土日祝日OKのファクタリング！3タイプと優良5社、注意点も解説

手元に現金が少なく、どうしても土日祝日で資金調達したいとお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ファクタリングは入金期日前の売掛金を譲渡して現金化するサービスであり、ファクタリング会社によっては土日や祝日の取引も可能です。

ただし「土日祝日対応」とうたっていても、申し込みだけが可能なのか、審査まで進むのか、入金に対応しているのかなどは、ファクタリング会社によって異なります。

また土日祝日に振り込みが完了しても、振込先の金融機関によっては反映されるのが週明けになることもあるため注意が必要です。

そこで本記事では、土日祝日対応のファクタリング会社の三つタイプと、土日祝日の利用におすすめの優良ファクタリング会社を5社ご紹介します。

併せて土日祝日のファクタリングのコツや、注意点なども解説しますよ。

１．土日祝日のファクタリングはどこまで可能？３つのタイプ別に整理

このように土日祝日対応のファクタリング会社を利用しようと思っても、具体的にどこまで手続きが進むのかが分からないと不安ですよね。

土日祝日に利用できるファクタリング会社には、大きく分けると以下の三つのタイプがあります。

本章では、それぞれのタイプの特徴と、どのような方におすすめなのかを解説します。

タイプ１　土日祝日は申し込みのみ可能

ファクタリング会社には、申し込みのみを土日祝日も受け付けているところがあります。

ほとんどがオンラインでの利用が可能であり、「土日祝日中に現金を使うわけではなく、週明けの資金繰りを少しでも早くしておきたい」という方であれば気軽に利用しやすいでしょう。

土日祝日のうちに申し込みフォームの入力や必要書類のアップロードを完了しておけば、平日の審査・振り込みをスムーズにスタートできますよ。

タイプ２　土曜が営業日（日曜・祝日は休み）

土曜を営業日としているファクタリング会社は、審査から入金までを土曜中に完了させたい方や、土曜にも平日相当の手厚いサービスを受けたい方におすすめです。

特に「平日は専門家に相談する時間が取れない」「土曜中にファクタリングの書類の確認や条件の交渉を、担当者と話しながら進めたい」という場合に適しているでしょう。

ファクタリング会社によっては有人対応をしていて、担当者に電話やオンライン面談などで直接問い合わせができるところもありますよ。

ただし日曜・祝日が原則休みなので、土曜の受付時間の間に手続きが完了しなければ、入金や審査などが実質的に月曜扱いになってしまう点には注意しましょう。

タイプ３　土日祝日が営業日

　
土日祝日も営業日としていて審査や入金にも対応しているファクタリング会社は、すぐに手元に資金が必要な方に適しています。

土日祝日を営業日とするファクタリング会社には、24時間365日の利用が可能なところと、営業時間が定められているところがあります。

詳細はサービスによって異なりますが、条件がそろえば土日祝日中に入金が可能なところもありますよ。

ただし「24時間365日営業」「土日祝日の入金が可能」などと記載があっても、必ずしもすぐに現金化できるとは限りません。

申し込みと入金には対応しているものの審査は24時間365日対応ではなかったり、営業時間中の審査完了を前提として土日祝日中の入金が可能だったりするところもあるため注意しましょう。

２．土日祝日に強い！優良ファクタリング会社5選

このように土日祝日の利用に対応していて、優良なファクタリング会社を知りたい方も多くいらっしゃるでしょう。

しかし土日祝日対応とうたっていても、実際に対応可能な範囲や、利用の条件はファクタリング会社によって異なるため、申し込み前に確認しておくことが重要です。

そこでこの章では、土日祝日の利用が可能なファクタリング会社のなかから優良な5社を厳選してご紹介します。

おすすめ１　ペイトナー

メリット

365日24時間受け付け・土日祝日の入金が可能

オンライン完結＆最短即日で現金化

必要書類は請求書・本人確認書類・口座の入出金明細の3点のみ

手数料が一律10％で手元に残る金額を把握しやすい

個人事業主・フリーランスでも利用可能

デメリット

審査の対応は営業時間中のみ

支払期日まで70日以内の請求書が取引の対象

手数料固定10％のため、状況によっては他社より割高になる

こんな人におすすめ！

土日祝日に申請してスムーズに現金化したい方

手数料が一律のサービスを利用したい方

オンライン完結で進めたい方

ペイトナーは、完全オンラインかつ最短即日での入金に対応しているファクタリングサービスです。

営業時間は10:00〜19:00ですが、オンラインでの申請には24時間365日、対応しています。

なお審査が完了していれば土日祝日中の振り込みも可能ですが、審査は営業時間中に限られます。

営業時間中に審査が終わらなければ、翌営業日の審査・入金対応となる点には注意しましょう。

ペイトナーの初回利用時の必要書類は、請求書・本人確認書類・口座の入出金明細の3点のみとシンプルで、2回目以降は請求書だけで申請することも可能です。

また手数料は一律10％なので手元に残る金額をあらかじめ把握しやすく、初期費用や月額費用などもかからないため安心です。

法人・個人事業主・フリーランスを問わず二者間ファクタリングを利用できますが、取引の対象となるのは、支払期日が申請日から70日以内の請求書のみなので注意してくださいね。

