する必要があります。
お金のプロ
POSレジと連携できるものであれば、同じ情報を2度入力する手間を省くことが可能です。

決済端末と事業で使用している機器に互換性があるかどうかを確認しておきましょう

また他には、端末にアプリをダウンロードして機能を追加できるものや、レシートプリンターが内蔵されているものもありますよ。

メモ
例えば、Squareでは外部のクラウド会計ソフト「freee」「マネーフォワード」などと連携することが可能です。PayCAS Mobileにはレシートプリンターが内蔵されています。PAYGATEでは、端末に専用アプリをダウンロードし、POSレジ機能を搭載することが可能です。
お金のプロ
キャッシュレス決済の端末に付帯する機能をうまく活用しましょう。

ポイント5 入金サイクル

入金サイクルも、個人事業主がキャッシュレス決済サービスを選ぶ際に確認しておきたいポイントです。

現金で支払うのであれば売上金はすぐに手元に入りますが、キャッシュレス決済の場合、顧客が代金を支払ってから売り上げとして入金されるまでタイムラグがあります

入金の頻度やタイミングは利用するサービスや決済方法によって異なり、翌営業日に振り込まれるものもあれば、月に1~3回ほどの頻度でまとめて振り込まれるものもあります。

毎月の売り上げが安定しなかったり、資金繰りに不安があったりする個人事業主は、入金の頻度が高いサービスを選ぶと安心ですよ。

お金のプロ
ただし入金のたびに振込手数料が発生することもあるため、契約前に必ずチェックしておきましょう。

4.個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービスを徹底比較

対応している決済方法の種類やコストなどをしっかり比較してから、利用するキャッシュレス決済サービスを決められたら安心だな。
自分の事業にはどのキャッシュレス決済サービスが合うんだろう?おすすめを知りたいな。

このように複数のキャッシュレス決済サービスを比較して、ご自身の事業に合ったものを選びたい方も多くもいらっしゃるでしょう。

そこでこの章では、個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービスを簡単に比較できるように、以下の表に情報をまとめました

