ビジネスローンとは?メリットや注意点、おすすめローンを徹底解説

事業の資金繰りがきつくて、すぐに現金を調達したい……。
起業したいけど資金が足りない……。何かいい方法はないかな?

手持ちの資金がなく従業員の給与や仕入先への支払いができないなど、資金繰りの問題を抱えている経営者の方もいらっしゃいますよね。

また、起業をしたくても資金が足りずに困っているという方も多くいらっしゃるでしょう。

そのなかでも「銀行の融資審査に通るか不安」「資金の調達を急いでいる」「担保や保証人を用意できない」といった方には「ビジネスローン」がおすすめです。

ビジネスローンは基本的に審査が易しく、融資までのスピードに優れており、原則的に担保や保証人を必要としません

この記事ではビジネスローンとは何かという基本的なことから、ビジネスローンのメリットや注意点、そしておすすめのビジネスローンについても解説します。

お金のプロ
賢くビジネスローンを利用すれば、資金繰りのピンチを乗り越えられますよ。

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1.ビジネスローンとは

そもそも、ビジネスローンってどんなものなんだろう?

ビジネスローンとは「事業資金としての利用に特化したローン商品」のことをいいます。

主に銀行、消費者金融、信販・クレジットカード会社が提供している融資サービスです。

おおよそのビジネスローンは以下のような用途に利用できます。

【ビジネスローンの利用可能な用途】
  • ・新規事業の立ち上げ
  • ・設備投資
  • ・運転資金
  • ・取引先への支払い
  • ・従業員への給与の支払い
  • ・その他事業に関わること

事業資金としてのみ利用を認められている商品が多くなっていますが、なかには資金使途が自由なものもあります。

個人事業主でも利用できるの?

ビジネスローンは法人、個人事業主問わず利用が可能です。

メガバンクが提供するビジネスローンでは法人のみ対象というケースも見られますが、多くのローン商品は法人・個人を問わず対象としています。

事業の立ち上げ資金としても借りることができるんだ。

後ほどこちらで詳しくご説明しますが、ビジネスローンは原則担保や保証人を必要としません

そのため、起業目的で利用されることも多くなっています。

法人、個人を問わず利用でき、事業における幅広い用途に使用可能なビジネスローンは、経営者の強い味方となってくれるでしょう。

2.ビジネスローンの6つのメリット

ビジネスローンって、どんなところが便利なのかな?
他のローンに比べて優れている点はとこだろう?

ビジネスローンの利用を検討するために、まずはどのような利点があるのかを知る必要がありますよね。

この章では、ビジネスローンのメリットを六つご紹介していきます。

お金のプロ
六つのメリットをそれぞれ詳しく解説していきますよ。

【ビジネスローンの6つのメリット】
ビジネスローンの6つのメリット
【ビジネスローンのメリット】

メリット1 総量規制の対象にならない

一般的な消費者金融のカードローンのように総量規制の対象となる場合、ご自身の年収の3分の1を超えた額を借り入れることはできません

総量規制とは
ローンの利用者を保護する観点から、返済能力を超える貸し付けを禁止するルールのことです。これは日本貸金協会で定められており、総量規制の対象にあたるローン商品では、借り入れの限度額が年収の3分の1までに制限されます。

