【税理士直伝】楽してお得に自動車税をクレジットカードで支払うには?

窓口やお店までわざわざ出向いて、自動車税を支払うのは手間がかかりますよね。

クレジットカードを使えば、自宅にいながらインターネットで自動車税を支払うことができます

さらにポイントも貯まるのでお得です。

この記事では、自動車税をクレジットカードでお得に支払う方法を解説していきます。

注意
クレジットカード決済では手数料が発生するため、ポイント還元率が1%未満のカードを使っている方は損をする恐れがあります

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1.そもそも自動車税っていつ、いくらかかる?

自動車税は、車を所有している人全員に支払う義務がある税金です。

ここでは、納税時期と金額の確認方法について説明します。

1−1.自動車税は毎年5月に支払う

自動車税は、4月1日時点で車検証に記載されている所有者が都道府県に納めるものです。

自動車税の納税時期は、原則として5月中です。

毎年5月の連休明けごろに納税通知書が送られてくるのが一般的なケースです。

納税通知書には支払うべき自動車税の額が記載されており、この通知書を使って税金を支払うことになります。

1-2.税額は車の排気量によって変わる

自動車税の金額は、自動車の「種別」と「総排気量」で決定します。

次の表では、項目別に自動車税が示されているので、持っている車がどの区分に該当するのか確認してみましょう。

【自動車別の税額一覧】

用途区分 総排気量 新車登録時期別の税額
2019年9月30日以前 2019年10月1日以降
自家用乗用車 1リットル以下 29,500円 25,000円
1リットル超~1.5リットル以下 34,500円 30,500円
1.5リットル超~2.0リットル以下 39,500円 36,000円
2.0リットル超~2.5リットル以下 45,000円 43,500円
2.5リットル超~3.0リットル以下 51,000円 50,000円
3.0リットル超~3.5リットル以下 58,000円 57,000円
3.5リットル超~4.0リットル以下 66,500円 65,500円
4.0リットル超~4.5リットル以下 76,500円 75,500円
4.5リットル超~6.0リットル以下 88,000円 87,000円
6.0リットル超 111,000円 110,000円
自家用乗用軽自動車 一律 10,800円 10,800円

2.自動車税はクレジットカードで支払おう!ただし手数料が取られる

2-1.自動車税はクレジットカードでオンライン決済できる!

クレジットカードを使えば、オンラインで簡単に自動車税を支払うことができます。

さらに、ポイントも貯まってお得です。

注意
軽自動車税を納める場合は注意が必要です。納税先が都道府県である自動車税と違い、軽自動車税の納税先は市区町村になるため、インターネット決済に対応しているかどうかは各市区町村のHPでご確認ください。

2-2.クレジットカード払いだと手数料がかかる!還元率が低いと損

クレジットカードで自動車税を支払う場合、手数料が発生するので注意しましょう。

以下のように納税額によって手数料は異なります。

【自動車税をクレジットカード決済した場合の手数料】

納税額 手数料(税抜) 手数料(税込)
1円~10,000円 37円 40円
10,001円~20,000円 112円 123円
20,001円~30,000円 187円 205円
30,001円~40,000円 262円 288円
40,001円~50,000円 337円 370円

したがって、クレジットカードの還元率が手数料率を下回ると、損をしてしまいます。

あなたはいつも使っているクレジットカードの還元率をご存じでしょうか?

まずは、自分の持っているクレジットカードの還元率を確認してみましょう。

還元率が1.0%以上のクレジットカードであれば、損せず自動車税を支払える可能性が高いといえるでしょう。

3.自動車税でお得にポイントを貯められる!年会費無料のおすすめカード

「クレジットカードで決済したいけど……手数料がかかるならやめようかなあ」

とお考えの方もいるかもしれません。

しかし、還元率の高いカードを使えば、手数料分を差し引いてもポイント還元で得する可能性があります

自動車税をお得に支払えるだけではなく、日頃の買い物にもメリットがある還元率の高いおすすめクレジットカードをご紹介します

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おすすめ1 常に1%還元!楽天市場なら常に3倍還元の「楽天カード」

楽天カードの情報

年会費 無料
ポイント還元率 1.0%
発行日数 約1週間
ETC年会費 550円(税込)

楽天カードには、常時1.0%の還元率があります。

さらに、楽天カードで楽天市場の商品を購入すると、ポイントが3倍になるのでお得です。

楽天市場でポイントを使って欲しいものを買ったり、別のポイントに交換して他のECサイトで買い物もできたりするので、楽天ユーザーの方にはおすすめです。

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おすすめ2 還元率1.2%でPontaポイントに交換可!「リクルートカード」

リクルートカード

年会費 無料
ポイント還元率 1.2%
発行日数 1~2週間
ETC年会費 無料(JCB)

