【2024年版】クラウド会計ソフト10選を徹底比較!料金・機能も

クラウド会計ソフトのなかでおすすめの製品はどれだろう?
クラウド会計ソフトが便利みたいだけど、どんな特徴があるのかな?

このようにクラウド会計ソフトについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

クラウド会計ソフトとは、インターネットでデータの保存・管理をしながら会計処理を簡単に行えるソフトウェアです。

複数のデバイスでどこでも使用できるといった使い勝手の良さもあり、シェアが徐々に拡大しています。

税制や法改正があった際にすぐに対応できたり、確定申告をオンラインで行える「電子申告」ができたりするので、ぜひ取り入れておきたいシステムです。

ただし会計ソフトによって料金や機能などが異なるので、特徴を比較して自身・自社に合ったものを選びましょう

税理士
この記事では10のクラウド会計ソフトを徹底比較し、そのなかでも特におすすめのソフトを厳選してご紹介します。

クラウド会計ソフトの特徴やタイプ、選ぶときに確認すべきポイントなども解説しているので参考にしてくださいね。

【おすすめのクラウド会計ソフト3選】

【2024年最新】 ▼ 当サイトおすすめクラウド会計ソフト

  • freeeスマホアプリの操作性が抜群!個人事業主におすすめ
    スマホで簡単に確定申告の手続きができる!法人プランもあり
  • マネーフォワード関連サービスとの連携が便利!法人におすすめ
    会計業務の効率化にぴったり!経費・勤怠・給与など関連サービスも充実
  • 弥生会計25年連続売り上げ1位!王道中の王道
    フリープランなら無料で利用可能!個人事業主から法人まで対応
クラウド会計ソフトってよく聞くけど、どういったシステムなんだろう?

クラウド会計ソフトとはインターネットのサーバーでデータを保存しながら、効率的に会計処理を行えるソフトウェアです。

以下のように会計ソフトの提供会社のサーバーにアクセスすることで、会計・経理に関する情報を複数の端末から管理できます

【クラウド会計ソフトの仕組み】

クラウド会計ソフトの仕組み

クラウド会計ソフトはPCにインストールしたり、システムを構築したりする必要がありません。

オンライン環境があればどこでも、取引データの取得や仕訳、帳簿の作成、帳票の出力などを自動化・効率化できますよ。

税理士
その他にもさまざまな特徴があるので、次章で詳しく解説しますね。

「税理士が教えるお金の知識」(以降、本メディア)では一部、メーカーやサービス提供事業者から広告出稿をいただいておりますが、コンテンツの内容については本メディア独自に制作しており、情報の掲載有無やコンテンツ内容の最終意思決定に事業者は関与しません。

2.クラウド会計ソフトの特徴

インストール型よりもクラウド型の会計ソフトを導入した方が良いのかな?
クラウド会計ソフトは具体的にどういった特徴があるの?

このようにクラウド会計ソフトの特徴を知りたいという方もいらっしゃるでしょう。

会計ソフトにはオンラインのサーバーを利用して使う「クラウド型」のソフトと、PCにインストールをして使う「インストール型」のソフトがあり、それぞれは特徴が大きく異なります。

