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「豊島区の不動産を高値で売るにはどうすればいいのかな?」
「不動産を売る時期は今でいいのかな?」
豊島区の不動産を売りたいと思っていても、売却のタイミングや方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
また、不動産を売却するならなるべく高値で売りたいですよね。
東京23区の北西部に位置する豊島区は、副都心に指定される池袋を中心とした都会的なエリアから落ち着いた住宅街までさまざまな特色を持つ街です。
都内有数の巨大ターミナル駅である池袋駅周辺をはじめ、生活の利便性が高いエリアが多いことから豊島区の不動産は忙しいビジネスパーソンや単身世帯にも人気です。
また、国際的なアート・カルチャー都市を目指した再開発や、女性や子育てに配慮した取り組みも行われておりファミリー世帯からの不動産需要も高いことが特徴です。
しかし、買い手が見つかりやすい豊島区の不動産であっても、売却する時期や方法が適切でないと安く売って損をすることになったり、売れ残ってしまったりすることも考えられます。
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1.豊島区の不動産、今売って大丈夫?
このように不動産を売るタイミングに悩む方も多いのではないでしょうか?
特に2020年から続く新型コロナウイルスの流行により、中古不動産の価格や需要にどのような影響があるのか心配になる方ももいらっしゃるかもしれません。
そこでこの章では、不動産市場の動きや相場などのデータを読み解き、豊島区の不動産売却における現在の傾向を確認していきましょう。
1-1.現在の不動産市場は上昇傾向
現在の不動産市場は全国的に上昇傾向にあり、新型コロナウイルスの流行前の2019年以前と比較しても大きく下落している事実はありません。
以下のグラフは、全国の不動産価格指数の推移を示したものです。
近年の不動産指数の動きを見ると、マンションを中心に全国的に上昇傾向にあることが分かります。
新型コロナウイルスの流行が始まった2020年には一時的な下落が見られますが、2021年11月現在では回復傾向にあるといえます。
1-2.豊島区の中古不動産の相場
以下のグラフは、豊島区で取引された中古マンションの平均㎡単価の推移を表したものです。
2018年第1四半期~2021年第2四半期のデータを見ると、豊島区の不動産の平均㎡単価は緩やか に上昇していることが分かります。
また2019年以前は平均㎡単価90万円前後で推移していましたが、2020年以降は平均㎡単価100万円前後の高水準をキープしています。
以下のグラフは、2021年第2四半期の平均㎡単価を東京23区別に示したものです。
(※2021年第2四半期分を集計)
2021年第2四半期の東京都23区の平均㎡単価は96万1,772円ですから、豊島区の平均㎡単価100万3,028円は東京都の水準より高いことが分かります。
また東京23区で平均㎡単価100万円以上であるのは豊島区を含む9区のみです。
このことから、豊島区は東京都の中でも不動産が高額で取引される地域だといえるでしょう。
不動産市場が安定しており豊島区の不動産も高値で取引されているため、現在は売り時としては悪くないといえます。
確かに最も高く売れるタイミングに売りたいと考える方も多いでしょう。
しかし、将来的な不動産の売り時の予想は専門家でも難しいといわれており、社会や経済の変化により不動産の価格が今後大きく変動することも考えられます。
2.豊島区の不動産が人気の理由は?