リクルートカードは年会費無料でポイント還元率は1.2%です。

じゃらんやホットペッパーといったリクルート系列のサービスを利用するとポイントの還元率が上がり、よりお得になります。

例えばホットペッパーグルメを使った場合には、予約1名につき50ポイントが還元されます。もし、6名の飲み会で幹事を担当して、リクルートカードで決済したら、通常の決済金額で貯まるポイントに加えて、なんと300ポイントも加算されることになります。

【リクルートカードのメリット】
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  • (3)他のカードではポイント対象外の電子マネーにチャージしてもポイントが還元される
  • (4)リクルートポイントは1ポイント1円としてPontaポイントに交換できる
キャンペーン情報

リクルートカードキャンペーン

リクルートカードは、新規発行で1,000円分のポイント、対象のカード発行日から60日以内のカード利用で3,000円分のポイントがもらえる入会キャンペーンを実施中です。
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対象期間:3月22日10:00~3月25日9:59

4.自動車税をクレジットカードでオンライン決済する流れ

クレジットカードで自動車税を支払う流れは次のとおりです。

図 オンライン決済の流れ

オンライン決済の流れ

日頃の買い物で使えばさらにお得になるので、早めに申し込んでおきましょう。

STEP1 高還元率のクレジットカードに申し込む

まずは、還元率の高いクレジットカードを申し込みます

楽天カードリクルートカードは、いずれもオンラインで発行手続きを行うことができます。

発行に要する期間の目安は次のとおりです。

【各カードの発行までにかかる目安時間】
  • ・楽天ポイントカード:約1週間
  • ・リクルートカード:1~2週間
※発行時間はあくまで目安です。状況によって変わるので注意してください

STEP2 自動車税の納税通知書(振込書)が届く

自治体によって時期にズレはありますが、多くの場合5月上旬ごろに自治体から自動車税の納税通知書が届きます

納税通知書には、自動車税の金額が書いてあるので確認しておきましょう。

STEP3 各自治体の専用サイトで自動車税を支払う

最後に、各自治体の専用サイトで自動車税を支払います

自動車税を支払うには各自治体の専用サイトへアクセスする必要があります。

納税通知書に記載された必要情報、クレジットカード情報などを入力すれば、自動車税の支払いは完了です。

5.自動車税をクレジットカードで払うときによくある疑問

自動車税をクレジットカードで支払うにあたって、気になる点がいくつかあるのではないでしょうか。

ここでは、以下の疑問を一挙に解決します。

疑問1.クレジットカード払いにデメリットはないの?

クレジットカードで自動車税を支払うデメリットは、ほとんどないといっていいでしょう

決済手数料はかかりますが、高還元率のクレジットカードを使えば、手数料以上の還元を受けられるので、実質的にお得になります

メモ
かつて車検時に義務付けられていた納税証明書の提示は、平成27年4月より必須ではなくなりました。

クレジットカードで納税すると納税証明書がすぐにもらえないため、以前は問題になっていました。

疑問2.コンビニでクレジットカード払いはできないの?

コンビニで自動車税を支払う場合は、クレジットカードを利用することはできません
 
コンビニで支払う場合は納税通知書と現金を用意する必要があります。

インターネットを利用してオンライン決済しましょう。

疑問3.nanacoで税金を払うとお得なの?

結論からいうと、実はnanacoで支払っても大きなお得になるわけではありません

他のサイトなどで「nanacoで税金を支払うと得をする」という記事を見たことのある人もいるかもしれません。

確かに、セブン‐イレブンでnanacoを使えば、現金がなくても税金を支払えますし、手数料もかかりません。

nanacoと連動するセブンカード・プラスでチャージすれば、その分のポイントも還元されます。

しかし、わざわざセブン‐イレブンまで行って支払いを済ませる必要があるので、手間がかかってしまいます。

コンビニ支払いは手間がかかる

例えば、東京都でリクルートカードを使って自動車税を納めた場合、ポイント還元率の1.2%から手数料分約0.8%を差し引いて、実質的にお得になるのは支払金額の約0.4%です。

これはnanacoとセブンカード・プラスを併用してもらえる還元率0.5%とほとんど変わりません。

セブンカード・プラスの普段の還元率が0.5%であることを考えると、還元率1.2%のリクルートカードで普段から買い物をしたほうがお得ですよね。

6.まとめ

自動車税は毎年、必ず支払わなければなりません。

クレジットカードを使えば、窓口やコンビニまで行かなくても、いつでもどこでも簡単にオンライン決済できます。

オンライン決済を行う場合、手数料が発生してしまいますが、還元率の高いクレジットカードを利用すれば手数料分を差し引いてもお得になります。

この機会に高還元率のクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。

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