本章ではクラウド会計ソフトの特徴について、主に以下の五つをご紹介しますね。

【クラウド会計ソフトの特徴】

クラウド会計ソフトの特徴

特徴1 オンライン環境があればどこでも作業可能

クラウド会計ソフトの特徴としてまず、オンライン環境さえあれば場所を問わず利用できる点が挙げられます。

インストール型の会計ソフトの場合は、ソフトをインストールしたPCが手元にないと作業ができません。

しかしクラウド型の場合は、インターネットに接続できればどのPCからでも操作が可能です。

またクラウド会計ソフトのなかにはスマートフォンで利用できるものもあります。

税理士
出先や隙間時間などでも会計・経理業務を行えるので、とても手軽ですよね。

特徴2 複数のデバイスで利用できる

1台に限らず、複数のデバイスで操作できるのもクラウド会計ソフトの特徴です。

つまり複数人が同時に会計・経理業務を行うことができるということです。

また情報がクラウド上にリアルタイムで共有されるので、全ての従業員が簡単に業務内容を把握できます。

情報を共有する手間や時間を短縮できるから、業務効率が上がりそうだね。

なおクラウド会計ソフトはオンライン環境さえあれば利用できるので、離れた場所で複数人が同時に操作することも可能です。

税理士
本社以外の拠点がある場合や、在宅勤務の従業員がいる場合でも問題ありません。

特徴3 他サービスとの連携が簡単

多くのクラウド会計ソフトでは、他サービスとの連携を簡単に行うことができます

銀行口座やクレジットカード、電子マネー、POS(販売時点情報管理)レジなどのサービスと連携することで、取引情報の取り込みや仕訳を自動で行ってくれます

自動で記帳されれば、人為的なミスや入力漏れがないので安心ですよね。

また一つ一つ手入力する手間と時間を省けるので、業務効率のアップにつながりますね。

特徴4 アップデートやメンテナンスが自動

クラウド会計ソフトの特徴として、ソフトのアップデートやメンテナンスが自動で行われることも挙げられます。

法律の改正があった場合や会計ソフトのシステムに修正があった場合、システムを更新しなければ最新の状態で会計・経理業務を行うことはできません。

インストール型のソフトのシステムを更新するには新しいバージョンのソフトを改めて購入し、手動でPCにインストールをする必要があります。

しかしクラウド型のソフトでは定期的に、無料かつ自動でバージョンが更新されるので費用や手間がかかりません。

税理士
法律や税制が変わると専門的な知識が問われることも多いので、すぐに自動で対応してくれるのはうれしいポイントですね。

特徴5 OSを問わない

OSを問わず利用できる点もクラウド会計ソフトの特徴といえるでしょう。

インストール型のソフトの場合、対応しているPCのスペックやOSが限定されているケースがあります。

自身・自社に合ったソフトであっても手持ちのデバイスに対応していなければ、利用することができません

その点クラウド会計ソフトはインターネット環境さえあれば、どのOSでも対応可能です。

さらにクラウド会計ソフトのなかには、スマホやタブレットで利用できる製品も多くありますよ。

税理士
複数の従業員が利用する場合は、どのOSでも利用できるクラウド会計ソフトが便利ですよ。

3.クラウド会計ソフトの主なタイプ

個人で事業をしているんだけど、どのクラウド会計ソフトを選んでも大丈夫なのかな?

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。

個人と法人では納める税金や作成する書類などが異なるため、会計ソフトには事業形態ごとに専用のソフトがある場合が一般的です。

また事業の種類によって業務内容が違うため、特定の業種向けの会計ソフトが販売されていることもあります

そのためクラウド会計ソフトは、主に以下の三つのタイプに分けることができます。

【クラウド会計ソフトの主なタイプ】

クラウド会計ソフトの主なタイプ
税理士
どのタイプが自身・自社に合っているのかを確認してから、クラウド会計ソフトを探すことをおすすめします。

タイプ1 個人事業主・フリーランス向け

クラウド会計ソフトには、確定申告を行う個人事業主やフリーランス向けの会計ソフトがあります

個人向けのソフトは確定申告書の作成が簡単にできたり、オンラインで申告できる電子申告システムが搭載されていたりするのが特徴です。

また確定申告に「白色申告」と「青色申告」と呼ばれる二つの方法があることから、会計ソフトによっては申告方法別に専用のソフトが販売されています。

白色申告と青色申告では作成する書類や記帳方法などが異なるため、どちらの方法で申告するかによって適切なソフトを選ぶ必要がありますよ。

白色申告・青色申告の違いはこちらの記事で詳しく解説しているのでご参照ください。

毎年自分で確定申告をしているから、個人事業主・フリーランス向けの会計ソフトを導入した方が良さそうだね。

タイプ2 法人向け

クラウド会計ソフトには法人向けのものもあります

法人向けのソフトの場合、取引データの自動取り込みや仕訳、記帳はもちろん、決算書の作成や請求書の管理といったバックオフィス業務に役立つ機能も搭載されていることが一般的です。