豊島区には副都心として知られる池袋だけでなく、高級住宅街のある目白、下町情緒が残る巣鴨などさまざまなエリアがあり、ショッピングや交通などの利便性も 高いのが特徴です。
また、豊島区独自の「子どもと女性にやさしいまちづくり」、文化的な背景を活かした再開発など、高齢者や子育て世帯にも暮らしやすい取り組みが行われています。
この章では豊島区の不動産が人気の理由をご紹介します。
2-1.公共交通機関が発達している
豊島区は新宿、渋谷と並ぶ三大副都心と呼ばれる池袋エリアを中心に、電車・バスなどの公共交通機関が発展しているのが特徴です。
新宿駅に次ぐ巨大ターミナル駅である池袋駅には多くの路線が乗り入れられており、以下の路線が利用できます。
- ・JR(山手線・埼京線・湘南新宿ライン)
- ・西武池袋線
- ・東武東上線
- ・東京メトロ(丸ノ内線・有楽町線・副都心線)
また、豊島区は東京23区でも北西部に位置する地域であり、都心部だけではなく埼玉方面へのアクセスにも便利です。
なお豊島区内や周辺の区への移動にはバスも利用できるため、普段の生活はもちろん電車が使えなくなった場合にも代替の交通手段としてバスが確保できます。
池袋駅発着の高速バスや深夜バスも充実しており、空港へのアクセスや旅行にも便利です。
2-2.ショッピングエリアが充実している
豊島区には大型の商業施設や多くのショッピングエリアがあり、家電や日用品からブランド品までさまざまなジャンルの買い物ができるのが特徴です。
池袋駅周辺にはパルコやルミネ、東武百貨店、西武百貨店などの商業施設が立ち並び、通勤通学で利用する人はもちろん周辺地域や埼玉方面からも多くの人が訪れます。
また、池袋駅東口にはビックカメラやヤマダ電機などの店舗があり、家電を安く購入することができるエリアとして知られています。
池袋のランドマークであるサンシャインシティには、水族館や展望台、プラネタリウムなどもあり、さまざまな楽しみ方ができる複合施設として若者や親子連れにも人気です。
大型商業施設だけでなく、「おばあちゃんの原宿」として知られる巣鴨駅の巣鴨地蔵通り商店街をはじめ活気がある商店街が多いのが特徴です。
2-3.文化的な街づくりが行われている
豊島区は古くから多くの文豪やアーティストが集うエリアであり、現在では文化や芸術的な背景を活かした「国際アート・カルチャー都市」 として街づくりが行われています。
また、豊島区は江戸川乱歩をはじめとする近代の文豪ゆかりの地であり、雑司ケ谷霊園には小説家の夏目漱石や日本画家の竹久夢二など文化人の墓があることでも知られています。
複合商業施設として2019年にオープンしたHareza(ハレザ)池袋には、3棟合わせて八つの劇場がありミュージカルや伝統芸能などさまざまな公演を楽しむことができます。
オフィス棟であるHareza Tower(ハレザタワー)の2~6階には、2020年にTOHOシネマズ池袋もオープンし、最先端のシステムで映画を楽しめる施設になっています。
また、2019年には池袋西口公園が劇場公園としてリニューアルされており、ステージや大型ビジョンを駆使してイベントからコンサートまでさまざまな用途に対応できる空間になりました。
2-4.子育てしやすい環境が整っている
豊島区では「子どもや女性にやさしいまちづくり」をテーマに、誰もが安心して子どもを産み育てられる街を目指した多くの取り組みを実施しています。
2020年に日経DUAL(発行:日経BP)と日本経済新聞社が発表した「共働き子育てしやすい自治体ランキング」では、豊島区が千葉県松戸市に続き全国で2番目に子育てしやすい街として選ばれています。
保育ニーズに合わせて認可保育園の誘致を進めており、2017年には待機児童ゼロを達成し現在もゼロ水準をキープしています。