【個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービス7選】

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サービス名 初期費用(税込) 決済端末の代金(税込) 月額料金(税込) 決済手数料 振込手数料(税込) 対応する決済方法 入金サイクル 審査・導入の目安
Square 無料 ・お手持ちのスマホ:0円 ※対応機種にPOSレジアプリをダウンロードして使う場合は無料
・Square リーダー(第2世代):4,980円/台
・Square スタンド(第2世代):29,980円/台
・Square ターミナル:39,980円/台
・Square ハンディ:44,980円/台
・Square レジスター:84,980円/台
無料
※フリープランの場合。プラスプラン、プレミアムプランは有料
・クレジットカード:2.5% ※新規加盟店で、​年間キャッシュレス決済額が​3,000万円未満の​場合
・電子マネー:3.25%
・QRコード:3.25%
無料 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
【電子マネー】iD、QUICPay+、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay+
・翌営業日:​三井住友銀行、みずほ銀行
・​週1回:その他の​金融機関
最短当日
PayCAS Mobile 無料 無料 【ライトプラン あんしんプラス(加入)】2,178円/店舗
【ライトプラン あんしんプラス(未加入)】2,178円/台
【一般料率】2,178円/台
※通信費を含む。電子マネー決済を追加する場合、別途1,122円/台が必要
【ライトプラン あんしんプラス(加入)】
・クレジットカード:2.20~3.24%
・QRコード:1.98~3.24%
【ライトプラン あんしんプラス(未加入)】
・クレジットカード:2.48~3.24%
・QRコード:2.80~3.24%
【一般料率】
・クレジットカード:2.80~3.24%
・QRコード:2.80~3.24%
※電子マネーは共通で、2.95~3.24%
無料 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、Apple Pay、Google Pay、楽天Edy、WAON、nanaco、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、J-Coin Pay、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay+、JKOPAY
月2回 【審査】2~3週間
【導入】2~3週間
PAYGATE 無料 39,600円/台
※数量限定で無料
3,300円 ・クレジットカード:1.98%~
・電子マネー:3.24%
・QRコード:2.00%〜
【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、楽天Edy、WAON、nanaco、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay、Alipay+
・月2回:クレジットカード、電子マネーの売り上げ
・月1回:QRコードの売り上げ
【審査】1~2カ月
【導入】-
Airペイ 無料 無料
※iPadまたはiPhoneが別途必要
無料 ・クレジットカード:3.24%
・電子マネー:2.95~3.24%
・QRコード:0.99~2.95%
無料 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、J-coin Pay、COIN+、Smart Code、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay+
・月6回:三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
・月3回:その他の​金融機関
・月1回:QRコードの売り上げ
【審査】最短3日
【導入】10日程度
stera pack 無料 無料 【スモールビジネスプラン】3,300円
【スタンダードプラン】3,300円
※1年間無料
【スモールビジネスプラン】1.98~3.24%
【スタンダードプラン】2.70~3.24%
・無料:三井住友銀行
・220円:その他の金融機関
【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、楽天Edy、WAON、nanaco、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、ゆうちょPay、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay+
毎日、月6回、月2回 【審査】最短2週間
【導入】最短2週間
PayPay 無料
※PayPayマイストアライトプランのトライアルキャンペーン未適用の場合は、2,178円
【PayPayマイストアライトプラン】2,178円 ※最大2カ月間無料
【PayPayマイストア制限プラン】無料
【PayPayマイストアライトプラン】1.60%(税別)
【PayPayマイストア制限プラン】1.98%(税別)
無料
※早期振込サービスを利用した場合、PayPay銀行では22円、その他の金融機関では220円が都度発生する
【QRコード】PayPay 月1回
※早期振込サービスの利用で最短翌日の入金も可能
【審査】最短10分
【導入】最短当日
STORES 決済 無料 【フリープラン】19,800円/台
【スタンダードプラン】1台無料 ※2台目以降は、19,800円/台
【通常料金プラン】19,800円/台
※スマホまたはタブレットが別途必要
【フリープラン】無料
【スタンダードプラン】3,300円
【通常料金プラン】無料
【フリープラン】
・クレジットカード:2.48%
・電子マネー:1.98~3.24%
・QRコード:3.24%
【スタンダードプラン】
・クレジットカード:1.98~2.38%
・電子マネー:1.98~3.24%
・QRコード:3.24%
【通常料金プラン】
・クレジットカード:3.24%
・電子マネー:1.98~3.24%
・QRコード:3.24%
・無料:自動入金。手動入金の場合は売上金の合計が10万円以上
・200円:手動入金の売上金の合計が10万円未満
【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
【電子マネー】iD、QUICPay+、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、ファミペイ、銀行Pay、Smart Code、WeChat Pay
・月1回:自動入金
・振り込み依頼後、1~2営業日程度:手動入金
最短3営業日
※2025年9月1日時点
お金のプロ
次章で各サービスを詳しくご紹介しますよ。

5.個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービス7選

気になるキャッシュレス決済サービスはあるんだけど、一つに絞り込めない……。
サービスの内容を詳しく知ってから、利用するところを決めたいな。

この章では、個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービス7選をご紹介します。

【個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービス7選】
お金のプロ
各サービスを詳しくご紹介するので、迷っている方はぜひご参考にしてくださいね。

おすすめ1 Square

メリット
決済端末の種類が豊富
初期費用や月額料金、振込手数料が無料
入金サイクルが短い
デメリット
専用の決済端末を利用する場合に代金がかかる
こんな人におすすめ!
事業に合った決済端末を選びたい方
入金サイクルが短いキャッシュレス決済サービスを利用したい方
初期費用(税込) 無料
決済端末の代金(税込) ・お手持ちのスマホ:0円 ※対応機種にPOSレジアプリをダウンロードして使う場合は無料
・Square リーダー(第2世代):4,980円/台
・Square スタンド(第2世代):29,980円/台
・Square ターミナル:39,980円/台
・Square ハンディ:44,980円/台
・Square レジスター:84,980円/台
月額料金(税込) 無料
※フリープランの場合。プラスプラン、プレミアムプランは有料
決済手数料 ・クレジットカード:2.5% ※新規加盟店で、年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の場合
・電子マネー:3.25%
・QRコード:3.25%
振込手数料(税込) 無料
対応する決済方法 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
【電子マネー】iD、QUICPay+、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay+
入金サイクル ・翌営業日:三井住友銀行、みずほ銀行
・週1回:その他の金融機関
審査・導入の目安 最短当日
※2025年9月1日時点