ペイトナーは最短即日で現金化したい方や、土日祝日での入金を目指す方、オンライン完結かつ手数料が変動しないサービスを利用したい方におすすめです。

おすすめ２　labol（ラボル）

メリット

土日祝日を含めた24時間365日の入金が可能

オンライン完結で、最短30分で現金化ができる

必要書類が「本人確認書類」「請求書」「取引の証拠が分かる資料」の3点のみ

手数料は一律10％なので、手元に残る金額を把握しやすい

デメリット

手数料が固定なので、他社より割高になる可能性がある

審査は24時間365日の対応ではない

こんな人におすすめ！

土日や夜間の入金に対応してほしい方

手元に残る金額を事前に把握したい方

完全オンラインのサービスを利用したい方

labol（ラボル）は、最短30分での現金化が可能な、オンライン完結のファクタリングサービスです。

24時間365日の入金に対応していて、土日祝日や夜間のニーズに適しています。

また法人・個人事業主を問わず利用でき、1万円からの少額の売掛金に対応している点も強みです。

基本的な提出書類は「本人確認書類」「請求書」「取引の証拠が分かる資料」の3点のみ少なく、手数料は一律10％と明瞭な点もメリットといえます。

三者間ファクタリングには非対応ですが、二者間ファクタリングに対応しているため、取引先に知られずに資金化したい方におすすめですよ。

審査の実施は24時間365日ではないため、タイミングによっては処理が遅くなったり、翌営業日の扱いとなったりする可能性がある点には注意しましょう。

labol（ラボル）は、土日祝日での入金が必要な方や、少額の利用をしたい方、手数料が一律のサービスを利用したい方におすすめですよ。

おすすめ３　ジャパンマネジメント

メリット

土曜も営業時間内は有人対応で、当日中の現金化を狙える

対面で直接取引ができる

スタッフが出張するため全国で利用可能

二者間・三者間のファクタリングに対応

医療・介護報酬などの専門性の高い債権も利用できる

デメリット

日曜・祝日が営業日でない

オンラインで完結できず、対面での取引のみに対応

こんな人におすすめ！

土曜のうちに担当者と相談し、当日中の入金まで進めたい方

対面で書類確認や条件交渉をしながら確実に進めたい方

医療・介護報酬など専門性の高い債権をスムーズに現金化したい方

ジャパンマネジメントは、平日と土曜の9:00〜19:00に営業しているファクタリング会社です。

担当者と直接対面で取引できるため、疑問点があればその場で確認できますよ。

最短即日での現金化に対応していて、スムーズに進めば土曜のうちに現金化が完了する可能性があります。

また二者間・三者間のファクタリングが可能で、医療・介護報酬のような専門性の高い債権でも相談できる点が強みです。

取扱金額は20万〜5,000万円であり、全国に出張してくれるため、幅広く受け付けていて利用しやすいサービスといえるでしょう。

ただし日曜・祝日は営業しないため、土曜の入金を目指す方は、必要書類を不備なくそろえておき、午前中のうちに申し込むことが大切ですよ。

なおオンライン完結のサービスではない点には注意してくださいね。

ジャパンマネジメントは、平日の利用が難しい方で、土曜に対面で直接相談しながら取引を進めたいと考える方におすすめです。

おすすめ４　みんなのファクタリング

メリット

土日祝日も入金に対応している

完全オンラインで最短60分で現金化

二者間ファクタリングに特化していて取引先への通知を避けやすい

法人・個人事業主のどちらも利用可能

デメリット

取引可能な金額と手数料が明示されていない

三者間ファクタリングに非対応

営業時間が9:00〜18:00に限られる

こんな人におすすめ！

土日祝日に申請して当日または週明けの早期入金を目指したい方

オンラインだけで完結したい方

みんなのファクタリングは、二者間ファクタリングに特化した完全オンラインのファクタリング会社です。

法人だけでなく個人事業主やフリーランスも利用でき、必要書類は顔写真付きの身分証、請求書、通帳などに限られています。

土日祝日の9:00〜18:00も営業していて、最短60分での入金に対応していますよ。