実は豊島区は2014年に東京23区唯一の消滅可能性都市として発表されています。
以降、豊島区では保育の質の向上や待機児童ゼロなどに取り組み、女性や子育てに配慮したさまざまな施策を実施してきました。
このような取り組みにより現在は人口増加に転じており、出生率も回復傾向を示しています。
また、豊島区は再開発により街や公園も整備が進んでおり、都心部にありながら子ども をのびのび育てられる街としても注目されています。
3.豊島区のエリアと特徴
豊島区の不動産を売却したいと考えたとき、ご自身の不動産があるエリアにどのようなニーズがあるか気になるという方も多いのではないでしょうか。
豊島区のエリアは大きく四つに分けられ、それぞれ特色が異なります。
まずは各エリアの特徴を見て、どのような物件に需要があるか確認していきましょう。
3-1.池袋
池袋は東京都内でも有数の繁華街として発展したエリアであり、新宿・渋谷と並ぶ三大副都心の一つです。
エリアの中心に位置する池袋駅の1日の乗降客数は新宿・渋谷に次ぐ世界3位であり、毎日の通勤通学の時間帯に混雑する印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
埼玉方面に接続する路線も多いため、都内だけでなく埼玉からも多くの人が訪れるのが特徴です。
大型の商業施設やショッピングモール、飲食店なども多く生活の利便性も高いため、忙しいビジネスパーソンにも住みやすい街であるといえるでしょう。
また、東京2020オリンピックの招致に伴う都市整備を皮切りに、豊島区では池袋駅周辺を中心に大規模な再開発が行われています。
2019年にリニューアルした池袋西口公園や2020年にオープンしたHareza(ハレザ)池袋は、「国際アート・カルチャー都市」として発展する豊島区の新たなシンボルになっています。
HAREZA池袋はコンセプトの異なる八つの劇場や映画館があり、文化やアートを楽しめるスポットとして注目されています。
3-2.大塚・巣鴨・駒込
豊島区の東部に位置する大塚・巣鴨・駒込は、都心部へのアクセスが良く庶民的な雰囲気を持つエリアです。
JR山手線沿線の街であり、それぞれ以下の路線を利用できます。
エリア | 利用可能な路線 |
---|---|
大塚 | JR山手線、都営電鉄荒川線 |
巣鴨 | JR山手線、都営三田線 |
駒込 | JR山手線、東京メトロ南北線 |
池袋駅はもちろん東京駅、新宿駅、渋谷駅など都内の主要ターミナル駅にも20分前後でアクセス可能なため通勤通学の利便性も高いエリアだといえるでしょう。
また「おばあちゃんの原宿」という愛称で有名な巣鴨地蔵通り商店街をはじめ、レトロで温かな雰囲気の商店街や街並みが残っているのも大塚・巣鴨・駒込エリアの魅力です。
商店のあるエリアを抜けると落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっており、小さな子どものいる世帯でも暮らしやすい環境であるといえるでしょう。
また、山手線圏内の地域でも生活のコストパフォーマンスが良いエリアあるため、ファミリー世帯やシニア世帯だけでなく若者からの需要も期待できます。
3-3.長崎・千早
豊島区の西側に位置する長崎・千早は池袋に近いエリアであり、商店のある駅前を抜けた先は落ち着いた住宅街になっています。
長崎・千早エリアでは、以下の路線が利用できます。
エリア | 利用可能な路線 |
---|---|
千早 | 東京メトロ有楽町線(要町駅、千川駅) |
長崎 | 西武池袋線(椎名町駅、東長崎駅) |
豊島区長崎はかつて芸術文化や漫画文化を育んだ地域としても知られており、現在ではこの地ならではの歴史を活かした街づくりが行われています。