Squareのサービスの特長は5種類のキャッシュレス決済端末が用意されている他、スマホでのタッチ決済にも対応していて事業に合わせて選べる点です。

決済端末を利用する場合は、据え置き型の「Square スタンド(第2世代)」「Square レジスター」、ポータブル型の「Square リーダー(第2世代)」「Square ターミナル」「Square ハンディ」のなかから選ぶことができます。

以下にそれぞれの決済端末の特徴をまとめました。

【Squareの決済端末】
利用する端末 端末のタイプ 特徴 決済端末の代金(税込)
Square リーダー(第2世代) ポータブル型 ・コンパクトな手のひらサイズかつリーズナブルで、持ち運び用や気軽に導入したい方におすすめ
・端末単体では使えず、Square POSレジアプリをインストールしたスマホやタブレットとワイヤレス接続して使う必要がある
4,980円/台
Square スタンド(第2世代) 据え置き型 ・対応するiPadを取り付けて無料のSquare POSレジアプリをダウンロードするだけ使える
・対応するiPadを所有している方であれば、POSレジとキャッシュレス決済をリーズナブルに導入できる
・POSレジとカードリーダーが1台にまとまるのでレジ周りがすっきりする
・スタンドが180度回転するため、金額のチェックや暗証番号などの入力を顧客にしてもらう際に便利
29,980円/台
Square ターミナル ポータブル型 ・スマホやタブレットなどを別途用意する必要がなく端末のみでキャッシュレス決済ができる
・持ち運びが可能なため、屋外や客席などでの利用にも便利
・レシートのプリントができる
・シンプルな機能を求める方や、端末の場所をできるだけ取りたくない方におすすめ
39,980円/台
Square ハンディ ポータブル型 ・軽量で持ち運びに便利
・端末にスキャナーが内蔵されていて在庫管理や決済の受付も簡単にできる
・カメラが内蔵されている
・美容業の予約管理や顧客管理にも使える
・飲食店などで注文を取る際にも利用できる
44,980円/台
Square レジスター 据え置き型 ・キャッシュレス決済とPOSレジの機能が一体になった端末
・二つのディスプレーが付いていてスタッフと顧客がそれぞれ利用できる
・スマホやタブレットなどが不要で、決済端末のみで使用できる
・専用アプリがすでにインストールされていてすぐに使える
・支払いをスピーディーに済ませたい場合におすすめ
84,980円/台
※2025年9月1日時点

ただし決済端末を利用する場合には代金が必要になるため、コストを抑えたい方にはお手持ちのスマホを使う「iPhoneのタッチ決済」「Tap to Pay on Android」 をおすすめします