しかしビジネスローンは総量規制の対象とならないため、年収の3分の1を超える額の資金でも調達できるのです。

日本貸金協会において、ビジネスローンは「顧客の利益の保護に支障を生ずることがない貸し付け」とされており、「例外貸し付け」に分類される契約となります。

この例外貸し付けでは、年収3分の1を超えても返済能力があると認められれば、貸金業者から資金を借り入れることができるのです。

お金のプロ
総量規制の対象にならないため、多額の資金が必要になった場合でも安心ですね。

メリット2 無担保・無保証人

ビジネスローンを契約するのに、原則的に担保・保証人は必要ありません

一般的な融資は「プロパー融資」と呼ばれ、多くの場合担保や連帯保証人の提供を求められます。

これは物担保や人的担保を設けることにより貸し倒れのリスクを防いでいるためです。

一方担保を必要としないビジネスローンは、代わりに金利を一般融資より高めに設定するなどして、貸し倒れのリスクを防いでいます。

また、ビジネスローンは基本的に一般的な融資と比べ融資限度額が大きくないという点も担保・保証人を必要としない理由の一つとなっています。

メモ
カードローンもビジネスローンと同じく無担保・無保証人で借り入れることができますが、カードローンの場合は総量規制の対象となります。

メリット3 審査が易しい

一般的な融資に比べ、ビジネスローンは審査が易しくなっています

ローン商品によっては、業歴が短い、赤字経営、というような状態で申し込んでも審査を通過する可能性があります

というのも先ほど「メリット2」で担保・保証人が必要ない理由として挙げたのと同じく、金利を高く設定していることと比較的小口の融資をメインとしているからです。

審査を通すということは、貸し付ける側からすれば貸し倒れのリスクも負うということになります。

しかしながら金利を高めに設定しておけばローン会社側の利益が担保できるため、ある程度リスクを回避できるのです。

また、一般的な融資よりも事業者向けの融資のノウハウを持っているということも、審査が易しい理由の一つといえます。

事業の将来性などを見越した上での判断ができるため、現在の経営状態が良くなかったとしても審査に通る可能性は十分にあるでしょう。

メリット4 手続きが簡便

銀行で一般的な融資を受ける際には面談が必要となります。

しかしビジネスローンでは実際に対面しての面談が必要ない場合や、面談を必要としない事業者もあります

必要書類の受け渡しもWebや郵送で行っていることも多く、一般的な融資に比べ手続きが非常に簡便といえますね。

Webや郵送で済むなんて便利だなあ。急いでいるときにも助かりますね。

メリット5 融資に時間がかからない

以上でビジネスローンは「無担保・無保証人」「審査が易しい」「手続きが簡便」ということをご紹介しましたが、このため融資までのスピードが速くなっています。

ローン商品や取り扱い事業者にもよりますが、なかには最短即日融資という驚くべき早さで資金調達ができる場合もあります

急いで現金が入り用だから、助かるなあ。

なかでもノンバンク系のビジネスローンは審査スピードが早いため、急ぎの際にはおすすめです。

ノンバンクとは
銀行以外の、融資を専門に行う金融機関のことをいいます。

ノンバンク融資では審査システムに「スコアリング方式」を導入しています。

審査項目を点数化してコンピューターで処理するこの方法により、スピーディーな審査が行われているのです。

メリット6 限度額内であれば何度も借り入れできる

ビジネスローンは借り入れ回数に制限がありません

限度額内であれば何度でも利用できるため、一度利用した後にまた資金繰りがきつくなってしまったというような場合でも、安心して借り入れることができます。

また必要なときに必要な金額だけを短期で借り入れることで、利息の負担を抑えることができますね。

注意
ビジネスローンは主に「証書貸付」と「カードローン(当座貸越)」タイプの2種類に分かれていますが、繰り返し融資を受けられるのはカードローン(当座貸越)タイプのみとなっています。

3.ビジネスローンを利用する際の注意点

ビジネスローンについて分かってきたけど、まだ少し不安だな……。
利用するときに注意した方が良いことはあるのかな?