大正から昭和にかけて長崎周辺には「池袋モンパルナス」と呼ばれるアトリエ村があり、芸術家を志す多くの学生が暮らしていました。
また、手塚治虫や藤子不二雄など日本を代表する漫画家が若いころに暮らしていた「トキワ荘」があったことでも知られています。
生活用品を購入できる商店やスーパー、カフェなどの飲食店も多く、利便性が高いことから単身者・ファミリー世帯ともに需要の高いエリアです。
3-4.雑司が谷・目白
豊島区の南に位置する雑司が谷・目白は閑静で落ち着いた雰囲気の住宅街です。
雑司が谷では東京メトロ副都心線の雑司が谷駅と都電荒川線の鬼子母神駅が利用可能です。
また、池袋駅や東池袋までは徒歩15~20分程度の距離であるため、電車を使わなくても商業地域にアクセスできるのも魅力ですね。
雑司が谷には安産・子育ての神様として有名な雑司ヶ谷鬼子母神堂があり、厳かでノスタルジックな雰囲気の街並みが広がっています。
明治通り沿い以外に高層マンションは少なく、通りを入ると低層マンションや一軒家が立ち並んでいるのが特徴です。
利便性が高いためファミリー世帯はもちろん、単身者からの高い需要も見込めるでしょう。
学習院大学があることでも知られる目白は文教地区であり、山手線圏内にある高級住宅街の一つです。
駅前や通り沿いにはマンションが多く、路地を入ると古くからの邸宅が立ち並ぶエリアが広がっています。
目白台や落合など文京区の高級住宅街にも接しているため、周辺地域を含めて住環境が高水準に保たれているのが特徴です。
駅前にある商業施設「トラッド目白」の他、街中にはおしゃれな雰囲気のカフェや隠れ家的なレストランも点在します。
アンティークの専門店が軒を連ねる「目白新骨董通り」は、おしゃれなスポットとして骨董 (こっとう)品が好きな人だけではなく若者にも人気です。
目白は皇族や華族 に関する歴史も深く豊島区の中でもブランド性の高いエリアであるため、静かで気品のある住環境を求める人や教育熱心なファミリー世帯からの需要が見込めます。
なお、使用できる路線はJR山手線のみですが、池袋・新宿・渋谷・東京などの主要駅には乗り換えなしでアクセス可能です。
4.豊島区の不動産を高く売るコツ
不動産を売るならできるだけ高値で売りたいですよね。
山手線の駅も多く利便性の高い豊島区は、東京23区内でも不動産の人気が高い地域です。
しかし、売却の方法や手順によっては相場より安い値段で売ることになり損をするケースもあります。
高値が付きやすいからといって油断せず、しっかり準備をして適切な方法・手順で売却しましょう。
この章では、不動産を高く売るために知っておきたい売却のコツを解説します。
4-1.「買取」ではなく「仲介」で売る
不動産の売却方法には大きく分けて「買取」と「仲介」の二つがあります。
仲介は不動産会社に依頼して買い主を探してもらい不動産を売却する方法です。
買取は売り主が不動産会社に直接物件を売却する方法です。
不動産を引き渡すまでの手順は、仲介と買取で以下のように異なります。
買取は買い主を探さなくても不動産会社と交渉が成立すれば売却できるため、仲介に比べて早期に取引が完了するのがメリットです。
しかし、買取された物件は不動産会社にとっていわば「仕入れ」になるため、仲介で売却するときの6~7割程度の価格で取引されるのが一般的です。
一方で、仲介で売却する場合には3~6カ月程度かかるのが一般的ですが、より好条件で買い取ってくれる買い主を探して売却するため相場に合った高値が付きやすい傾向があります。
⇒「仲介」「買取」どちらが高く売れる?|不動産売却ノウハウ
⇒不動産仲介とは?契約の種類や売却までの流れ、成功のコツを徹底解説
⇒不動産買取とは?メリットや実際の流れ、仲介との違いを徹底解説!