また法人といっても、企業の規模によって業務の範囲は異なります。

そのため法人向けソフトのなかには、内部統制を強化してくれたり監査に対応していたりする高機能なものもありますよ。

おすすめのクラウド会計ソフトをお探しの法人の方は、こちらをご覧ください。

タイプ3 特定の業種向け

クラウド会計ソフトには、特定の業種に適したソフトも展開されています

例えば飲食店の経理業務に特化して、売り上げや客数、客単価などを把握したり、経営状況の分析ができたりするソフトがあります。

その他にも建設業向けに工事別の原価計算や仕訳、間接費・労務費の配賦作業などを自動化してくれるものもありますよ。

税理士
業種に特化したソフトは、業種特有の業務を一緒に効率化できるので非常におすすめです。

4.クラウド会計ソフトを選ぶ際に確認したいポイント

クラウド会計ソフトにはいろんな製品があるみたいだけど、どうやって選べば良いんだろう?

クラウド会計ソフトが気になっていても、選び方が分からないという方もいらっしゃるでしょう。

そこで本章では、クラウド会計ソフトを選ぶ際に確認したい五つのポイントについてお伝えします

税理士
以下五つのポイントを確認しておけば、自身・自社に合うクラウド会計ソフトが見つかりますよ。

【クラウド会計ソフトを選ぶ際に確認したいポイント】

クラウド会計ソフトを選ぶ際に確認したいポイント

ポイント1 事業の規模・体制に合っているか

クラウド会計ソフトを選ぶ際には、事業の規模や体制に合ったソフトを探しましょう

会計ソフトは通常「個人事業主向け」「法人向け」など事業形態によって専用のソフトが提供されています。

また法人向けのソフトのなかには「従業員数が〇人以下の企業向け」「中小企業の利用に適している」「中堅・上場企業向け」など、事業の規模や体制に応じた製品があります。

これは事業の形態や規模、体制によって、必要な手続きや作成する書類などが異なるためです。

例えば個人事業主やフリーランスの方が、多機能だからと法人向けの会計ソフトを導入しても必要な機能が備わっていない上、使わない機能がありコストを無駄にしてしまいます。

法人の場合にも事業規模や体制に合っていない会計ソフトを選ぶと、きちんと会計・経理業務を効率化できない可能性がありますよ。

ポイント2 機能が十分か

クラウド会計ソフトによって搭載している機能は異なります。

そのため、自身・自社が求める機能が備わっているかもチェックしましょう。

一般的に会計ソフトには、以下のような機能があります。

【会計ソフトによくある機能】
  • ・取引データの入力
  • ・仕訳、記帳
  • ・帳簿の作成
  • ・帳票の出力
  • ・経営分析
  • ・確定申告書の作成
  • ・電子申告
  • ・決算書の作成
  • ・請求書との連携 など

会計・経理業務を自動化したいのか、あるいはバックオフィスの業務も効率化したいのかなど、クラウド会計ソフトを導入する目的を明確にし、必要な機能を確認しておきましょう。