前章ではビジネスローンのメリットに重点を置いて特徴をご説明してきました。

しかし、利用する前に注意しなければならない点を踏まえておいた方が安心ですよね。

お金のプロ
安心してビジネスローンを利用するための注意点を四つご紹介していきますよ。

【ビジネスローンを利用する際の注意点】
ビジネスローンを利用する際の注意点
【ビジネスローンを利用する際の注意点】

注意点1 金利が高い

ビジネスローンの金利は他の事業融資と比べて高めに設定されています。

このため長期の借り入れには向いておらず、返済が長引かないように気をつけなければならないといえます。

以下が他の事業融資とビジネスローンの金利の相場の違いを表にまとめたものです。

融資機関 金利
ビジネスローン 3~18%
日本政策金融公庫(小規模企業向け一般貸付融資) 2.06~2.55%
銀行(中小企業者向け融資) おおむね2%台
結構違うんだなあ……。他の融資機関で借りた方がいいのかな?
お金のプロ
場合にもよりますが、金利が高い分ビジネスローンにはそれだけのメリットがあるともいえますよ。

ビジネスローンは他の事業融資に比べ、申し込みから融資までの期間が短い、審査が易しい、担保・保証人が不要、といったメリットがあり、この条件を叶えるために金利が高くなっているともいえます。

またビジネスローンは何度も繰り返し借り入れができます。

必要なときに必要な分だけを借り入れることで返済期間を短くし、利息の支払いを減らすといった工夫もできます。

お金のプロ
短期の返済で済むように工夫するなどして、上手にビジネスローンを利用しましょう。

注意点2 資金使途が限定的な場合も

ビジネスローンで借り入れた資金の使い道は、例えば事業の運転資金や仕入先への支払いなど、「事業に関わる用途」でなければならない場合があります

そういったローン商品で得た資金は、生活費など個人利用に充てることはできないので注意しましょう。

しかしながら個人事業主の場合、生活費と事業資金があいまいなこともありますよね。

借り入れの前にどこまでを事業資金として認めてもらえるのかを確認しておくと良いでしょう。

資金の使途違反が判明するとペナルティが発生するケースも考えられます。

次の融資が難しくなったり、最悪の場合融資金額の即時返済を求められたりする可能性があるので、十分に注意しましょう。

お金のプロ
あいまいな部分はきちんと確認を取ってから利用しましょう。

注意点3 限度額が低い

ビジネスローンは小口取引を主にしている場合が多いため、他の事業融資に比べ基本的に融資限度額は低めです。

ビジネスローンと日本政策金融公庫、銀行の事業融資限度額の相場を比べてみましょう。

融資機関 金利
ビジネスローン 数十万円~数百万円
日本政策金融公庫(小規模企業向け一般貸付融資) 4,800万円(特定設備資金は7,200万円)
銀行(中小企業者向け融資) 数千万円~1億円程度