4-2.複数の不動産会社の査定を受ける
不動産を売り出す前には、必ず複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
複数の不動産会社の査定を受けることには、以下のメリットがあります。
- ・売却する不動産の相場をより正確に把握できる
- ・売りたい物件を高く売ってくれる不動産会社を見つけやすい
- ・仲介を依頼する不動産会社を選ぶ基準になる
実は、不動産会社によって査定額が大きく異なるケースも少なくありません。
そのため1社のみの査定結果で正確な相場を把握することは困難です。
不動産の売り出し価格は相場よりも安ければ損ですし、高すぎれば売れ残りやすくなります。
複数の不動産会社の査定額を比較して正確な相場を把握し、適切な売り出し価格を設定しましょう。
なお、不動産会社によって売却が得意な物件のジャンルは異なり、中には独自の販路を持っている会社もあります。
売却価格に大きな差が出ることもあるため、大手だけでなく特定の物件・地域に特化した強みを持つ不動産会社などいろいろなタイプの業者に査定を依頼するのがおすすめです。
また、不動産会社の中には売り主と契約を取るためだけに、相場より高い見積もりを提示する悪質な業者も存在するので注意が必要です。
査定の結果が出たら必ず不動産会社に査定額の根拠を尋ね、明確な説明があるかどうかを確認しましょう。
不動産売却を成功させるためには、信頼の置ける不動産会社を選ぶことが必要不可欠です。
⇒厳選23サイト!不動産一括査定サイト比較ランキングとおすすめポイント
4-3.リフォームしないで売り出す
このように高く売るためにリフォームしようと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論から言ってしまえば、不動産を売るためだけに個人でリフォームをするのはおすすめできません。
相場にリフォーム代を上乗せして売ることは難しいため、結果的に売り主の手元に残る金額が少なくなる可能性が高いでしょう。
確かにリフォームされた物件は築年数が古くても人気が出ることがあります。
しかし、個人でリフォームする場合には不動産会社のように専門家の判断で行うわけ ではないため、買い主候補のニーズに合わずかえって売れにくくなる可能性もあります。
また、購入後にリフォームをする前提で中古不動産を選ぶ人も多いため、リフォームが無駄になってしまうこともあります。
⇒古い家の売却方法を徹底解説!売却手順から売却後に使える控除も紹介
⇒築年数が経過した中古不動産は売却前に修理や修繕をした方が売りやすい?
5.豊島区の不動産を売却する手順
実際に不動産を売る前に、売却の流れを確認しておきたいという方も多いでしょう。
そこでこの章では、一般的な売却方法である「仲介」について不動産の受け渡しまでの流れを解説します。
STEP1 不動産会社に査定を依頼する
不動産の売却を検討し始めたら、まずは複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
複数の不動産会社の査定を受け、結果を比べることで売りたい物件の相場をより正確に把握することができます。
なお不動産の査定方法は「机上査定」と「訪問査定」の2種類です。
立地や間取りなどの物件のデータや過去の取引データを参考にし、おおよその査定額を算出します。
「訪問査定」はその名の通り不動産会社の担当者が物件を訪問し査定を行う方法です。
実際の不動産の状態を勘案しより正確な見積もりを算出します。
なお不動産会社によって得意とする物件のジャンルや地域、販路などが異なるため、査定額に数百万円の差が出ることもあります。
STEP2 不動産会社を選ぶ
査定の結果が出そろったら、実際に仲介を依頼する不動産会社を選びましょう。
このように思う方も多いでしょう。
しかし、査定額が高い会社が必ずしも良いとは限りません。
査定額はあくまで目安であり、その金額で売却できることを保証するものではありません。
提示された金額を鵜呑みにするのではなく、査定額の根拠を尋ねて納得のいく回答が得られるかを必ず確かめましょう。
- ・査定額の根拠が明確である
- ・担当者の対応が誠実である
- ・売りたい物件の条件に近い不動産の売却実績がある
STEP3 不動産会社と契約する
仲介を依頼する不動産会社を選んだら、不動産会社と媒介契約を交わしましょう。
不動産業界では仲介のことを媒介と呼ぶため、仲介契約ではなく媒介契約と呼びます。