税理士
本記事5章では10のクラウド会計ソフトの特徴を比較していますよ。

ポイント3 費用が適切か

クラウド会計ソフトを導入する際は、コストパフォーマンスも考慮して選びたいところです

クラウド会計ソフトは月ごとあるいは年ごとに、利用料を支払うケースが一般的です。

無料で使える製品もあれば年額が数十万円ほどの製品もあり、価格帯はさまざまです。

なおソフトの値段は機能やサポートの内容、利用可能なユーザー数などが充実すればするほど上がる傾向にありますよ。

税理士
会計ソフトは使い続けるものなので、運用コストが負担にならない製品を選んでおくのがおすすめです。

ポイント4 操作性が良いか

クラウド会計ソフトを選ぶ際には、操作性の良さも確認しておきたいポイントです。

せっかく会計ソフトを導入しても、うまく使えなければかえって業務の効率が落ちる恐れもあります。

会計・経理業務に関する知識や経験は従業員ごとに違いがあるので、誰が操作をしても使いやすい製品が望ましいといえるでしょう。

多くのクラウド会計ソフトは、無料のトライアル期間を設けています

税理士
5章で紹介しているクラウド会計ソフト10選も全て無料で使用感を確認できますよ。

ポイント5 必要なサポートがあるか

クラウド会計ソフトを選ぶに当たり、サポートの内容が十分かどうかも確認すべきだといえるでしょう。

会計ソフト、料金プランによってサポート内容は異なります。

チャットやメールで気軽に相談できる場合もあれば、電話で即時にサポートしてもらえる場合もあります。

ソフトの利用時に不明点があったりトラブルが起こったりした際、どのような対応が行われるのかを確認しておくと安心ですよ。

なお確定申告や税務調査、会計業務などに関する相談を行っているソフトもあります

税理士
サポートの内容に応じて製品を選ぶのも手ですね。

5.おすすめのクラウド会計ソフト10選の比較表

クラウド会計ソフトはたくさんの製品があるけど、どういった点が違うんだろう?
人気のあるクラウド会計ソフトの特徴を知りたいな。

このように複数のクラウド会計ソフトの特徴を比較したいという方もいらっしゃるでしょう。

そこで人気の高い10ブランドのクラウド会計ソフトの特徴を以下の表にまとめました

【おすすめのクラウド会計ソフト10選の比較表】

※横にスクロールできます
ブランド名 対象の事業形態 料金(税抜) 無料トライアル 特徴
freee ・個人
・法人
11,760~477,360円/年 個人はもちろん上場企業、IPO準備企業、成長企業などにも対応
マネーフォワード クラウド ・個人
・法人
10,800円/年~ バックオフィス業務を効率化できる関連サービスとの連携が可能
弥生会計 ・個人
・法人
無料~37,600円/年 25年連続売り上げナンバーワン
ジョブカン会計 ・個人
・法人
12,000~600,000円/年 シリーズ累計導入実績20万社
ちまたの会計 ・個人 無料 非営利組織向け会計ソフト
円簿会計 ・個人
・法人
無料 ログイン用のIDの作成が不要
かんたんクラウド会計 ・個人
・法人
18,000~25,000円/年 建設、医療、飲食、小売業などさまざまな業種に対応
HANJO会計 ・個人
・法人
無料~1,078円(税込)/月 飲食店に特化した会計ソフト
勘定奉行クラウド ・法人 93,000円/年~ ・グループ企業やグローバル企業など大規模法人向け製品も展開
・プロジェクト型ビジネス向け、建設業向けの製品も展開
PCAクラウド ・法人 プランやソフト、ユーザー数などによって異なる 医療、建設業向けの製品も展開

6.【個人事業主・フリーランス向け】クラウド会計ソフト3選

個人事業主にはどのクラウド会計ソフトが一番おすすめなんだろう?
フリーランスの利用に向いているクラウド会計ソフトはあるの?

このようにおすすめのクラウド会計ソフトを知りたいという個人事業主やフリーランスの方もいらっしゃるでしょう。

そこで本章では個人事業主・フリーランスにおすすめのクラウド会計ソフトを三つ厳選してご紹介します。

以下におすすめのソフト3選の特徴をまとめました。

【個人事業主・フリーランス向けクラウド会計ソフト3選】

※横にスクロールできます
ブランド名 ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間
freee freee 確定申告 スターター 11,760円/年
(月額払い:1,480円)
あり
スタンダード 23,760円/年
(月額払い:2,680円)
プレミアム 39,800円/年
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ 10,800円/年
(月額払い:1,280円)
パーソナル 15,360円/年
(月額払い:1,680円)
1カ月間無料
パーソナルプラス 35,760円/年
弥生会計 やよいの白色申告 オンライン フリープラン 0円 0円 ずっと無料
ベーシックプラン 0円 11,500円/年 初年度無料
トータルプラン 10,500円/年 21,000円/年
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 0円 10,300円/年 初年度無料
ベーシックプラン 0円 17,250円/年 初年度無料
トータルプラン 15,000円/年 30,000円/年