互換性のあるiPhoneまたはAndroidに、POSレジアプリをダウンロードすれば、無料でクレジットカードやQRコードによる決済を受け付けることができますよ。

注意
iPhoneのタッチ決済とTap to Pay on Androidでは、電子マネーの決済に対応していません。

また入金サイクルが短い点もSquareの魅力です。

登録口座が三井住友銀行やみずほ銀行であれば翌営業日に入金され、その他の金融機関でも週に1回入金されます。

さらに振込手数料が無料なのもうれしいポイントです。

なおクレジットカード、電子マネー、QRコードでの決済が可能であり、合計24種類の支払いに対応していますよ。

Square初期費用や月額料金(フリープランの場合)をかけずに、最短当日にキャッシュレス決済を導入することができますよ。

おすすめ2 PayCAS Mobile

メリット
SIMが内蔵されていてモバイル通信が可能
端末にレシートプリンターが内蔵されている
販促サービスと決済端末の保証が付いたプランがある
デメリット
電子マネー決済を利用する場合は別途費用が必要
49カ月以内に解約すると解約違約金が発生する
こんな人におすすめ!
インターネット環境が整っていない方
決済端末を持ち運んで使用したい方
1店舗で2台以上の決済端末を利用したい方
初期費用(税込) 無料
決済端末の代金(税込) 無料
月額料金(税込) 【ライトプラン あんしんプラス(加入)】2,178円/店舗
【ライトプラン あんしんプラス(未加入)】2,178円/台
【一般料率】2,178円/台
※通信費を含む。電子マネー決済を追加する場合、別途1,122円/台が必要
決済手数料 【ライトプラン あんしんプラス(加入)】
・クレジットカード:2.20~3.24%
・QRコード:1.98~3.24%
【ライトプラン あんしんプラス(未加入)】
・クレジットカード:2.48~3.24%
・QRコード:2.80~3.24%
【一般料率】
・クレジットカード:2.80~3.24%
・QRコード:2.80~3.24%
※電子マネーは共通で、2.95~3.24%
振込手数料(税込) 無料
対応する決済方法 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、Apple Pay、Google Pay、楽天Edy、WAON、nanaco、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、J-Coin Pay、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay+、JKOPAY
入金サイクル 月2回
審査・導入の目安 【審査】2~3週間
【導入】2~3週間
※2025年9月1日時点

PayCAS Mobileの特長は、SIMが搭載されていて、自由に持ち運びできる点です。

モバイル通信が可能なので、インターネット環境が整っていない方にも向いています。

さらにレシートプリンターも内蔵されているため、その場でスムーズにお会計ができるのも魅力の一つです。

PayCAS Mobileには、販促サービスと決済端末の保証が付いた「ライトプラン あんしんプラス」が用意されています。

メモ
ライトプラン あんしんプラスに加入するには、利用条件を満たす必要があります。

加入すれば、決済端末1台ごとの月額料金が店舗単位の料金に切り替わり、決済手数料も安くなります

特に決済端末を1店舗で2台以上導入したい場合にはうってつけでしょう。

またPayCAS Mobileではクレジットカード、電子マネー、QRコードの決済が可能で、合計33種類に対応しています。

注意
電子マネーの決済を利用する場合、オプションを付ける必要があります。月額料金は決済端末1台ごとに発生します。

なお決済端末代は無料ですが、49カ月以内に解約すると解約違約金が発生します。

PayCAS Mobileの導入を検討する方は、長期的に利用できそうかどうかしっかり情報を確認しましょう。

おすすめ3 PAYGATE

メリット
モバイル通信が可能
レシートプリンターが内蔵されている
POSレジと連携することが可能
数量限定で決済端末代が無料
デメリット
入金サイクルは売上金の種類によって異なる
こんな人におすすめ!
決済端末を持ち運んで利用したい方
インターネット環境が整っていない方
決済端末とPOSレジを連携したい方
初期費用(税込) 無料
決済端末の代金(税込) 39,600円/台
※数量限定で無料
月額料金(税込) 3,300円
決済手数料 ・クレジットカード:1.98%~
・電子マネー:3.24%
・QRコード:2.00%〜
振込手数料(税込)
対応する決済方法 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、楽天Edy、WAON、nanaco、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay、Alipay+
入金サイクル ・月2回:クレジットカード、電子マネーの売り上げ
・月1回:QRコードの売り上げ
審査・導入の目安 【審査】1~2カ月
【導入】-
※2025年9月1日時点

PAYGATEは、クラウドPOSレジで有名な「スマレジ」が提供するキャッシュレス決済サービスです。

決済端末にはSIMとレシートプリンターが内蔵されていて、モバイル通信を利用しながら持ち運んで使用できます

決済端末に専用アプリ(無料)をダウンロードすれば、POSレジ機能を搭載することが可能です。

メモ
決済端末とPOSレジを連携する場合には、Wi-Fi環境が必要です。

POSレジ機能を搭載すれば、決済端末単体でレジ計算から決済までを行うことができ、同じ金額を2度入力する手間がなくなりますよ。

メモ
スマレジのクラウドPOSレジを搭載したiPadやiPhoneを利用している場合も、決済端末と連携することが可能です。

クレジットカード、電子マネー、QRコードでの決済が可能で、合計30種類に対応していますよ。

なお入金サイクルは決済方法の種類によって異なるので注意しましょう。

クレジットカードと電子マネーの売上金は月2回、QRコードの売上金は月1回入金されますよ。

PAYGATEの決済端末代は通常税込39,600円ですが、数量限定で無料になるので、お得にキャッシュレス決済を導入することができますよ(2025年8月22日時点)。