不動産売却における媒介契約には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類があり、それぞれ以下の特徴があります。
契約の種類 | 売却活動に関する報告の義務 | 他社との同時契約 | レインズへの 登録義務 |
自己発見取引 | 契約期間 |
---|---|---|---|---|---|
専属専任媒介契約 | 1週間に1回以上 | 不可 | 契約から5日以内 | 不可 | 最長3カ月 |
専任媒介契約 | 2週間に1回以上 | 不可 | 契約から7日以内 | 可 | 最長3カ月 |
一般媒介契約 | なし | 可 | なし | 可 | 規定なし(3カ月が一般的) |
専属専任媒介契約と専任媒介契約の場合、不動産会社には売り主に定期的に売却活動の報告をしたり、物件情報をレインズに登録したりする義務が生じます。
一方で一般媒介契約の場合、不動産会社には定期的な活動報告やレインズへの登録の義務はありません。
また、専属専任媒介契約や専任媒介契約よりも不動産会社にとっての優先順位が下がるため、売却活動が滞ったり売却状況が不透明になったりしやすいというデメリットがあります。
なお、専任媒介契約と一般媒介契約では自己発見取引を行うことも可能です。
自己発見取引が禁止されている専属専任媒介契約の場合、不動産会社を介さずに買い主を見つけたとしても仲介手数料が発生するので注意しましょう。
自己発見取引を行わないなら専属専任媒介契約を、自己発見取引の可能性があるなら専任媒介契約を選ぶのがおすすめです。
STEP4 不動産会社が買い主を探す
媒介契約を結ぶと不動産会社は買い主を見つけるために以下のような売却活動を行います。
- ・レインズへ不動産情報を登録する
- ・不動産ポータルサイトに不動産情報を掲載する
- ・チラシを作成して近隣の住宅にポスティングする
- ・自社の顧客に打診する
近年ではインターネットを利用して物件探しを行うケースも一般的になっています。
SUUMOやLIFULL HOME’Sなどの一般公開されている不動産ポータルサイトもありますから、売却したい物件がWebでどのようなPRをされているか確認しておくと良いでしょう。
⇒不動産売却時の媒介契約とは?専属専任・専任・一般媒介契約の違い
⇒レインズの不動産検索方法とできること
STEP5 買い主と売買契約を交わす
買い主が見つかったら、売買契約を交わします。
売買契約を結ぶ際には以下のような手続きが行われます。
- ・買い主への重要事項説明
- ・重要事項説明書の交付
- ・契約書類の読み合わせ
- ・契約書類への署名、押印
- ・仲介手数料の支払い
- ・手付金の支払い
売買契約を結ぶ前に、不動産会社から買い主に対して不動産についての重要事項説明が行われます。
その後、売り主と買い主が契約書を確認し、双方が合意したら契約が成立します。
小さなことだとしても契約内容に気になる点があれば不動産会社に必ず確認しましょう。
⇒不動産売却の契約書|売買契約書の確認ポイントと売買契約時に準備するもの
なお、売買契約が成立したタイミングで不動産会社に支払う仲介手数料が発生します。
成約価格 | 仲介手数料 |
---|---|
200万円以下 | 成約価格の5% |
200万円~400万円以下 | 成約価格の4% |
400万円超 | 成約価格の3% |
不動産会社は上限を超える仲介手数料や仲介手数料以外の報酬を受け取ることはできません。
STEP6 不動産を引き渡す
不動産の引き渡しは、売り主から買い主へ不動産の所有権を移す日に行われるのが一般的です。
引き渡しの当日までに、以下の手続きが行われます。
- ・代金の決済
- ・その他費用の清算
- ・必要書類の引き渡し
- ・登記の変更
- ・部屋の状態の確認
- ・鍵の引き渡し
不動産の代金の決済や仲介手数料などの費用の清算は引き渡しを行う前に完了させます。
なお、登記の変更手続きは司法書士に依頼するのが一般的です。
⇒不動産売買にかかる仲介手数料とは?算出方法や上限額などを解説
6.豊島区の不動産売却におすすめの不動産一括査定サイト
不動産会社の査定結果の比較が必要であるといわれても、どうやって複数の会社を見つければ良いのか困ってしまいますよね。
そんな時に便利なのが、不動産一括査定サイトです。
不動産一括査定サイトは、その名の通り無料で複数の不動産会社に同時に査定を依頼できるサービスです。