ビジネスローンは何度も借り入れができる点や、総量規制の対象外のため年収の3分の1以上の借り入れができるという利点がありますが、限度額には注意しましょう。

注意点4 銀行融資の審査に影響が出る可能性

ビジネスローンの借り入れが将来銀行融資を受けようとしたときに悪影響を与える可能性があります。

ビジネスローンで融資を受けた際には決算書にその旨を記入することになり、返済が終わるまでこの情報を消すことはできません。

銀行から融資を受ける際には決算書の提出を求められます。

ビジネスローンの借り入れ履歴が残ったままの決算書を提出した場合、それだけ資金繰りが苦しく倒産リスクが高いと判断されてしまい、銀行から融資を受けづらくなるのです。

ビジネスローンの借り入れを完済しておけば決算書に記入せずに済むので、銀行からの融資を受ける前に完済しておくとベストです。

お金のプロ
ビジネスローンは計画的に返済していくことが重要ですよ。

4.おすすめビジネスローン

ビジネスローンについてよく分かったけど、どんなローン商品を選べば良いの?
たくさんあって選べないなあ……。

ここまでビジネスローンとはどのようなローン商品か、メリットや注意点はどのようなものかをお話ししてきました。

ビジネスローンの性質を理解した上でも、たくさんあるローン商品の中から一つを選ぶのはやはり難しいですよね。

お金のプロ
そこで、おすすめのビジネスローンを以下の表にまとめました。

※横にスクロールできます

金融機関種別 金融機関名 商品名 金利 融資可能額 融資までの期間 個人事業主の利用 対面 資金使途 対象地域
銀行 静岡銀行 しずぎんビジネスクイックローン 5.0%~14.9% 50万円~500万円 翌営業日以降 可(※副業でも可) 不要 事業性資金 静岡県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、山梨県
みずほ銀行 みずほスマートビジネスローン 1%台~14% 10万円以上、最大1,000万円(5万円単位) 審査:2営業日程度
入金:2営業日程度
不可 不要 事業資金 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県
三井住友銀行 ビジネスセレクトローン 2.125%~ 1億円以内(10万円きざみ) 不可 必要 事業資金 三井住友銀行の取り扱い窓口(エリア・法人営業部・支店)で取引が可能な地域に所在すること
三菱UFJ銀行 Biz LENDING 15%未満 1,000万円まで 最短2営業日 不可 不要 事業資金
ネット銀行 オリックス銀行 VIPローンカード BUSINESS 6.0%~17.8% 50万円~500万円 最短即日 不要 自由 全国
東京スター銀行 スタービジネスカードローン 4.5%~14.5% 50万円~1,000万円
(10万円単位)
審査:3営業日程度
入金:12営業日程度
不要 事業性資金 全国
PayPay銀行 ビジネスローン 2.8%~13.8% 最大500万円 最短で翌営業日 不要 事業用途 全国
ノンバンク アイフルビジネスファイナンス 事業者向けビジネスローン 3.1%〜18.0% 50万円〜1,000万円 最短翌日 不要 事業性資金 全国
オージェイ ビジネスローン 10.00%~18.00% 30万円~2,000万円 最短即日 必要 事業資金
セゾンファンデックス カードローン(個人事業主専用) 6.5%~17.8% 1万円~500万円 可(※法人は不可) 不要 事業性資金(開業資金を除く) 全国
ビジネスパートナー スモールビジネスローン 9.98% 〜 18.0% 50万円 〜 500万円 最短5日 不要 事業性資金 全国
プロミス 自営者カードローン 6.3%~17.8% 300万円まで 最短即日 不要 生計費および事業費 全国

上の表では「銀行」「ネット銀行」「ノンバンク」という3種類に分類しました。

この種類ごとにも金利や融資限度額、入金までの日数の違いが表れています。

金利は銀行が一番安い傾向にあり、次いでネット銀行、そしてノンバンクは一番金利が高い傾向にあります。

また融資限度額は銀行が一番高く設定されており、次いでネット銀行、ノンバンクとなります。

そして入金までの日数は、公表していない銀行・業者もありますが、ノンバンクが最も早い傾向にあります。

このような特徴を踏まえた上で、ご自身の用途に合うビジネスローンを選びましょう

また以下ではこのなかでも特におすすめしたいビジネスローンを六つご紹介いたします。

お金のプロ
それぞれの商品の詳細も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

おすすめ1 アイフルビジネスファイナンス:事業者向けビジネスローン

アイフルビジネスファイナンス
メリット
最短翌日融資
上限が1,000万円とノンバンクのなかでは多額
来店不要
デメリット
大きなデメリットはなし
こんな人におすすめ!
ネットで早く資金調達をしたい方
多額の資金が必要だが銀行からの融資は受けられない方

カードローン「アイフル」の名前は誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

同じアイフルグループに属する「アイフルビジネスファイナンス」が提供しているのが、「事業者向けビジネスローン」という商品です。

耳なじみのある名前の会社が提供する商品という安心感は大きいですよね。

アイフルビジネスファイナンスの事業者向けビジネスローンは来店不要で申し込みができ、またホームページでは最短で即日融資が可能と掲げられています

申し込みだけでなく借り入れも全国の提携金融機関のATMから行えるため、急いで資金調達をしなければならないという方にはまさにうってつけの商品ですよね。

また借り入れ金額の上限が1,000万円とノンバンクのなかでは高額の部類に入るため、銀行からの融資は受けられないが多額の資金が必要、という方にもおすすめできるローン商品です。