おすすめ4 Airペイ

メリット
初期費用や月額料金、振込手数料が無料
決済端末代が無料
入金サイクルが短い
POSレジアプリのAirREGIと連携することが可能
デメリット
iPadまたはiPhoneと決済端末の電源アダプターが必要
レシートを印刷したい場合は、プリンターを購入する必要がある
こんな人におすすめ!
iPadまたはiPhoneをお持ちの方
キャッシュレス決済の導入・運用コストを抑えたい方
入金サイクルが短いキャッシュレス決済サービスを利用したい方
初期費用(税込) 無料
決済端末の代金(税込) 無料
※iPadまたはiPhoneが別途必要
月額料金(税込) 無料
決済手数料 ・クレジットカード:3.24%
・電子マネー:2.95~3.24%
・QRコード:0.99~2.95%
振込手数料(税込) 無料
対応する決済方法 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、J-coin Pay、COIN+、Smart Code、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay+
入金サイクル ・月6回:三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
・月3回:その他の金融機関
・月1回:QRコードの売り上げ
審査・導入の目安 【審査】最短3日
【導入】10日程度
※2025年9月1日時点

Airペイの特長は、初期費用や月額料金、振込手数料、決済端末代が無料な点です。

Airペイに対応するiPadまたはiPhoneと、決済端末の電源アダプターを用意する必要がありますが、導入・運用コストを抑えることができますよ。

クレジットカード、電子マネー、QRコードの決済が可能で、合計28種類に対応しています。

またiPhoneでのタッチ決済も可能ですよ。

メモ
iPhoneでのタッチ決済を利用するには、審査通過後にお手持ちのiPhoneに「Airペイ タッチ アプリ(無料)」をダウンロードする必要があります。Visa、Mastercard、American Express、JCBやApple Payなどのデジタルウォレットでの決済が対象です。 またQRコード決済を利用するには、お手持ちのiPadまたはiPhoneに「Airペイ QR アプリ(無料)」をダウンロードする必要があります。

なおAirペイ申し込みから2週間程度で利用できます

また入金サイクルが短いのも魅力の一つです。

登録口座が三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の場合は月6回、その他の金融機関の場合は月3回入金されます。

ただしQRコード決済の売上金のみ月1回の入金なので注意しましょう。

またPOSレジアプリ「AirREGI」と連携すれば、取引した金額がAirペイに自動で反映・集計されます

データを2度打ちする必要がないため人為的なミスを削減でき、確定申告や経理業務などにかかる手間も減らすことが可能ですよ。

決済端末にはレシートプリンターが内蔵されていないため、レシートを印刷する場合は別途プリンターを購入してくださいね。

おすすめ5 stera pack

メリット
初期費用や決済端末代が無料
月額料金が1年間無料
入金サイクルが短い
POSレジや在庫管理、商品の棚卸し、販売動向の集計などの機能を追加できるプランがある
デメリット
2年目以降は月額料金が発生する
こんな人におすすめ!
レジに決済端末を置くスペースがある方
入金サイクルが短いキャッシュレス決済サービスを利用したい方
レジや決済、在庫管理などを1台で行いたい方
初期費用(税込) 無料
決済端末の代金(税込) 無料
月額料金(税込) 【スモールビジネスプラン】3,300円
【スタンダードプラン】3,300円
※1年間無料
決済手数料 【スモールビジネスプラン】1.98~3.24%
【スタンダードプラン】2.70~3.24%
振込手数料(税込) ・無料:三井住友銀行
・220円:その他の金融機関
対応する決済方法 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover、UnionPay(銀聯)
【電子マネー】iD、QUICPay+、楽天Edy、WAON、nanaco、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、ゆうちょPay、UnionPay(銀聯)QRコード、WeChat Pay、Alipay+
入金サイクル 毎日、月6回、月2回
審査・導入の目安 【審査】最短2週間
【導入】最短2週間
※2025年9月1日時点