不動産一括査定サイトを使えば売りたい不動産に合った不動産会社の絞り込みや査定依頼が簡単にできます。
不動産一括査定サイトは、築年数や立地など売りたい不動産の情報や売り主の連絡先などをサイトのフォームに入力するだけで利用できます。
また、独自の基準を設けて悪質な業者の排除に取り組んでいるサイトも多いため、自力で探すよりもだまされてしまうリスクが少ないといえるでしょう。
ちなみに不動産一括査定サイトと一口でいっても、特性や強みは以下のように異なります。
「大手の不動産会社のみ」「特定の物件に強い」「地域密着型」など、不動産一括査定サイトによって参加している不動産の数や傾向、規模はさまざまです。
査定を依頼できる不動産会社も異なるため、複数のサイトを組み合わせて利用するのがおすすめです。
ここからは、豊島区の不動産売却におすすめの不動産一括査定サイトとその特徴を紹介します。
おすすめ1 HOME4U:安心安全・実績十分の老舗サービス
参加不動産 会社数 |
1,800社 |
---|---|
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
査定可能不動産 | マンション一室、一戸建て、土地、ビル一室、店舗・事務所・倉庫、マンション一棟、アパート一棟、ビル一棟、その他 |
代表的な参加不動産会社 | 三井住友トラスト不動産、三菱UFJ不動産販売、みずほ不動産販売、京王不動産、CENTURY21など |
HOME4Uは2001年にサービスが開始された日本で最も歴史の古い不動産一括査定サイトです。
大手から中小まで全国1,800社以上の不動産会社が参加しており、都市部から地方まで幅広い地域をカバーしています。
官公庁などとも取引がある「NTTデータスマートソーシング」というNTTデータグループの企業が運営を行っており、個人情報の取り扱いに関しても安心できるでしょう。
またHOME4Uは悪質な不動産会社を排除するための独自の取り組みを行っています。
査定は同時に最大6社まで依頼することが可能なので、信頼できる不動産会社を効率よく見つけることができるでしょう。
おすすめ2 すまいValue:業界をけん引する大手6社が運営
参加不動産 会社数 |
6社(全国対応875店舗) ※2023年4月10日時点(賃貸専門店舗を含む) |
---|---|
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
査定可能不動産 | マンション、一戸建て、土地、マンション一棟、ビル一棟、アパート一棟、その他 |
運営不動産会社 | 東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井不動産リアルティ、小田急不動産、野村不動産ソリューションズ |
すまいValueは、不動産仲介を行う不動産会社のなかでも特に大手といえる6社が共同で運営を行う不動産一括査定サイトです。
東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井不動産リアルティ(三井のリハウス)、小田急不動産、野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+)の査定を一括で依頼することができます。
参加不動産会社数は少ないものの、複数の大手不動産会社に同時に査定を依頼できるという唯一無二の特長があるため、利用価値が高いサイトだといえるでしょう。
なかにはすまいValueにしか参加していない大手不動産会社もあります。
参加不動産会社数の多い他の不動産一括査定サイトと併せて利用するのがおすすめです。
おすすめ3 SUUMO:知名度No.1だから安心感も抜群
参加不動産 会社数 |
不明 |
---|---|
同時査定依頼可能数 | 非公開 ※査定可能会社数は物件所在地によって異なります |
査定可能不動産 | マンション一室、一戸建て、土地 |
代表的な参加不動産会社 | 野村不動産ソリューションズ、大京穴吹不動産、CENTURY21、京王不動産、東宝ハウスグループなど |
賃貸探しのポータルサイト「SUUMO」は、不動産一括査定サービスも運営しています。
大手から地域に密着した中小規模の会社まで幅広いタイプの不動産会社が参加しており、多くの候補から売りたい物件に合った不動産会社を絞り込むことができます。
また、売却実績や営業スタッフの人数など査定を依頼できる不動産会社に関する詳細な情報が確認できるのもうれしいポイントです。