さらにホームページには「過去の財務内容だけでなく現状のご商売に鑑み融資実行の可能性を検討」と記されているため、赤字決済でも利用が見込めます。

借り入れ前のスピード診断も設けられているため、まずはこちらを試してみても良いでしょう。

おすすめ2 PayPay銀行:ビジネスローン

PayPay銀行
メリット
金利上限が13.8%と低め
Webで完結
事務手数料無料
デメリット
口座開設の必要がある
こんな人におすすめ!
ネット上で借り入れから返済までを完結させたい方
金利や手数料を抑えたい方

PayPay銀行が提供する「ビジネスローン」は他のネット銀行やノンバンク系のビジネスローンと比べると金利上限が13.8%と低めに抑えられています

また事務手数料が無料なので、余計な支出や金利を抑えて資金調達をしたいという方には非常におすすめです。

PayPay銀行のビジネスローンは申し込みから返済まで来店の必要がなく、全てネット上で完結します。

忙しく手続きのために窓口に出向く時間がないという方でも気軽に利用ができますね。

ただし、契約にはPayPay銀行の口座を開設しなければなりません

口座開設を併せて申し込む場合は融資まで最短でも5営業日かかるため、あらかじめPayPay銀行の口座をつくっておくと良いでしょう。

おすすめ3 ビジネスパートナー

ビジネスパートナー
メリット
手数料無料
マイページからいつでも追加融資の申し込みが可能
デメリット
金利は9.98%〜18.0%とやや高め
こんな人におすすめ!
手数料を抑えて資金調達をしたい方

ビジネスパートナーの「スモールビジネスローン」は来店不要、郵送で全ての手続きが完了する便利なサービスです。

カード利用の場合、セブン銀行のATMから24時間引き出しが可能です。

事務手数料や繰り上げ返済手数料が無料なのがうれしいポイントですね。

契約後のマイページからはいつでも利用状況が確認でき、追加の融資の申し込み(10万円から)もできるという手軽さがあります。

金利は9.98%〜18.0%とやや高めですが、20年以上の実績がある企業のためビジネスローンを初めて利用する方でも安心して取引ができるでしょう。

おすすめ4 東京スター銀行:スタービジネスカードローン

東京スター銀行
メリット
金利が4.5%~14.5%と比較的低め
50万円からの小口現金から1,000万円の大口の現金まで調達可能
デメリット
入金まで12営業日程度とやや時間がかかる
こんな人におすすめ!
金利を抑えて資金調達をしたい方

東京スター銀行が提供するビジネスローン、「スタービジネスカードローン」は金利が4.5%~14.5%と比較的低めなのが大きなメリットです。

「あまり聞いたことのないネット銀行だし不安だな……」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、借り入れの保証にはアイフル株式会社という誰でも一度は名前を聞いたことがある著名な会社が入っています。

また来店不要で契約ができるため、忙しい合間を縫って店舗に出向く必要がないのもうれしいポイントです。

ただし、融資までに12営業日程度とやや時間がかかってしまうため、急ぎで現金が必要という方は注意しましょう。

おすすめ5 静岡銀行:しずぎんビジネスクイックローン

静岡銀行
メリット
副業でも申し込み可能
収入証明書不要で融資が受けられる
デメリット
対象地域が限定的
こんな人におすすめ!
副業をしている方
少しでも申し込みや審査の手間を省きたい方

「しずぎんビジネスクイックローン」は静岡銀行が提供するビジネスローンサービスです。

副業でもローンの利用が可能という、他社にはない魅力を持っています。

5.0%~14.9%と比較的低金利な点や手続きに来店が必要ない点もポイントが高く、また融資金額300万円以下であれば収入証明書不要という点は申し込みの際の手間を省くことができる大きなメリットといえます。