stera packは据え置き型のキャッシュレス決済サービスで、端末が店舗側と顧客側の2画面に分かれているのが特長です。

レシートプリンターも内蔵されているので、レジ周りをすっきりさせられますよ。

さらに初期費用や振込手数料、決済端末代金が無料なのもうれしいポイントです。

メモ
振込手数料は登録口座が三井住友銀行の場合は無料ですが、その他の金融機関の場合は税込220円がかかります。

stera packには決済手数料が1.98~3.24%の「スモールビジネスプラン」と、2.70~3.24%の「スタンダードプラン」が用意されています。

メモ
スモールビジネスプランに加入するには、一定の条件を満たす必要があります。

どちらのプランも1年間は無料で利用できますが、2年目以降は月額税込3,300円がかかる点には注意しましょう。

メモ
直近1年間の累計キャッシュレス売り上げが3,000万円以上の場合、月額料金が無料です。

またクレジットカード、電子マネー、QRコードでの決済ができ、合計30種類に対応していますよ。

入金サイクルを毎日、月6回、月2回から選べるのもポイントです。

なおstera packでは、POSレジや在庫管理、商品の棚卸し、販売動向の集計などの機能を追加できるstera pack POS」も展開しています。

決済端末1台で完結するため、レジ周りをすっきりさせたい方におすすめですよ。

メモ
stera pack POSを利用する場合、月額税込9,900円が発生します。またキャッシュレス決済以外の機能を利用するには、パソコンやスマホなどが必要です。

おすすめ6 PayPay

メリット
7,000万人以上が利用している(2025年7月時点。PayPay株式会社調べ)
最短で当日に導入できる
決済端末が不要
売り上げや集客アップが期待できるサービス付きのプランがある
デメリット
プランによって月額料金が発生する
入金サイクルが月1回
こんな人におすすめ!
人気の高いキャッシュレス決済のブランドを導入したい方
すぐにキャッシュレス決済を導入したい方
初期費用(税込) 無料
※PayPayマイストアライトプランのトライアルキャンペーン未適用の場合は、2,178円
決済端末の代金(税込)
月額料金(税込) 【PayPayマイストアライトプラン】2,178円 ※最大2カ月間無料
【PayPayマイストア制限プラン】無料
決済手数料 【PayPayマイストアライトプラン】1.60%(税別)
【PayPayマイストア制限プラン】1.98%(税別)
振込手数料(税込) 無料
※早期振込サービスを利用した場合、PayPay銀行では22円、その他の金融機関では220円が都度発生する
対応する決済方法 【QRコード】PayPay
入金サイクル 月1回
※早期振込サービスの利用で最短翌日の入金も可能
審査・導入の目安 【審査】最短10分
【導入】最短当日
※2025年9月1日時点