SUUMOは耳なじみのある安心感抜群のサービスを利用したいという方におすすめです。
おすすめ4 LIFULLHOME’S:参加不動産会社数最多クラス
参加不動産 会社数 |
3,292 |
---|---|
同時査定依頼可能数 | 最大10社 |
査定可能不動産 | 一戸建て、土地、マンション、投資用区分マンション、投資用一棟アパート・マンション、倉庫・工場 |
代表的な参加不動産会社 | 三井住友トラスト不動産、三菱UFJ不動産販売、みずほ不動産販売、京王不動産、大成有楽不動産販売など |
HOME’S一括査定は総掲載物件数ナンバーワンの不動産ポータルサイトLIFULL HOME’Sが運営する不動産一括査定サイトです。
CMなどでHOME’S全国3,000社を超える不動産会社が参加しているため、他の不動産一括査定サイトで条件に合う不動産会社を見つけられなかったとしてもHOME’S一括査定なら見つかる可能性が高いでしょう。
また HOME’S一括査定ではユーザーが安心して利用できるような工夫が凝らされています。
参加できる不動産会社はHOME’Sが設けた独自の基準をクリアしている会社のみであるため、個人情報の取り扱いも徹底されているので安心して利用できます。
HOME’S一括査定なら売りたい物件に合う不動産会社を見つけることができるでしょう。
おすすめ5 おうちクラベル:高精度なAI査定が魅力
参加不動産 会社数 |
非公表 |
---|---|
同時査定依頼可能数 | 非公表 |
査定可能不動産 | マンション、土地、一戸建て、一棟マンション・アパート、その他建物 |
参加不動産会社 | 大京穴吹不動産、大成有楽不動産販売、CENTURY21、ロイヤルハウジング、POLUS、三菱UFJ不動産売却、オークラヤ住宅、京急不動産、三井住友トラスト不動産、KEN、SRE不動産(旧ソニー不動産) |
おうちクラベル(旧おうちダイレクト)はソニーグループで東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定サイトです。
大手から地域密着型まで優良かつ実績豊富な不動産会社が多数参加しているため、ご自身の物件の売却に適した会社がきっと見つかりますよ。
おうちクラベルの最大の特徴は従来の不動産一括査定サイトのように提携する不動産会社に査定を依頼できるだけでなく、AIによる高精度な査定を無料で行えることだといえます。
査定額は個々の不動産会社によってばらつきが出ることも多いため、AI査定価格でおおよその相場をあらかじめ把握しておけるのは安心ですね。
またおうちクラベルは、売り主のみの仲介を行う「片手仲介」専門で他社よりも高い査定額を出してくれるといわれているSRE不動産に一括査定が依頼できる点も大きなメリットだといえるでしょう。
現在のサービスエリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県に限られていますが、SRE不動産に査定依頼をしたいという方も要チェックですよ。
7.まとめ
以下の理由から、豊島区にある不動産の売り時として現在は悪くない時期であることが分かりました。
- ・不動産市場の動きは緩やかな上昇傾向にあり全国的に安定している
- ・豊島区のマンション価格も上昇傾向であり高い水準を保っている
- ・東京23区内でも豊島区は不動産が高額で取引される地域の一つである
また、豊島区では大規模な再開発や子育て事業などが積極的に行われており、ファミリー世帯や若い世代から住みたい街として注目されています。
エリアごとに購入希望者層のニーズは異なりますが、比較的どのエリアも需要は安定しているといえるでしょう。
なお、豊島区の不動産を高値で売却するには以下のポイントが重要です。
- ・買取ではなく仲介で売却する
- ・複数の不動産会社の査定結果を比較する
- ・不動産会社を選ぶときには査定額だけでなく査定の根拠を重視する
同じ豊島区の不動産であってもエリアや物件の条件によって不動産の価格は異なります。
まずは不動産一括査定サイトを利用して複数の不動産会社の査定を受け、結果を比較して相場を把握すると良いでしょう。
また、不動産売却を成功させるためには、不動産会社選びが最も重要であるといっても過言ではありません。
査定を受けたら必ずその根拠や不動産会社の対応などを確認し、信頼できる会社かどうか見極めましょう。
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