おすすめ1 freee 確定申告

freee 確定申告
メリット
スマホからの操作性が高い
初心者に親切な設計
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
価格がやや高い
こんな人におすすめ!
初めて会計処理を行う方
スマホで空き時間に会計業務を済ませたい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
freee 確定申告 スターター 11,760円/年 あり
スタンダード 23,760円/年
プレミアム 39,800円/年

freee 確定申告クラウド会計ソフトのシェアナンバーワンを誇ったこともある*1個人事業主・フリーランス向けソフトです。

freee 確定申告は操作が簡単な点が大きな特徴といえるでしょう。

クレジットカードやオンラインバンキングの情報を登録しておくことで、明細を自動で取得してくれる上、入力されたデータから自動で分析レポートが作成されます。

またスマホアプリでレシートを撮影すると自動で情報を読み込んでくれるため、手軽に経費登録できますよ。

確定申告書の作成を〇×の質問に答えるだけで行うことができ、専用のアプリでそのまま電子申告することも可能です。

さらに見積書や請求書の作成も簡単で、「インボイス制度」や改正後の「電子帳簿保存法」にも対応しています。

インボイス制度とは
2023年10月から開始した仕入税額控除に関する制度です。インボイス制度により、一定の要件を満たした適格請求書(インボイス)の発行・保存がない取引では仕入税額控除が適用されません。詳しくはこちらで解説しています。
電子帳簿保存法とは
保存が義務付けられている国税関係の書類・帳簿を電子データで保存する際のルールなどを定めた法律です。1998年の施行から複数回改正が行われており、2022年に施行された改正電子帳簿保存法では電子取引で受領・送付した書類を電子データで保存することが義務化されました。

なお年額払いだけでなく月額払いに対応しており、月々1,480円から利用が可能ですよ。

クレジットカードの登録をせず無料でソフトを試すこともできるので、気軽に使用してみましょう。

おすすめ2 マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワードクラウド確定申告
メリット
スマホで確定申告が可能
関連サービスと連携すれば、バックオフィス業務の効率化も可能
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
簿記の知識がない方にはやや不向き
こんな人におすすめ!
会計業務だけでなくバックオフィス業務を効率化したい方
ある程度の簿記の知識がある方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニ 10,800円/年 1カ月間無料
パーソナル 15,360円/年
パーソナルプラス 35,760円/年

マネーフォワード クラウド確定申告は、多様なクラウドサービスの提供でも知られる株式会社マネーフォワードの個人向けクラウド会計ソフトです。

銀行・クレジットカードの明細の自動取り込みや確定申告書類の作成・提出、1会計年度50件までの仕訳登録など一部の機能は無料で使い続けることができます

また便利なスマホアプリがあるため、お手元にPCがなくてもスマホで仕訳や確定申告書の作成、電子申告を行うことも可能です。

さらにマネーフォワード クラウド確定申告では会計業務だけでなくバックオフィス業務の効率化が図れるサービスを連携して利用できます

請求書の作成や経費精算、勤怠管理など、多数の業務の効率アップが望めますよ。

なおアップデートが随時自動で行われるので、インボイス制度・改正電子帳簿保存法に対応しています。

クレジットカードの登録なしで1カ月の無料のトライアル期間を利用できるので、気軽に試してみましょう。

おすすめ3 やよいの白色申告 オンライン/青色申告 オンライン

メリット
白色申告 オンラインはずっと無料で利用できる
25年連続売り上げナンバーワンの安心感*2
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
有料プランの料金が初年度と2年目以降で大きく異なる
こんな人におすすめ!
簿記の知識があまりない方
安心できる老舗サービスを利用したい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間
やよいの白色申告 オンライン フリープラン 0円 0円 ずっと無料
ベーシックプラン 0円 11,500円/年 初年度無料
トータルプラン 10,500円/年 21,000円/年
やよいの青色申告 オンライン セルフプラン 0円 10,300円/年 初年度無料
ベーシックプラン 0円 17,250円/年 初年度無料
トータルプラン 15,000円/年 30,000円/年

やよいの白色申告 オンラインやよいの青色申告 オンラインは、25年連続で売り上げ実績ナンバーワンを誇る会計ソフトシリーズ「弥生シリーズ」の個人向けクラウド会計ソフトです。

会計ソフトを使用したことのない初心者の方でも簡単に操作できる点が特徴の一つです。

またコストパフォーマンスの良さも魅力で、やよいの白色申告 オンラインのフリープランはずっと無料で利用できます。

無料にもかかわらず自動仕訳や記帳、確定申告書の作成、電子申告の機能など白色申告に必要な機能は十分に搭載されていますよ。

フリープランにはサポートが付いていないので、必要に応じて操作サポートのあるベーシックプラン、もしくは操作・業務相談のサポートがあるトータルプランを選ぶ必要があります。