PayPayは、登録ユーザー数が7,000万人以上(2025年7月時点。PayPay株式会社調べ)を誇るキャッシュレス決済サービスです。

利用者数が多いため、人気の高いキャッシュレス決済を導入したい方におすすめです。

PayPayは、決済端末を設置する必要がなく、専用のQRコードをレジに置くだけで導入できます。

審査は最短10分で完了し、導入も最短で当日から始めることが可能ですよ。

またPayPayには「PayPayマイストア ライトプラン」「PayPayマイストア 制限プラン」が用意されています。

PayPayマイストア ライトプランの特長は、PayPay独自のクーポンやスタンプカードを発行できる集客サービスが付いている点です。

初期費用は税込2,178円、月額料金は1店舗当たり税込2,178円、決済手数料は1.60%で利用できます。

メモ
トライアルキャンペーンが適用されると初期費用が無料、月額料金が最大2カ月無料になります(2025年8月22日時点)。

一方、PayPayマイストア 制限プランは初期費用、月額料金が無料、決済手数料が1.98%で、手軽に始めやすいのが特長ですよ。

ただしPayPay入金サイクルは月1回のみである点には注意が必要です。

定期的に入金したい場合は、早期振込サービスを利用することで、最短翌日に売上金を受け取れますよ。

メモ
早期振込サービスを利用する場合は、その都度、振込手数料が発生します。

おすすめ7 STORES決済

メリット
最短3営業日で導入できる
決済端末代や月額料金が無料になるプランがある
POSレジやデータ分析などのサービスを利用できるプランがある
デメリット
スマホまたはタブレットが別途必要
レシートを印刷したい場合は、プリンターを購入する必要がある
こんな人におすすめ!
スマホまたはタブレットをお持ちの方
すぐにキャッシュレス決済を導入したい方
POSレジやデータ分析などのサービスも利用したい方
初期費用(税込) 無料
決済端末の代金(税込) 【フリープラン】19,800円/台
【スタンダードプラン】1台無料 ※2台目以降は、19,800円/台
【通常料金プラン】19,800円/台
※スマホまたはタブレットが別途必要
月額料金(税込) 【フリープラン】無料
【スタンダードプラン】3,300円
【通常料金プラン】無料
決済手数料 【フリープラン】
・クレジットカード:2.48%
・電子マネー:1.98~3.24%
・QRコード:3.24%
【スタンダードプラン】
・クレジットカード:1.98~2.38%
・電子マネー:1.98~3.24%
・QRコード:3.24%
【通常料金プラン】
・クレジットカード:3.24%
・電子マネー:1.98~3.24%
・QRコード:3.24%
振込手数料(税込) ・無料:自動入金。手動入金の場合は売上金の合計が10万円以上
・200円:手動入金の売上金の合計が10万円未満
対応する決済方法 【クレジットカード】Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
【電子マネー】iD、QUICPay+、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけん
【QRコード】PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、ファミペイ、銀行Pay、Smart Code、WeChat Pay
入金サイクル ・月1回:自動入金
・振り込み依頼後、1~2営業日程度:手動入金
審査・導入の目安 最短3営業日
※2025年9月1日時点

STORES 決済は、導入社数が8万社を突破した実績のあるキャッシュレス決済サービスです。

最短3営業日で導入できるので、すぐに導入したい方におすすめです。

クレジットカード、電子マネー、QRコードの決済が可能で、合計26種類に対応していますよ。

ただしスマホまたはタブレットが別途必要な点や、レシートプリンターが内蔵されていない点には注意しましょう。

メモ
レシートを印刷したい場合は、プリンターを購入する必要があります。

またSTORES 決済には「フリープラン」「スタンダードプラン」「通常料金プラン」が用意されています。

フリープランと通常料金プランは月額料金は無料ですが、決済端末代として1台につき税込19,800円が必要です。

スタンダードプランは月額税込3,300円で、決済端末が1台無料で付いてきますよ。

フリープランでは、POSレジなどの無料版機能やデータ分析の一部機能を利用することが可能です。

スタンダードプランには、POSレジの全機能が使える他、決済端末が故障した場合に無償で交換できるサービスも含まれています。

通常料金プランでは、キャッシュレス決済の機能のみが利用できますよ。

POSレジやデータ分析など、STORESの複数のサービスを利用したい方は、スタンダードプランが適しているでしょう。

6.個人事業主がキャッシュレス決済を導入する前に確認すべき注意点

個人事業主がキャッシュレス決済を導入するとき、どんな点に気を付ければ良いんだろう?
キャッシュレス決済を導入したら便利そうだけど、注意すべきことはあるのかな?