ただし取引できる売掛債権の金額や、手数料が公式に明示されていない点には注意しましょう。

みんなのファクタリングは、土日祝日中かつ短時間で入金が必要な方に適しています。

おすすめ５　JTC

メリット

土日祝日の対応が可能

2回目以降は対面かオンラインで手続きを進められる

二者間・三者間のファクタリングに対応している

デメリット

初回の契約は原則対面で行う（※要相談）

法人利用は年商7,000万円以上かつ掛け売り取引が必要

個人事業主は二者間ファクタリングが利用できない

最低取引額が100万円と高め

こんな方におすすめ！

利用の条件を満たしていて、土日祝日中での資金調達をしたい方

JTCは、対面またはオンラインで利用できる法人・個人事業主向けのファクタリング会社です。

土日祝日も対応が可能ですが、利用条件が比較的厳しく、法人は年商7,000万円以上かつ掛け売り取引の実績が必要です。

また二者間・三者間のファクタリングに対応していますが、個人事業主が利用できるのは三者間ファクタリングのみです。

さらに初回は原則対面での手続きが必要なので、オンラインでの取引をしたい方は注意しましょう。

なお取引可能な売掛金の額が100万円以上であるため、少額の資金調達には不向きといえます。

JTCは、利用条件をクリアしていて、土日祝日中に資金調達したい方には適しているでしょう。

３．土日祝日のファクタリングをスムーズに進めるコツ

このように土日祝日のファクタリングのコツがあれば実践したいと考える方もいらっしゃるでしょう。

土日祝日にファクタリングを利用する場合、「土日祝日対応の会社を選ぶ」だけでは思ったように手続きが進まないこともあります。

ここでは、土日祝日中のファクタリングをできるだけスムーズに進めるためのポイントを、七つのコツとして整理してご紹介します。

コツ１　必要書類が少ないファクタリング会社を選ぶ

土日祝日に利用するなら、必要書類が少ないファクタリング会社を優先して選ぶことが大切です。

請求書、通帳の入出金明細、本人確認書類など、最低限の書類だけで申し込めるところであれば、週末でもすぐに利用できますよ。

一方で、商業登記簿謄本や印鑑証明書など、法務局や役所で発行が必要な書類が多い会社は、土日祝日中に準備するのが難しくなりがちです。

書類の種類が増えるほど確認にも時間がかかり、その分だけ審査や入金が遅れやすくなります。

コツ２　信用度の高い売掛金で申し込む

ファクタリングの審査では、利用者自身よりも売掛先の信用力が重視されます。

土日祝日にスムーズに審査を進めたいときには、できるだけ支払い実績が安定している取引先の請求書を選んで申し込むのがポイントです。

信用度が高い売掛先の債権は、未回収リスクが低いと判断されやすく、追加の確認や書類を求められる可能性も少なくなりますよ。

反対に、個人事業主や創業すぐの企業などの売掛金は未回収リスクが高いと判断されやすく、審査に時間がかかったり、手数料が多くかかったりする可能性があります。

土日祝日中の審査完了が難しくなることも考えられるため急ぐ場合には注意しましょう。

コツ３　二者間ファクタリングを利用する

土日祝日に素早く資金化したい場合は、二者間ファクタリングを選ぶ方が進めやすいといえます。

二者間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社だけで契約が完結するため、売掛先への通知や承諾の手続きが不要です。

売掛先の担当者と連絡が取りづらい土日祝日でも、調整を挟まずに審査から契約までを進められます。

一方、三者間ファクタリングでは売掛先の了承が必須となるため、週末だけで手続きを完結させるのは現実的に難しいケースが多くなります。

コツ４　完全オンラインで手続きを進める

土日祝日にファクタリングを利用するなら、申し込みから契約までオンラインで完結できるサービスを選ぶのもおすすめです。

紙の契約書の郵送や、面談のための来店が必要な場合は、対応に時間がかかってしまいますよね。

しかしオンライン完結型であれば、Webフォームから申し込み内容を入力し、必要書類もスマホやパソコンからアップロードできるため、時間や場所を選ばずに手続きを進められます。