なお青色申告を行う方はセルフプラン、ベーシックプラン、トータルプランの三つのプランがあるやよいの青色申告 オンラインを利用しましょう。

全てのプランに機能面の違いはなく、サポート内容によって料金が異なりますよ。

やよいの白色申告 オンラインやよいの青色申告 オンラインはアップデートが定期的に自動で行われるため、インボイス制度や改正電子帳簿保存法への対応も心配ありません

7.【法人向け】クラウド会計ソフト3選

会社にクラウド会計ソフトを導入したいんだけど、どれを選んだら良いんだろう?
人気の高い法人向けのクラウド会計ソフトを知りたいな……。

このようにどのクラウド会計ソフトを取り入れて良いか分からず、おすすめの製品をお探しの法人の方もいらっしゃるでしょう。

法人の方には業界シェアの高いfreee会計弥生会計オンラインマネーフォワード クラウド会計が特におすすめです。

三つのソフトの特徴は以下のとおりです。

【法人向けクラウド会計ソフト3選】

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ブランド名 ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間
freee freee会計 ひとり法人 35,760円/年 30日間無料
スターター 65,760円/年+従量課金 30日間無料
スタンダード 107,760円/年+従量課金 30日間無料
アドバンス 477,360円/年+従量課金 30日間無料
マネーフォワード クラウド マネーフォワード クラウド会計 スモールビジネスプラン 35,760円/年 1カ月間無料
ビジネスプラン 59,760円/年 1カ月間無料
弥生会計 弥生会計オンライン セルフプラン 27,800円/年 初年度無料
ベーシックプラン 37,600円/年 初年度無料

おすすめ1 freee 会計

freee 会計
メリット
初心者に親切な設計
スマホからでも使いやすい操作性の高さ
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
価格がやや高い
こんな人におすすめ!
初めて会計ソフトを導入する方
スマホで空き時間に会計業務を済ませたい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間 備考
freee会計 ひとり法人 35,760円/年 30日間無料
スターター 65,760円/年+従量課金 30日間無料
スタンダード 107,760円/年+従量課金 30日間無料
アドバンス 477,360円/年+従量課金 30日間無料

freee 会計は、事業の規模に合わせたソフトやプランが多数用意されている法人向けクラウド会計ソフトです。

銀行やクレジットカードの明細の転記作業や仕訳入力を自動化し、毎月の決算処理を行えばボタン一つで決算書を作成できますよ。

一番お手頃なひとり法人プランの場合、月額払い3,980円(税抜)もしくは年額払い35,760円(税抜)で利用可能です。

経理全体を効率化したい場合や経営数字を可視化したい場合には、機能やサポートなどがひとり法人プランよりさらに充実しているスタータープランがおすすめです。

社内のワークフローや管理会計を行いたい場合はアドバンスプランの利用が向いていますよ。

なおインボイス制度や電子帳簿保存法に完全に対応しているので、最新の状態で経理業務を行えます。

おすすめ2 マネーフォワード クラウド会計

マネーフォワードクラウド会計
メリット
リアルタイムで経営状況を把握できる
他のソフトと連携してさらに業務を効率化できる
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
価格がやや高い
こんな人におすすめ!
経営状況の分析機能を利用したい方
バックオフィス業務の効率化を図りたい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 価格(税抜) 無料期間 備考
マネーフォワード クラウド会計 スモールビジネスプラン 35,760円/年 1カ月間無料
ビジネスプラン 59,760円/年 1カ月間無料