地方銀行のためサービスの提供地域は限られますが、利用するメリットの非常に多いローン商品です。

静岡県内以外では東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、山梨県が対象となっているので、サービス利用が可能な地域にお住まいの方はぜひ検討してみてくださいね。

おすすめ6 オージェイ:無担保融資(ビジネスローン・事業資金融資)

オージェイ
メリット
最短即日融資
最高2,000万円までと利用限度額が高額
デメリット
金利が10.00%~18.00%とやや高め
こんな人におすすめ!
高額の資金を調達したい方

オージェイの「無担保融資」は名前の通り担保なしで、保証人も原則不要でありながら、融資限度額が2,000万円までと高額であるのが特徴です。

法人・個人事業主どちらも利用可能であり、個人事業主でここまで高額の融資が望めるというのは珍しいといえるでしょう。

高額の融資が可能でありながら最短翌日に資金調達ができる希少なサービスですので、急ぎで高額の資金が必要という方は是非利用してみると良いでしょう。

5.ビジネスローンが利用できない場合の資金調達方法は?

もし、ビジネスローンの審査にも落ちてしまったらどうしたら良いんだろう?
他にも資金調達の方法はないのかな?

ビジネスローンの利用が難しい、審査に通らなかった、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

お金のプロ
このような場合でも安心してください。ビジネスローンと同じように素早い資金調達ができる方法は他にも存在しますよ。

ビジネスローン以外の資金調達の手段は以下のようなものが考えられます。

【ビジネスローン以外の資金調達の方法】
  • ・カードローン
  • ・手形割引
  • ・知人に借りる
  • ・二者間ファクタリング
手形割引とは
満期を迎える前の手形を利用料や満期日までの利息を差し引いて手形割引業者に買い取ってもらうサービスです。

このうちカードローンと手形割引はビジネスローンと同じく「融資」という形の資金調達方法です。

そのため、信用情報に傷があると審査に通ることは難しいでしょう。

知人に借りるという方法は簡単にも思えますが、信頼できる知人が周りにいなければ難しいですよね。

そこでおすすめなのが「二者間ファクタリング」です。

未入金の売掛債権を持っていれば誰でも利用でき、利用者の信用情報や経営状態がほとんど問われない資金調達の方法なのです。

ファクタリングとは
入金日を迎える前の売掛債権の買い取りサービスです。売掛債権の売却を行うことを売掛先に通知する「三者間ファクタリング」と通知しない「二者間ファクタリング」があります。二者間ファクタリングでは迅速な資金調達が可能です。
【二者間ファクタリングの仕組み】
二者間ファクタリング

ファクタリング業者が売掛金を回収できるかどうかは利用者の売掛先の支払い能力にかかっています。

そのため、ファクタリングの審査の際は利用者よりも売掛先の信用力が重視されます

売掛先が法人であれば個人事業主でも利用できるファクタリングサービスは数多くあります

なるほど。ちょうど未入金の売掛債権を持っているから利用してみようかな。
お金のプロ
ファクタリングについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

6.まとめ

ここまでビジネスローンについて、その特徴の説明やおすすめのビジネスローンのご紹介をしてきました。

ビジネスローンは一般的な銀行融資などに比べ審査が易しく手続きも簡便であり、そして原則的に担保・保証人が不要なため、スピーディーな資金調達ができます

経営の資金繰りに困っていてなるべく早く資金を調達したい方は、検討したい手段といえるでしょう。

また起業時にも利用できるサービスもあるため、新しく事業を立ち上げたい方にも有効です。

ただしビジネスローンの金利は高めに設定されている傾向にあります。

何度でも借り入れできるというメリットを活かし、必要な時に必要な分だけを借り入れ、返済に時間をかけないよう注意して利用しましょう

お金のプロ
ご紹介した注意点に気を付けながら賢くビジネスローンを利用しましょう。