担当者とのやりとりが発生してもメールやチャット、電話などで済むため、土日祝日でも審査から契約までスムーズに進む可能性が高まりますよ。

なお対面での契約をする場合は、即日対応可能かどうか、担当者が出張してくれるかどうかなどを確認しておくと安心です。

コツ５　債権譲渡登記が不要なファクタリング会社を選ぶ

法人の利用時に限りますが、債権譲渡登記が必要かどうかも、土日祝日のファクタリングの進みやすさを左右します。

債権譲渡登記が必須のサービスでは、法務局での登記手続きが必要になるため、窓口が休みである土日祝日には手続きができません。

その結果、審査は完了しても現金化が平日まで持ち越しになってしまうことがあります。

債権譲渡登記が不要であれば、土日祝日でも比較的スムーズに手続きができ、登記の費用や準備の負担もありませんよ。

コツ６　入金が即時反映される銀行を振込先に指定する

ファクタリング会社が即時振り込みをしても、受け取る銀行口座の反映が遅いと、実際の入金が週明けになるということになりかねません。

金融機関によっては、平日15時以降や土日祝日の振込が翌営業日の扱いとなり、残高への反映が遅れるケースがあります。

一方、モアタイムシステムに対応している銀行やネット銀行などでは、原則24時間365日で入金が即時反映されます。

土日祝日に資金を使いたい場合は、対応状況を事前に確認し、できるだけ入金の反映が早い銀行口座を振込先に指定しておくと安心です。

コツ７　午前中に申し込む

土日祝日中の即日入金を狙うなら、午前中のできるだけ早い時間に申し込むことが重要です。

ファクタリングでは、申し込みの後に審査、契約内容の確認、振り込み手続きといった複数の工程があります。

午後の遅い時間の申し込みでは、書類に不備があったり、利用者が多かったりして審査が当日の営業時間内に終わらない可能性も考えられます。

４．土日祝日のファクタリングの注意点

土日祝日中にファクタリングを利用すれば、週明けの支払いに間に合わせやすくなります。

一方で、「急いでいる」「平日は時間がない」といった事情につけ込んだトラブルも少なくありません。

特に土日祝日や夜間などで資金調達を急いでいる場合には、冷静に比較検討しにくいこともあるため、事前に注意点を押さえておくことが大切です。

ここでは、土日祝日のファクタリングの三つの注意点をお伝えします。

注意点１　振込先によっては入金が即時反映されない

ファクタリング会社が振込手続きを完了しても、振込先の口座に指定した銀行が即時反映に対応していないと、残高の更新が次の営業日になることがあります。

また同一銀行間は即時でも、他行宛ては反映が遅れる場合もあるため、確認しておくことをおすすめしますよ。

さらに通常ならば即時入金される場合でも、システムメンテナンスなどで、遅延が生じることも考えられます。

注意点２　悪徳業者も存在する

土日祝日対応をうたうファクタリング会社のなかには、相場とかけ離れた高額な手数料や、不明瞭な費用を請求する悪質な業者も存在します。

二者間ファクタリングの相場は8〜18％程度、三者間ファクタリングの相場は2〜9％程度といわれていますが、相場を大きく超える場合や、説明のない「保証金」「手付金」などの費用を求めてくる場合は要注意です。

また「審査に通すために別の契約を結ばなければならない」「手数料を安くする代わりに保証金が必要」などと、追加の支払いを迫るケースも見られます。

契約前には、会社名・所在地・代表者・連絡先などの基本情報、公式サイトの記載内容をよく確認し、不自然な点がないかをチェックしましょう。

少しでも疑問が残る場合は、その場で決めずに他社の見積もりを取り、比較した上で慎重に判断することが大切です。

注意点３　即時・時間外の対応で追加費用がかかることがある

土日祝日や夜間の即時入金に対応しているサービスには、通常の手数料とは別に、時間外対応の費用が発生するところもあります。

例えば、「時間外振込手数料」「特急対応料」「土日加算」などの名目で、数千〜数万円単位の費用が上乗せされる場合があります。

表面的な手数料率だけを見ると割安に見えても、こうした追加費用を含めると、結果的に平日利用よりも総コストが高くなることも珍しくありません。

５．まとめ

土日祝日中や週明けすぐに資金が必要な場合にも、ファクタリングの利用がおすすめです。

土日祝日も対応してくれるファクタリング会社はいくつかあるため、優良なところを選んで利用しましょう。

ただし土日祝日にどこまで対応してくれるのかは、サービスによって異なります。

申し込みだけなのか、土曜のみ平日相当の対応が可能なのか、土日祝日も営業日で入金まで対応しているのかなどを確認しておくと、ミスマッチを防げますよ。

ただし土日祝日対応をうたう業者のなかには、相場から大きく外れた高額な手数料や、不明瞭な追加費用を請求する悪徳なところも存在するため注意しましょう。