マネーフォワード クラウド会計大手企業も多数利用している法人向けクラウド会計ソフトです。

取引情報の入力・仕訳の自動化はもちろん、決算書の作成も登録されたデータをもとに自動で行われます。

一度登録された仕訳の内容をAI(人工知能)が学習するため、ソフトを使えば使うほど自動仕訳の精度が上がります。

またキャッシュフロー・収益レポートなど、経営数字を把握できる帳票やレポートの作成に対応しており、経営に役立てることができます。

その他、バックオフィス業務を効率化できる関連サービスが充実している点もマネーフォワード クラウド会計の特長といえるでしょう。

請求書の作成やマイナンバー・経費・勤怠・給与などの管理をサポートしてくれるので、経営業務全体の効率化を期待できます。

なおインボイス制度や電子帳簿保存法に対応しているので、安心して経理業務を行えますよ。

まずは1カ月間の無料トライアル期間を活用し、自社に合っているか確かめてみましょう。

メモ
マネーフォワード クラウド会計では最大65,736円分のAmazonギフトカードがプレゼントされるキャンペーンが2024年9月30日(月)まで実施されています。詳細はこちらをご覧ください。

おすすめ3 弥生会計 オンライン

メリット
初心者に親切な設計
0円で利用開始できる
インボイス制度、電子帳簿保存法の改正に対応
デメリット
月払いに対応していない
こんな人におすすめ!
初めて会計ソフトを利用する方
実績あるメーカーのソフトを利用したい方
※横にスクロールできます
ソフト名 プラン 初年度価格(税抜) 2年目以降(税抜) 無料期間 備考
弥生会計 オンライン セルフプラン 0円 27,800円/年 初年度無料 最大2カ月の無料サポートあり
ベーシックプラン 0円 37,600円/年 初年度無料 通年サポート対応

弥生会計 オンラインは、登録ユーザー数300万人を突破*3している人気の「弥生シリーズ」の法人向けクラウド会計ソフトです。

初めて経理業務を行う方や簿記の知識がない方でも使えるように設計されており、自動で決算書を作成できます

銀行やクレジットカード、電子マネー、POSレジ、請求書、経費精算などの2,500以上のサービスと連携しており、取引データを自動で取り込み、仕訳してくれますよ。

セルフプランとベーシックプランの二つのプランがあり、それぞれの違いはサポートの内容です。

セルフプランでは電話やメールによるサポート、仕訳・経理業務の相談を最大2カ月間受けられます。

一方ベーシックプランでは、期間の制限なしでセルフプランのサポートとチャットによるサポートを受けることが可能です。

なお弥生会計 オンラインを契約している方は、インボイス制度で扱う適格請求書の保存と、電子帳簿保存法で義務付けられる電子取引でのデータ保存ができる「スマート証憑管理」も無料で利用可能です。

最初の1年間、無料で使用できるキャンペーンがあるので、ぜひ申し込んでみましょう。

*3 弥生会計公式サイト「弥生シリーズ「登録ユーザー数」が300万を突破」より

8.まとめ

クラウド会計ソフトはインターネット環境さえあればどこでも利用が可能で、会計・経理業務を効率化できるソフトウェアです。

確定申告をオンラインで簡単にできたり、税制や法改正があった際に自動で対応できたりと、事業を行う方はぜひ取り入れておきたいシステムです。

ただしソフトごとに機能やサポート、価格などが大きく異なるので、自身・自社に合った製品を選ぶことが重要ですよ。

例えば会計・経理業務を簡単に行いたい場合や会計ソフトの操作に慣れていない従業員が多い場合にはfreeeの会計ソフトがおすすめです。

操作性が高く、会計に関する知識がない方でも簡単に利用できますよ。

また 弥生会計は25年間売り上げ1位という大きな実績があり、信頼のおけるサービスを利用したいという方にぴったりだといえます。

やよいの白色申告 オンラインのフリープランはずっと無料なので、個人事業主やフリーランスの方は導入しておくべきですよ。

会計・経理業務だけでなくバックオフィスも効率化したいという方はマネーフォワード クラウドの利用が向いています

税理士
全て無料のトライアル期間があるので、気軽に使用感を試してみましょう。

【おすすめのクラウド会計ソフト3選】

【2024年最新】 ▼ 当サイトおすすめクラウド会計ソフト

  • freeeスマホアプリの操作性が抜群!個人事業主におすすめ
    スマホで簡単に確定申告の手続きができる!法人プランもあり
  • マネーフォワード関連サービスとの連携が便利!法人におすすめ
    会計業務の効率化にぴったり!経費・勤怠・給与など関連サービスも充実
  • 弥生会計25年連続売り上げ1位!王道中の王道
    フリープランなら無料で利用可能!個人事業主から法人まで対応