キャッシュレス決済サービスを導入するに当たり、このように心配している方もいらっしゃるでしょう。

個人事業主がキャッシュレス決済を導入する前に注意したいポイントは以下の三つです。

【個人事業主がキャッシュレス決済を導入する前に確認すべき注意点】
お金のプロ
安心してキャッシュレス決済を導入するためにもチェックしておきましょう。

注意点1 審査に通過する必要がある

キャッシュレス決済を導入するためには、審査に通過する必要があります

申し込めばすぐに利用できるわけではないため、注意が必要です。

審査では、事業者の取引実績や経営状況などが確認されるので、あらかじめ十分な支払い能力があると認められる状態を整えておくことが大切ですよ。

また審査にかかる時間はサービスによって異なりますが、数週間から数カ月かかるものもあるため、スケジュールに余裕を持って申し込みましょう

お金のプロ
審査には基本的に開業届や本人確認書類などの提出が必要になります。導入するキャッシュレス決済サービスの公式サイトで確認し、準備しておきましょう。

注意点2 通信環境を整える必要がある

キャッシュレス決済を行うときにはインターネット回線を使用するため、通信環境を整える必要があります

また電波の状況が悪いと決済がスムーズに行えず、顧客に迷惑をかける可能性もあるでしょう。

そのため、インターネット回線の通信速度を確認し、安定した回線を確保しておくことも大切です。

なお、キャッシュレス決済サービスのなかには、携帯電話のようにモバイル通信ができるSIMが内蔵されていて、有線LANやWi-Fi環境がない場所でも利用できるものもありますよ。

メモ
本記事でご紹介しているサービスでは、PayCAS MobilePAYGATEがSIMを内蔵しています。ただしPAYGATEは端末単独で使用する場合のみ、モバイル通信が利用できます。
お金のプロ
キャッシュレス決済をスムーズに行うために、通信環境の準備は欠かせませんよ。

注意点3 短期で解約すると違約金や手数料が発生する場合がある

キャッシュレス決済サービスは、短期で解約すると違約金や手数料が発生する場合があります。

最低利用期間が定められているサービスでは、その期間内に解約すると高額な費用が発生するケースがあるので、注意が必要です。

予期せぬ出費を防ぐためにも、事前に契約内容を確認しておきましょう

お金のプロ
早期で解約することにならないよう、ご自身の事業に合ったキャッシュレス決済サービスを選ぶことが大切です。

7.まとめ

キャッシュレス決済とは、クレジットカードやデビットカード、電子マネー、QRコード決済など現金を使わない決済方法のことをいいます。

政府の推進もあり、キャッシュレス決済の利用比率は年々増加しているため、キャッシュレス決済を導入すればより多くの顧客ニーズに応えられるでしょう。

客単価の向上や集客の拡大なども期待できるため、個人事業主も導入するのがおすすめですよ。

ただしキャッシュレス決済と一口にいっても、決済方法の種類や導入・運用のコスト、端末のタイプ、決済以外の機能、入金サイクルはサービスによって異なります

導入後に「思っていたのと違った……」と後悔しないためにも、ご自身の事業に合ったキャッシュレス決済サービスを選ぶことが大切です。

お金のプロ
どのキャッシュレス決済サービスにしようか迷っている個人事業主は、以下のなかから選ぶのがおすすめですよ。

【個人事業主におすすめのキャッシュレス決済サービス3選】

※横にスクロールできます

サービス名 端末のイメージ 決済端末の代金(税込) 月額料金(税込) 決済手数料 審査・導入の目安
Square ・お手持ちのスマホ:0円 *1 
・Square リーダー(第2世代):4,980円/台
・Square スタンド(第2世代):29,980円/台
・Square ターミナル:39,980円/台
・Square ハンディ:44,980円/台
・Square レジスター:84,980円/台
無料 *2 2.5〜3.25% 最短当日
PayCAS Mobile


無料 【ライトプラン あんしんプラス(未加入)】2,178円/台
【一般料率】2,178円/台
※通信費を含む。電子マネー決済を追加する場合、別途1,122円/台が必要
1.98~3.24% 【審査】2~3週間
【導入】2~3週間
PAYGATE

39,600円/台 *3 3,300円 1.98~3.24% 【審査】1~2カ月
【導入】-
*1 対応機種のスマホにPOSレジアプリをダウンロードして使う場合は無料
*2 フリープランの場合。プラスプラン、プレミアムプランは有料
*3 数量限定で無料
※2025年9月1日時点